本日、島野育夫さんの告別式が行われる。タイガースの選手たちは、ユニホーム姿で参列するという。
スポーツ紙各サイトからひろった関係者から島野さんへの言葉を切り貼りして、哀悼の意を表したいと思う。
野原「(鳴尾浜に)来たら声をかけてもらいました。若い選手もよく見てもらっていました」
杉山「『おまえが1軍で頑張らな、どうするんや』と、いつもハッパをかけてくれました。鬼軍曹というイメージはずっとピンと来ませんでした」
渡辺「『打たれてもいいけど、思い切って投げろ』と言われました」
庄田「僕ら、下(2軍)の選手にも良くしてくれた」
「走塁に厳しかった。凡ミスをした時、『1軍では絶対いかんぞ』と言われましたね。でも自分のバッティングを評価してくれた。『1軍レベルなんだから、腐ったらあかん』と言ってくれました」
桜井「腐りそうなとき、落ち込んでいるときに声を掛けてもらいました。『気持ちで負けるな。チャンスがあるから腐るなよ』と。来年は、1軍で活躍して、天国で応援してもらいたい」
福原「驚きました。ファームにいた時から、よく声をかけてくれました。残念です」
安藤「03年、当時の星野監督やコーチから、登板した試合での失敗を指摘され、頭に血がのぼったことがあった。ヘッドコーチだった島野氏は『おまえが頑張っているのは分かっている』と気遣ってくれた」
下柳「電話で聞いただけで、とても信じられない」「思い出はいっぱいあるから…。見守ってくれているというか、オレらは任せてもらっていた。子供の頃、怖いけれど可愛がってくれる、近所のおじさんというかな」
大西崇之Gスカウト(元D)「たくさん失敗したのに、あとで気にするな、気持ちを切り替えて頑張れという言葉に何度も救われた」
関川浩一Eコーチ(元T、元D)「島野さんのようなコーチになりたい。本当にボクらのことを良く見ていてくれた」
赤星「同じ外野手で、いろんなことを教えてくれた。人間としての大事さもね、いろんな意味で教えてもらいました。『あまり体が大きくなくて、レッドにはいろいろ通じるものを感じるんだ』と言っていただいたこともありましたから」
金本「『おまえには何も言わない』とな。口癖で『カネのおかげでメシを食える』と冗談を言っていた。怒られたことはないけど、好きにしろと言われたら、責任も出る」
今岡「2002年に『おまえを一人前にする』と言っていただいて、その後タイトルも取らせていただいた。ゆっくりと僕らを見守ってほしい」
藤本「今も信じられない。いつでも『ここまで来たのもお前の力や。信じていけ』と一番に励ましてくれた。野球で恩返ししたい」
岡田監督「ユニホームを着ていた時も、フロントに入っても、最終的に相談するのは島野さんだった。現役を少しでも一緒にやれたのが幸せだった」
中村豊コーチ「(今季で自身は現役を引退したが)控え選手にありがたい存在だった。『お前らがいるから、レギュラーは思い切ってやれる』と言われました。最高のコーチ像だと思います」
コメント
身近にいたひとたちの言葉は、重いですね。
こうして改めて読んでみると、島野さんはひとりひとりの心の深いところにいるんだなと思いました。
島野さんが残してくれたものは個人にも球団にもとても大きなものですね。
何者にも代え難い人材を失ってしまいました。
阪神に限らず「島野さんの子供達」は、氏の遺志を継いで
頂きたい。
それが唯一の恩返しと供養になると思う。
氏が雲の上から、ニッコリ笑って頷いてくれる様な野球を
望みたいです。
「地味なスペシャリスト」の現役時代を知るものとしては、星野さんのような華のある野球人生とはまた一味違う、味わいある野球人生であったように思います。
星野さんが体調を壊して監督を退任した後、日々元気さを取り戻されたのとは対照的だったことも印象深いです。さぞや星野さんの下でのヘッドコーチは激務だったことでしょう。
星野招聘でタイガースに「星野効果」をもたらしたのは紛れもない事実ですが、その実効部分の半分は「島野効果」でもあった気がします。
島野さんの魂を中村豊新コーチに継いでもらいたいものです。
島野さんのご冥福をお祈りします。
「参謀」という言葉がぴったりの方でしたね。
名監督+名参謀。師弟関係とも少し違う。
こんなコンビはもう出てこないかもしれませんね。一心同体をそのまま表した関係でしょうか?
改めてご冥福をお祈りいたします。
島野さんにかわいがってもらった人たちはそれぞれの立場で精進し、ファンは島野さんの功績を忘れずにいる。それがなによりの供養でしょう。
メンバーがユニフォームで参列したらますます泣けそうです。島野さんに敬意を表してる姿が心を打ちますな…
おふくろをショートステイで預かってもらい、久しぶりの一泊旅行。
カミさんに任せたら、案の定「宝塚観劇付き有馬温泉」となった。
駅のスタンドで島野さんの訃報を知った。
「この人、えらい人?」「えらいと言うか、しんどい仕事をした人だね。ほら、胃がんだよ。」
「星野さんと仲いいの?」「星野の右腕。竹中半兵衛かな。」
「えっ、小栗旬くんがやった役じゃない!この人顔がこわすぎない?」
顔じゃねーつうの!!すっすみません!死者にムチ打つような。(汗)
星野の参謀役というイメージが強いけど、若手に混じって辛抱強く育成するの好きなんだろうな。
選手たちの声を聞くとそんな気がする。
それをやろうとすると、星野さんに呼ばれてまた修羅場へ。
お疲れ様。安らかにお休みください。
さて、カミさんは早くも「昼は宝塚、夜は甲子園ってのもいいわねえ。」と懐柔案を思いつく。
その前に、「宝塚日帰り弾丸バスツアー」も2、3回ありそうな雰囲気である。
あれ、このトシになると結構辛いです・・・。
眼力そして人望だね。
現役時代の役割は川籐にかぶるところもあるようだが,引退後はそれぞれ違った持ち味があるんだな。
関川もそうだけど,豊にはほんと島野さんのようになってほしいわ。
あと和田コーチが近いんじゃないかな。
to まつたかさま
鬼コーチというイメージとかけ離れた、やさしい人ですね。
to ちえ虎さま
皆がかけがえのない人というのがよくわかりますね。
to 西田辺さま
現役を退いてコーチになる人もいるでしょう。影響大きいでしょうね。
to いわほーさま
>…その実効部分の半分は「島野効果」でもあった気がします。
半分なのか、それ以上なのか、選手たちの声を聞いていると、そんな気がしてきます。
to 源五郎丸さま
>こんなコンビはもう出てこないかもしれませんね
川上&牧野から承継したものを引き継ぎする人がいなかったかもしれませんね。
to 一虎ファンさま
どうやら皆、心に強く期するものがあるようですね。
to ラリホ?さま
ユニフォーム姿。野球選手の正装とは言いますが、すごいインパクトでした。
to とらぽるたさま
仲睦まじくて結構ですね!(笑)
弾丸バスツアーは、バスの種類にもよりますね。やっぱり良いバスは楽でした。
to 広虎さま
本気になって、その選手の身になって、とことん関わるという覚悟があったのでしょう。そのためなら、胃に穴が空くことも厭わなかったと。簡単じゃないと思います。