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公式戦ではないのだが、二軍は社会人チームと交流戦中。


5/19は三菱重工神戸と対戦し、濱中が4打席立って(無安打)、小嶋が5回5安打1失点で負け投手になったとのこと。5/20ニチダイ戦(鳴尾浜)は辻本が先発するとのこと(サンスポ)
それは良いんだけど、辻本の父親が逮捕されたって?(報知)なんかタニマチっぽい人だったように記憶したが、いかんねぇ…。
シーツが2HR。正田コーチからガムをもらってリラックスして打てたとか。気の持ちようとしか言いようがないエピソードだが、意外とそんなもんかも知れないね。ボール球に手が出る、ストライクに手が出ないというのは構えやスイングの形もさることながら、メンタルのおちつきのなさが大きいから。アンディはいつでもニヤっと笑っているくらいがちょうど良い。
桜井プロ初安打。第一打席では初球外のチェンジアップをひっかけて遊ゴロ。そして次の打席、同じ球をきっちりと右前に弾き返した。前日から積極的に振っているのが良い。バッテリーにしてみれば、長打力があるのはわかっているから、まともに行きたくなかったのだろうが、すぐに対応して余裕でヒットにした。今年のキャンプでも、ただ飛ばすだけの打者ではなく、実戦向きな所を見せていたからね。大勝ムードを引き寄せるチャンスメークの功績大。守備のボロもそのうち出るだろうが、何より落ち着いて対応することで上手くなる部分はある。使うチャンスがある時、どんどん使っておいて欲しい。
杉山は前回の方がずっと出来が良かった。立ち上がり思う所に球が行かない。しかしやっぱりベイスターズは5連敗中、負けるチームの条件を満たしている。好機で焦り、ミスが出る。相手に見下されて押さえつけられる。思い切りが悪くなりまた焦るの悪循環。経験者が言うんだから間違いない(笑)。
二回一死満塁、牽制球で二走吉村を刺した場面が、この試合の流れを決めるハイライトになったが、打者土肥という場面で二走が大きくリードオフを取る必要性などまったくない。もちろんそれを見逃さなかったタイガース守備陣は立派の一言。アウトに結びつけたのは、全員の集中があったからこそ。
乗せてしまうと杉山は楽な投手。特にベイ打線は前回の対戦とうってかわって結果を恐れてしまっているからトントンと打ち取れる。矢野もなんか吹っ切れたような思い切りの良いリード。直球、スライダーの外出し入れをベースに、時にゆるいカーブやフォークで目先を変えながら、時にシュートの連投でグイグイ攻め込みながら、まったく絞らせない配球をした。
そんなわけで、大量リードに守られて、試合の最後の方は楽な気分でいられたのだが、それぞれ楽な気持ちで打席に入れたから生まれた得点。その楽な気持ちを生み出すもとは、ベイスターズの不調ということになってしまうのだけれど、結局は相手のほころびをしっかり見て、やるべきことをやるという冷静さと集中力と積極性。初回の先制点につきると思う。
決して得意なタイプではない土肥に対して、鳥谷はコンパクトなミート狙いで三塁線を抜く。関本死球の後、シーツは右方向を心がけるもやや早めに当たってセンター右へのフライ。鳥谷は捕球体勢不十分と見るや躊躇無く三塁を取る。これで一死一三塁。外野フライでOKのこの場面、2?1と追い込まれた4番金本は、もっと確実な併殺崩れでOKと冷静に判断した。併殺を崩すなら6?4?3に限る。ベイのセカンドは仁志、踏ん張って反転する送球にかつての勢いはない。かくしてどうやってもショートゴロにしかならない打ち方できっちり1点をもぎ取る。
やれることを確実にやれば良いんだ。豪快にスタンドに放り込む1点や、格好良くキッチリと打ち上げた犠飛で取る1点より、こういう泥臭い1点の方がまわりを楽にさせる効果は大きい。
楽が楽を生み、もっと大きな楽を呼ぶ。好循環の推進力は、いつでも小さな献身から始まるのだ。

コメント

  1. zero-52 より:

    スギヤマキタ─wwヘ√レvv!)(゚∀゚)─wwヘ√レvv!)─ !!!
    調子を維持して積み重ねよ、勝利。
    2塁牽制に対する新聞のコメント。
    「いつもはサインを見ないけど、今日はたまたま見た」
    ・・・ほんと?

