降って湧いたようなドーピング疑惑。週刊朝日の報道らしいが果たして…。
来季からドーピング検査を実施するということだが、今までずっとやらなかったものを、はて、なぜ来季からなのか、いろいろと勘ぐりたくもなる(笑)。
大魔神佐々木が引退する。スゴイ投手だった。基本的には出てこないで欲しかったが、例えば観に行った試合で、タイガースが負けてしまうような展開なら、どうせなら佐々木を見たいと思った。直球は早くて重い。フォークは速くて大きい。何にも増して困るのが、コントロールが良いこと。どんなピンチにも動じない気持ちの強さは、投手らしいわがまま、自己中心的な考え方の裏返しだったのだろう。マリナーズの元同僚、長谷川の言葉「野球に関しては尊敬することがあった」が印象的。裏を返せば…(笑)。
病気の母親に見せたいと、地元宮城での最終登板にこだわった。相手は清原が良いという。親会社TBSは、主催試合や放映権の思惑があり、注目の舞台を別にしたがった。エゴがぶつかり合い、渦中の牛島ベイスターズは、「佐々木騒動」が起きてからなぜかさっぱり勝てなくなった。公私とも、最後は周囲を巻き込んで、ドロドロの中、自分のやりたいようにやって「おしまい」。佐々木らしいクロージングということか。いずれにせよ、夏真っ盛りの野球界に、秋冬の話題を振りまく佐々木と清原に、私はあまり興味がない。
和田コーチ、今日のひとりごとは1行。
「点滴を打った誠が、明日天敵を打つ!」…気ィ抜けるヮ(笑)。
追い上げられているタイガースが「ここが山ではない」と粘りを強調するのはわかる。だが、かなり無理をしながら一気の追い上げを見せるドラゴンズとしては、イケイケとばかり、並ぶ間もなくかわしていきたいはずだ。落合監督の「天王山というのは昔(平成6年)の10月8日みたいのをいうんだ。146分の3だよ」という言葉には、まだ一気に行けるだけの流れはないという正直な気持ちと、一気に行けなかった時の反動を抑えようという狙いがあるのだろう。
そりゃどっちも3つ取りたい、勝ち越したい。だが、それは時の運。どちらかの3タテさえなければまだまだ勝負は長引くだろう。まだすべてを賭ける時期ではない。これからは敵将同士、また将と自軍兵士との虚々実々の駆け引きが続くことになる。
陳腐だが、マラソンに例える。中盤にかけて独走ムードのT。途中、腹痛でずるずるペースダウンした優勝候補Dは、その後持ち直し驚異的なペースで先頭のTを追う。遠かった背中がぐんぐん近づいてくる…さあいよいよ並びかける…。
よく見るこんなシーンだが、これから起きるパターンは二つある。多いのは、「D追いついた、並んだ、そして並ぶ間もなく抜き去った…3m、5m…あっというまにTを置き去りにした…」というやつ。TにはもうDを追う余力はない。
もう一つ、このパターンも決して少なくない。「D追いついた、並んだ、1m前に出る、Tも必死に食い下がる、Tもペースを上げて、ピタッと後ろについた、D振り切ろうとさらにペースを上げたが、Tもついてくる…」この場合は、大抵残り2km程で、Tが再スパートをかけてDを振り切ることになる。
団体競技の野球と個人競技のマラソンではまったく比較にならないように思えるが、マラソンは気力と体力の残量とその読み合い、野球は気力と流れ・勢いとその読み合い、マッチレースになってしまえばどちらも共通した部分は多い。
どちらのパターンになるか、それは先頭を走るTの状態次第である。追い上げられている段階で、最後にどちらが勝つか、おぼろげながら知っているのは、実はTだけだ。
その時点で、気力・体力ともにいっぱいいっぱいになっていればDに抜かれて、二度と追えない。しかし、次善の策とばかりに、追い上げられながらも、力を蓄え、冷静に展開を読んで、粘って、確実に相手の苦しいところを衝けばTが勝つ。先頭を走るTにはわかっているはずだ。
コメント
おはようございます。
誰が何と言おうとファンは天王山だと
思ってると思いますが(笑)
確かにこれで決まる訳ではないでしょうね。
今日からの3連戦は現地レフトスタンドへ
行って参ります。応援だけならTのほうが
勝ちだというくらい一生懸命応援してきます。
兄貴、今岡頼むぞ!後井川も。
おはようございます。
なるほど,マッチレースの二つのパターンね。
>大抵残り2km程で、Tが再スパートをかけてDを振り切ることになる
これいいなあ。昔の勝ったときの瀬古みたいに,余力をもってトップランナーを追走して,競技場に入ってトラックの最後の200Mくらいのところでかわしてゴールインなんていうのも最高。
マッチレースで間違いないですが,3位のSも後半戦は8勝3敗と調子を上げてきています。toraoさんも指摘されてたように,若松監督は実は追いつけると思っているのではないか。ヤクルトって下馬評は低いんだけど「終わってみればAクラス」というここのところの実績がなんとも不気味。TとDが並んで駆け引きしているところに,ヒタヒタ「振り向けばヤツがいる」なんてことに…
いや,Sの存在がDとウチのどっちに有利かなんて考えて,この3連戦の結果に対する予防線を張ろうと思ってちょっと言っただけです(笑)。もちろん勝ち越し,でも1勝すれば十分,ともかくいいゲームを!
