意味

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小宮山と筒井が遠征に帯同しているという報道があったが、10/1は二人とも登録されず。練習パートナー?


レギュラーシーズン、最後の「生きた試合」が終了。タイガースにしては本当に珍しく、先制、中押し、ダメ押しで9得点という理想的な加点ができたし、投手リレーも万全だった。それなのに最後は2点差。「負ければ終わり」、微かにクラシリ出場の可能性を残していたベイスターズの、この一戦にかける意地と気迫がそうさせた。
思えば今季タイガースの浮き沈みは、常にベイ戦の成績と連動していた。春の大連敗もベイ戦の2敗1中止が響いた。7,8月は、ベイとの対戦を優位に進めたことでG、Dにも圧力をかけながらジリジリ上昇。そして9月上旬、3タテで連勝の勢いを加速させ、東京ドームでジャイアンツも3タテ。一気の10連勝で先頭に立った。そして息切れしたタイガースを谷底へ突き落とし、疲れ切ったJFKを木っ端微塵に粉砕したのもベイスターズだった。前年最下位のベイが07の大混戦を演出したのは間違いない。Dに互角以上、Tには大きく負け越し、Gにはメタメタやられる。キングメーカーぶりも健在だったね。
5?0とリードした5回ウラ、四球の後、野選、エラー、併殺崩れと微妙な守備の乱れ、微妙な判定が重なる。二度にわたってデカい体をばたつかせながらグラブを叩きつけて怒りをあらわにする下柳。一つ目は秀太のエラーが出た直後、もう一つは6?4?3と渡った併殺プレーが、きわどく一塁セーフとなった直後。もともと態度に出す方ではあるが、ここまで味方バックに向けられるものは珍しい。
無意識に出たことなのか、意識的にしたことなのか。下柳は常に「どう見られているか」を意識している人なので、相当部分わざとやった行動だと思う。
その心は?ゴロに対して攻めて行かない秀太を刺激して、チームを鼓舞した?「自分を棚に上げ」る蛮行で、エラーへの批判を弱めた?そわそわし出したチームに対して、自らが大暴れして「まあまあ落ち着いて」という空気を作りたかった?わからん(笑)。ただの八つ当たりが正解かもね(笑)。
でも良い子のみんなは真似しちゃいけない。お父さんお母さんに買ってもらった道具は、粗末にしちゃいけないよ。ああいうことが辛うじて認められるのは30歳以上だからね(笑)。
下柳の投球内容は、まあ普通かな。直球、スライダーはしっかり投げられていたので、逃げる系の制球さえ良ければ、ドラゴンズ戦でも十分勝負になると思う。
わざとと言えばダーウィン。あれ、わざとやったにしても、わざとじゃないにしても、おぬし出来るな(笑)。1点差の9回表、球児を楽にさせる1点が欲しい、いやできたら2点入れて3点差にしてやって欲しいと思っていたら、4点も取っちゃって、そら取りすぎやがな(笑)。いやチームの勝利のためには何点でも欲しいし、見事な攻撃だったんだけど、球児のセーブ王は、岩瀬が1差に迫ってきていて、どうせここまで来たのなら取らせてやりたいやん。おあつらえ向きだったのになぁ、まあ個人よりチームやね。
ということで9回ウラ5点リードのマウンドにはダーウィン。ところが連続二塁打で1点返され4点差、さらに連打で無死一三塁。2連続HRで同点になるからセーブシチュエーション、藤川登場。併殺(1点入る)、ソロHR(これで2点差)、中飛で試合終了。
「勝てばいいんです。なんぼ打たれてもね」(スポニチ)という球児の考え方は圧倒的に正しい。球児にとっては、今絶好調であることに何の意味もないからね。
そして、「公式記録員、セーブて言うた?なあ言うた?」(サンスポ ちょっと脚色w)と執拗に確認する岡田監督が微笑ましい(笑)。
まあセーブ記録というのは、「貧打&辛勝チーム」の看板みたいなもんで、外的要因に左右されるから、あまりこだわりすぎてはいけないのだと思う。それこそわざと狙い始めたら違うゲームになっちゃうからね。でもこれで岩瀬と2差、Dは残り3試合だから、タイトルまで「マジック1」、単独なら2やね。
見事な9回の攻撃は、無死で矢野がヒットで出塁、秀太がしっかり送って、赤松凡退(新チームの期待こめての打席、またしてもいかんねぇ…)、代打桧山敬遠の二死一二塁で、関本じっくりカウントを作って2?3からタイムリー、シーツも一二塁2?3からタイムリー、金本もタイムリー、今岡までヒットで続いた。1点もやれない場面で、外野が前に出て来る。そこで投手に圧力をかけることでカウントを2?3まで持って行き、走者がスタートできる状況を作ったことで、面白いように点が入った。ベイ必死の継投も、中継ぎエース加藤で力尽きたという感じだった。
新チームメンバーにとっては、今(わずかな残り試合で)絶好調であることに大きな意味がある。今岡の充実振りは最高に嬉しい。先制スリーランHR含む3安打5打点。解説不能な打撃が戻ってきた。もうわずかなシーズンだけど、もう、考えられないくらい、もう、マンガみたいに打ちまくって欲しいわ。05年みたいにね。この日より、もっともっと大きな試合で、もっともっと大きな意味のある一打を打ってくれることを楽しみにしてるよ!絶対やるよな!
さて、もう2位とか意識する必要なし!それよりもわずか2つしかない「消化試合」を意味のあるものにすべし!

