http://www.yomiuri.co.jp/sports/news/20041127ie21.htm
いやいや、故意に見ないようにしている読売新聞だが(苦)、時々他紙にない情報や表現があったりするので放置できないなぁ。同じような虎党のみなさんも多いと思うので(笑)、今日はそちらから二題。
車椅子寄贈などで赤星選手が表彰されたゴールデンスピリット賞表彰式について。他紙ではゲストの上戸彩が阪神ファンで、赤星のヒッティング・マーチを歌ったことなどがメインで取り上げられていて、それはそれでちょっと嬉しかったのだが、これは載っていなかったぞ。ホークス・王監督と阪神・野崎球団社長との軽妙な掛け合い。いいじゃないですか(笑)。野崎社長ファンの私として、見落とさずに良かった(笑)。
巨人が東京ドームの入場者数「水増し発表」を止めるという。これは良いニュースだと思う。あえて読売新聞にて見てみれば、他紙のように「実際は空席が目立つ」などの表記はなく、なんだか変に言い訳がましい気もするが、決意の程は見てとれ、姿勢は評価できる。
以前にも紹介したが、Narinari.com「東京ドームの満員発表は本当か」によれば、消防署に届けられている東京ドームの観客収容人数は「46,314人」だそうだ。来季からどういう数字を発表するのか興味深い。
これは巨人だけの問題ではなく、すべての球場で行われていることだ。どうせやるなら、ハンパなことをしないで、全球団で実数発表すべき。そりゃ球団によっては辛い部分もあるだろう。例えば「945人」などと発表したくない時もあるだろう。だが正直になってこそ立つ瀬もあるというものだ。
格闘技イベントでは、平気で東京ドームに7万人と発表しちゃう。これは見ている側も了解した「お約束」なので良しとする。これをイカンと考えるのが「近代的企業経営」で、Jリーグではすでに実数公表が定着している。プロ野球が一番タチが悪く、もっともらしいウソを発表するのが「慣習」となっている。ここに改革が加わるとすれば、ひょっとすると近代的経営者であり、Jリーグの経営にも携わる「三木谷効果」が表れてきたのかも知れない。
「プロ野球の経営者や親会社は、インチキばっかりやっていて、言うこともウソばっかり」。残念ながら、プロ野球界の再編と呼ばれる一連のごたごたで、顧客たる野球ファンに残された感想である。ここですべてのウソを開示してあやまっちゃえば一番良い。あくまでシラをきって、どんどん話を面白くして「ウソもひっくるめてプロ野球」とプロレス型の居直りをしちゃうのも良い。一番ダメなのが、ホントっぽいウソを塗り重ねていくことだと思う。
コメント
プロ野球の悪しき慣習がひとつひとつ白日にさらされる事は遅きに失したといえ、いい方向に
進んでいる証拠。
「巨人主導型プロ野球ビジネスモデル」崩壊の
のルネッサンス期に差し掛かっていると思う。
ここ2?3年は目が離せません。
いままでも目を離したことはありませんでした
が、木を見て森が見えていなかった気がする。
お題とは関係ありませんが、TG前哨戦での能
投手の快投は「楽しいオフ」を大いに盛り上げ
てくれます。(試合は見てないのですが)
シーズンに入っても野間口と渡り合って、大い
にTG戦を盛り上げてほしいぞ。
ITの寵児にとって野球界は最後のフロンティアで、そこには一人勝ちしても誰からも文句を言われない荒野が広がっていたんでしょうね。そこではかつて誰も放映権料を供託しろとは言わなかったので、ネットで主催ゲームを数百円程度で販売した売上も球団の収入とすることができます。その荒野は、しかし見方を変えれば、彼らだって儲けるためにやって来たのだから、まだまだ収穫の見込める荒野だったわけで、当座は彼らの手法に学ぶことも多いはずです。けれども、いずれ業界全体としてどうやっていくか、それを話し合わねばならないときが、必ず来ます。改革のいくつかの柱の中でも完全ウエーバー制度がまずは利害対立が小さく、実現性の高い課題かと思います。早期に実現して欲しいと思っています。
当たり前のことなんですが、盗塁王・赤星と車椅子との組み合わせが絶妙で、ゴールデンスピリット賞ですか、その受賞の喜びを赤星と共に噛み締めることのできるタイガースファンとしての余得にあずかりながら、この当たり前のことをもう一度繰り返させてください。盗塁王・赤星が車椅子を贈る、これ以上ない絶妙のマッチングです。
>いわほーさま
巨人はなかなかドラスティックな改革を断行しような勢いがあります。相当な危機感を感じます。阪神も油断すべきではないですよね。人の心なんぞうつろいやすいもの。
能見投手と野間口投手の投げ合いは素晴らしかったらしいですね。残念ながら、広島に8巡目指名された田中投手(MVP)のJFE西日本に敗れて準優勝。今日の試合はちらっと見ることができましたが、右打者のインローへの直球にはなかなか良いものがありました。楽しみです。
>BSミツルHさま
努力はもちろんのこと、天賦の才を授けられたからこそのプロ野球選手。そのことへ素直な感謝すれば、赤星選手のような行動になるのだと思います。
こうなると、赤星選手を二塁で刺そうとする捕手もやりづらいだろうなぁなどと思ったりして(笑)。