9回二死、近本逆転3ラン

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1点ビハインドで9回表二死一三塁。つまり「あと一人」。ここでルーキー近本が逆転3ランホームランを打った。相手はクローザー山崎康晃だ。
もうこれがどれだけすごいことか。田淵を超える4月新人4号。これもまたすごい。
本人は振り遅れのファウルのあとで、引っ張る意識だったというから、タイミング的には遅れたのだろう。それでもライナーでスタンドまで運べるのは、一つには踏ん張る脚力をスイングに使えているということ。それと、利き手である左手の押し込みの強さ。左の掌底でバーンと突けている。
まあそういうのもあるけど、こんなでっかい仕事をしでかすというのは只者じゃないってこと。チョロチョロ型にならず、このまま金本みたいな3番、4番タイプにね。
勝ち越し打を打たれた守屋、大事な送りバントを失敗した木浪、サインを出した矢野監督を救ったのがよかった。

見逃せないのが、この場面、三塁に植田(2つの進塁はさすが)、一塁に江越、打者走者に近本という、阪神の俊足トップ3が揃っていたこと。1点やったら同点、2点で逆転という場面だから、バッテリーと内野は重盗を警戒しなければならないし、内野安打やセーフティーバントも頭に入れなければならない。山﨑の投げた外角への直球は決して悪い球ではなかったが、打者とすれば直球1本に狙いを絞れただろう。結果的にホームランになったということは、スタートを切りづらくするために非常に長く球を保持してからクイックで投げた、そのタイミングが近本に「合ってしまった」ということだから、トップ3が揃ったことによって生まれたタイミングだったとも言える。

他にもいろいろあったような気がするが、まずは岩田ナイスピー。やれることをしっかりやっているのが伝わった。
大山の右へのホームランもすごい打球だった。追い込まれてから、あの球をあそこに打ち込めるようになったら怖い4番になるねえ。
それにしても4本の逆方向へのホームラン。この日だけに限った話ではないので、そういう時代なんだね。

あとすみません(こればっかやねえ)
m(_ _)m

コメント

  1. 虎轍 より:

    やれば出来るやん!パート3
    9回の近本のホームランの時にテレビに向かって「ちかもとぉぉぉ~」って叫んでしまいました(笑)
    正直、木浪のバント失敗で負けを覚悟したんやが…
    鳥谷のレフトフライで同点やったのに…って思ってたのですが、植田海の走塁で三塁に行った事により相手バッテリーが近本にワンバウンドするフォークが投げ辛く、甘くなったし、それを完璧に仕留めた近本は最高でしたね。GJ
    守備でも福留のスルーを捕ってましたし(てっきり福留が捕ったと思ってたらグラブにボールは無し)、攻守にわたって存在感を発揮してきましたね。
    近本が木浪のバント失敗、守屋の負けを全て帳消しにしてくれて良かったです。
    ありがとう近本!
    相手守護神を打っての逆転勝ちは堪らなく気持ちいいです。
    岩田は今回もええピッチングはしてたよ!
    次回は完封で勝ち投手を自ら手繰り寄せよう!
    ジョンソン来日初勝利おめでとう!
    まだまだ無失点記録を継続してええよ!
    二軍ではマルテがホームランを打ったみたいですね。
    ナバーロがちょっと不調みたいなんで、明日からの12連戦で昇格があるかもしれませんね。
    なんでもかんでも止めてまうタイガースがベイスの連敗を止めなくて良かった!
    言わなくて良かった(笑)
    試合の無い今日は楽しく仕事に集中して過ごせます(笑)

  2. 虎ジジィ より:

    なるほど、確かにあの場面タイガースの誇る「俊足トライアングル」で速球に絞り易かった事は確か。
    いや、それでも仕留めるのは凄い!まさに近本様々!!