コメント

  1. ichiken より:

    >「公式記録員、セーブて言うた?なあ言うた?」
    うーん…。岡田はん、前に言ってた、
    これ↓を本当に実践してるんですね…。そんなに気になるなら、これを機会にルール覚えたらええのに…。
    >まあ、よう分らんわ。もう考えんと出して、後でつくんか聞いたほうが楽でええわ

  2. banzai より:

    おいらも昨日の下やんはわざと派手に演出してんなぁと思って見てた。今出てるナインの中で一番標的にして害がないのは悪いが秀太だろう。
    今の流れじゃどう転んでもCSで勝ち目はない。何か起爆剤が必要。おいらと同様に下やんも真面目でおとなしいこのチームをどうにかして奮い立たせたかったんじゃないのかな?窮地に追い込まれた時に自ら打開してやろうという気持ちの選手がいない現状を打破すべく演出・・もしや秀太もグルのヤラセだったんじゃ?
    まぁこの起爆剤が暴発に終わろうが今のドン底状態より悪くなる事もないだろう。もしこれでナインの士気に火がつきゃ儲けもの、シケり続けてた今岡爆弾には着火の兆しあり。
    さすがに今日は東京ドームが主役の日。しかし裏で行われる横浜戦、ナインの気迫に注目しておこ。

  3. ごんたくれ より:

    今岡が復帰後しっかり振れている。思えば前半戦低迷したのはチャンスでの今岡の勝負弱さ。
    当てにいくバッティングで投手に何のプレッシャーも与えない。それが2005年のシーズンのような打撃が出来てきた。バネ指も治りいい状態になったのかな?鳴尾浜で猛練習をしてきたのだろう。公式戦としては残り2戦。「遅れてきた男が輝きを見せる時。」今岡頑張れ!
    あと下柳。2度のグラブ叩きつけはやりすぎ。リズムが狂うし苛立つのはわかるけど…。
    ダーウィンには助演男優賞を与えましょうか。このまま球児がタイトルを取れれば。
    CS肯定派ではないのでCS以降については今年はボーナスゲームとして観戦します。

  4. 田舎の虎おばさん より:

    放送時間の最後の方で、場内アナウンサーが、負け投手吉見、セーブ藤川って、かすかに聞こえて、儲けた!!って思った私は、岡田さんと同じレベルです・・。(笑)下柳さんのグローブ叩きつけ行為は、何に怒っているのか、意味不明でした。怒るんだったら、自分自身にでしょうが・・!!<あれじゃあ、嫁はん来んわなぁ・・>と、亭主が一言。それにしても、点が入ると、明らかにほっとするのか、すぐ貧打にもどるのは、(粘りがなくなる)どうにかしないと!!

