中村豊 再び雨中に輝く

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サンスポ小早川氏による阪神キャンプ診断。選手層の厚さで優勝候補だと。そうでしょう、そうでしょう、グフフ。的場がライトのスタメンを奪うと大胆予想。へぇ、あったら面白い。密着してない人の意見を聞くのは新鮮だなぁ。そういえば、私の場合はもう毎日密着しすぎて、考え方が「岡田的」になっているかも(笑)。顔つきまで?…気をつけよっと(笑)。
雨の紅白試合は、投手にとって少し厳しかったかも知れない。結果として全員打ち込まれたが、この時期にしてはそんなに悪いとも思わなかった。それぞれ打たれて、かえって課題が浮き彫りになって良かったと思う。全員上積みを予感させる。
安藤投手は、頭で分かっているのだろうが、まだ指先がセットアッパー(笑)。バットに当てられるのを、最後の最後リリースの瞬間に拒んでいる。ファールでカウントを取り、早めに凡打を打たせるという、先発投手の感覚を体に染みこませて欲しい。もっと軽やかに!
筒井和、江草、田村も寒い中、時々良い球が来ていた。結果を欲しがって、小さくなっていたが、打たれてスッキリしただろう。次の機会は「打ってみぃ!」と叫びながら投げ込んでこい。
鳥谷最高。内角球に対し、「反射」でサク越え。しかも腕を畳んで綺麗な軸回転で。この人が本当に去年内角攻めに苦しんだあの鳥谷なんだろうか。むしろ内角打ち名人のようだ。「内角?来てみぃや、ほりこんだるわい!」という感じ(鳥谷は東京っこなので絶対こんな口調ではないが)。これだけ素晴らしいと逆に色々な心配が頭をよぎるが、ま、それはそうなってから心配すれば良い(笑)。とにかく、鳥谷最高。
的場が良い。特に第一打席、ファールで粘って四球を取ったのは相当好印象だ。2番打者に置いてみたい衝動にかられる(笑)。
沖原が意地を見せた。1本は「幻のHR」にされたが、2本のサク越えで存在感を示した。今年33歳になるトシのいった「若手」。二軍でくすぶっているわけにはいかない。
そして中村豊が見事な満塁HR。途中から「お座なりな」出場。しかし田村の乱調で回ってきたチャンスに思いっきり振り抜いた。オレを見てくれ!ダイヤモンドを1周する顔が訴えていた。
03年に、下柳、野口とともに日本ハムとのトレードで入団。ベンチで前のめりになっている「戦う控え選手」のリーダー的存在だった。出場すればそれなりに堅実な結果を残して来たが、そのチャンスがなかなか来ない。悶々とした状況だと思うが、切れることなくよく集中を持続していると思う。首脳陣も昨年の反省から、こういう選手を上手く活用して欲しいと切に願う。
そういえば優勝した年の梅雨時、満員の観客を入れた後で突然の大雨、中止になった試合があった。その時、ダイヤモンドを全力疾走、最後にホームに敷かれたシート上を水しぶき上げながらヘッドスライディングして、ファンを慰めたのが中村豊と沖原だった。そしてこのパフォーマンスが星野監督の心を少なからず動かし、その後の活躍場所を確保したということがあった。雨のグラウンドで意地を見せた二人で思い出した。

コメント

  1. これは本物

      紅白戦観戦記 

     いや?、すごかったですね?。 鳥谷君。 安藤が投じたインコース低めのストレート。 普通あのコースを打っても右に切れます。 いい当りをしてもファールにしかなりません。 それがバットが内から出ているのと体の回転がスムーズで、バット

  2. いわほー より:

    紅白戦の受け取り方でペティミスト(悲観論者)かオプチミスト(楽観論者)かがわかる。私の場合は両方ある。つまりは二重人格か?(笑)
    昨日の紅白戦は打高投低で、正田コーチと久保コーチの明暗が分かれましたね。でもtoraoさんおっしゃるように、今はアラが出たほうが吉という考えも一理あるので、投手陣も成果ありと考えるか。
    的場、沖原、中村豊らの中堅(いやもうベテランの序の口と呼べるか)が若手以上にはつらつとしてよろしい。沖原なんかは内野はどこでもこなせるし、つぼにくるとホントいいバッティングを見せてくれる。レンタル移籍制度ができたら、「お声がかかる率」は虎でNO.1の気がする。(昨年もパの数球団から名指しであげられていたし。)
    二番打者・的場は適性ということでは藤本よりもありそうに思う。1番赤星につづく二番打者は右打ちができて、引っ張ることもできる右バッターが私の理想だ。したがって藤本よりも関本、的場あたりのほうがよろしいと考えている。そうなれば三番打者はあまり右打者にこだわる必要もなくなる。今年は無理でも将来の三番は鳥谷が張れることを期待する。それにしても、んーーー一年中でこの時期が一番楽しいかも。

