名物オーナーだった久万俊二郎氏の後任で、現時点で「最後の優勝オーナー」だった手塚昌利氏が死去したという。在任期間は短かったが、村上ファンドの敵対的買収から阪急に救いを求めた一連のM&Aなどいろんなことがあった時期のオーナーだった。
阪神電鉄といえば、もちろん大所帯を抱える大企業ではあるが、他の首都圏や関西圏の鉄道会社と比較すると、それほど傑出するものはない。ただひとつ違うのが、阪神タイガースと甲子園球場を持っていること。
そんな特殊すぎる、ヘンテコな企業で、同期としてともに出世してきたという人の話は、よくわからないなりに想像できるところもある。少なくとも阪神タイガースについては、一緒に体験してきた部分も多いだけにね。
合掌。
コメント
手塚さんと言うと、岡田監督とともに優勝のビールかけの時に籠樽を割る
姿が真っ先に思い出されます。
その後のゴタゴタと共に歓喜も苦労も知っておられるオーナーでしたね。
仰る通り、阪神電鉄と言うと関西の私鉄でも営業規模は小さい部類に
入ります。
しかし、阪神タイガースのオーナーともなれば、関西のみならず全国の
野球ファンに名を知れた人物になる。
マスコミには常に追いかけられ、株主総会では本業以外で最も槍玉にあがる
部門の長でもある。
タイガースファンなら一度はなってみたい球団オーナーでしょうが(笑)、
気苦労も我々の想像をはるかに超えたものがあると思います。
空の上から、数多の阪神OBとチームを見守っていただきたい。
心よりご冥福をお祈りいたします。
2リーグ制以降、優勝を経験できたオーナーはわずか3人。
手塚さんは、その中のお一人。
それ以降、宮崎さん、坂井さん、現在の藤原さんに至るまで、まだ優勝を経験されたオーナーがいらっしゃらないのは手塚さんとしても残念に思われたことでしょう。
心よりご冥福をお祈りいたします。
矢野監督が一緒にビールかけを出来て良かった。って言うてましたが、もしかしたら今年も一緒に出来たかも知れませんね。
手塚さんの御冥福をお祈り致します。
手塚元オーナーのご冥福をお祈りいたします。
若い方はご理解いただけないかもしれませんが、クマさんが今年同じくお亡くなりになった野村監督が招聘されたときはそれはもう、阪神ファン一同、今年来年は無理かもしれないけど何年か後にはどんどん順位を上げて優勝できる!と思ったものです。
今思えば、球団オーナー、特に老舗球団のオーナーってなんで就労規則を離れた「なんて超ご老人なんだろうってこと。」読売だって阪神だって別に創始者オーナーでもあるまいし。
振り返ればその当時でさえ阪神の大変革は超御高齢だった久万オーナーの終活みたいなもんだったのかもしれません。野村さん呼んで、星野さん呼んで、まぁ、OB監督がどんなに頼んでも緩めなかった金庫のカギをどっさり開けて、野崎さんとか有能ブレーンを球団に専属させて。でもやっぱり、岡田とか、和田とか大卒エリートOBには教育という名目で役職与えて。まぁ、ほんと経営者目線では論理立ったヘッドハンティング&後継者育成なんだけど・・・。
阪神の場合、現場監督は現場の温湯に浸かったリーダーはで失敗したら機を見て逃げる大卒さんと、勝手遣いされたり、上層部に軽く扱われたり、(根まわしなしで更迭されること含む)造反扱いされたりする高卒さんのきっつい格差社会なんですよね。私は阪神ってファン層よりもずっとスマートなチームだと思ってるんだけど、球団判断はスマート。でもどうしても球団と監督とチームってべたつくんだよなぁ。その関係もやっと岡田・和田・金本で(真弓監督は犠牲者別枠でお願いします)終わったみたいだけど。
人事使命を阪神に懸けたオーナーにも、自分自身も、皆さんも他の阪神ファンの方々もすべての念を込めて、優勝をささげてほしい。もっとずっと勝ち続けて日本一も世界一も阪神ファンが楽園を見るようなチームを創って継続してほしい。チームの栄誉はオーナーや関わった人筆頭かもしれんけど、ファンも選手も指導者も、応援する人もお金を出す人もすべての栄誉であり栄冠じゃないでか。とくに手塚氏は久万災害、阪神大震災、村上ファンドなんかの阪神のチーム外の波風を凌いだ陰の功労者だと思います。暗黒期体質を会社ベースで球界ベースで救った方だと信じています。
従来的に阪神って、文化的に関西なんやなぁ…ではなくて、関西の雄と意識して「阪神は関西の文化です」と言い切った手塚オーナーの特に村上ファンドに対する球団守護者としての手腕に敬服します。
今となってはSBの孫氏も怪しいけど、ホリエモンとか村上とかの球団を値踏みして場合によって損切する輩にプロ野球は屈しなかったんですよ。阪神阪急が連合を組むことなんて関西的にあり得ないことがありえてる事実からも手塚氏の功績はホント不滅です。