  5. x_x より:

    CS確定で、ほっと一安心。
    最後の最後まで気を入れて見なくてはいけない試合が多くて大変。
    反面それだけドキドキワクワクでおもしろいねんけど…
    ダーウィンはふりだったのね。
    toraoさんの解説で納得。
    私はそこまで読めなくて、テレビに向かってなんでやねんとつっこんでました。
    矢野も打てるんやったら出し惜しみせんと、最初から打ってや。
    虎さんはしっぽを踏まれるまで動かないんだから困ったもんだ。
    今日・明日はすっきりよろしくお願いします。

  6. クリキントン飛雄馬 より:

    実は阪神は交流戦を除いたセリーグ内だけの勝敗で昨日で残り2試合でマジック2が点灯しました。2位は中日で 0・5差、3位は巨人で1・0差のこれまた大混戦です。 CSを決めた今、こんなことで一喜一憂している自分です。セリーグだけなら優勝だと言い張りたいですからね

  7. なな より:

    シモさんは野手が打たなかったり、中継ぎ・抑えが炎上したりのなんだかんだで、前回の勝利から1ヶ月勝ちに恵まれてなかったのにイラついていたんじゃないですかね。全部良い訳ではないけど、先発する試合は、だいたい3点以下くらいに抑えてましたし。2桁勝利に到達出来るか瀬戸際でしたもんね。CSでは落ち着いて頑張ってほしいものです。

  8. 真弓 より:

    to torao様
    うしっ!
    これで日本一への扉が開きましたね♪
    疲れきった選手達には体のケアをし直してもらい、みんなでまた応援しましょう!

  9. KIKI より:

    今岡さんの復活は何か「スラムダンク」のミッチーこと三井寿を思い出してしまうんです・・・
    お互い天才プレイヤーと呼ばれ、輝ける功績を残したにも拘わらず怪我によりチームを離脱。
    三井の方はその後不良グループに入っちゃうんですけど(笑)
    復活後は同僚に「まだ錆びついちゃいなかったようだな」と言わせるプレーで勝利に貢献・・・
    それとね主人公の桜木花道も虎の広大くんと似ている様な気がするんです。

  10. 一虎ファン より:

    またまた、遅れてきた乗客が一人。
    しかも、バスの行き先は変わっています。
    でも、まあ、とにかく乗りたまえ。
    喜びを分かち合える仲間は一人でも多いほど良いですよね。
    それにしても秀太。
    クラシリでのリベンジのにおいがプンプンです。

  11. とらぽるた より:

    昨季まで秀太と野口はもっとも打席に立たせたくない打者でした。とんでもないボールに手を出し、打てる雰囲気がまるでなかった。今季の野口は打撃開眼!!でも秀太は相変わらずですね。おまけに肝心の守備と走塁でポカが続くのでは使えない。私は大和を使ってほしいし、彼のショートを見たい!首脳陣は大和が成長したらセカンドでと思っているかもしれないが、ぬるま湯に浸っている鳥谷と勝負させるべきです。バットも振れないような状態で連続イニング出場などにこだわっているようでは、青木はおろか後輩の田中浩にも抜かれてしまう!

  12. torao より:

    to ichikenさま
    よっぽどビクビクしながら球児をコールしたんですね。だけど、そんなに難しいかなぁ(笑)。
    to banzaiさま
    良いねぇ、「秀太仕掛け人説」(笑)。そんな余裕のあるチームなら強いだろうなぁ(笑)。
    to ごんたくれさま
    春先は相当体調が悪かったのでしょうね。できれば魔法が効いているうちにクラシリを…(笑)。
    to 田舎の虎おばさんさま
    >それにしても、点が入ると、明らかにほっとするのか、…
    点を失うと、投手が落ち着くってのもありますから、こっちだけのことでもないと思いますよ。確かに点差があると、ちょっと「考えなし」になる傾向はありますけどね。
    to x_xさま
    相手があるってことですよ。なかなか自分たちの思い通りにはなりませんから。特にベイは守備の乱れさえなければとても手強い相手だと思います。
    to クリキントン飛雄馬さま
    またマニアックな楽しみ方を…(笑)。確かに最終的にそういう数字を持ち出したりしますからね。でも消化試合はカウント外でいいかな(笑)。
    to ななさま
    いらついていたのは間違いないでしょう。あの大暴れが良い方に出てくれれば良いですね。
    to 真弓さま
    ですね。2週間足らずの調整期間が実に重要ですね。
    to KIKIさま
    なるほど、そうするとゴリが彼で、メガネくんがアレで、流川があいつで、リョータがヤツで…。まあ気持ちはわかりますが、そんなに良いもんじゃないような気も(笑)。
    to 一虎ファンさま
    行き先は変わってないんですが、経由地がひとつ飛ばされて、直通になってしまったんですね(笑)。
    プンプン?そうかなぁ…(笑)。
    to とらぽるたさま
    将来的に大和はショートで使うと思いますよ。
    二軍からの人選については、かなり良いシーズンだったと思うので、信用してやっても良いんじゃないでしょうか。
    良いものを使い、悪いものは使わない。悪くても我慢すべきものは使い、悪い時に使うべきでないものは使わない。機が熟した者を使い、まだの者は使わない。それができているか、できていないか。いずれにせよ、選手起用は首脳陣マターですから、選手に責任はないと思います。

