まあいろいろ収穫はあった

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 結局若竹も「左ひざ内側側副靱帯損傷」で1週間の患部安静。


なんとこの日は先発下柳が1回途中で打球を左ひざに受けるアクシデント。ボールは外野まではねていったから、シモの足は大丈夫だと思うけれど、まるでローテ候補投手が投げるたびに消えていくようで恐ろしい。ご神木の大いちょうが倒れ、国鳥トキがいっぺんに死に、今こうしてローテ投手が次々と受難。これらは日本に災いがあるという凶兆なのか?阪神の投手は「日本」関係ない?トキは管理が悪いし、いちょうは寿命?さよか(笑)。でもみんなして神社にお参りしたばかりなのに、もいっぺんお祓いしたくなるでホンマに。
 オープン戦は…なんとも言い難い試合だったなぁ。下柳の後をスクランブルで繋いでいった渡辺、西村、久保田、筒井、江草、メッセンジャーにとっては、それぞれ大きな収穫があった。心の中で、去年の自信と一昨年までの不安が戦っている筒井は四球連発で一死満塁とされながら犠飛の1失点で脱出成功。
 同じように、まだ本当に日本でやっていけるかどうか大いなる不安を抱えているメッセンジャーも9回四球連発、押し出しで1点差とされながらも逃げ切って勝利を運んだ。実際はGも選手を代えていて、若手相手だったのだからそれくらいやってもらって当たり前の勝負なのだけれど、本人にしてみればプレシーズンという意識もなければ、調整だなんていう余裕もない。二人とも、大パニックの中で苦しみながら、まあなんとか活路を見いだせたのだから大きいよ。
 人数の関係で残るか残らないか微妙なところにいる西村がスタメン相手に4回と5回を無失点、結局勝ち投手にもなったとおり、この試合を形にした。どうしても使っていきたい投手だ。先発投手に不安を抱え、野手の変更があまり要らない布陣になりそうなので、リリーフ投手7人で編成しそうな気がしてきたね。
 打つ方はまあ狭い東京ドーム、思い切り振って右中間、左中間破るのかと思ったら入っちゃいましたという感じなので、HRばかりの得点も良いだろう。みんなナイスバッティング。
 つくづく思ったことは、相手の投手の出来次第で貧打になったり、猛打になったりする…その去年までの欠点を補うために、打力のある選手を並べるという手法を採ったのだなぁということ。相手投手に気持ち良く投げさせてはいかない。プレッシャー、怖さを感じさせなければいけない。さあどうすれば良いか…これがテーマだった。今年のタイガースの答えは、「相手投手が怖いと思う打者を並べる」だった。後はその戦略を成功させるべく、それぞれの打者が投手を怖がらせるだけのスイングをしていくだけだ。
 他にも、機動力を駆使して投手にプレッシャーを与えて自分有利に持ってくるという方向性も、多少は考えていたのだろうけど、こっちの方はほぼベースアップゼロだな。まあ選択して、集中したのだから、それはそれで良しということにするか。東京ドーム本拠地の球団ならまあ納得度合いももっと高いんだけどね(笑)。
 桜井、守備うんと良くなったね。落下地点に最短に入り次のプレーへの準備をするという当たり前のレベルには十分来ている。マートンもこの日はとても良いスタート切っていたよ。
 あえて暴論を吐くけれど、去年の赤星は、外野で全力疾走していなかった。もういっぺんやったら自爆することを自覚していたから、したくたってできなかったのだろう。「その時の状態」と比較すれば、今年の外野守備はプラスになっていると思うよ。

コメント

  1. けいわい より:

    桜井の外野守備は捕球するまでならかなり良くなりましたね。送球のときワンテンポ遅れるのが気になりますが、ザルというほどのことは無いと思ってます。
    逆にマートンはまだ「う?ん」という印象を拭えません。左中間の打球で金本が先に処理するのなんて最近の記憶にはありませんでした。
    負担は増えるかもしれませんが金本にも守備の意識が戻ってくると考えればいいのかな?
    オープン戦にもかかわらず3時間超の試合で久々に野球を堪能できたし、鳥谷はミスタータイガースを襲名できるかも・・・と予感させる試合でとても満足しました。

  2. PPW306R より:

    昨夜のオープン戦、現地観戦してきました。
    未だにというか今更というか…
    それにしたって新井さん、何とかならんもんでしょうかねえ。
    な?んかチャンス拡大と思いきや、
    新井さんのところでいつもプツリと糸が切れてチェンジ。
    でもって次の回先頭のマッケンジーさんは良い当たり連発!
    見慣れた光景とは言え、ため息をつくばかりでした。

  3. 大虎真弓 より:

    今年もマイケルは、阪神戦に必ず出て頂きたい!(笑)
     久保田劇場ならぬメッセ劇場も中々ヒヤヒヤさせてくれて面白かったです。
     今年も宜しくお願いします。

  4. 熊虎 より:

    TもGも、投手がピリッとしない印象の試合でした。下柳っぽい球を下柳らしからぬ意識の低さで投じていたら、そりゃ痛打されるし打球が直撃もするだろう。相手の山口も精度・球威・キレがどれも去年の3割減。
    緊急降板の下柳の後を受けた気の毒な渡辺は球は走っていたけど打ち込まれるし、西村はリリースポイントというか、その前のテイクバックがブレまくって荒れ球が奏功した印象。筒井とメッセは矢野が腰高に構え、球審が枠に入っていてもキャッチャーが構えたところじゃなければボールにするし、そこを割り引いてもボールを置きに行った投球でも四球連発ってどうなんじゃろ?
    特にメッセは3人目の打者ぐらいまでは145キロを超えても伸びの無い高めの棒球で高橋に粘られたあたりから、やっとストレートが走り始めた様子。あれって普通のストレートなんだろうか?変化球も変化しないチョット遅い球にしか見えないし、先発はともかく後ろで投げるべき資質が乏しい感じがしますがねぇ。
    それにしても矢野は大丈夫なんでしょうか?
    構えは遅いし、ミットの位置は中途半端。ランナーは放置、ピンチの投手も放置。私は矢野好きだけど、今の矢野の姿は『いつもの彼の悪いトコ』とも違う気がするんですよ。

