メンバー構成の動きは、実戦が活発になる次クールを受けて展開していくので、この休みは見送り。やろうと思ったのだけど、意外なくらい動かせなかった。
さて、昨年「セ最強クリーンナップ」と呼ばれた鳥谷・ゴメス・マートンの3~5番をどうするか。これは大いに悩むところ。この並び、シーズン当初からよく機能したため、いじれなくなったのだが、数字を見ていると変えたくなる。出塁率の高い打者をより上位に置いた方が有利に決まっているワケで、鳥谷(.406)3番は良いとして、マートン4番(.394)、ゴメス(.369)5番の方が理にかなっている。得点圏打率でもマートン(.355)は、ゴメス(.344)より優秀なので、マートンを先に出す「べき」。数字はそう語る(その理屈から言えば、鳥谷1番もかなり考えたくなるところ)。
ただし、数字とは結果として残るもので、その前には「心理的なあれこれ」があるということも考え合わせないといけない。だから話はそう単純ではない。ゴメスは、後ろにマートンがいたからこそ、チャンスでは繋ごうという意識が強くなり、「謙虚な打撃」ができていた。マートンはゴメスが先に打点をあげてくれていることで、よりリラックスし、あるいは集中して打席に入れていた。
問題は、機能はしていたけれど、「もっと上」があるのではないかという部分だ。良かったけれど、最上級ではなかったのではないか。そういう探究は必要だ。ことに今季は、昨季よりさらに1,2番や、下位打線の機能向上が見込める。クリーンナップの並びに加えて、その前後を含めた考え方ができるようになる。
マートンの後ろに置く打者としてゴメスは不足ない。三振が多いが、これは走者なし、走者1塁では長打を狙っているから。あるいは、「どうでもいい打席」ではエサをまいているからという言い方をしてもいい。どうにも合わない三振を見せておけば、好機で回った打席では、その決め球が必ず来る。ゴメスはそれを軽打するクレバーさがあるから打点王を獲得できた。もちろん走者がたまっていて、投手に重圧がかかり、失投すれば、一発放り込む率はマートンよりはるかに高いのだから、「主軸の底で総ざらえ」という機能も期待できる。やはり「本来は」5番なのだ。
もう一つ「マートン、鳥谷、ゴメス」の「右左右」の並びも考えたくなるところ。試合後半、相手にワンポイントリリーフの使い道に制限を与えることができるし、打線の流れに起伏、変化をつけることいいこと。「鳥谷の変化」に期待し、4番として大化けすれば、こんなに盛り上がることはないというのもある。
ということで、今季はまず「冒険心あふれる」、マートン・鳥谷・ゴメス、そして「素直な」、鳥谷・マートン・ゴメスの並びを試してもらいたい。驚いたことに、あるいは理屈どおりに、昨季より良くなってくれればしめたもの、もしそうならなければ、昨年型で行けば良し。試してみたい。
その前後を打つ打者たちは、熾烈なポジション争いを勝ち残った者、あるいは、現に争いの火中にいる者が務める。これはもう楽しみ以外の何ものでもない。
コメント
個人的には出塁率(選球眼)の良い鳥谷は1番か3番に置くのが最適かと思います。
マートンは相手投手にとっては一番嫌な打者であり、マートン→ゴメスの並びにするとマートンを敬遠される場面が増えそうなので、やはり現状では並び的に昨年と同じ並びが一番しっくりくるような感じがします。
因みに今日の練習試合、噂では
【日本ハム戦スタメン】
8 江 越
DH 大 和
4 上 本
7 伊藤隼
2 梅 野
5 陽 川
9 中 谷
3 西 田
6 北 條
投 金 田
この中の江越、隼太、陽川などの中・長距離砲が機能して開幕3番ぐらいに入るようになれば、鳥谷1番、マートン3番等も現実的になり破壊力抜群の打線が完成しますがどうでしょう!?
それにしても、今日のスタメン(大和の守備力は十分わかってるからDHで、若手づくし♪)が噂通りならとっても楽しみです。メラメラ熱くなれ!
いま名護市営球場にいます。
心配された天気は晴れ!
