http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200403/tig2004031302.html
金本が今オフ取り組んだのが、左方向に強くスライスしない打球を飛ばすことだそうだ。打撃フォームを見ると、かなり意識的に軸足に重心を残したまま回転して、右足も開きをこらえるような形に変えている。田尾氏のいうとおり、昨季甲子園の浜風に阻まれた打球がいくつもあったための対策だろう。投手にとって金本の内角をつくのは勇気がいる。少しでも甘く入れば人並み外れたパワーで持って行かれるし、連続イニング出場記録更新中の「武闘派」選手にぶつけるのはイヤだという意識もどこかにはあるはずだ。ここでバースや清原のような、アウトローを逆方向スタンドへという打撃があれば、ますますグレードアップするのは間違いない。優勝した昨季の金本がまだまだ本物でなかったことはよく知っている。金本が広島にいた時、その恐ろしいまでの勝負強さを見せつけられていたのは、他ならぬ阪神ファンだったのだから。
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