春分の日につらつらと

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思うに上本という選手の特性は、キャンプのリレー練習にすべて表れているのではないか。つまり一発バチンと超人的なプレーができるのだけれども、極端にスタミナがなく、すぐにへとへとに疲れてしまう。
絶好調期を過ぎて疲労困憊期に入ると、打てない、守れない、走れないの凡人になってしまう――とか。
連続エラーの一つ前、ファウルフライを追っかけて、もうそこで体のバランスが取れなくなってしまったんじゃないかな。
とにかく波の振幅が大きすぎるよなぁ。

他にもエラーがあった。髙山はそれくらいはしっかり捕球せいの「前進前進落球」。鳥谷は毎試合1つ以上ある悪送球(この日は未遂)。
これらすべてをいつまでも「困ったねえ」で済ましていちゃあダメだろう。
「投手がガッカリするようなプレーをするヤツは試合に出せない」とかなんとか言って、権利を剥奪していくくらいの厳しい顔をしないと、この守備の生ぬるさは変わっていかないだろう。
セカンド上本、レフト髙山は言い訳無用の本職。サード鳥谷だってそこをやらなきゃ出るとこないよっていうポジション。自覚を引き出すためには、甘くする必要などないのだ。
実際にチャンスをあげたい中谷、糸原という第2列がいるんだからね。

金本監督絶賛のマテオはいいね。確かに好きだわ(笑)。
伊藤和はスピード表示は以前より出なくなったが、まっすぐのスピンはあり、ガン以上に打ちにくそう。チェンジアップの動き方がかなりいい。
桑原ともども「単なるお試し」かと思っていたが、登板を重ねて落ち着いてくればシーズンの中で戦力として使っていけそう。
このあたり、去年の起用法より見極めが上手になっているね。ピッチングコーチ陣に進歩ありと見た。

松田も調子良さそう。藤川はまだもう一つ……と見るか、微妙なところ。
先発能見は「悪いなりに」の投球。実際のところ、もうじき38歳のベテラン投手なのだから「5回2点」なら十分なのだ。6人のうちの1人として、1年間それをキープしてくれるのならありがたいこと。もちろん良い時は7回1点とかあるだろうけどね。下柳はそんなんで最多勝とったこともあるんだから。

糸井が弾丸ライナーの先制3ラン。ああいう打球だと浜風関係ないかもね。楽しみだ。
中谷が進化定着の2二塁打。あとは髙山の外を拾ったレフト前と代打糸原の思い切りよい右前、これでヒット全部。ぼちぼち状態を上げていかないとね。

WBC侍はMLBチームとの練習試合で2連敗。まあ練習試合なのだから、その結果はどうだっていいんだけどさ。
「高校通算○○本」ていうやつは練習試合も含むっていうし、やってる選手にとったら、練習試合でも公式戦でも試合は試合という感覚がありそうだよなぁ。
まあとにかく、試合内容を参考にあと2つだね。
もし日本が優勝したら、その後で侍ジャパンに勝ったソフトバンク、阪神、カブス、ドジャースの4チームによる「真の世界一決定戦」をやればいいのに(笑)。
藤浪はあまり代わり映えしない投球だったようで、事実上その練習試合の登板がアメリカで唯一の出場になりそう。
まあしゃあないよね。チャンスはあったわけだから。
ちょっと苦言になるが、追加招集されたときに「いい場面で投げられるかどうかはわからないが」というコメントをしているのを聞いて、なんというか「痛い目にあったほうがいいかも」なんて、意地悪な気持ちになっていた。
そもそも、そんなこと言える立場じゃないんだからね。
「チームに必要ならバッティング投手でも球拾いでもなんでもやります」と言ってはじめて、限られた人数の一員として迎え入れられるというもの。
「全国放送」における自分の立ち位置は十分わかっただろうから、きっとここから藤浪はV字を描くよ。

と、とりとめもなくダラダラ書いちゃった。

コメント

  1. 虎轍 より:

    上本はtorao様の仰有るように息切れしたら、もう無理です。って感じに映りますよねぇ…
    簡単にやれば出来るのに深く考え過ぎて、策士策に溺れるでは無いですが、簡単に出来ずに傷口を拡げてますね。
    なんでもないプレーをなんかにしてしまうプレーは勿体無いですよね。
    その後の無死満塁を抑えたマテオは素敵でしたね。
    鳥谷も悪送球が目立ちだしましたね。
    捕って投げる練習をみっちりやって欲しいですね。
    例えワンバウンドでも、捕りやすいところに投げればアウトに出来るんですからね。
    頑張れ鳥谷!上本!