    「よっしゃー」と今季一番大声で叫んでしまいました。
    全打席で出塁、しかもニアサイクル安打の近本には賛辞の言葉しか浮かびません。

    特にタイガースでは非常に珍しい『あと一人で終戦からの逆転HR』虎キチ45年のおっちゃんでも、興奮しないはずがない。

    康晃の投球も、あの場面は間合いが非常に長く「近本、集中力保てるかなぁ?」と心配でしたが、むしろその静まった間合いの間に集中力を研ぎ澄ましていたような感じ、これが本当にルーキーか!
    彼は間違いなく、近い将来にトリプルスリーを達成できる選手になるに違いない。

    しかし冷静に振り返ると、「勝ちに不思議の勝ちあり」。
    あの近本の一発までは「しょっぱい攻撃」続きでストレス満載でした。
    特に9回、バットコントロールも良く併殺も少ない木浪にバントの愚策には「これじゃ勝てん」と呟いてしまいました、、、
    攻撃面では、超積極野球のはずの矢野采配が、若干ブレているのが気になります。

    投手陣は頑張った!
    欲を言えば、狭い球場でソロ×2に抑えた岩田に勝ち星を付けてあげたかったけど贅沢は言えませんね。
    相変わらず、矢野監督の「攻めの継投」は冴えているし、勝ちパの投手陣の素晴らしい働きが近本の逆転弾を呼び込んだのかも知れません。

    ベイスターズはラミレス監督の「変なタイミングでの捕手交代」この焦り采配が選手に伝染したのかな?
    野球って怖いですね。

    • 虎轍 より:

      虎ジジィ様こんにちは。
      9回の木浪のバントの場面ですが、まずは同点にする事が先決やったでしょうね。
      あわよくば二、三塁になれば逆転もありますからね。
      ベイスは救援陣が弱いから山崎から同点になれば勝てるという判断やと思います。
      バットコントロールがええと変に当てにいき、野手正面で併殺もありますからね。
      勿論、北條のバントでミスが無ければ打たせてたでしょうし、梅野に代えて植田海を出したのも、まずは同点やったと思いますよ。
      あの木浪にバントは残りの救援陣勝負になれば勝てると思っての攻めた采配やと思いますね。
      チャンスで追加点を奪えなかったのが、キツイ試合になったとは思いますがね。
      長々とすんません。

      • 虎ジジィ より:

        虎轍様こんにちは。
        私は、先日もカープ戦で「木浪=バント苦手」のイメージが強かったのと、康晃が昨夜は制球も悪く、直感で当たっている木浪は打ちに行った方がヒットor四球の確率が高いような気がしました。
        木浪の顔も「バント嫌だな」に見えましたし(笑)。
        が、野球プレー経験がないオッチャンの戯言です。
        おそらく虎轍様の仰る通りでしょう。

  3. とらかっぱ より:

    近本がいろんなものを救ってくれました。この日は先制点を踏んだとこから始まり2四球も併せての全打席の出塁。1番の仕事を200%くらい出来てました。体は小さく、多分筋力も特別優れてるようには見えませんが、ボールを捕らえる、ボールに力を伝える効率の良いスイングが出来ているのでしょう。活躍を期待していましたが、相当想像以上のものを見せてくれています。もうこのまま1番センターの座を譲らない勢いでシーズンを駆け抜けて欲しいものであります。

    海もいい仕事をしたし、ピージェーもビハインド展開の連投ながらいい仕事。結果GのスイープをBSへ返す理不尽スイープが成就しました(笑)12連戦へいい弾みが出来ました。

  4. なかっち より:

    本当に近本には感謝しかありません。

    昨日の矢野采配には和田采配を見ているようでイライラしてましたから。
    初回から糸原に送りバント。3回にも糸原に送りバント。9回も北條バント(エラー付き)木浪バント。

    解説者時代矢野監督は初回からの送りバント采配は相手投手を落ち着かせると苦言を呈してしたはずやのに、何故あんな采配をするのか?
    結果的に初回は大山に、9回は近本に助けられました。

    送りバントの作戦が悪いとは言いません。しかし、出す場面が違うように思います(素人的考えですが)

    もっと積極的な采配が見たい。送りバントばかりの試合を見せてもファンは喜ばないと思います(タイガースが勝てば喜ぶとは思いますが)

    岩田はナイスピッチングやったと思います。狭い球場ですから、ソロホームラン2本だけに凌いだのは立派。ほんまは勝ちを付けてあげたかった。次回の登板時に打線は援護してあげてほしいです。

    明日からシーズン前半戦の山場の12連戦に突入しますね。
    メッセの怪我、ガルシアの不調と暗い話題が多かったですが、才木と岩田のおかげてひとまず先発投手の頭数は揃いました。

    明日から西→岩貞→青柳→秋山→才木→岩田の6人で回すのか?はたまた悠人あたりを一枚加えて中6日で回すのかわかりませんが、これだけ連戦続きでも谷間がないのは心強い。
    全員が好投とは言いませんが、ある程度計算は立ちそうです。

