広島東洋カープがセ・リーグ3連覇。おめでとうございます。今季もまるで相手にしてもらえず完敗でした。
正確にはチーム状態の悪い時に当たったりして、直接対決では「歯が立たなかった」というほどの敗北感はない。しかし、2位に上がってきたチームをモグラ叩きのようにコツンコツンと退けるというシーズンを通しての戦いぶりは強いの一言。その2位で叩かれるということすらなかった阪神にしてみれば「相手にしてもらえず」という表現が当たる。
彼我の差を比べるとキリがないが、もっとも大きいのが「育成する自信」だ。高校生を育成するにとどまらず、ドミニカにカープアカデミーを持つなど、素材型の若者を一流の野球に育て上げることに揺るぎない自信を持つカープ。
一方の阪神も、ひところよりは素材型の高校生に手を出すようになったが、ほとんどが投手で、比較的時間のかかる野手については「あきらめ」すら感じさせるほど消極的だ。
コーチングスタッフもまたほとんどが生え抜きで、外部招聘はほぼない。早めに引退した人、現役時代に活躍できなかった人も散見する。これもまた「指導」「指導者育成」のノウハウが確立されている証左だろう。阪神では結果がでなければコーチを代えてを繰り返すが、なにか継続的なもの、蓄積されたものがあるのかと問われれば、いかにもそんなものは何一つなさそうだ。
「こうやらないと経営がままならない」広島が蓄積してきたノウハウとは、食うためにに必死で考えてきたこと。新球場バブルが来ても、ドラフト制度不均衡是正の恩恵を受けられるようになっても浮かれず、その「必死に考えてきたこと」を哲学として尊重しているから今があるのだろう。
阪神球団にハングリー精神を求めたってそれは無理だ。であれば、どんな哲学を持ち、それを尊重することで、継続と蓄積を実現するか。「強い」を手に入れることに安直にならず、遠回りを厭わずにやりつづける。そんな阪神タイガースになるのはいつの日か。
広島優勝にも思うことは阪神の行く末のことばかりだ。
コメント
昨日は開門前の中止発表で家を出る前に気付き、聖地甲子園まで着いての中止ではなく良かったです。
中止日程はそのまま10日に組み込まれるのか?
11日までに終わらせるなら、もう中止には出来ないでしょうね。
まさかのダブルヘッダーもあるんか?
去年のCSから雨に祟られてるタイガースですねぇ…
今日はメッセンジャーが復帰登板ですね。
得意のDeNA戦で奪三振を量産して、外国人投手最多奪三振記録を達成して欲しいですね。
今日はもう雨の心配は無いかな?聖地甲子園に行こうかなぁ…
聖地甲子園で勝ち試合を見せてくれ!
広島東洋カープ関係者の皆様、3連覇おめでとうございます。
「背に腹は代えられぬ」所から長年の育成路線を進み、今黄金時代を迎えようとしている。
ドラフト制度も変わり、選手が海外へも流れる時代に地道な努力が実を結びましたね。
阪神も、その育成路線を進もうとしてますが、所詮付け焼刃。
これを本物にするには、まだまだ時間はかかります。
阪神で育成された選手が縦横無尽に駆け回り、本拠地で無類の強さを発揮する。
そんな野球がいずれ見れる事を、我々ファンも辛抱強く待たなければいけませんね。
もう、寄せ集めのパッチワークのようなチーム作りは御免です。
一朝一夕で事が成るとは思いませんが、その努力は続けていかないと。
さぁ、今日からは来季に向けての第一歩。
みんなで喜べる日が来ることを祈って、今日の試合をまず頑張ろう。
優勝なしで13年…まだ遠回りが必要ですかw。いや、今まで遠回りをしてこなかった必然だな。広島の遠回りには目を向けず、広島の栄光ばかりを追いかける。金本に我慢するのは3年と決めていたので来季は穏やかなフェードアウトにだけ期待する。
とにかく上から下まで、しっかりとした「軸」を望む。金本、来季も監督をヤるなら余力を残すな。
カープ3連覇おめでとうございます。
しかしここに来るまで25年という歳月を要しました。野村監督が若手を育成し、緒方監督でチームが花開く。そんな感じでしょうか?
野村監督は5年やったのかな?金本監督は何年やるのでしょう?
近頃よく目にするワードがSDGs(持続可能な開発目標)。
カープにあってタイガースにないのが正に持続可能な育成目標か。
やはりこれを根付かせるのは球団フロントの仕事。
現場の監督・コーチ陣や当座の勝ち負けばかりに振り回されてはどんならん。
ましてや在版スポーツ紙や株主総会に浮足立ってては話にもならん。
今一度、球団フロントの独立性と中長期見据えてのどっしり構えたビジョンを求む。
二位には強い広島、だからタイガースは相手にされてなかったとは面白い。
逆転の広島とも言われ、勝負どころで強く、勝ち方を知っているんでしょうね。勿論、それを可能にする実力があるってこと。まあおめでとうございます。
カープの強さを分析した、ネットのコラムを読んでいたら懐かしい名前に会った。
ドミニカカープアカデミーの古沢憲司担当コーチ。
高校中退して16歳でタイガースにテスト入団、開幕投手もつとめたが、あの大型トレードで田淵とともにライオンズへ。カープ、タイガースでもコーチを勤めたが、いま、齢70にしてドミニカの若者たちの「お父さんおじいさん的存在としてメンタル面をサポート」とのこと。
現役当時の、ニヒルな殺し屋(失礼)みたいなイメージだった「バーディ古沢」が、こんな働きをしていたとは。
育成する人をどう見出だして、どう配置するのかも、チーム強化には欠かせない観点だなぁと思ったことでした。
ウチの職場は東京だけど、周りにはカープファンがいっぱい。雰囲気は明るくなるので、素直におめでとうを言います。
広島東洋カープ優勝、そして3連覇おめでとうございます。
3年間で一番苦しかったシーズンだと思いますが、故障や不調をカバーできる選手層、何と言っても選手達の底力が勝負を分けたのではないかと思います。
いつか強いカープに勝ちたいですね。その為にも地道にやらねばなりません。タイガースが逆指名だ、FAだと楽をしている間に差がついてしまったわけですからね。このツケは大きいですよ。今のタイガースの状況で近道はないでしょう。まずは土から、足場から。