I'll wait for you, Jeff #54!

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 現在まで公式HPに記述はないが、各紙が伝えるところによると阪神球団は6日、ジェフ・ウィリアムス投手(37)、スコット・アッチソン投手(33)、アーロム・バルディリス内野手(26)、ケビン・メンチ外野手(31)の退団を発表したとのこと。

ウィリアムスが退団=プロ野球・阪神(時事)
 阪神は6日、ジェフ・ウィリアムス投手(37)の退団を発表した。オーストラリア出身の同投手は2003年に阪神入りし、05年は75試合に登板するなど、救援陣「JFK」の一人として、2度のリーグ優勝に貢献した。
 来日7年目の今季は左肩痛などで31試合の登板に終わり、1勝1敗、防御率3.58。8月に渡米して左肩を手術した。
 沼沢正二球団本部長は「リハビリに相当の時間がかかり、来季の戦力としては厳しい。彼のおかげで優勝できた。非常に感謝している」と話した。 
 また、家族の生活環境などを理由に米国でのプレーを希望していたスコット・アッチソン投手(33)との契約更新を断念。アーロム・バルディリス内野手(26)、ケビン・メンチ外野手(31)とも来季の契約を結ばないと発表した。(2009/11/06-19:48)

 バルディリスを解雇すると、今岡、秀太、前田忠、藤原、ひょっとしたらFAの藤本と、ずいぶんたくさんの内野手が抜けることになる。が、まあ中堅の主力、期待の若手がいるので枠を課題の投手にまわすという判断。まだ27と若いし、ゼニの取れる三塁守備と大化け含みの打撃で、職にあぶれることはあるまい。
 アッチソンは「家庭の事情」。痛いし、残念だけれど諦めなければならない。彼にとっては素晴らしいキャリアになっただろうし、タイガースにとっても本当に助かった。実力的にMLB復帰は間違いないだろうから活躍の便りを楽しみにしたい。
 ジェフ・ウィリアムスはリハビリ中。本来なら休職手当を支給して養生に努めてもらうところだが、その費用はすでに「前渡し」してあるようなもんだ。再来年の戦力として39歳のジェフが戻って来ないと決まったワケじゃない。
 個人的にはなんとかこの危機をしのいで、「日本人扱い」になるまで契約続行してもらって、40歳代の外国人投手、場合によっては「ジェフ柳」に登録名変更、引退後も投手コーチとしてブルペンを鼓舞して欲しいと思っていた。
 まあとにかく来季契約を結ばないというのは、来季ベストの布陣を整えるという意味では至極まっとうな判断であり、それを非難するつもりもない。
 でも、これが偉大な救援左腕ジェフ・ウィリアムスとのお別れだとは思っていない。ジェフ自身がチャレンジを続けている限り、たとえ選手籍を失ったとしても阪神タイガースの一員、虎戦士として応援する。だから、「ありがとう」も「おつかれさま」もまだ言わない。言うべき時は必ず来るのだろうけど、今はまだその時だとは思わない。だから…
 だから、待ってるぜ、ジェフ!

コメント

  1. ジジィ より:

    本当に残念。
    ジェフ、再来年の復活を信じて待ちます。

  2. 南河内郎女 より:

    私も帰ってきてくれることを信じて待ちます。
    シーズン中に退団の噂が出た時は、球団の処遇にすごく腹を立てましたが、今はやむをえない形かなと思います。
    ジェフの体さえよくなれば必ず再来年チームに戻されるだろうと。そういう出来レースなら大歓迎です(笑)。
    他に好きな選手がいくらでもいるし、引退したらショックな選手たくさんいるのに、ジェフ退団の件が、噂話の段階からどうして自分をこんなに打ちのめすんだろうと不思議でした。
    やっぱりかけがえのない選手だったんですよね。戦力としてだけでなく。

  3. 広虎 より:

    ずいぶん内野手抜けましたね。それでいてドラフトではまったく補充なし。外人は投手ばかりのようだし。巨人の攻撃陣との差が開くばかりですな。

  4. ryo より:

    >>でも、これが偉大な救援左腕ジェフ・ウィリアムスとのお別れだとは思っていない。
    本当にそう思います。JFKでの姿はもちろんのこと、あのオーストラリア代表のクローザーで日本の前に立ちはだかったあのうしろ姿は今でも目に焼きついています。メジャーを蹴ってまでトラの一員として投げてくれたジェフ。私もさよならは言いません。また次に会えるとき(もちろん縦じまのユニフォームを着て)を待っています。

  5. 西田辺 より:

    >「ありがとう」も「おつかれさま」もまだ言わない
    仰る通り、今の彼にこの言葉は似合いませんね。
    いつでも帰ってこいよ!
    また一緒に優勝して一緒に叫ぼう「パリーグ!シバクゾ!」

  6. wr29 より:

    実力、実績、鬼のような気迫とスライダーで強打者を打ち取る痛快さ、周囲への気遣いと影響力、ファンへのコメント、おまけに俳優ばりのルックスまで。
    宝物のような選手だとあらためて思います。
    いつかまた、何らかの形で阪神に戻って来てくれることを願ってやみません。

  7. BUCK-TORA より:

    「再来年またチャレンジしたい」
    ジェフから最高のメッセージですね。
    また逢おう!!

  8. 大井 より:

    球史に残る左腕でしょう。巨人の左打者をまとめて料理した快投には何度痺れさせられたことか。
    ジェフの第二章に期待します!