http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200411/tig2004112704.html
11/26、「OB会ゴルフ」が開催され、85年優勝メンバーの掛布氏、真弓氏も参加。岡田監督を激励するコメントを発したという。掛布氏「あの強い頃のヤクルトも1、4、1、4だったでしょ。来年は優勝できる?はい。メンバーは残っていますから」。真弓氏「4位でそんな卑屈になることはない。来年に生かして、3、2、1位と上がっていけばいい。1年間指揮をとって選手を把握して、これからよくなる」。うれしいことじゃないの。経営陣からもヤイノヤイノ言われ、ファンからも総スカンの岡田監督。かつての仲間で元気つけてあげてちょうだい。
来季がFA残留2年目となる下柳投手が契約更改。終盤こそ登板機会を若手にゆずったものの、ほぼ通年ローテを守った。22試合、116回、7勝5敗、防御率5.12。7/18の中日戦で7勝目を記録してから、一つの勝ち星も上積みできなかったのが痛かった。その時点では、7勝1敗、勝率なんと.875で独走状態だったのだから。こうしてみると、実は下柳の成績とチームの成績も奇妙にシンクロしていることに気づく。
「6?7回を3?4点」誰もこれ以上は期待しない。とにかく仲間の野手に打ってもらってナンボの投手だ。良い時はどんどんゴロを打たせるので、野手陣のリズムも良くなって、取られた以上に点を取ってもらえる。序盤に少々打たれたって、「なに、どうってことない」という空気があるから不思議。一方、ボール球、四球が多い時は、失点が少なくても、援護を得られないからこれまた不思議。下柳の生命線は、周囲との信頼関係なのだろう。
首脳陣もベストを尽くし、投手もバックもベストを尽くす。そういう当たり前の空気がなくなると、下柳の勝ち星もなくなるのかもしれない。
「下柳に勝ちがつく時は、チーム状態が良い時=下柳リトマス試験紙説」をここに発表いたします(笑)。
コメント
下柳がタイガースにやってきた年のオープン戦。追いこんだ末に外角低めの落ちる球を右打者にレフトスタンドへ運ばれました。こりゃおしまいだ、とその瞬間は、そう思ったのです。しかし下柳投手の本領はそれからでした。ネバネバ投法…。今、打たれたことをくよくよしても始まらない。これから打たれることを怖れても始まらない。「前後際断」という沢庵和尚の言葉だそうです。下柳はこの金言をグラブに刺繍しています。オフに恒例の格闘家とのスパーリングも心の鍛錬なのかもしれません。登板のための調整にバッティングピッチャーをかって出ることは、寡黙な下柳にとって野手とのコミュニケーションの意味合いもあるのでしょう。内角のストレートを怖れずに投げ込む勇気、今季も健在であらんことを!
>BSミツルHさま
いつも的確に「本文」を補足していただきありがとうございます。
下柳投手は、なんといっても降板後に声を張り上げて応援する姿に関心します。当たり前のことだけれど、なかなかできないことでもあります。なるほど「前後際断」なのですね。大好きな選手の一人です。
下柳選手が契約更改
SANSPO.COM
下柳が契約更改「来季は日本一に」
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