http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200412/tig2004120502.html
12/4は友引の土曜日、プロ野球選手の結婚披露宴やらなんやらが各地で行われたらしい。阪神では久保田投手が披露宴。うんうん、君は早婚して吉だ。根拠はないけど（笑）。来季からはクローザーとなる予定。万事引き締めるべし。
前の「子分」広島・新井選手の結婚披露宴に出席した金本選手が、「トレード志願」の秀太ら、契約更改の場で文句をタレる中堅・若手に向けて、ピシャリと発言したという。曰く「それ以前にプレーでものを言いなさい」。まったく昔気質の兄貴だ。私は、こういう人のことが本当に好きだ。人を責めたり、人のせいにする前に、まず自分のことを冷静に見つめなおせと。悪いのは自分ではなかったのか？と。往々にして「結果を残す人」は、こういう考え方のできる人だ。そんな人を周囲は放っておかないからだ。
一方でこの昔気質の素晴らしい考え方に、経営側が「つけ込んで」交渉を優位にしようとすることもよくあることなので、自分の主張をはっきりと言うということは大切なことだ。その際、阪神のようなマスコミへの露出が大きい球団の場合は、「不平・不満」として面白おかしく取り上げられてしまうということを自覚し、外に漏らさない「ワキの固さ」が重要。マスコミを利用して、自分の主張を通そうなどと、思い上がったことは考えるべきでない。
論点は変わるが、私はトレード自体はもっともっと積極的に行うべきだと思う。まだまだトレードというと「ショックと悲しみと寂しさ」をもって捉えられがちだが、双方の球団・選手にとって、チャンスを拡大するために行うことなのだから「期待と祝福」で歓迎すべきことだと思う。このおかしな風潮の背景にあるのは、過去の歴史の中に「不満分子への懲罰トレード」的なものが実際にあったからだろう。確かにそこにはチーム作りの哲学などなく、感情的なものでしかなかった。時代はもう少し洗練されているのだから、選手もファンも球団も、もう少しトレードを「良いもの」として受け入れた方が良いと思う（ただし新たな問題として「球団間の貧富の差」に根ざす、ゆがんだトレードが散見される。これはまた別の問題である）。
ということで、「トレード志願（志望）」そのものは悪くないと思う。よりチャンスの大きい職場を得たいという欲求は自然なものだ。ただし問題は方法論で、「ここではチャンスが回ってこないので、よそへ出してくれ」と上層部に訴えることは、逆効果でしかない。そんな「ぶーたれ」の「ヘタレ」を欲しがるチームなどないからだ。金本の言うとおり、「今」「ここ」で目一杯やっていない者には、よそからも声などかからない。
プレーでもの言え！金本が“窓際戦士”へ激辛メッセージ
425##[野手]金本
コメント
トレードは私も大いに賛成。
ただしそれは星野SDが常々言っている「双方にプラスとなるトレード」という場合。一方だけ
が得をするトレードは残念に思う。その意味でも良いトレードは一方的なFAよりもずっと望ま
しい。
阪神がトレードした場合、来た選手の活躍と同じくらい出た選手の活躍も気になって仕方が無
い。来た選手の活躍に見合うくらいの活躍をトレード先でもしてほしいと思う。
むこうで活躍しすぎるのも悔しいが、逆のケースよりかは気持ちは楽。
塩谷、北川、坪井。。。惜しい、損したとおもうくらいに活躍するのもそれはそれでうれしい
ものです。
「プレーでモノを言え！」その通りである。しかし金本はそれをプレスに語るべきではない。本人たちに言うべきなのだ。昔気質の精神論もあるときには大いに結構。しかし、その真意は本人に対する激励としてのみ真価を発揮する。マスコミを通じると別のいらない意味が付け加わってしまう。彼は監督ではないから批判の対象にはしない。ただ、指摘しておかねばならないことがある。一流の選手は積み上げた自己の功績を降りかえるとき、そこに偶然の恩恵があったことに気づく。自己に制御し得ることと、し得ないこと。それに気づくこと自体が一流性なのだ。だから後輩たちには彼らの不運をすべて彼らの責に帰してはいけない。せっかくの激辛のメッセージに他意がないことは寸分も疑わない。しかし、それは中間の挟雑物で捻じ曲がってしまい、他の効果を生む。それは後輩たちへの純粋なエールに終わらないのだ。
今日のタイガース！岩隈問題も！
先日の契約更改交渉後の会見での席上、秀太選手より起こったトレード志願発言、岡田監督批判に関して、アニキ金本選手よりキツ?イ叱咤激励発言があったようです。
これに関しては虎式支店 の方へエントリーいたしました。
