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桟原抹消。G戦3試合目先発予定の岩田登録のためか。


交流戦が明けて、セ・リーグに流動的な雰囲気が漂い始める。トップのG、打つ方は相変わらず好調だが、先発、中継ぎとも投手が打たれる試合が増えて、現在3連敗中。追うドラゴンズもむかつくまでの強さは影を潜めた。一方不調だったスワローズが勢いに乗る。乗せたのはウチだけど(笑)。カープがえらいことになっちゃって抑えられる投手がいない状態。でもウチは8月初旬まで対戦なし。そういえば序盤カープにやられっぱなしだよなぁ。
「阪神=強い」。スポーツ紙上で、聞き慣れない、ピンとこない言葉(笑)を立て続けに見る。一つは3連戦終わって落合監督の言葉「強いな、阪神は」(中スポ)。もちろんお世辞半分、妖術半分、自分のところをすこしでも持ち上げて行こうという意図だろうが、ちょっと意外。
もう一つは、今日先発予定の内海「結果が出ているとはいえ阪神は強い」(サンスポ)。内海なんてまったく打ててないんだから、ホントは「阪神なんてチョロい」って言いたいんちゃうん?と思ってしまうが、意外とそんな感じで思っているのかも知れないね。
セの各チームとは久しぶりに当たるので、開幕当初のイメージがいったんクリアになるのは、ウチにとって良いことなのかも知れない。
イメージ 心の中に思い浮かべる姿や情景(三省堂「大辞林 第二版」)
実に軽い言葉だが、プレーの構成要素であるフィジカルとメンタルの根幹にあるのがイメージなんだから、これほど重要なものはない。投手でも打者でも練習でフォーム固める。それはすなわち頭の中のイメージと実際の動きを同化させる過程のこと。気持ちで負けない、プラス思考、アグレッシブに、モチベーションを高めて、勝負強さ…すべてのメンタルトレーニングの基本は想像力をベースにする。イメージはとても大切なもの。一番大切なものかも知れない。
そうそうイメージと言えば、応援のイメージもやっぱり大事。うちのチャンステーマ「わっしょい」と「チャンスマーチ」はかなり強力な部類。やっぱり人数が多いからね。だけどナゴドで最近ずっとやっている「川又チャンス」ってやつも強力だね。宇宙戦艦ヤマトみたいなメロのやつ。あの暗い単調なメロのリフレインと、「打て・打て・打て・打て・打って打って打ちまくれ」というたたみかけ。あのエンドレスは気が狂いそうになるね(笑)。「男を上げろ」もこれを狙ったんだと思うけど、やっぱり甲子園球場やタイガースの色には合わないかな(笑)。
ずっと見続けていると、元気の良い相手チームや、去年おととしの強い頃との対比で、どうしようもない「弱さ」を感じてしまう。でもおそらく実際対戦する相手にとって、「強そう」「弱そう」「勝てそう」「負けそう」そういうイメージってのは、強さの絶対値じゃないのだろうと思う。むしろ強くなっている途中なのか、弱くなっている途中なのか、その矢印の向き、スピード、加速度というものが重要なのだと思う。
例えばジャイアンツとスワローズの強さの絶対値を比べれば、長期戦だろうが短期戦だろうが明らかにGが上、強さポイントは95対50くらい。ところがGは投手の調子が下がって90ポイントに急降下中、一方Sは日替わりヒーローが刺激になって打線&中継ぎのモチベーションUPで強さポイントは60に急上昇。実際には絶対値ではまだ30ほどの開きがあっても、イメージの世界では「止まっている数値」は重要じゃなくなる。
プレーの一つ一つ、1球1球に勝ち負けがあり、その連続が勝負。一つ一つの勝負に双方のイメージが密接に影響を与えている。
タイガースが「波に乗れない」最大の理由は、動きの鈍さ。上向きになる→のそっと上向き→速度そのまま→勢いで負ける→下向きになる。だいたいトシをとって、賢くなるとこういう傾向になるよね。調子に乗ってバカなんてできない、慎重に慎重に一歩一歩…そうやっているうちに先を越されちゃう、なんてね。乗る時は何も考えないで流れに身を任せてバーンと行っちゃえばいいのよ。アホでもなんでもかまいやしない、行ったもん勝ち、やったもん勝ち、どこまでも図に乗って、相手飲み込んでやっちまえばいいのよ、足元けっ飛ばされるその時までは(笑)。ここらへん金本が言ったアグレッシブな走塁とも密接にリンクする部分だと思う。ここ遠征続きでチームメイトと時間と多く過ごす時期、金本さすがに良いタイミングで動いたよね。
ここまでサッパリの福原も、東京ドームのG戦とくれば、なんとなく好投しそうなイメージがあるし、ひょっとしたら相手もそんなイメージを持ってくれるかもしれない。ホームラン打ちそうなイメージもあるし(笑)。
ローテはTが福原、若竹、そして今季初登板の岩田!Gが内海、木佐貫、久保(または姜・福田)だって。正直こっちも頼りないローテのめぐりではあるんだけど、トップを行くGに「後半Tは手強い相手」というイヤなイメージを植え付けて、なんとか勝ち越したい。できれば全部(笑)。乗っちゃえ!