  13. 威虎児  より:

    秀太!負けるな!意地でも頑張っ、てほしい。アイツはパワー付けて一皮剥けたら打つほうは、まだまだ伸びるで。toraoさん、そうおもいませんか?

  14. Salut より:

    出張で日本にきたら、ホテルのTVでGの胴上げ目にしちゃいました。(LEEの特大HRすごかった。)
    これが虎であればなって言っても仕方無し….
    Gファンのみなさん、おめでと。
    さあ浜スタはどうかなって確認したら、新人投手に初勝利&初打点の完封負けですか?
    CSに向けてチーム内の頭と気持ちの切り替えできてるのか心配ですが、G,Dに
    勝ち越してるのは事実ですから最後まで頑張って応援しましょう。

  15. 西田辺 より:

    >わざとと言えばダーウィン。
    おぬし出来るな(笑)
    私もあの場面、「おっしゃ!今度こそ球児セーブ付く場面や!でかしたダー」
    と言ってしまった(笑)
    下柳怒りのポーズ。
    あれねぇ、狙いだったか何だか分かりませんが、
    絶対やって欲しくなかった。
    矛先が秀太だからOKとか、チームを鼓舞する為とか
    如何なる理由があろうとも、アレはダメ。
    矛先を向けられた選手だけじゃなく、野手全体に
    鼓舞どころか、萎縮が生まれてしまう。
    それが証拠に、アレ以降の攻撃3イニング連続
    3者凡退(三振7つ)。
    決して良い流れは呼び込めていない。
    もう39のいいオッサンなんだから、別の方法を考えましょうね(笑)
    ここに来て球児は『1点差でも何でも勝てば良い』と、
    ある意味クローザーらしい思考が生まれてきましたね。
    勿論、ベストパフォーマンスに程遠い現在の体調から
    生まれた思考だとは思いますが、これからの
    短期決戦はそれで良いと思います。
    勝つ事以外は意味のない戦いが続きますからね。

  16. 太めのおじさん より:

    携帯からなので、操作がだるい、酔っ払っているので、元々おばかなのが2割増し、ということで支離滅裂ですが、
    読売さんよ、優勝おめでとう
    阪神は、クライマックスシリーズ勝て!!
    1年間の結果うんぬんかんぬんというお話しもあるけど、リーグ優勝チームがリーグ3位のチームに3敗すんなってことです。
    おいらは、3日の神宮へ行きます。アニキにお礼をいわなくては。

  17. torao より:

    to 威虎児さま
    >toraoさん、そうおもいませんか?
    とせっかくおたずねいただきましたが…、ノビシロはあまり期待できないのではないでしょうか。むしろ素晴らしい気迫があったはずなのに、ずいぶん大人しくなっちゃったのがもったいないと思います。
    to Salutさま
    どっちにしても間が空きますので、今ゲームですべきことをそれぞれができれば良いとは思うんですけどね。できてない選手が多すぎです。
    to 西田辺さま
    下柳の行動には驚きましたね。エラーのあとでグラブを叩きつける投手なんて、いつ以来だろう。なんか昔のプロ野球を見ているようでした(笑)。
    しかし良くあの回1点で済みましたよね。なんやかんやいろいろ考えた結果があれなのかと思うと、瞬間的に感じた嫌悪感も薄らいで、ちょっと笑っちゃいます。
    to 太めのおじさんさま
    そう。優勝は優勝で大いに喜んだら良いんです。これで本編は完了。来週からは外伝がスタートです。

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