    打つ方ではマルテがようやく実践復帰しました。ナバーロの状態が上がってこないので、連戦中には昇格との見方が多いですね。もう少し中谷と陽川のファースト争いも見たい気はしますが、状態が良い時に上がって活躍してくれれば願ったり叶ったり。

    この連戦で流れが良くなることを願っております。

  5. NT より:

    年1くらいしかない劇的勝利、近本ブラボーの一言ですが、そこに至るまではいろいろあったので、あえて注文を付けると、
    ① 神宮で引き分けた試合と同じですが、3点目を取れたら展開は全く違っていた。リードして7回から守谷挟むような変化球でなく、普通に継投できたはず。3回と5回、いい形でチャンスを作り、打順の流れもよかっただけに、どっちかで1点取りたかった。
    ② 筒香のHRの配球。アウトローの変化球で追い込んだ後、アウトハイ直球ファール。そこでまたアウトハイ直球続けるというのはどうか。アウトローに構えていたので制球ミスかもしれないが、リスクの高い選択だったように思う。
    ③ 7回裏守谷。分からなくはないが、その後、リードされたのに能見を出すのなら、頭から能見で行くべきでは。延長を見据えて、あるいは12連戦見据えて、温存という文脈なら理解できるのですが。
    ④ 木浪のスリーバンド失敗。これも神宮の再現。バントしたいというのは分かるし、木浪のようなタイプの打者はバントもできないとというのは分かるが、現実問題として成功確率が低いことが明らかなのに最後までバントを求めるのは、無策と言わざるを得ない。バントに固執するなら、バントができる代打を出し、木浪にはバントできるよう努力させればよい。矢野采配では、ここが一番不満を感じる点です。

  6. セサミ より:

    初回のバントは今永からはせいぜい1〜2点しか取れない、との判断ですかね。
    わからんでもないけど
    岩田にそういうプレッシャー与えるのはどうかな、というのと
    また、ファンとしては萎えるところですね。

    最終回の木浪へのバント指示。
    これは、なんですかねー、
    彼に痺れる場面で平然とバント出来るようになる為の試練を与えているんですかねー。
    これ、以前トラオさんも書いてましたが、そういう選手になって欲しいんですか?って感じ。

    作戦通りに、思った通りの結果を出してくれたらいいなー、という願望采配は
    無意識に結果責任を避けているように感じます。
    これって、昨年の金本采配で一番気になったことです。

    現時点での選手の技術的、精神的実力、相手の実力や作戦、を見極めて
    結果が出やすいようにタクトを振るうだけでいいと思うんですけどね。

    で、本来やりたい理想の作戦が出来る実力が無いなら、
    それは、キャンプ、ウィンターリーグ、オープン戦で鍛えてー

    文句ばっか言ったけど、最終回の海と江越の代走はグッジョブですね。
    ああいう攻め手をサボらないことはホントに大事と思います。

    近本は言うことなし!有難う!

  7. ブルー より:

    本当に、只者じゃありませんね。
    あの方向でも打った瞬間に「行った!」と思わせる程、近本のスイング・パワーへの信頼度が日に日に高まってます。
    最高でした!

    木浪バントの場面ですが、私個人的には不満はありません。
    私も木浪は将来首位打者を狙えるような本当に非凡なモノを持っているバッターだと思ってます。しかし今現在の彼はまだ、打率2割の8番バッターです。高めに差し込まれてファールにし、その後崩される場面が目立ちますし、ましては相手は山崎ですから。
    フリーに打たせてもランナーを進塁させる可能性が高いとは到底言えないように思いました。
    もちろん相手が一流の投手であるほど、対戦すること自体が大きな経験になるでしょうが、あそこでフリーに打たせるのは少し無責任な采配ではないでしょうか。

    それに無死一二塁で打ちにいってヒットにならない時と、無死一二塁でバントにいって失敗した時。どちらが勝敗の責任を感じるか。
    その責任を明確にする為のスリーバントのサインだったと感じました。
    新人の選手にそんな責任を負わせるのは酷だと思われる方もいるかもしれませんが、それも承知の上で、木浪の負けん気の強さなら厳しさや挫折を大きな力に変えてくれると、矢野監督は考えているはずです。
    打って凡打で何も残らないより、昨日の采配は意味のあるものだったと信じています。

    とにかく!
    守屋や木浪の挫折の代償を無かったことにしてくれた近本に感謝感謝です!!
    調子の出ないドラゴンズ相手ですし、連勝を伸ばしていきたいですね!