  5. より:

    矢野さんは出場機会が減ることは分かりますがOP戦の失点時の捕手がほとんど矢野さんなのが気になりますね。
    昔の矢野さんならばやらない事をやっている印象が強いですね。
    矢野さんを代打で使う方針があると思いますが二軍でしばらく打たせて小宮山を一軍に上げた方がいいのではと思う気もします。
    新井さんは5番よりも7番辺りで気楽に打たせた方がいいような感じもしますね。桜井を5番に上げてブラを8番の方がいい気がします。

  6. いわほー より:

    セのチームはどこも矢野のリードを研究し尽くしているのに対して城島のリードは模様眺めといったところの差が出ているんじゃないでしょうか。城島のリードがある程度研究し尽くされた後からが本当の勝負だと思うんですが。

  7. apatite より:

    中継ぎや押さえを先発にというのは、短距離ランナーを長距離走らせるのと同じで、瞬発力の筋肉と持続して力を出せる筋肉は違うのです。だから、久保田を先発にというのは、馬鹿な事をするなーと思ってましたけど、後ろに回って、復活しました。今年はやるでしょう。それからいうとG山口は苦労するでしょう。だけど、山口の場合、体型からみると、持続力の筋肉がつけば、やれるかもしれない。安藤なんかスリムになったので、スタミナを心配している評論家がいるけど、それは、間違い。余計な肉がついてると、筋肉をうごかすのに余計なエネルギーを消耗するのです。マラソンランナーは、可能な限り余分な筋肉をそぎ落として省エネルギーをはかってるのです。その意味から、安藤にも期待。

  8. ワン虎 より:

    メッセンジャーかなり厳しい気がしてます。
    初対戦の打者(長野とか)にストレートを投げて
    引っ張られてファールと言うシーンが何度かありました。
    完全にストレートに狙いを付けられているので
    絶妙な緩急をつけれる変化球か狙った所に投げれる変化球は必須アイテムと思います。

  9. タイガーキッズ より:

    私のちょっとした感じなんですが、マートンが少?しずつ進化(隠していた爪を徐々に出してる?)しているように思います。例えば、昨日の平凡なセカンドゴロを内野安打に持っていった走塁なんか別人に見えました。気のせいですかねえ(笑)
    あと、解説の堀内さんが「今年の阪神はやりますよ?」と妙にほめ殺しに近いコメントを繰り返し言ってましたが何なんですかね。「その手には乗りませんよ」って感じです。以上

  10. BUCK-TORA より:

    真弓監督の優勝時(選手、ヘッドコーチ時代)を考えれば打ち勝つスタイルに到着するのは自然な流れなのかも知れませんね。機動力がベアゼロなのは仕方なくも気に入りませんが…。
    桜井は安藤の影に隠れておりますが、こちらも顔付きがシュッとなってますね。マートン云々でなくても、1番センターはありかなと思ってますよ。

  11. 西田辺 より:

    なんだか、ここに来て怪我人続出でイヤな感じですね。
    もう勘弁して欲しいわ。
    >相手投手に気持ち良く投げさせて
    去年までは、これを何度となく見せられましたからねぇ。
    初回チャンスを潰して、あとはバッターが居ないかの如くスイスイと
    無抵抗のまま牛耳られる。
    つまり「舐められている」。
    精神的に優位に立った相手を崩すのは至難の技。
    どこかで怖さを感じさせないと。
    同じ相手に何度もやられるのは、この辺が大きな原因かもしれない。

  12. バースと藤川命 より:

    そうかあわかった!今年の世相は、遷都1300年や坂本竜馬ブームからすると、「昔の文化に立ち返ろう」なんだ。
    貧打解消も、日本一25年記念で「ただ打つだけ打って打ちまくろう」っていう化石作戦に立ち返ろうってことなんだ。そうかあ おいらは、スピードや抜け目のない走塁なんてのにこだわってたが、人間が小さい小さい。今年は歴史をたっぷりと楽しんでみようではないか。
    いいじゃないか4本ヒット1点でも!とにくかくうちまくるんだよ。黒船のごとく立ちはだかる巨珍相手にもでっかい大砲を打ち込んでみよう 
    ポジティブにいこうぜみなの衆。歴史から学ぶこともある。
    でもダメだった時は、スモールベースボールとか近代史も学んでみよう真弓さん。

  13. ジジィ より:

    現地は楽しかったです。いやー今年もスタンドのファンは「熱い」。オープン戦だから筒井やメッセンジャーをそんなに怒鳴らなくても…(笑)。
    DHアリvsナシのハンディキャップ戦は変な違和感でした。

  14. 拉麺 より:

    >OP戦の失点時の捕手がほとんど矢野さんなのが気になりますね
    矢野さんリードは、結構外投げさせて、最後はボールの球を振らせるって感じですからね。
    城島はインコースにストレートを投げさせてストライクゾーンで勝負させる感じです。
    今までと全く違うタイプの捕手にセの打者もまだ困惑してるんでしょうね。
    しかし去年は左腕の柱だった下さんが抜けるのは痛いですね・・・
    今回のケガと若竹のケガは不可抗力だったにでよ、ちょっと厄払いした方がよさそうですね・・・

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