最終兵器 久保田

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今岡選手のケガがことのほか軽傷だったようで良かった。むしろ左臀部の張りを訴えている桧山選手の方が時間がかかっている。矢野捕手を含め、主戦級がオープン戦の最後の方まで揃わないのはやや不安材料。でもそれによってもたらされる結果がどうなるかは別問題。不安があった方が良かったりすることも多い。
3/6対西武オープン戦(倉敷)、2番手福原投手が試合を壊した。2回を投げて6失点、たまらず「泣きの1回」を急遽追加し、なんとかゼロに抑えた。変化球ではまったくカウントが取れず速球は高いという内容では、アピールの機会に飢えた西武打線の餌食となった。ここまで何の不安も見せていなかった福原だけに、この時期に冷や水を掛けられたのはかえって良かっただろう。
鳥谷選手がプロ入り初の左越HR。去年はやりたくてもできなかたったことがまた一つできるようになっている。一気に上向きに持って行きたい。調子の波を小さくできるかもプロとしての大切な技術だ。ここががんばりどころだ。
先発の太陽投手も今までで一番悪かった。立ち上がり、いきなり無死満塁としてしまったが、犠牲飛球の1失点に抑えたのは立派。なにより今までで最長の4イニングスを投げ、まだまだ行けそうな雰囲気を漂わせていた。先発ローテーション入りをほぼ決めつつある。
リリーフ陣からは藤川投手、久保田投手が1回ずつ。同い年のこの二人が、今季の勝ち試合をリレーするのだろう。ともに上ずる球があるものの速球の威力は素晴らしい。藤川149km/h、久保田153km/h、やるねぇ。
本当のことを言えば、久保田の抑え起用には不安要素がいっぱい。肩・ヒジを痛めた投手に連日のブルペン調整は厳しいのではとか、微妙なコントロールがないので怖いとか…。最大の心配は、走者を出して素早いフォームで投げようとすると球威が落ちるということ。この日も四球で出した走者を置いて、センター越え二塁打を喫してしまった。
それでもクローザー久保田にはワクワクするような期待の方が大きい。なんといっても球速。勝ち試合の最終回、こっちもシビレているが、相手だってシビレている。一番イヤなのがとてつもなく速い球だ。そして精神面。いや本当はよくわからない。久保田って根性が座っているのか、気が弱いのか、どっちなんだろう。ただ新人時代から物怖じしない投げっぷりは度胸の良さを示しているのだと思う。ランナーを出しても、塁を詰められても、ホームに帰さなけりゃいいんだろうと開き直った投球ができる男なのではないか。そんな部分にもっとも期待する。

コメント

  1. いわほー より:

    西武戦は投打に物足りなかった。なかでも福原はシーズン中もたまに、昨日みたいなピッチングをすることがある。よい反省材料を得たと、こころしてほしい。打線も西武の若手ピッチャーになす術がなかった。若手にとっては絶好のアピールの場だっただけに残念だ。若手にチャンスが与えられるオープン戦もだんだん少なくなってきます。もっともっとアピールして一軍枠に残れるようにがんばって欲しい。

  2. torao より:

    to いわほーさま
    本当にそうですね。来週あたりはだんだんチャンスが減っていきます。結果を恐れず、自分に求められていることを考え、それを出し切って欲しいです。

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