既にマラソンで言うと5メートルぐらいの距離に追いつかれているといったところでしょうか。
もうひとつパターンがあると思います。並んだところで、両チームとも勝てなくなり5割台の勝率の勝負になる。92年のパターンですね。
92年優勝してからヤクルトは黄金期を迎えます。わが阪神は野田⇔松永という世紀の失敗トレードを行い、低迷期に突入します。
あのときのことを思うと、今年は何が何でも優勝して黄金期を迎えたいものです。
初めまして。いつも興味深く読ませていただいております。
確か92年の時は読売も含めた3チームのダンゴレースから
阪神とヤクルトが抜け出した感じでしたね。
今年は、TとDがもつれてる間にSとYBもくっ付いてきそうな…
今のうちに、しっかりとDを叩いて、土台を固めておいてもらいたいところですね。
そろそろ井川の本気モードが見たい!
哀しい時ぃ?
9月の総選挙に向かって、自公の連立政権は、どんな悪態をつくのでしょうか?
街頭演説? 電話攻撃? 「選挙前だけの友達」訪問?
どんな攻撃を仕掛けてきたって、寅には通用しません。
…だって、引っ越したばかりで、選挙権そのものがないんですから。
佐々木vs清原の話で
小錦引退の時を思い出しました。
千秋楽に寺尾戦を控えていたけど
引退表明をしてしまったために
土俵に上がることが出来なかったってやつね。
どっちが良いのかは分かりませんが・・・。
マラソンのたとえ。
tarao兄も「古い」阪神ファンですから
後者を希望しつつ、
前者を恐れているような・・・(笑)。
お互い「気にしない」と言いながら
落合監督のはすんなり聞けて
岡田監督のは「強がり」に聞こえるのは
何故?(困)。
和田コーチのダジャレでリラックスできました(笑)。
to たにさま
3連続出動ですか?お勤めご苦労様です。私の分も絶好調ビームを発射して来て下さい、お願いします!
to おかぼんさま
おっしゃるとおり、Sもベイも下位チームと捨てるほど弱くありません。Sの先発投手陣を見れば、ものすごく強いです。ただ、第二集団がトップグループを吸収するようなケースは、さすがにもうないんじゃないかなぁ。あったらイヤだなぁ…。
to mizusakiarimiさま
タイガースばかりが勝ってしまっては日本プロ野球的にどうかと思いますが、だからこそドラゴンズの連覇を許すわけにはいきません。彼らの心の奥にある、「タイガースなら与しやすし」という余裕のほほえみを粉砕してほしい!
to 天六の寅次郎さま
はじめまして。ようこそお越し下さいました!
今年はドラゴンズの独走ムードから、タイガースの独走ムード、そしてマッチレースの様相と、今のところダンゴの雰囲気はありませんが、確かにSもベイも強いですね。そう考えると、まだまだしんどい戦いは続くんですね。
to daiapapaさま
しーーーっ!私がどんなにビビってるかはトップシークレットなのっ!(笑)。それに「もしも」に備えて「心のシェルター」を持っていることも内緒なのっ!(笑)。
一昨日までイケイケな発言してたと思ったら、一転して「気にしない」
実は内面では色々と揺れ動いてるかもしれませんよ<落合監督
岡田監督の頑固な面と天啓のような代打策が上手く噛み合えば(笑)いけると思ってるのですが。とにかく今日の井川ですね。今週はBSで放映してくれるのでやっとテレビ観戦できます。あー楽しみ!
kurokiさま、コメントありがとう。思考回路が停止しているのでまた明日にでも…。
探さないで下さい。お休みなさい。
朝、記事を読んだ時から、toraoさんの気持ちは分かっています。私も長い暦を持つ虎ファンですから。私も同じです。あっという間に置いていかれるだろう事は。何しろデータが物語っています。貯金の半分が交流戦のウチとセ相手にお得意さんが多い中日では今後がある程度見えてしまいます。だから今夜の試合は残念でした。残念でした。残念でした。采配でどうしても述べたい事があるので、明日書かせてもらいます。
六甲颪がきこえない
ちょっと、ちょっとぉ!!どうなってんの!
今年は余裕なんて言うときながら、いつのまにかに1.5ゲーム差!?
あぁ・・・・ また遠のいていくのか・・・・
また、20年近く待たなきゃいけないのか・・・・
頼むよぉー!
これで明日山井が先発していたら、「あっという間に….」が濃厚だったので、まだ助かりました。「エース」だろうと何だろうと、駄目な時はとっとと代える腹がこの試合で据わったとしたら、今日のようなアホな負け方も無駄にはなりません。明日は朝倉をマサ以上にボコボコにしましょう。
それが清原選手の美学なのか?
昨日、大魔神こと佐々木主浩投手が故郷でラスト登板し、生涯のライバルで在り親友でも在る清原和博選手との対決で、15年のプロ人生に幕を降ろした。
一流選手に在りがちなチーム内の”お山の大将”ぶりがやや過ぎた感じを受けたし、オフシーズンとはいえあのチャラチ
♪新しい朝が来た希望の朝だ♪
ラジオ体操ってまだやってるのかなあ。スタンプ押してもらったなあ(笑)
to kurokiさま
あらためまして(苦笑)。ま、そんなわけで、心理戦、妖術ではかないませんわ。こっちの拠り所はアニキの真面目さ、強さ。これですよ。まだまだ。
to goldkazu3750さま
なんのなんの。まだまだへこたれませんよ。逃げ道はありますけどね(笑)。
また鋭いヤツ書いておいてくださいまし。
to のののーさま
はい、そのとおり!「大きな1敗」は大きな財産。生かして欲しいですね。前回分を生かせなかったのが残念ですけど…。