コメント

  1. 西田辺 より:

    強い阪神?
    やってる選手が感じる何かがあるのかな?
    「今は4位に居るけど、何時かは牙を向いてやって来るぞ」
    って思われてるのか。
    そう思われて、ミスの一つも誘発できたら儲けもの(笑)
    ホントはこの面子で弱い訳はないんだけどね。
    阪神打線が特定の投手に弱いのもこの「イメージ」
    の成せる業。
    何となく抑えられてるイメージで、ホントに何となく
    抑えられる。
    このG3連戦、何とかなりそうな私の勝手な「イメージ」(笑)
    追伸
    体調ご心配頂ありがとうございます。
    熱さえ下がればこっちのものです(笑)
    それより台風で、また試合が流れる方が心配・・・。

  2. でんまん より:

    >ここまでサッパリの福原も、東京ドームのG戦とくれば、なんとなく好投しそうなイメージがある
    今日東京ドーム参戦してきますが、ホンマにそうなって欲しいです。
    どうせやったら、若竹のほうが良かった。とか思わせないようにフクちゃん頑張ってや?
     

  3. マル より:

    私は『狙い撃ち』の連呼を聞くと暴れたくなります。
    toraoさん、一度現地で体感してみませんか?(笑)
    娘が中学生最後の大会を控えていまして、
    ここまでくるともう、技術的な事よりも
    メンタルな部分をどう持っていくか、が大事。
    先日も、笛吹けど踊らない部員を前に顧問が
    「誰かがやってくれると思っていてはいけない。
     何時でも誰でも『自分がチームを引っ張っていくんだ』
     というキモチを持たなければいけない。
     勝っても負けても、やるだけの事はやった、と
     胸を張って終われるように。」
    と諭していました。
    プロでもアマでも、どんなスポーツでも
    根っこにあるものは同じですね。

  4. 一虎ファン より:

    勝ちパターン(唯一の?)にハマったときの阪神は確かに強いです。相手が恐れを抱くのも当然です。
    けれど、弱点を露呈したときは悲しいくらいショボいですね。消極的な走塁もそのひとつ。一朝一夕に変えることはできないにしても、心がけ一つで改善していくことはできるはずです。
    金本発言はいいきっかけになるでしょう。
    福原、礼儀知らずとののしられてもいいから、お返しは不要だゾ。

  5. メル より:

    昨日都内某スポーツセンターで「明日はドーム行ってきます」という話をしてたら、「相手はどこ?」と聞かれ、「阪神戦です」と答えたのですが・・・。
    「今年の阪神は弱いんでしょ。大丈夫だよ」と私の正体(笑)を知らない人に軽く言われました。
    で私の反論「巨人もヤクルトに3タテされましたから、強いとも言えないですよ。阪神は中日に勝って勢いつけて来ましたよ」
    うーん。かるーく順位しか見てない人はこんな感じなんだなーと実感しました。

  6. BSミツルH より:

    高校野球の予選たけなわですが、握手しながら監督は監督とたたかい、同じ背番号どうしは意識してる(笑)。ベンチはベンチとたたかっていて、相手ベンチのムードは手に取るように分かる。たたかう前から…というのは結果論ですが、仕上げの力…精神注入は「棒」はダメでも、必要ですね。

  7. torao より:

    to 西田辺さま
    まだ「タイガースがこんなに弱いはずがない」と思われているうちが花ですよね。そういうハッタリが利くうちに挽回しておかないともったいない(笑)。
    to でんまんさま
    終了後、たっぷり楽しむ時間があってよかったんじゃないですか?(笑)
    to マルさま
    狙い撃ちと打ちまくれのループを屋根付きの中で聞かされたら、逆にハイになっちゃいそう(笑)。イライラトランス状態(笑)。
    特にチームスポーツは心が同じ向きでそろってないとパワーが簡単に弱まっちゃいますからね。バランスが一気に崩れてしまったり。子どものバレーボールはそういう意味で一番恐ろしい競技のような気がします。
    to 一虎ファンさま
    昨夜は礼儀知らずで行きましたね、福原。それでも2塁まで走者を進められましたから、半返しとは言えるでしょう(笑)。
    to メルさま
    まあここは東京ですので、普通の会話ですね。いや、もし野球界のようすをちょっと知っている人なら、先に「巨人ファン?阪神ファン?」の一言があってもよさそうですけどね(笑)。
    to BSミツルHさま
    「棒」にも通ずる「鬼の金本」(笑)。