今から試合開始が
いま名護市営球場のスタンドにいます。
心配された天気は晴れ!
やはり江越、陽川、北条にワクワクします。いつかこの3人が甲子園の
スタメンに名を連ねる日が早く来ますように。
昨季最強のクリーンナップの贅沢とも言える並び替えの悩み(笑)。
出塁率抜群の鳥谷1番なら、福留の調子が良いと、ここへ入ってきてもおかしくないですね。
セカンド、サードの競争もあり、センターも江越の調子によっては大和との使い分けも難しい。
今年の首脳陣の嬉しい悩みは尽きないです。
今日の実戦は待ちに待ったという若い選手の活躍が楽しみ!
個人的には3・4・5の並びは試行錯誤の結果のモノなので崩して欲しくは
ありませんが、この時期から保守的過ぎるのはよくありませんねw
単純な左右や数字だけでなく、トラオさん仰る「心理的なあれこれ」を
頭に置いた並びを検討して貰いたいものです。
ゴメスの後ろに誰を置くのか?
マートンの後ろに誰を置くのか?
これにより、両外国人がより一層機能するのではないか?
と思う。
ゴメスの後ろマートンは外せないと思う。
となると、
3番ゴメス
4番マートン
5番鳥谷
これが理想的ではないかと!
それを踏まえて今の所の私個人的な開幕オーダー
1番セカンド西岡
2番サード今成
3番ファーストゴメス
4番レフトマートン
5番ショート鳥谷
6番ライト福留
7番キャッチャー梅野
8番センター江越
9番ピッチャー藤浪
これやね(笑)
私は、決して外国人選手が嫌いな訳では有りませんが
考え方が古いと言われるかも知れません、最近のスポーツは野球に限らずどのスポーツも外国人選手に押されぎみな気がして…少々残念な気がします。
体格の違いや筋肉の質の違い等有ると思いますが、皆が皆そうとは限りませんが「何がなんでも這い上がるんだ、絶対に活躍するんだ!」と言った気迫が外国人選手より日本人選手には足りない気がします。
かといって、マートン・ゴメスを見たくないかと言えばそうではなく、この2人からレギュラーを奪い取る位の気迫を持った選手が出てきて欲しいですし、首脳陣には起用をして欲しいですね!
いくら良い選手でも使わないと育ちませんからね。
今シーズンは、一人でも多くの若い選手の活躍を期待します!
2月の頭、BSフジの番組に「The GAME 〜震えた日〜」というタイトルがあった。
俺は「まさか!?」と思い「1ヶ月だけ契約しよう!」と決めて番組の内容を見たら「吉田秀彦×古賀稔彦」の名前が…。
「トラオさんの『The GAME』、勝手に使うなよ!フザケんな!」…やり場のない怒りをぶつける場所もなく、無言で解約した。
オールスターといい公式戦の中継といいフジの野球では、ここ10年、不満ばかりだなぁ(今回は俺の早とちりだがね)。
ヨウダイカン(漢字変換されず)がホームラン…。仕上がってんの!?もう仕上がってんの!?
大谷が…仕上がってんの!?もう仕上がってんの!?
以前、書いたが
1.鳥谷
2. 西岡
3.マートン
4.ゴメス(仕上げの真っ最中だが、こっちがホンモノ)
の打順が見たい。
もちろん2番には上本を希望したいが、飲み込まれてるからねぇ西岡に。
キャンプの中継で、お客さんがバックネットに顔を近づける場面がたまに映るが「この中にトラオさんのブログに書き込んでる人がいるんだろうなぁ〜」って思うと、羨ましいと同時に幸せな気持ちになる。
順番はさて置き、一部報道等で出てた3番西岡とか福留は反対です。
理由は1年間フルで出る保証のない選手にクリーンアップは厳しいから。
鳥谷・ゴメス・マートンは去年1年ほぼ休むことなく出続けられた。
その点でも優秀な中軸打者です。
超個人的な意見としては、鳥谷を「出る人」から「還す人」に転換させたい。
その為には、6番に「長打が怖い打者」が(できれば右打者)必要。
若手の入り込む余地をここに求めたいですね。