  2. こうさん  より:

    オープン戦が始まる前に選抜を観ながら酔っていたので糸井のホームランは目が覚めた。けど、なぜか「打たれた❗」とも思ってしまった。…いやね、なんか糸井のユニフォーム姿、まだ違和感がある。似合ってないんだなぁ。シーズンに入って見慣れてくれば…なのかな。

    この時期だから選手のプロフィールに出身高が出ている。マテオの出身高が「アンタアナ高」になっていたのだが「そんな名称あんのか?」と思ってウィキを見たら「サンタアナ高」となっていた。結論は、どっちでもいい。

    なかなか追加点が入らない展開。9回には上本による「藤川劇場」が待っていた。マテオは押し出しデッドの次から明らかに顔つきが変わった。「本番モード」にギアを入れた感じ。そしてマテオによる「逆藤川劇場」。完全なサヨナラ負けを引き分けにしてしまった。

    今の時期にマテオに本気を出させてしまった上本には猛省を促す。もう続かないのか?「やっぱり上本は…」で終わるのか?野球を「楽しめてる」糸原が1歩リード。もちろん「後がない」から開き直れているのかもしれないけど。

    あとは鳥谷のサードからの「山なりスロー」。これだって未遂のミスだと思う。原口がキャッチャーをやる日は梅野を休ませて鳥谷はファーストしかないんじゃないか?「どこでも守れる」らしいから。つうかシーズン通してビクビクしながら観なきゃならんのか?

    能見、梅野と組むんだ。「能見が投げる日は梅野の休養日」だと決めつけていたが。読売の小林は今年、脅威になる。「センター返しに拘る」という梅野のコメントが本当なら期待できる。

    解説の田尾さん。酔っていたので根拠はないが「楽天で1年しか監督をできなかった理由」が、なんとなくだが伝わってきた。ノムさん云々は抜きにして…ね。監督よりコーチ向きだわ。

  3. いわほー より:

    なにかスッキリしないときの表現に関西では「なんかな~」を使うんですが、藤浪見てると「なんかな~」が口をついて出てくるんよね。
    この「なんかな~」がいずれ「やっぱりな~」にならないことを祈るばかり。
    「なんかな~」は「さすがやな~」に変わると信じてるぞ>藤浪。

  4. 西田辺 より:

    いやマジでシーズン本番の試合でなくて良かったね、って感じです。
    危なくって使えませんよ、あれでは。
    ミスはどんな選手にも付き物だけど、それは普通に捌ける打球は普通に捌くと言う前提に立った話。
    仰るように開幕前とか関係なく、一度厳しい起用を考えて欲しい。
    そんな凡ミスオンパレードにも関わらず、ギアを入れ直したマテオは立派。
    抑えとしての適性はマテオの方が高いかも知れませんね。

    藤浪
    自分が「その程度」と言うのを自覚できただけ、侍参加は意味が
    あったんじゃないですかね。
    色々誉めてくれる方面もあるみたいですが、あんなものは
    精一杯の社交辞令ですから。
    とてもあの制球力では、使い処がないですわ。
    ホントに一から謙虚に自分を見つめ直して、どうしたら最低限の制球力が
    身に付くのか考えた方が良いでしょうね。
    今年も去年と同様なら、数年前にメッセが警告した「平凡な投手」のまま
    終わってしまうでしょう。
    達者な口も良いけど、せめて結果を出してからにして欲しい。
    本人がそれで良いなら、一向に構いませんが。

    • ぴゅあらっく より:

