夢の球宴閉幕でつらつら

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オールスター終了。秋山も勝負を楽しんできたみたいだし、お祭りを満喫できたらそれでいいよ。選ばれた人だけが出られるご褒美だからね。選手にとって栄誉であり、思い出であり、財産だ。

近年毎度思うことだが、2つのリーグには「心の違い」がある。パ・リーグには「どうしようない時代」にずっと感じていたであろう「こうなったらいいのに」を実現させようという連帯感がある。それはリーグが作っている事業体もそうであるし、ファンの気質もそうだ。その特徴は、「みんなでやればできる」「それもアリでいいじゃないか」という精神だ。つらい時代をともにしていたからこそできた一体感であり、あの頃を思えば失うものはないという思い切り。2004年のあの時、パ・リーグは完全に瀕死の状況下にあったのだが、今野球界に元気を与えているのは「パ・リーグ的なもの」が中心だ。
セ・リーグ自身も、どちらかというと窮屈な「セ・リーグ的なもの」から脱皮しようとしているのが現在なのかもしれない。

パの反対語でセを表現するとこうなる。特徴は「自分だけ強くなりたい。ヨソは知らん」「そんなもんナシに決まっとる」という精神。甘い時代の恩恵を自分だけは守りたい、まだまだプロ野球黄金時代にしがみついていたい。この「心の違い」は大きい。

昨日のスポニチの記事にも繋がるが、あのときすでにこの未来を見通していたのが新庄剛志だ。「これからはパ・リーグ」という、当時誰もが「んなアホな」で済ませた一言を残した。あれからパ・リーグは自分を信じて、「みんなでやればできる」を続けているのだからね。
さっきの訂正、新庄は未来を見通していたわけではない。新庄のマインドが、未来を変えたのだ。

コメント

  1. とらかっぱ より:

    秋山も楽しんでましたね。MVP弾献上はご愛敬ですね。いろいろ学ぶものはあっただろうし、収穫のあるASGになった事でしょう。念願の菅野との対話は叶ったのかな?

    パリーグ躍進の根源は、新庄マインドですか!いろいろ深いなぁ。

  2. 虎ジジィ より:

    球団を各地に散らした パ・リーグの「地域密着型」が上手く根付き、今では観客動員数もセ・リーグと大差がないぐらい安定していますよね。
    セ・リーグも企業努力しないと「人気もパ、実力もパ」の時代が訪れてしまいそうです。

    ASG、秋山はデスパイネに見事に一発を浴びましたが、
    それ以外は、数字に出ない伸びのあるストレートで持ち味を出す好投でした。
    先日の公式戦でのゲレーロといい、昨日のデスパイネといい「パワー系には少しの失投で食らう」良い勉強をしたと思います。

    欲を言えば最終回「梅野のヒットを皮切りに鳥谷がヒーロー」という筋書きなら最高でしたが、そうそう上手くは行かないww

    余談ですが、またまた放送時間が余り、昔の乱闘映像やってましたが、アレを見て「藤浪はしばらく上げない方が良い」とつくづく思いました。
    香田コーチの中で第6先発は、青柳>島本>岩田>藤浪ぐらいかな。
    藤浪は、良い意味で「今シーズンを棒に振って」でも、スーパーエースを目指して大改造して欲しいです。
    脱線スミマセン。

  3. トラ11 より:

    昔々Gチームだけが席巻していた時代。なんとなくGファン、ゆるーくGファンの人達が全国に散らばっていた。
    地域にチームができると、その大半のファンは地元愛を発揮する。
    パリーグの絆は強いですね。

    新庄が日ハムにいたころは楽しかった。今は大谷で楽しみ。
    楽天はマー君による優勝で大きく育ってきた。

    オールスター見ててもスターはパリーグ選手が目立った。
    DH制も関係しているのかな。
    でも、セリーグは人気に胡坐をかかずプロなんだからスターと呼ばれるような選手が出てきて欲しい。

    タイガース中谷あたりが、ゆるーくても良いですから大きく育ってスターと呼ばれるくらいの選手となって欲しいです。

  4. 虎轍 より:

    鳥谷にも梅野にもヒットが出て良かったです。
    秋山も2回1安打2奪三振でしたが、その1安打がホームランとは…
    まぁデスパイネは今回のオールスター戦は8割打者ですからしゃあない。
    パ・リーグは北は北海道から宮城、埼玉、千葉、大阪、福岡と上手く分散してるから、地元密着型の応援はあると思いますね。
    特に日ハムは北海道移転の時に新庄を目玉にして、これからはパ・リーグの時代って言ってましたね。
    ドラフトも日ハムは独自のスタイルを確立して、その年の一番ええ選手を指名してますからね。
    ドラフト戦略でもパ・リーグのスカウト陣はええ仕事をしてるし、重複した時でも、なんでかわからんけど、しっかりクジを当ててますね。
    パ・リーグの経営戦略が上手くいってるんでしょうね。

  5. なかっち より:

    ASGは個人的興味が無いため見てませんが、タイガースの秋山と梅野には良い経験になったのなら良かったんやないですか?(今年の高山と原口を見てたら良い経験になってるとは思いませんが(笑))

    新庄が日ハムに移籍したときは本当にパ・リーグにお客さんが入るのか疑問でしたが、現実に大飛躍しましたね。セ・リーグは関東圏に3球団もあり、固まりすぎてる印象です。ヤクルトは四国で主催試合をしたりしますから、移転したら人気出ると思うけどなぁ。

    その新庄がタイガースを優勝させるためにはメンタルを鍛えるべきとの発言を亀山氏とのトークで語ったようですね!

    後、ゴールデングラブ11回穫ってるのにCOACH要請が一つもない事に不満も持ってるようです(笑)

  6. 西田辺 より:

    セ・パの違いはファンにもあって、交流戦やオールスターなどで
    パ・リーグのファンは「白いボールのファンタジー」と言う
    リーグ連盟歌を自発的に歌ったり球場に流したりします。
    セ・リーグにも一応「六つの星」と言う連盟歌はあるのですが
    誰も知らないと思う。
    ファンが挙って歌っている姿を見たことはありません。
    昔は「人気のセ実力のパ」と言う言葉で誤魔化してましたが
    「どっちもパ」を認識された時に果たしてセ・リーグに打つ手はあるのか?
    いつまでも胡座をかける座は残ってませんよ。
    そろそろ危機感を感じても良いんですけどね。
    遅いけど(笑)

  7. 虎世界一 より:

    今思えば2005年の下克上を勝ち抜いたロッテとJFKでセを勝ち抜いた阪神との日シリからパの時代はやって来たのでしょう。
    その時活躍した西岡
    今度はこれからの逆転Vへの司令塔として、セの代表として、日シリを勝ち抜いていくことを期待してます。

  8. 昭和49年 より:

    後半開幕にあたり、思い出すのは1985年ASG明けの第一戦。甲子園の大洋戦、長崎 啓二のサヨナラHRで後半戦をスタートし、あの優勝につながりました。さて今日はどうなることでしょうか?