赤星 イチローから極意盗む
まずは”ちっ
金本アニキ、よく言ってくれました！
契約更改で７人もの保留者が出ているタイガースですが、先日の秀太発言とも絡んで一部ちょっとしたゴタゴタが起こりかけました。
原因の一端は、もちろん岡田監督の偏った選手起用にもあるのですが、内野手ダブつきに寄るしわ寄せを食っている、秀太、藤本、沖原ら若手
金本選手みたいに言ってくれる人はいままでいなかたなぁ。。改めて「阪神に来てくれてありがとう！」と思います。
でも、藤本選手は評価してほしいです。。。
秀太選手、阪神ファンの評価もチェックしてね！！
オッキーに負けてますよ！！
守備要員では控えの控えの控えぐらい。
代走要員では控えの控えぐらい
代打要員では控えの控えの控えの控えの・・
「なんで秀太つかわないんだ！」っていうファンが出るくらいになってから言ってくれ！！
to いわほーさま
同感です。なかなかどちらも上手くいくとはなりませんね。なにしろ、それまでどちらもくすぶっていることが多いわけですから。それでも編成上、ここがダブるとわかったらすぐにトレードを画策するくらいの意識でいて欲しいと思います。
to ＢＳミツルＨさま
私は「愛情の激励」と単純にとりましたが、確かに本人たちだけに言えば良いことですね。気心知れたプレスということで気を許してしまったのかもしれませんが、ヤイノヤイノヤカマシイことになる球団ですから…。でもそうすると金本がそういう発言なり、行動をとっていることがわからないので、記事を書く私は困ります（苦笑）。
それこそ金本は後輩に対してこういうことを言いたがるタイプではないと思います。「ワシのやることを見て何かを感じろ」というような人ではだいでしょうか。言いたくなる程だったのでしょうか…。言外には、首脳陣に対する「しっかり見てやって欲しい」というメッセージもあるのだと思います。
頼れる兄貴のことなので、きれいサッパリとしたフォローも忘れないと思います。
to GAIAさま
確かにこれまで「事なかれ」な雰囲気がしばらく続いていましたからね。それから比べれば前向きに捉えたいような話題だと私も思いました。
内野の各選手の力量については、それほど差はないと思います。そうなれば、監督が目指す野球にとって、一番良いと思う選手をレギュラーに据えて、より多くの経験を積ませるということは決して間違いではないと思います。二番手、三番手についてもまたしかり。
それでもあきらめてしまうような雰囲気を作ってしまったことが、今季の岡田内閣の失敗だったのだと思います。
ええこといいまんなぁ…、トラオ兄さん。
とりあえず好き放題に不満や不平を言っていいのはファンだけっすよ。
僕は個人的に真っ先にトレード「してあげてほしい」のは沖原。
これはシーズン通してずっと思ってたことです。
好きな選手なんで、どこかでレギュラーとして活躍してほしいなぁ…。
to マンガウルフさま
沖原は、プロ入りが遅かったから、１年たりともムダにできないという焦りがあるでしょうね。本当にせめて沖原、秀太のどちらか一方でも、せめて２番手になれるチームに…と思ってしまうのです。
アニキがおっしゃる正論
もう何も言うことが無いくらい。そして何もいえないくらいのアニキの正論が聞けてよ
初めまして。タイガース系のブログをやっております、「たけ」と申します。
金本選手の姿勢、本当に頭が下がります。そしてそのコメントへのtoraoさんのお考えも読ませていただいて様々に考えることができました。
おっしゃるように、記事になる部分だけで判断することは１００％正しくは無いと思います。
でも影響力のある金本選手の言葉を記事を通じて読み、今からでも３選手が良い方向へ考え方を変え、努力を始めてくれることを願ってます。
「初めまして」なのですが、トラックバックさせて頂きましたことをお許しください。
清々しいよ金本兄貴。
土曜日は球界における結婚式ラッシュだったようで、いろんな方が華燭の典を 挙げられた。おめでとうござい
あなた?に聞きたいことがある♪
だからぁ野をこえ山こえて、トラックバックをしまくるのん♪
「のん」かよっ！(謎)
というわけで、今日は当サイトをご愛顧いただいております皆様にアンケートです。
というか、一方的にDMアンケートを送りつける、…
to たけさま
はじめまして。どうぞお気軽にお立ち寄り下さい。
説教してくれる人がいるということは、とてもありがたいことです。金本選手には、「外から来た」という遠慮を感じていましたが、もはやそんなものは関係ないということもわかり嬉しく思います。
今後ともよろしくお願いします。