      昨日は現地でした。初回に糸井野スリーランが出た時は盛り上がりましたが、その後が尻すぼみでした(^^;;。
      最終回の上本の連続エラーには正直「いい加減にしてくれよ」と思いました(-_-#)。ルーキー糸原の方が落ち着いて守っていましたよ。
      今更上本の守備力向上は望めないだろうし、一刻も早く大和を一軍に帯同させるべきだと思いました。

      • 西田辺 より:

        ぴゅあらっくさん、今年も現地レポ宜しくお願いします。
        マテオも上本の連続エラーの時、下柳ばりにグラブをマウンドに
        叩きつけたい気分だったでしょうね(笑)
        結局、あの回6個くらいアウト取れてる勘定ですからね。
        スイッチヒッター修行中とはいえ、大和を一軍に装備しない選択は
        ないと思うんですがねぇ。

        • ぴゅあらっく より:

          あの下柳投手がグラブを叩きつけた試合も現地で見ていましたよ(^^;;。あの時は私の席の周りは「秀太頑張れ!」の大合唱でした(笑)。
          今年もあちこちの球場に出没しますので、良い試合を期待したいですね。

  5. なかっち より:

    上本の守備には落ち着きがない。4年前西岡がタイガースに入団して初のキャンプの時上本に言った言葉を思い出しました。何故あれだけ慌てるのか?打球が飛んできたら足がバタバタしてる印象を受けます。あんな守備を見せつけられたら怖くて見てられません。糸原を使ってほしい気持ちが強くなってきてます。しかし打線が左打者ばかりに・・・。
    鳥谷に守備の不安があるだけにサードに右打者を・・・。とも思いますが、中谷もサードは不安ですし。もう一度陽川にチャンスを。そしてセカンドには糸原を。

    糸井の打球はさすがの一言。あれでスタンドインするなら20発は期待出来そうですね!

    • なかっち より:

      能見についても。今年で38歳ですか。昔の下柳のように6回90球と決めて投げさせればまた二桁勝てそうな気がします。去年も引っ張りすぎて捕まるケースが多々ありましたし。

      藤浪や岩貞が投げるときは極力中継ぎ陣を休ませる意味でも引っ張るべきだと思いますが、それ以外の投手は6〜7回100球までと決めてあげた方が良いと思ってます。

      藤浪については昨日書かせてもらいましたので、特にありませんが、絶対必要な投手には間違いありません。開幕に合わせるのではなく、ウエスタンで3〜5試合調整登板させて結果が良ければ上げるスタンスで良いと思います。とにかく実践で調整するタイプの投手なので、現状の藤浪では正直厳しいと思います。

  6. 虎ジジィ より:

    最後マテオは足を引っ張られながらも 良く踏ん張った!

    上本に俊介のファールが当たって(良いツボにでも当った?)復帰以来、バッティングは神ががり 苦手な守備も普通に守れていましたが、ここへ来て「魔法が解けた」かのように精彩を欠いていますねぇ。

    9回まで積み重ねたゲームがミスからガタガタっと崩れかねない怖さを思い知らされたゲームでした。
    侍ジャパンも「魔法使い」と称賛される菊池の守備に幾度も救われています。
    タイガースも「虎の魔法使い」こと大和をそろそろセカンド争いに参加させるべき時かも知れません。

  7. 虎蜂 より:

    藤浪には期待していますが、慣れない環境とは言え、クイックやフィールディングのミスはキャンプで如何様にも準備できたことでしょう。チームとしても課題にしていましたし。制球が定まらないことよりも、まずそういう自分の弱点を改善しようという意識が低いのではないかと思います。
    みんな藤浪に苦言ばかり呈したいわけではないでしょう。もう同じミス(投球)を繰り返されるのは勘弁願いたい。それだけです。

    「1年通して出場する体力を」という考えもわかりますが、上本は体力面に難があると思いますので、選手の適性を見極めて使ってあげて欲しいですね。慣れないポジションでミスが出るのは今季も織り込み済みですが、本職で普通にアウトにできる打球というのはしっかり処理して欲しいものです。打てないチームというのは理解できますが、タイガースは根本的には守りを重視しなければいけないチーム。守備に信頼感のある選手を積極的に起用して欲しいですね。

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