「この世の中で起きる現実は、阪神ファンの深層心理と完全にマッチする」という、現時点で証明不可能な学説は、この場ですでに何度か発表しているが、得点圏打率5割を誇るサンズの活躍もまさにそれ。
サンズなる打者がどんなバッティングをするのかも知らない。韓国打点王つったってロサリオの例も記憶に新しい。そんな今年1月くらいの段階でも、「でも結局、打つのはサンズだろうなあ」と多くの阪神ファンは深層心理でそう信じ込んでいた。
サンズのクレバーさや研究熱心さ、アグレッシブな守備走塁での姿勢など、本人の才能と努力ももちろんあるが、それ以前に、もうこれは宇宙の定めとしかいいようがない。
試合後半、得点を重ねて最後は大差がついたが、相手守備のまずさやラッキーな当たりが重なったもの。どっちに転がっても不思議じゃない試合だったが、勢いを引き込んだのはガルシアの向こうっ気の強いピッチングスタイルだった。
開幕からローテを任されながら未勝利だったガルシア。この日も1点先制してもらいながら楠本に一発を打たれて同点に。その後は制球不安定で四球頻発、打線もいつもどおり無援護に戻り、「今日もアカンのか」の空気漂う。
3回ウラも2四球で一死一二塁とピンチを招き、「この回か次の回につかまる。5回を投げきるのは難しい」と勝手に想像していたら、4番佐野を内シュート・内シュート・外スラで3球三振。完璧な球を3つ揃えたところから急に歯車がカチっとはまった。続くロペスも高めの直球を打ち損じさせてピンチ脱出。その後は、4回と5回をともに11球ずつで三者凡退、6回と7回はともに1安打されたものの12球、13球でテンポよく自分のペースで投げ込んだ。夜になっても日中の暑さが残り、湿度もムンムンの横浜スタジアムだったが、汗だくになりながらいい集中で108球を投げきった。
自分が投げるときは、頼りになるガンケルがベンチ入りできない。打線とブルペンに不安を抱える今、1イニングでも多く投げ、抑えなければ、先発投手に勝ち星はつかない。2回終わって41球と不安いっぱいだったガルシアの「夏男スイッチ」が、あの佐野の打席から入ってくれたのなら頼もしい。
さあなんとしてでも今日は勝って、ズルズルの負け越し続きにストップをかけたい。踊り場の攻防はまだまだ続くのだからね。
コメント
確かに開幕前から「サンズはやりそうな気がする」とtoraoさんは一貫して言っていたし、我々も何となくそんな感じはありましたね(笑)。
ゲームの方、3回までは今季の危なっかしいガルシアでしたが、
4回からは制球が安定「豪速球でもキレキレでもないけど打たれない」本来のガルシアワールド全快の素晴らしいピッチングでした。
ムードメーカーのガルシアに勝ち星が付くとチームのムードもグッと明るくなりますね。
野手も安定した守備でガルシアをもり立て、
攻撃も近本の出塁率上昇→「得点圏の鬼.サンズ」が返すタイガースの得点パターンもハマり、巧く勝ち越せました。
助っ人枠の関係でガンケル不在の為、後半が不安でしたが、「近本の脚」で稼いだ1点がとても大きく、点差が離れた事で相手も負けパターン投手にスイッチするしかなかったですね。
こうなればタイガースペース!
9回の相手自滅からのダメ押しも、狭い球場は何が起こるかわからないので凄く良かったと思います。
おかげで、二軍で実績を積み上げた尾仲のテストも出来て◎、ボールはキレていた!
彼には強烈な「大和の恩返し」への倍返しを期待したい。
さて、今日は休養十分のガンケルもいるので、中4日の青柳をしっかりサポートして欲しい。
昨日のようにミスなく戦えば勝機は十分ある。
二者択一
果たして誰を選ぶのだろう。興味深かった。
チームの得点圏打率王打点王サンズはもちろん、ストッパースアレスは確定。ボールが上がるのを待つボーアか、安定感を増すセットアッパーガンケルか。
予想はガンケル。判断基準は代わりができる選手がいるかどうか。彼をイニング跨ぎをさせなきゃならないくらい信頼できる投手がいない現状と、バースの再来という形容詞がまったく聞こえなくなった空砲。代わりは好調中谷がいるじゃないか。予想は見事外れた。
序盤はストライクが取れずヨレヨレだったガルシアが、見事V字回復して7回まで投げ切ってくれた。4安打1失点。嬉しい誤算。これから開幕からのつまずきを取り戻してくれるだろう。二者択一問題は残るけれど。
ガルシアからバトンを渡された馬場。8回を投げ終えて、喜び満載の笑顔でベンチへ戻る。まるで宮崎に本塁打を打たれたことを忘れたかのように。大したやつ。大きく伸びて欲しいもんだ。あの笑顔が9回の5点を呼び込んだのかもしれない。相手投手が二線級でラミレスが諦めモードに入ったことは別にしても。
昨日の勝因はガルシアの頑張りと、6回木浪のヘッドスライディング。牽制暴投を誘い、得点圏打率王サンズに回したこと。よくやった。2番はあまり似合わぬけれど。
さあ、今夜の相手は濱口。中谷を使ってよ、スタメンで。今でしょ、、矢野くん。
腹監督ならボーアを外してるでしょう タイガースはどこまでいっても忖託が付きまといます
祝!ガルシア今季初勝利!
