「計算が立たない」。戦力の見積もりをしていく際に、ネガティブ要素として使われる言葉であるが、私はこの「計算が立たない」ことが好きすぎて困っている(笑)。
プロ野球カードを集めようとしたときに、ショップに行ってすでに開封されたカードを買うというのもひとつのやり方だ。ムダがないから、計算できる。でも未開封のカードを買うような、どんなとんでもなくレアなカードが飛び出すかわからないという宝くじの要素はない。計算が立たない部分にこそ面白さがある。
現在の阪神は、最下位から3位までどこに転ぶかわからないくらいの強さのチームだ。計算できるベテランが少数いるが、その他のほとんどの選手はまったく計算が立たない選手ばかりだ。
しかし、島本や岩崎、守屋のように、今年計算のはるか上を行く化け方をした選手がいたように、とんでもない変化が期待できる選手がかなりいる。
定着、安定はできていなくても、過去に驚くようなパフォーマンスを見せた選手もけっこういる。潜在能力が高く、開花寸前という選手もかなりいる。
プロとしての精度を出すためには、それだけの体と、それだけの精神力や頭脳と、それだけの技術力が必要になる。どのように獲得していくか、そのコースは選手個々に違っていて、コースを間違えて獲得の途中で迷子になり、それっきりということもある。
できるだけ多くの選手が「コース」を進めるように手助けするのが組織の力。文化と伝統と愛情。
回り道は悪いことじゃない。来季に向け、ひとりでも多くの選手たちが「プロの精度を獲得する道」を一歩一歩進んでほしい。うれしい誤算となる大活躍を見せて、「計算できる選手」になってほしい。
コメント
安芸の秋季キャンプに臨時コーチとして見てもらっている山本昌氏が
江越をして「球界一もったいない」と仰ったとか。
確かに、走塁や守備と言う面では十分に計算の立つ選手ですが、こと
バットにボールを当てるという事に関しては、全く計算の立たない事
この上ない(笑)
この選手が、普通に打てるようになったらと思うと山本氏の言葉も
頷ける。
計算の出来ないというのは所詮「たられば」の領域を超えないんですが、
そこには大きな夢があるじゃないですか。
まさに安定性には著しく欠けるが、最大の面白さがそこにはある。
なんとか、その面白さを現実のものにして欲しいですね。
西田辺様こんにちは。
江越はポテンシャルは高いんですが、それを活かしきれて無いんですよねぇ…
ホンマに仰有る通り、普通にバットに当たってくれて、打ってくれるとええんですけどね(笑)
タイガースファン全員の意見が山本昌臨時コーチの言葉やと思いましたね(笑)
江越が来年覚醒してくれると、優勝もありえますからね(笑)
頑張ってバットに当たるようになって欲しいですね。
虎轍さん返信どうもです。
いや、ホンマ後はそれだけなんですけどねぇ(笑)。
3割なんて贅沢は言いません。
2割5分で良いんです。
他の能力考えたら、それで十分おつりが来ます。
どっかにエエ魔法使いは、居てませんかね?
今年の中継ぎ陣は桑原、高橋聡文の誤算はありましたが、そこを守屋、島本で補えましたね。
シーズン終盤戦は岩崎、抑え再転向の球児が無双状態でしたが、若手の先発投手が出てきませんでした。
この秋の安芸では若手先発投手候補が走り込んで、投げ込んで球威、制球力を高めて貰いたいですね。
野手陣はしっかり捕る、投げるの練習を繰り返して、エラーを無くすように。
振りに振り込んでバットに当てる技術、バントやバスターの成功確率を上げる、右打ち等々の成長を期待したいですね。
まだまだ能力面で開花出来てない選手も居ると思うんで、山本昌臨時コーチ、新任の井上、北川コーチが開花させてくれる事を願いたいです。
今年は噛み合わなかっただけで、来年は噛み合うと信じてます。
タイガースの中で最大の不確定要素。投手は藤浪、野手は江越。この二人が一番振れ幅が大きく、共にMAXへ届けばとてつもない成績を残すだけのポテンシャルはあると思います。彼らの枷が新任コーチの指導で外れてくれれば、私の夢は実現します。極端な話になりますが藤浪が20勝、江越がトリプルスリーにGGなら、もう順位は二の次でいいとさえ思います。夢を見続け3年?4年??成就する日は来るのかなぁ
計算が立たないというか、計算に入れられないというか、藤浪は球界1もったいない投手。
江越と藤浪が能力を発揮すれば、セリーグ優勝は間違いないでしょう。
山本昌さん、選手としての晩年はウェスタンリーグで調整兼ねて投げることが多かったようで、タイガースの若手野手のことは対戦相手として良くご存知のようです。
特に北條の曲者ぶりなんかは度々、解説者の語りで高く評価してました。
江越のこともちゃんと見ての評価だと思います。
今年こそ打撃開眼を期待したいですね。
「計算が立つ」というのはチームが発揮しうる最低限の力の言い換えであって、優勝するには+αになる「計算が立つない亅戦力が必ず必要になるんです。
計算できる戦力で勝ってたといえるのはV9読売や90年代の西武がイメージできますが、それにしたって単年でみれば、+α戦力の存在があるのは想像できます。況や阪神をや。
ペナントに勝つとは、その選手が出やすいための環境づくりやタイミングの見極めに集約されると思います。
まあ見極めなんて難しいでしょうから、いい選手をすぐに使う「ノリの良さ」。
それを発揮してほしいです。