新監督を迎える大晦日

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21世紀に入ってからの優勝監督は、セが若松(ヤクルト)、原(読売)、星野(中日と阪神)、落合(中日)、岡田(阪神)、真中(ヤクルト)、緒方(広島)の7人。
パが梨田(近鉄、日本ハム)、伊原(西武)、王(ダイエー)、伊東(西武)、バレンタイン(ロッテ)、ヒルマン(日本ハム)、渡辺(西武)、秋山(ソフトバンク)、栗山(日本ハム)、星野(楽天)、工藤(ソフトバンク)、辻(西武)の12人。セパ合わせて18人(星野がセパで重複してるからね)の監督が、そのキャリアの何年目で初めて優勝したかを調べてみる。

もっとも多いのが「1年目」で8人。2番目に多いのが「2年目」で6人。3番目に多いのが「3年目」と「4年目」で各2人。

若松(3)
原(1)
星野(2)
落合(1)
岡田(2)
真中(1)
緒方(2)
梨田(2)
伊原(1)
王(4)
伊東(1)
バレンタイン(3)
ヒルマン(4)
渡辺(1)
秋山(2)
栗山(1)
工藤(1)
辻(2)

つまり、21世紀になってから優勝した監督は、18人のうち14人まで2年以内に優勝しているということ。しかも半分に近い8人は就任初年度に優勝していることに注目したい。
もちろん事情により強いチームを引き継ぐケースもあるにはあるが、多くの場合は前年不振の監督に代わって新しく監督になっているはず。優勝できる監督というのは初年度から頭角を現したり、1年目の反省を2年目にぶつけたりすることができるのだろう。

また、「初年がもっとも優勝しやすい」理由は、化学変化が爆発的な作用を生み出すからだ。人間は慣れると鈍化する。変化が激しければ、活動の熱量は高くなる。
また、1年目ということで当初は周囲から温かい目で見てもらえるというのもあろう。プレッシャーを感じることなく、怖いもの知らずで攻められるのは初年度の特権だ。

ということで、2018(金本3)年が終わり、2019(矢野元)年が始まる。どんな年になるのだろうね。

今年もご参加、ご愛読に感謝いたします。良いお年をお迎えください。

コメント

  1. 虎ジジィ より:

    最後に素晴らしくポジティブなデータをありがとうございます。

    矢野元年に期待を寄せつつ、平成最後の開幕戦を待ちたいと思います。

    本年は、個人的には諸事情によりコメントをサボりがちな年でしたが、toraoさんのコラム&皆様のコメントのおかげで、なんだかんだ言いながらも楽しく過ごせました。

    来年もよろしくお願いいたします。
    良いお年をお迎え下さい。

  2. なかっち より:

    torao様、そしてこちらの虎バカファミリーの皆様本年も大変お世話になりましたm(_ _)m

    今年は17年ぶりの最下位となり悔しい1年となりました。
    来年は矢野監督の下優勝してほしいものです。
    torao様のデータを見ると初年度で優勝する監督が多いのは有り難いデータとプラスに考えたいと思います。

    新しい年。新しい元号。新しい監督。

    西とガルシアを獲得出来て先発投手陣はかなり充実してきました。後は藤浪と秋山の復活。及び岩貞、小野の更なる飛躍。才木、浜地、高橋遥等とルーキー投手の台頭で優勝も可能な陣容になります。
    (メッセンジャーは別格扱いです)

    野手陣はベテラン勢が多いですが、そろそろ福留がチャンスに代打で出てこれるチームにしていかなければダメやと思います。
    高山、中谷、伊藤隼、俊介、近本が福留に引導を渡せるか?矢野監督がオープン戦で活躍した若手を福留を外してでも起用出来るか?注目して見たいと思います。

    今のタイガースは左打者が充実してると言われそうですが、全てベテラン勢です。
    個人的には高山と近本の新たな左打者に注目したいと思ってます。
    タイガースが優勝した年には必ず強打の左打者がいましたから。
    後は原口。一応キャッチャーは梅野推しですが、原口にはもっと梅野に危機感を与える存在になってほしいです。あの打棒はやっぱり魅力的ですし、キャッチャーらしいのは梅野より原口なのかなと個人的には思ってます。