  8. こうさん より:

    矢野監督は木浪に、どんなタイプの選手になってほしいんだろう。余裕綽々?のホームアウトもバント失敗も試練というにはハード過ぎないか?

    負けてるのに9回は「1点を取りに行く」野球。同点になったとしてもサヨナラ喰らってたような気がする。

    梅野の打順も動かし過ぎ。梅野のリズムが狂うのが不安。

    …と近本の一打が吹き飛ばしてくれた不安が今、甦る。

    • 虎轍 より:

      こうさん様こんにちは。
      木浪のホーム突入は大和が上手かっただけで、走って無いだろう。って気持ちが大和に一瞬でもあれば送球は逸れてたと思いますよ。
      あれは走塁云々より大和を誉めるプレーやったと思いますね。
      木浪のバントの場面では、あそこでバントを決めれたらレギュラー確定やったでしょうね。
      矢野監督は打つ場面ではしっかりヒットを打ち、大事なバントの場面ではきっちりバントを決めれる選手になって貰いたい気持ちやったんでしょうね。

  9. yalkeys より:

    友人と現地観戦でした。全得点がホームランでしたがソロ3本と2ラン+3ランの差が勝利に結びついたと言えます。9回は山崎が出て来て、ヤバっと思いましたが、よくぞ近本が打ったと思いました。鳥肌ものでした。近本は学校の後輩ですが、自慢のドラ1です。明日からの12連戦で借金3がどう変化しているのか楽しみです。昨夜のようなヤングの活躍を期待しましょう。

  10. 西田辺 より:

    年に何度かは昨日みたいな「あんな場面」はあるんですが、大概は
    「そりゃそうだよな」って結果に終わる。
    確かに昨日のヤスアキは、球も走ってなかったし、途中で捕手が変わるという
    ベンチの動揺をモロに被ってしまったのは気の毒にも思う。
    昨日の中継で、「ほぉ」と思ったのが、先頭四球で出塁した梅野が代走を
    出され、普通ならお疲れさんとばかりにベンチに座り込むものですが、まだ逆転
    もしていない時から、次の回マスクをかぶる可能性のある坂本に何やらアドバイスを
    授けている姿。
    もちろん、ポジションの事を考えればライバル同士だけど、「勝ちたい」という目的
    の中では同じベクトルを持つ者同士。
    次の回に打席に立つであろう打者の様子や、ドリスの取り扱いについて話し合った
    のだと思う。
    競争はあくまで試合が始まるまでの話。
    試合が始まってしまえば、如何にこの試合を勝つかというチームの一員に戻る。
    激変とはいかないまでも、確実にこのチームの意識は変わってきている。
    「今、自分にできること」を必死のパッチで実行する。
    そりゃ、何もかも上手く行かないことも多々あるけど、そんな意識を持つのと
    持たないのでは、いつかチームの形に差が出てくる。
    福留も試合中に若手に対して、遠慮も衒いもなくアドバイスを送っている。
    そんな姿が、いつかタイガースの伝統になり、チームの土台を形成していく。
    何をし、何に気づき、どう伝え、どう咀嚼し次のプレーに生かすか。
    今よりももっと逞しいタイガースの芽を、昨日のベンチの風景に見た気がします。

    • 西田辺 より:

      あ、近本について書くの忘れてた(^^;
      もう4本塁打。
      入団前のイメージだと足先行だったけど、長打力もなかなかのもの。
      ヒーローインタビューでの、送りバントをミスった木浪の事も救ってやろうと
      打席に立ったとか男前な発言。
      なんか、赤星二世みたいなタイプと思われてたけど、真弓二世かも。
      それはそれで面白そうです。

  11. いわほー より:

    ぐふふふふっ、そうかいそうかい気分爽快。
    スタンドに放り込んじゃうんだもんね。
    しかも三連発だもんね。
    いやあ楽しい嬉しいぐふふふふっ。
    近本のスリーランとあわせて気分最高の夜。
    (我ながら性格悪いねw)

  12. トラ11 より:

    近本のホームランは、ありがとうの一言です。
    本当に嬉しかった。
    下半身、筋肉の塊のようですね。
    他球団入れた今年一番のドラ1です!
    近本をとってくれた矢野監督に感謝です。