楽天応援団は“大リーグ方式”で

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http://www.daily.co.jp/baseball/2004/11/30/152254.shtml
月がかわって、いろいろなことが決まったようだ。清原残留、ペタ退団、ダイエー売却、オリ近合併完了…。阪神ではテスト生、ダーウィン・クビアン投手と正式契約。登録名ダーウィン、1年契約で契約金、年俸ともに30万ドル(約3090万円)。普通こういう選手に期待してはいけないのだが、実はすごく期待している(笑)。だって「ここ2、3年、日本でのチャンスを待っていた」なんていう心意気がいいじゃないの。
ピンクレディのヒット曲「サウスポー」の歌詞を覚えている人は、けっこうなトシだ(笑)。いやそういう話ではなく(笑)、その中に「しんと静まったスタジアム 世紀の一瞬よ」というのがある。時代背景としては、王貞治選手が世界記録を塗り替えているような時期、プロ野球の歴史的な一瞬に日本中が注目していたということがある。しかしそれから30年足らず、日本のスタジアムから「しんと静まった」状況、その後におとずれるどよめき、大歓声という「メリハリ」のある応援風景はすっかり無くなってしまった。
この一球、この一打、試合を決めるクライマックスシーンでは、おそらく選手たちの感覚は研ぎ澄まされ、極限の集中力で望んでいるはずだ。暴言しよう。そんな時、私にとってスタンドから、のべつ鳴らされているトランペットや応援歌、メガホン(といっても拡声を目的としたものではなく、打撃音を発生させるための道具)を叩く音、さらに打ち振られる応援旗など、まったくジャマでしかない。お願いだからこのプレーに集中させてくれ。選手たちも同じ気持ちではないだろうか。
何年か前に、選手たちからの要望で「球音を楽しむ日」という企画が実施された。その日だけは東京ドームの巨人戦で鳴り物が禁止された。期待通り、打球音、投球がミットに吸い込まれた時の気持ちよい音が楽しめた。選手たちからも好評だったが、その後まったく継続しないところを見ると、大方のファンには物足りないものでしかなかったようだ。外野を守った松井秀は、「声の連携が取れてやりやすかった」とコメントした。音が変われば、野球の質も変わると思うのだが…。
新球団・楽天の応援団が、応援方法を検討する中で、鳴り物禁止も考えているという。当たり前になっていることの陰で失われているものに目を向けるというのは大切なこと。今後の成り行きに注目したいと思う。
イチローや松井秀らの「こっちのファンは野球の楽しみ方をよく知っている」「目が肥えている」という言葉には、「真剣勝負を楽しむ空間」を求めて海を渡ったスター選手からの、静かなメッセージが込められているように思う。

コメント

  1. 楽しみな新外人クビ…いやっ!『ダーウィン』
    めちゃ期待出来そうですよねっ!!!

  2. ダーウィン・クビアン入団決定!

    10月29日にここでもクビアン投手として紹介したダーウィン・クビアン投手の入団が決まった

    彼は、米大リーグ、オリオールズなどに所属して、大リーグの通算成績は56試合に登板し、1勝0敗。

    今季は3Aで3勝4敗24セーブの成績を残した。

    登録名はダ

  3. いわほー より:

    外国人選手はだれでもダメなら即クビやん。
    それならいっそ登録名を「クビアン」とするのは肝が据わっていいんじゃないか、と思ってい
    ました。(ゲンを担ぐ体質の野球界ではやっぱり無理か?)
    Jリーグの世界では「レンタル移籍」という制度はかなり普及しています。
    手放すのは惜しいがチーム事情で出番が制限される選手に、活躍の場と生きた経験を積ませる
    機会をあたえられる。チーム間の話し合いでそのまま完全移籍というオプションもありえる。
    この制度、プロ野球にもあってよいと思うのですが。
    選手不足が深刻な楽天に上坂選手を一年間のレンタル移籍するとか。
    私、上坂選手はお気に入りなんですよ。
    内野、外野はどこでもやれるユーティリティプレイヤーで、結構パンチもある。
    でも今のタイガースの内野ではもてあまし気味なだけに、そんな機会を与えてあげる。
    本人の修行のためにもどうでしょうか?

  4. torao より:

    >みっち♂&やっち♀さま
    いけません、そんなに期待を全面に出しては(笑)。ひそかに、ひそかに。
    >いわほーさま
    確かに。選手会でもトレードの活発化をテーマにしているようなので、話し合われているのではないでしょうか。まず、球団が飼い殺しをやめることだと思います。出ていない選手には年俸は出せない!そうあって欲しいです。レンタル賛成。

  5. BSミツルH より:

    ひそかに(!)モレルには期待してたんですよ。けっこう良かったと思うのですが…。なにせ「彼はいつ本気で投げるんだ?」と首脳陣をケムに巻く怪人でもありました…。そしてダーウイン! やはり期待してますよ。今度は本当に球速もあるみたいですしね。
    球音が響くのは打たれたときだけですから…。たしかコンバットマーチはカープの山本浩司が最初? 一説によるとヤジを封じる効果が絶大で、それで始めたのかヤメられなくなったのか…。
    イチローらのコメントは多分に彼らの思い入れの強さが先行していて、案外「隣の芝生はナントヤラ」かもしれませんよ。電光掲示板に NOISE なんて出さなくても勝手に沸き起こる大音響を経験したらメジャーの選手はヤミツキになるかも。しかし静寂と歓喜のコントラストが楽しみ方の王道には違いないですね。大音響は「肥えた目」が作るはずのメリハリを奪ってしまうのが欠点…。
    鳴り物のない日…。やるならタイガースですね。タイガースがやるならインパクトがありますよね。緊張と緩和もいい。闘志溌剌・熱血応援もいい。どちらにも魅力があるので、とりあえずNO鳴り物DAYだけ作っておいて成り行きに任せますか? でも、ウエーブだけはヤメましょう。あれはもともとダレたゲームに対する観客の手慰みですよ。いわばソフトなブーイング。

  6. torao より:

    ええ、モレルは期待していましたよ。私もやれると思います、いまだに(笑)。
    甲子園のファンなら、ラッパなくったって素晴らしい音響をつくれますって(笑)。なんたって音場が素晴らしいもの。「自然発生的」「肉声と拍手」これに勝るものはないと思いますが、非主流は自覚しちょります(苦)。

  7. GAIA より:

    。。。すみません。ハマスタのバックネット裏でメガホンばんばん叩いていました。反省します。
    応援自体は大好きなので、鳴り物とかはOK派ですね。「阪神ファンのファン」というところもあるので。
    高校野球も吹奏楽部の「狙い撃ち」がないとちょっとさびしいかなー。と思ったりしました。
    いずれにしろ、日本独特ですね。
    そういえば、リリーフが出てくるところで、なんでもかんでも「蛍の光」歌うのやめてくれ?と思います。歌うのはピッチャーをノックアウトしたときだけにして?

  8. torao より:

    >GAIAさま
    そんな反省だなんて(笑)。
    「なんでもかんでも」そう、そこなんです。「強制的」な「大音量」の前では、鑑賞方法の自由が保障されないということなのです。応援歌というのも面白い文化だとは思いますが、試合中歌いっぱなしというのもどうかと…。メリハリが…(少数派の嘆きは続く…)

  9. GAIA より:

    いやーバックネット裏はさすがにマナー違反ですよね。バックネット裏に座ったの初めてだったんですけど、球種が良く分かるので面白かったです。純粋な野球好きの為の席だと思います。きっと周りは迷惑していたと思います。反省ーー!!

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