経営者側が一転「来季12球団」歓迎…スト衝撃大きく

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http://www.sanspo.com/baseball/top/bt200409/bt2004092302.html
今日も阪神情報短信から。また逆転負け。以上(落涙)。
さて、先に「号外」で伝えたように、読売が不承不承ながらも敗北を認めた。「団交」の落としどころとなる来季からの新規参入は、ライブドア対楽天の仙台対決で決着へ。このITベンチャー(というか「IT買収屋」さん?)対決、いったい裏がどうなっているの知らないが、要するに財務力、政治力ともに楽天が強いのだそうだ。楽天・三木谷氏、ライブドア・堀江氏二人とも「時代の寵児」ということで噂にはことかかないが、その人となりなど正直良く知らない。楽天・三木谷氏はナベツネ&宮内ラインと繋がりがあるのは事実らしいが、ジジイらが楽天に助けを請うたというところではないか。いずれにせよ、野球好きによって実現されたこの展開だ。新加入する球団には、大いなる責任がある。球界革新の旗手となってもらわなければ話が違う。野球好きのパワーを忘れることなかれ。ちなみに本サイトの投票コーナー「評論家たちの声」では9/23 9:00現在ライブドアが大量リード。
話がそれるようだが、経営側が「仙台に新球団」という方向で納得する背景には、今週の新庄いや、SHINJO選手の活躍が大きく影響していると思う。野球不毛の大都市には成功の可能性が満ちていることを存分にわからせた。SHINJO選手、日ハム&ダイエーの各選手、札幌ドームを一杯にした北海道の野球好きの皆様、グッジョブ!大感謝。
さて、読売はこれにて一件落着、「もう新聞解約しないでぇ?!巨人ファンのみなさぁん」というところだろう。まあ新聞の解約はともかく、残念ながら蠢いてしまった野球好きのモチベーションは、こんなことで許してはやらない(笑)。選手会は9/23の「団交」では、合併球団、新規球団の選手の処遇などを詰めるところまでだろうが、今後もこの熱があるうちに交渉を重ねておくべきだ。少なくともナベツネがすべてを決められるような仕組みは改めておかなければならない。今回、ストを決行したことで、経営側は相当応えたとは思う。しかし基本的にヤツらは本当に「懲りないジジイたち」なのだ。そのことを絶対忘れてはいけない。
今後も課題は山積みだ。より良いプロ野球の姿は、今回の騒動で多くの人から良いアイデアが出ている。それらを実現していくために、この地滑り的大勝利を将来的に活用できるきちんとした形として残しておこう。9/20記事の繰り返しになるが、議論の場、意志決定方法、リーダーの選出方法まで詰めれば、100点満点だと思う。

コメント

  1. BSミツルH より:

    仙台で競合するようになった…。これには「オ+G経営団」の後押しがあったのでしょうか。「楽天」なら承認するという内定のような…。そういう風にして一部経営団は、次回のスト設定日さえ回避すれば、6×8という幻想から6×4という執着まで、幅広い自由度を確保できる…。選手会が「審査の中身」にまで踏み込めないことを見越しているのでしょうね。これは選手会の交渉の一つの限界ですが、しかし経営は結果責任ですから、言葉で何を言おうが実現した未来の現実で彼らは評価されるでしょう。堀江には文化に対するロマンを感じますが、著作はいかにもマズい。他方の三木谷は売名だけでトンズラしてもよし、ライバルをハイエナのように蹴落としてもよし…。堀江の発言で気に入った文言があるんです。「公共に反しての儲けは不可能」。

  2. torao より:

    >BSミツルHさま
    どうやら「楽天」密約説が強そうですね。
    私は二人がどれだけ野球を好きかどうかを知らないので、
    どちらが良いとかは言えません。
    宣伝の効果があるのは良いとこ5年くらいでしょう。周知された後は、球団が黒字を出さなければ、保有の意味がありません。その意味で、今回の悪役の一人、オリックスの宮内オーナーは、懸命の企業努力をしているとは思います(野球好きから見た時の好き嫌いは完全に別として)。

  3. BLOG @ Wolfy より:

    「ボイコット」成果は上がったか?

    一部blogで、合併当該活動に関して関連した企業の不買運動を、と訴えた方々をお見受けしておりまして、何言ってんだろう、そんなんだから球団を持とう言う企業が出ないんだよ、大体日本ハムがトラブルに陥った時、消費者への商品としての不利益も、実質被害も無かったのに、

  4. So What ?! より:

    微かな合併解消の可能性も浮上!

    「合併凍結は絶対にない」と頑なだった近畿日本鉄道の山口社長が注目発言!
    楽天など新規参入に名乗りを上げる企業への売却案について「宮内オーナーか機構側から指示が出た場合は、応じるかどうかは別にして話を聞くのはおかしいことではないでしょう」と初めて球団売却の
    >

  5. 再生なるか-プロ野球

    今日で、来シーズンからセ・パ各6チームということで選手会との合意が成立しそうです。あとは、新規参入を元気いっぱいの挑戦者ライブドアにするのか、世渡り上手な楽天にするのかという選択に焦点が移りそうですが、さて本当にプロ野球を再生するための構造改革がどこまで

  6. 古田さんおつかれさま。

    NPBと選手会が合意書にサイン。
    週末のストは回避となりました。

    まだ来年ほんとうにパが6球団になるかどうかはわからないけど、
    それに向けての努力をするし、決して参入の阻害はしない、
    審査も透明性を高めた形で行う、と
    瀬戸山氏は会見で述べていました。


    >BSミ

  7. プロ野球選手会とNPB合意に至る

    今日、行われた選手会とNPBの協議・交渉委員会での交渉は妥結に至り、7項目で合意されました。
    これにより、今週の週末に予定されていたストは中止となりました。ゲーム観戦を予定され待ち望まれているファンの方にとっては朗報です。
    今日の協議の結果では、「近鉄」
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