そうなってきたのは理解できるが

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これなんか読むと、やっぱりFAの人的補償ってのは、長年運用されている中で、紙っペラ1枚で杓子定規に規則を適用するというものではなく、事前にお互いの意向をすり合わせたりしながら、虚々実々の駆け引きが繰り広げられたり、WIN-WINの取引が行われたりしているのだなあと感じる。

【広島】丸の補償どうなる!?球団幹部、内海は「対象の選手ではなかった」(報知)

昔は「FAとは金持ち球団を利するだけの理不尽な制度」という捉え方があった。仕返ししてやろうという腹もあったろうから、「まさかのベテラン指名でサプライズ」とか、「期待の若手強奪でショック」というのも多かった。
今やFA補強が有効に働いているかどうかは大いに疑問で、事業予算の規模場小さく、スカウト能力と育成能力の高いチームにとっては「便利な換金制度」という側面も無視できない。だから、そこでお互いがより有利に制度を活用するために、「事前取引」を活発化させるというのも現実的な選択なのだろう。

それはそれでいいけれど、プロ野球という商品の魅力をアップさせるためには、もっとガチンコ競争状態を激しくするほうがいいのは間違いない。それには、ドラフト(と、その制度を維持するために不可欠なFAのセット)だけでは足りない。
そろそろ抜本的な制度設計の見直しが必要だ。参考にすべき事例ならいくらでもある。

コメント

  1. いわほー より:

    阪神とオリックスの間でも同様の下交渉があったかどうか分かりませんが、紙一枚の一方的なやり取りで進めるよりかは合理的かも。
    そういえば昨日の報道で菊池が来シーズン後にメジャー挑戦を直訴したとか。
    その先手でカープがジャイアンツの内野手指名も大いにあるかも。

  2. 西田辺 より:

    人的保証の流れが変わってきたのは、馬原や工藤が抜かれた
    辺りでしょうね。
    「そんなつもりはなかった」プロテクト外しを、まんまと
    逆手に取られた事で、何らかの対策が必要と考え、花いちもんめ
    が裏で実行されるようになったんでしょうね。
    昔から、トレードでさえも抵抗のあった日本の情緒にFAやら
    人的保証はそぐわないとは思ってましたから、こんな取引も
    十分あり得る。
    とは言え、制度は制度でルールはルール。
    人的保証と言う制度に問題があるなら、ドラフトの指名権譲渡と
    言う手もある。
    選手を取るだけ取って、人的保証で適当な事をして1チーム
    だけ美味しい思いをするくらいなら、制度見直しは必要でしょう。
    何のためのFAなのか。
    何のための制度なのか。
    定期的に、制度と言うのは見直す必要がありますね。

  3. 虎轍 より:

    ライオンズは内海を人的補償で獲得しましたが、浅村の楽天からの補償は金銭にするとか。
    完全にGに嫌がらせかと思ってますね(笑)
    昨日の虎ジジィ様のコメントのようにジャイアンツ愛と言いながらの「そこに愛はあるんか?」って感じをライオンズがまんまと引き受けたと思いましたね。
    タイガースとオリックスではお互いに活性化出来るトレードやと思っときたいですね。
    西がタイガースで活躍して、竹安もオリックスで活躍してくれればええですね。