    色々書き出したらきりがないですが、来年こそタイガースが優勝してtorao様、虎バカファミリーの皆様と喜びを分かち合えたら嬉しいです。

    皆様来年も宜しくお願い致しますm(_ _)m

  3. 西田辺 より:

    台所の蛇口が壊れて、大急ぎでホームセンターに走って
    修理に追われた大晦日の朝(笑)
    新しい年に新しい蛇口で、何となく気持ちが改まった気がする。
    監督が替われば、当然やる野球も変わる。
    使われる選手も
    違うかも知れない。
    今年、出番に恵まれなかった選手は当然張り切る。
    使われた選手も、アピールが激しくなる。
    同じ監督が続くと、競争と言葉では言っても「どうせ」と
    いう空気が充満する。
    本来の意味での競争が激しくなれば、チームの活性化に
    ストレートに繋がる。
    矢野監督の言う「ファンを喜ばせる野球」とは何かを考え、
    どう実践すれば良いのかを考えるだけで、今までの野球とは
    明かに変わってくる。
    今年と同じ事をしててもダメなことは分かっている。
    じゃあ何をするか、何を変えるか。
    やりたい野球が出来れば、良い2019年になるかも。

    それでは、どちら様も佳いお年をお迎え下さいませ。

  4. 虎轍 より:

    torao様、トラバカファミリーの皆さま今年一年間お疲れさまでした。
    タイガースは最下位でしたが、来年はtorao様の今日のデータのように矢野監督に期待したいと思います。
    監督初年度に優勝が多いのですね。
    選手もファンも矢野監督の采配に期待ですね。
    来年は新年号になります。
    新年号の初年度に新監督が優勝してもええですね(笑)
    二軍日本一監督が次年度に一軍監督になって優勝ってあるんかな?
    そんなデータはどっから引っ張ったらええんやろか?
    そんなデータがあれば、またよろしくお願いいたします。
    今年一年間お疲れさまでした。
    良いお年をお迎えくださいませ。
    来年もよろしくお願いいたします。

  5. 虎蜂 より:

    久々になりますが、トラオさん今年も毎日更新ありがとうございました。皆様のコメントも楽しく読ませていただきました。

    今年は悔しい一年になりましたが、何かを変えるにはいいタイミングでしょう。金本前監督の良いところは継承しつつ、矢野監督のカラーを前面に出して強いチームを作って欲しいですね。

    皆様、良いお年を。

  6. yalkeys より:

    いろいろな切り口からの分析、大変興味深く拝見しています。悪夢のような2018年も本日で終わりです。2019年は新年号の始まりです。今、「平成最後の・・」というフレーズが4月いっぱいまで頻発します。
    さて「○○最初のセ・リーグ優勝」は、阪神タイガースとなることを願いつつ新年を迎えることといたしましょう。
    torao様、皆様、いい新年をお迎え下さい。

  7. とらかっぱ より:

    年の瀬に吉兆データありがとうございます。これ見ただけでもう来年は行けそうな気がしてきました(笑)

    toraoさま、皆さま。今年はありがとうございました。我々にとってよい年ではありませんでしたが、こちらでは楽しく過ごすことが出来ました。よいお年をお迎え下さい。

  8. TJ風船 より:

    トラオさん、毎日更新ありがとうございました。ファミリーの皆様ありがとうございました。今年は悔しい1年でしたが、来季を迎えるにあたり割と明るい材料が多いので勝手に武者震いをしています(笑)。
    扇の要、目配り気配りの男が監督になり、メッセさん、西、ガルシアの3本柱が形成され、上本が残留し北條が復帰してきます。外野ではやはり近本がどれだけ引っ掻き回してくれるかなと。負けじと島田も奮闘。上がって行くしかない来季なので非常に楽しみです。
    皆さま良いお年を!

  9. トラ11 より:

    トラオ様、皆様、今年も色々なコメント読ませて頂きありがとうございました。
    最下位に沈んだ年でしたが、ここに来て悔しさを癒したり、次への希望に繋いだりと、大切な場所となっています。
    ただの虎キチの私ですが、ここでは詳しい人達の投稿に成程と納得することが多く、野球知識も増えました。

    トラオさんから今年最後にこのようなデータを出して頂き、期待感が益々増してきます。
    ワクワクしたお正月を迎えられそうです。
    今年も毎日、ありがとうございました。
    良いお年をお迎えください。

    矢野阪神、頑張れ!

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