http://www.sponichi.com/base/200407/04/base161422.html
新外国人投手トレイ・ホッジス来日。背番号50で先発ローテーション入りを期待される。獲得に尽力したオマリー駐米スカウトも来日、約1週間の滞在予定。さらにチームを盛り上げて欲しい。
ウィリアムスが乱調で心配させる。腕にしびれがあったということだ。本人は「よくあること」と問題ないことを強調しているようだが、ここは慎重に対応して欲しい。
低迷期のタイムリー欠乏症、対広島3タテのつながり、対中日連敗の貧打、対巨人3タテの爆発力…はたして打線の状態は良いのか悪いのか。エース級を攻略してこそ打線好調という確信が持てる、観ている方もやっている方もそんな気持ちだっただろう。この日のベバリンは良かった。長身からの直球は適度に荒れて威圧感があり、変化球のキレも抜群で、6回までは完全に抑えられた。やはり良い投手を打ち崩すまでではないのか?そんな疑念が浮かんできたが、6回裏の守備から流れは大きく変わる。次の7回表は9番井川からの攻撃、次戦中4日予定の井川だから、この回で降板だろう。ああ、また6回1失点で勝てないのか、また逆戻りなのか…。そしてそんなイニングには得てして追加点が入ってしまうものだ。先頭の岩村こそ制球を乱しながら三振に打ち取ったが、ラミレスに安打、鈴木健にこの日初の四球で一死一二塁、イヤなムードが漂う。ここでここまで先制タイムリーを含む2打数2安打の古田の打球が鋭く三遊間を襲う。藤本素早く反応して逆シングルで好捕、バランスを崩しひざまずくようにしながらも二塁送球フォースアウト、今岡走者をヒラリと交わしながら矢のような送球で一塁もアウト、併殺完成!このビッグプレーが流れを変えた。もしゲッツー崩れになっていれば追加点を奪われて負けていただろう。
続く7回表、「井川の負けを消そう、勝ちをつけよう」と意気上がる。そして少年野球の時から言われ続けている「ボール球を打たない」「甘い球を思いっきりたたく」「打ったら一塁に全力疾走」を実践しただけで6点も入った。勝ち運はこうしてやってくる。打ちたい気持ちと冷静に折り合った鳥谷、なにはともあれ1点を作りだした葛城、両左代打の殊勲を称えたい。
失投を1球で仕留めたアリアス、隙のない守備から流れを呼び込み、エース級を1イニングで攻略した打線。「前半残り全部勝つつもり」という指揮官に応え、打線にも自信が芽生える良い勝利だった。
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