  2. 西田辺 より:

    二軍、アマ交流戦。
    三菱神戸の野球部って、かの「ミスタータイガース」の
    息子さんが在籍してるんですよね。
    背番号も同じ31で。
    評判の方は・・・・ですが。
    おすぎ。
    よくぞアレで完封できたもんだ。
    球の力はそれほど落ちてなかったので、完投はアリ
    で完封は???って感じだったけど。
    なんにせよ、ナイスピッチ!
    今日は、交流戦(しかも、緒戦SB)に良い感じで入れる
    勝利をあげて欲しいですね。

  3. シーツ先生が2本目のホームランを打った時、ベンチ前で出迎える正田コーチがものすごいニコニコ顔だったんですが、こんな理由があったんですねw>ラッキーガム。先週の神宮ではシーツ先生の大好物「クリスピークリームドーナツ」を差し入れたというし、正田コーチGJですww。
    おすぎは序盤のピンチを切り抜けたことでイケると思いましたが、まさか完封するとは思いませんでした(^_^;)。最後の打者を打ち取った時の笑顔は本当に嬉しそうでした(*^_^*)。
    今日の先発はヤスだと予想しますが、この勢いに乗って今日も勝って欲しいですね。

  4. yu より:

    toraoさん
    昨日行ってました。杉山投手が完封なんて、
    ほんとにいい試合を観ることができて嬉しいです。
    金本さんと言えばまず犠牲フライかと思いますが、
    カウントによって冷静な判断をされるんですね。
    toraoさんのおっしゃる通り
    >こういう泥臭い1点の方がまわりを楽にさせる効果は大きい。
    こういう事なんですね。
    岡田監督も「初回にしても併殺崩れでもええわけよ。
    どんな形でも先制できればな。」と言われていました。
    2回表も1アウト満塁から杉山君の牽制で
    瞬時に2アウト1.3塁。
    刻々と変わる状況がワクワクするほどおもしろいですね。

  5. 一虎ファン より:

    今季初と言っていいくらいの左団扇の展開でした。
    胃の痛くなるゲームに慣れている近頃、物足りなささえ感じました。←贅沢の極み。
    でも、杉山、シーツには大感謝です。
    俗に言うターニングポイントを演出した関本にも大拍手を贈ります。

  6. 良虎 より:

    昨日のMVPは文句なしにセキですね。
    あの牽制もそうですし、五回のタイムリーもコーダイのプロ初ヒットを無駄にしなかった!
    コーダイ本人も点に絡んだという結果の有無で、初ヒットの嬉しさも違ったでしょうから。
    今日はヤスがナイスピッチでしたし、次から次へと若いのが出てきて結果をだすから、もぅ気分はウハウハです(笑)

  7. あーちゃん より:

    >>楽が楽を生み、もっと大きな楽を呼ぶ。好循環の推進力は、いつでも小さな献身から始まるのだ。
    いいフレーズですねェ(ノД`)・゚・。
    私が雑誌か広告の紙面組むなら、これをアイキャッチにします。太目の明朝で、金本の写真に白抜きで乗せるの。写真が手に入ったらやってみましょうか。
    そう、大切なことは、小さなことでもいいから、自分たちにできることをしっかりとやりとげること。奇跡のファインプレーはそれからです(いや、出たら嬉しいけどさ)。
    大連敗のあとで若い選手が結果を出しているのは、怪我の功名かもしれませんが、嬉しいことですよね。今年は、世代交代がうまくいって、なおかつプレイオフに出られれば……と思ってます。

  8. Salut より:

    toraoさん贔屓のヤスがキター。
    不安げな表情は変わってないのでしょうが、何か決定的なきっかけを掴んだのでしょう。
    連敗、連勝となるのも若手を起用してる今、勢いの占める部分が大きいからなのか??
    ただ、固まりきったレギュラーで戦うより個人的には新鮮でOK。
    若手の躍進を今は楽しみにしてます。でもプレーオフには絶対残れよ?

  9. torao より:

    to zero-52さま
    あの牽制、何度かリプレイしてみたんだけど、杉山はセットのあと、捕手と三塁の方向しか見てなかったです。どういうサインプレーなんかなぁと知りたくなりました。
    to 西田辺さま
    へー、三菱神戸に、あの方の。本格的な野球を続けてるんですね、知りませんでした。
    杉山、今回は勝たせてもらった感じもあったので、次もガンバレですね。
    to ぴゅあらっくさま
    杉山の笑顔には浄化作用がありますからね(笑)。
    to yuさま
    良く「最低限の仕事」なんて言いますが、与えられたミッションを完遂させれば、それは最高なんだと思います。金本のあの場面は「1点取る」ことでしたから、最高の仕事でした。
    to 一虎ファンさま
    確かに見に行った人は、JFKが出ないと、勝っていても損した気分に…そんなゼイタクすぎますわ(笑)。
    to 良虎さま
    まあ関本も「VP」には違いないでしょうが、Mはどうかな(笑)。といってもみんなの1勝ですからね。
    to あーちゃんさま
    そうそう、奇跡のプレーは、種まきと耕しがあった方が生まれやすくなるんです。あと気持ちの熱さね。
    to Salutさま
    いや表情もずいぶんと落ち着きましたよ。眉や目の形は、もう造りですから変わりませんけどね(笑)。

  10. zero-52 より:

    例えば、構えたミットを落とせば投げるとか。
    サインはセカンドもしくはショートから出たかもですが、
    実行キーはキャッチャーだと思われます。

  11. torao より:

    to zero-52さま
    なるほど。
    関本がサインを出したって言っていたみたいですから、その動きを見ながら矢野が実行キー、そして杉山がたまたま見ていたと(笑)。