鈍足減らせ!使うなら打て

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来季の阪神を展望するに、投手力は「もうちょい」。だって今年のような「あんなもん(あえてそう表現)」でも、相対的にそこそこの成績だったのだから。今年よりもちょっと良くなってくれれば、具体的には藤浪、メッセンジャー、岩貞が3本の柱としてしっかり貯金を作ってくれて、その他の投手をとっかえひっかえ、「好調時に仕事をする」という構えができれば、通年戦える。

問題は攻撃の方だろう。12球団でも火力の弱さは下の方なのだから。なんとなく火力と言ってしまったが、必要なのは火力ではなく、総合的な戦闘力。とくに相手守備陣をいかに集中させないか。心理的に揺さぶって、失敗を誘発できるかが大きい。
ゴメスに代えて取ったキャンベルは、それなりに走れる野手らしい(よね?)。阪神はもっと走れない走者をできるだけ減らすことを考えて、投手を揺さぶって、打者が打ちやすい状況を作ることを考えるべきだ。「12球団で一番、バッテリーが集中しやすい打線」という状況を変えることができれば、中距離の打者が並んでも本塁打が増えるだろう。

「守備が下手」については一般的に大きなデメリットと認知され、それを上回る打撃がなきゃ使えないと判断されているが、「足が遅い」は寛大に扱われている。しかし「鈍足」が得点力に与えるダメージは意外とデカい。鈍足を使うなら、それに見合う打撃が必要だ。

コメント

  1. 西田辺 より:

    個々の能力を考えた時、特段タイガースの選手全体に打力が劣って
    いるとは思えない。
    じゃあ何故これ程までに得点力の問題が解決されないのかと言うと、
    仰るように「12球団で一番、バッテリーが集中しやすい打線」。
    これに尽きると思う。
    投手の注意力の配分を、打者10その他0と、打者7その他3では
    結果も違って当然。
    如何に打者に集中できる環境を崩していくか。
    その中で走力は一番効果的な要素となり得ます。
    赤星の様な選手がいれば文句はないけど、「隙あらば行くぞ」と言う
    姿勢と実現力のある選手は欲しい。
    例えアウトになろうとも「走られる」こと自体、バッテリーは嫌なもの。
    誰か個人でなく(それも結構ですが)チーム全体で走る姿勢が大事。
    逆に現状のタイガースで、思わず失笑が漏れるような鈍足って誰でしょう?
    「特段速くない」というカテゴリーなら原口とか坂本のキャッチャー陣。
    今年もシーズン当初は色んな選手が走る姿勢を見せたり、実際走ってましたが
    ある時点からベンチが「このランナーが刺されたら勿体ない」と思い始め
    消極的になってしまいました。
    そこで刺されても、どこかで「走ってくるんじゃないか」と思わせる作用は
    働くはず。
    「損して得とれ」じゃないけど、長いシーズンを考えた時、決して愚策では
    ないのではないでしょうか。
    選手以上にベンチの思い切りが試される来季になると思います。

  2. 虎轍 より:

    相手捕手がちょっとポロリをした時の隙に次塁を狙うような第二リードの徹底もして欲しいですね。
    まぁそれは走塁力では無く、集中力やと言われるかも知れませんが、如何に隙を突く野球が出来るかですね。
    脚は速く無くとも、そういった積み重ねが、相手バッテリーに嫌がられるってのを広島なりに見せられてる筈ですからね。
    ワンバウンドしたら、走ってくると思わせれば、高めの失投も増えると思いますからね。
    打撃力、守備力を充実させる為にも集中力で相手を上回れば必然的に勝てるチームやと思います。

  3. こうさん  より:

    数字ネタが続いていたからか今日のタイトルを「借金減らせ!(有馬に)はるなら勝て!」と読んでしまった。あんな銀行レースでも勝てない俺への叱咤激励かと。

    走力は大事だが福留がキャプテンの責任で無理をしないか心配。福留の怪我による、そんな形での世代交代は望んでいない。

    投手には不安だらけだなぁ。柱…今のタイガースには柱がいない。一気に柱が出来るチャンスでもあるけど。9回までドタバタで投げる藤浪よりも6回まで投げるシモさんの方が柱だった。メッセが「7回まで」となる布陣になるかな。

  4. いわほー より:

    かつての相撲部屋と呼ばれた頃を知るものからみたら、今のタイガースの野手で「鈍足」と呼べそうな選手は思いつかない。(セッキーを最後に絶滅か)
    あの岡崎、ゴメスですら盗塁を記録したんだから、他の野手はもっと盗塁意識を高めなければ。
    まあ、走力といえば盗塁数だけの比較ではなく、走塁(スライディングの技術含めて)全般でみないといけないけどね。
    シーズン中盤以降、金本タイガースがほんとに走らなくなりました。
    糸井ひとりに盗塁を任せるのでなく、チームで競ってもらいたいもんです。

  5. なかっち より:

    脚の速い選手はタイガースには結構います。高山、上本、大和、江越、横田、緒方、板山、鳥谷(他にもいますが)
    しかし、走らないのは塁上での準備不足と思います。
    先日ヤクルトの福地コーチ、福本豊さん、松本さん等が盗塁についてテレビで話をされてました。福本さんは投手の癖。福地コーチは塁上での準備。松本さんはリード幅と度胸と仰ってました。(私の記憶が正しかったらですが間違ってたらゴメンナサイm(_ _)m)
    この3人が共通して仰っていたのは、塁上に出たら必ず走るって気持ちでいたということ。
    走るまでのルーティーンはそれぞれ違えど、スタートを切るときはある意味ギャンブルOKくらいだったそうです。

    タイガースの選手は失敗が続いたらネガティブな考えになるのかスタートを切れなくなる。それにより相手バッテリーにプレッシャーを掛けれなくなるのではないでしょうか?メンタルの超変革も必要なのかもしれませんね。

    後は打球判断の悪さ。これは練習ではなかなかクリアできないと思います。オープン戦で培うしかないですね。
    来季こそは走塁革命期待したいです。

  6. とらかっぱ より:

    盗塁の少なさ、次の塁を狙わない走塁は、先ずは意識改革をしない事には始まらないでしょう。金本監督がシーズン終了後に、盗塁が少なかった事を問われ「走れる選手(横田・江越)が下に落ちた」と、言うコメントをしていましたが、そこに原因の全てを持って行ってるようではいけない。

    皆さんが仰るように、今季のメンバーを見渡して、鈍足選手は見当たらない。それならば各人が意識を変える事で出来る事も多いと思います。たとえば一塁ランナーなら、ワンバンした瞬間に二塁に向かう。一二塁間の打球は三塁まで行く前提の走塁で二塁まで走る。こんな事でさえ出来てた選手は多くなかった。

    とは言え、打線が不調になった時の虎の子ランナーを、走塁死させては更なる士気低下に繋がるし、素人が言うほど簡単な事ではないのも解ってます。キャンプの間にタイガースのチーム意志として、一つでも前の塁への意識付けを強くし、その為の準備はしっかりしときたいですね。

    倒れる時は、必ず前のめりで!

  7. トラ11 より:

    確かに、関本依頼「ドンドン鈍足」と言われる選手は見当たらないように思います。
    しかし、セッキーだって走る時はドンドン走っていました。

    今季序盤の髙山・横田の1・2番は良く走って楽しかった。
    打撃が悪くなってもせめて塁に出たら走るという意識を持って欲しい。
    足が速いのも大事ですが、度胸も大切です。
    「タイガースは走る」と相手バッテリーに意識を持たせる来季になって欲しい。
    あのきつい走塁練習をやってきているのですから。