  3. taku より:

    お初です。お?っ!中村選手頑張ってますな?!試合に出せばそれなりの結果は残してくれる選手なんですけど、、、、今年は町田選手との一軍争いになるんでしょうね、多分。
    鳥谷選手の成長は著しいものがあり嬉しい限りなんですが、レギュラー争いもさせず、ポジションを与えてしまっている現状には正直???
    なんですよね。それと、将来性を考えれば今の二遊間は良いと思うのですが、今年の場合守備力がダントツのシーツが一塁なんでしょ?疑問に思います。個人的な意見としては、ショートは藤本、鳥谷で争い、セカンドにシーツと関本、ファーストは片岡、町田で争えばおもしろいと思うのですが、、、。

  4. shu より:

    鳥谷、HRはもちろん2打席目のタイムリーも良かったですね
    ホント、昨年とは別人。中西さんのおかけ?それとも正田さんが優秀なのか??
    沖原・秀太あたりは今年の布陣から考えるとレギュラー陣に怪我が出ない限り、相当厳しいと思います。
    私はレンタルとかにかかわらず、トレードした方が本人にも球団のためにもなりそうな気がするんだけどなぁ

  5. torao より:

    to いわほーさま
    古い阪神ファンの中には、私達のように「オフ大好き」の人、多いですよ。そりゃそうですよ、だって、実際開幕したら数ヶ月で「終わり」だったんですよ!あの頃は…。秋季キャンプから開幕までが一番楽しい妄想の時間だったんです。悲しい防衛本能ですね(笑)。
    ですから私は、(少なくともオフの間は)極力すべてを良い方にとります(笑)。
     ・調子が良い場合→今季はすごいことになる。
     ・調子が悪い場合→今が底で、ここから上がり目。開幕にピークが来る。
    とまあこんな調子(笑)。はっはっは。
    打順についても夢が拡がりますね。いろいろ考えちゃいますよ、思わず(笑)。
    to takuさま
    初めまして、ようこそお越しを。
    さて確かに鳥谷選手にはポジションを与えている状況ですね。でも悪けりゃすぐに交代させられる身の上です。私はそれで良いと思っています。ドラフト上位、下位に関係なく、監督が「こいつは我慢して使えばスゴイ選手になる」と見込むのなら、たとえ目先の成績が悪くたって使ったら良いと思います。例えば王選手もそうでしたし、掛布選手もそうでした。新庄も桧山も今岡も藤本もそうでした。誰か一人、「こいつを使ってやって下さい。しばらく我慢すればかならず使い物になります」と自信を持って進言できるコーチがいるか、監督自身がそう決意したのならそれで良いと思います。判断が誤っていた時、相応の非難と責任を負わされるのは監督なのですから。
    シーツの守備位置については、議論の分かれるところですね。岡田監督の判断としては、守備の負担を減らしてやれば、もっと勝負強い打撃が生かされると踏んでいるのでしょう。藤本&鳥谷の二遊間を育て上げようという意志もあるようなので、それはそれで良いと思っています。どうも「現状是認」の傾向が強いですねぇ、私(苦笑)。
    to shuさま
    そう簡単に人間が変わったような成長もありえないような気がするので、これが本来の鳥谷なんでしょう、きっと。本人も今までの野球人生、すべて二年目に素晴らしい結果を出してきたと自己暗示に近い確信も持っていると聞きました。
    「外ならいつでも対応できる。内に甘く来たら放り込む」これぞ最強の打者ですよね。本当に期待せずにはいられませんよ、今年の鳥谷。
    沖原・秀太の処遇については私も同意見です。例え諸々のリスクを負っても、生かしてこその人材です。短い野球選手生活をフル活用してもらいたいですから。

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