http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200411/tig2004112901.html
大阪ドームで行われた社会人野球日本選手権決勝戦は大変な熱戦だった。前日に巨人自由枠・野間口（シダックス）相手に完投勝利した、阪神の自由枠・能見投手（大阪ガス）は、延長１０回二死から緊急登板、結局５回1/3を投げ切った。惜しくも敗れたがデビュー前から強烈なインパクトを与えてくれた。さすがにこの日は疲れからか制球に苦しんでいたが、それでも右打者のインローに切れ込む直球には球速以上の威力を感じた。二年連続で決勝の負け投手となってしまったが、日本一はタイガースで取れば良い。
リンクは、イベントに参加した今岡選手の話題。
全試合に出場し、打率.306、ＨＲ２８本、打点８３、得点圏打率.331。立派な成績とするか、物足りないとするかは評価の分かれるところだろう。与えられた任務に対し、自分の気持ちを納得させ、打席に集中するタイプだけに、１番、３番を行き来したこと、金本の打点王をアシストしたいと考えたことが個人成績にとってはマイナスに働いたかも知れない。
選手会長を務めたこの一年。これまでともすれば自己中心的な部分が感じられた今岡選手に、多少の変化があったと思う。口数（新聞記事への登場数）もほんの少し増えたかな。常に岡田監督の意向を尊重する態度を貫いていることは、当たり前のことながら成長を感じさせる。来季は、一軍野手にも若手が食い込んでくるかもしれないが、無理をせず、「行動で引っ張る」という自分なりのリーダーシップを発揮して、チームをまとめていって欲しい。
で、結局今岡は何番を打つべきなのか？１番は赤星が定着見込み、やはりクリーンアップが良いだろう。
今季つくづく感じたのは「金本の後ろ」の重要性。これによって相手投手に与えるプレッシャーが変わってくる。今季、金本は「歩かせても良い」と開き直って厳しいコースを攻められる場面が目立った。もし後ろに今岡が控えているということになれば、金本への攻め方も変わってくるだろう。技術的に優れているため、どの打順でもこなせる今岡だが、４番、５番で、金本の後を打つのがもっとも楽しみな打順だと思う。
来季５番今岡の目標は…「打率３割以上」「３０本突破」
712##[退団者]今岡誠
コメント
金本３番、今岡４番が一番良いと思いますねぇ。
岡田が金本を３番に戻すか？
戻さないだろうなぁ・・
野球
野球専用のトラックバックセンターです。どなたでもお気軽にトラックバックしてください。…
どこのどいつだ。「能見投手に自由枠を使うな！」と、のたもうたのは。（実は私だ）
楽天、巨人も触手をのばしただけのことはある。中継ぎどころか先発ローテもありえるぞ。
でクリンナップですが、金本３番、今岡４番は賛成です。どうも今岡はつなぎのバッティ
ングを意識すると、右打ちにこだわりすぎるきらいがある。（右打ちがうまいだけに）
トップバッターの時のように、つなぎにこだわらず、のびのびと打たせれば「ミスターツ
ーベース」復活が期待できる。
岡田監督よ。どの選手がどのタイプという視点が先入観になってしまいがちなとき、誰の次には誰をという発想を持とう。選手の好不調もあり相手チームとの相性もあるが、それもこれもそもそもが構想という下敷きがあってのことだ。０３年の１・２・３番は前年度のまさにケガの巧妙で実現した最強のトリオだったが、その強さの分析がまだではないのか。
打順をイジるのは勝つためだろうか。しかし勝つためにイジらないという方法もある。だからそれは勝つためかどうかの関数ではなく、構想の有無・優劣に関係しているということだ。ましてやオフの今の時期。監督の構想はその他の条件と独立に練り上げることができる。しっかりとした打線構想を練っていただきたい。そして開幕を迎えたら、過去の個人体験など言うに及ばず、練りに練り上げた構想すらも捨て去る勇気を持て。そうすれば打線の変化も場当たり的でなくなってくる。道は一筋、拓かれる。
>ichikenさま
どうも３番金本、４番今岡が人気あるみたいですね。その次に粘っこくてイヤらしい打者が来れば無敵な感じがします（が、そう上手くはいかないw）。
まったく関係ありませんが、私の頭の中で、「ichikenサンバ」という言葉がぐるぐる回って消えてくれません（笑）。
>いわほーさま
ね、やってみなきゃわかりませんよね。能見投手、いいピッチャーですよ。「自由枠で良かったのか」という声（実は私だw）に反発して欲しいです。
>ＢＳミツルＨさま
私は岡田監督って相当期待していたんです。この際、コミュニケーション・スキルに問題があることは認めるとして、打者の好不調の見極めや、不調の打者を救う打撃コーチとしてのスキル、それと若手の育成に関するタイミングの見極めなどには、かなり良いものがあるのではないかと（あまり根拠はありませんが）。ひょっとしたら１年目は、様々な原因から、自分の良さを見失ってしまったのではないか、２年目は自分の得意な分野で活路を切り開いて行くのではないかと、密かに期待し直しているのですよ。いやまぁ、そう思いたいということです（笑）