祝!熊谷今季初安打!
ガルシア!アリガトウ!アリガトウ!ナイスピッチング!GJ
辛抱強く良く投げました!GJ
熊谷ダメ押しのナイスタイムリー!GJ
植田海とバチバチにレギュラー争いを繰り広げて切磋琢磨してや!
サンズありがとう!GJ
火曜日の打率は凄いね!
勝負強くて選球眼がええのはええよ!
木浪も泥臭く頑張ってくれてありがとう!
今日も勝って勝ち越しを決めよう!2勝1敗でええんよ!
頑張ろうタイガース!
気温が高くなってます!熱中症対策もヨロシク!
頑張ろう日本!
とにかくガルシアには「6回まで我慢してくれ。阪神打線は井納を6回には
捕まえてくれるから。とにかく粘って最少失点で」と念を送ってました。
経験則として、井納にはとにかく5回あたりまでは抑えられ6回に捕まえる
と言うイメージがこびりついてまして。
ガルシアも3回辺りまでは、今にも決壊しそうなピッチングでしたが、何とか
耐えてくれました。
7回108球4安打1失点。
終わってみれば立派に先発の役割を勤めてくれました。
「待てば甘露の日和あり」じゃないけれど、いい仕事をすれば良い事はきっと来ます。
無援護だったり、やらずもがなの失点で勝ちを逃がしたりしましたが、今季初勝利
おめでとう。
差のついた最終回、マウンドに上がったのは元横浜の尾仲。
鳴尾浜でもいいピッチングをしてたらしく、楽しみにしてました。
「勝負強さ」って何だというのはここでも何度か話のネタになりましたが、サンズの
驚異の得点圏打率は凄いですね。
得点圏にランナーがいて2回に1回はヒットを打ってる計算。
昨日の初回のように犠牲フライもあるから、どれだけ得点圏好きなんだって話ですが。
相手がピンチの時に、放ってくる球種は何もない時に比べて限られてくるのを
よく理解してて、その中で更に捉える球を絞っているような感じです。
チャンスの時ほど頭の中をシンプルにしてるんでしょうね。
人間そんな時ってあれもこれもと考えてしまうものですが、パパっと頭が整理できる
のかも知れません。
チャンスの場面でも、苦手なコースは突いてくるだろうけど、全球そこには来ないし
コントロールミスした時に確実に仕留める心づもりを解かない。
ボーアが悩んでいます。
ボーアはどうも考えすぎるタイプのように見えます。
シンプルに行こうぜ。
昨日はおかしなコメント失礼しました。「2回コメントが送信ミスで反映されなければ諦める」という信念のもと、諦めました。
久しぶりに安心して観れる試合だった。サンズは内角を怖がらず外角のクサイ球には手を出さず、じっと狙いの球を待っている。サンズには「打て‼️」と願う必要がない。「打ってくれる‼️」と信頼するのみ。
サンズを4番にはせずに大山を顔にしようとしている矢野監督。そこは好き。
ボーアはサンズが結果を出しているのも影響しているのか?ボーアを休ませることが出来るはずだったマルテの怪我が痛い。
やっぱり先発に勝ち星が付くのが一番嬉しいな。
サンズは大山の後ろに置くべき。
ボーアは7番あたりで気楽に打たせたら良くなって来るかも。
やはり3番に中谷や高山を起用してほしいです。
矢野監督将来のタイガースの為にも勇気ある決断を。(あくまでも個人の理想です。)
昨日の勝負のアヤは、6回のボーア申告敬遠 梅野勝負だったんじゃないでしょうか?あれでほとんどの阪神ファンは「ヨッシャ!行ける!」と思ったのでは?矢野監督も?
もしボーア勝負で打ててなければあの後どうなったかわからなかったような。
西宮トラキ様こんにちは。
ボーア勝負でボーアがホームランを打ってたかも知れませんよ(笑)
まぁ梅野が打ってくれて追加点が取れたのは大変良く出来ました!ですね。
虎轍さま、返信有り難うございます。どちらかと言えばボーアのホームランのほうが今後チームに大きな波がくるでしょうね、今日に期待しましょう!
序盤のガルシアは頼りなかったのに、よう7回まで、ガンケルの分まで投げてくれました。
サンズは未だに得点圏打率が5割を超え、近本も打ち出したので、簡単に点を取れるみたいな。昨日は、木浪の働きも良かった。
今日は左腕浜口。高山が出るか中谷が出るか2人ともスタメンか。
ボーアの底は脱したかもしれないけど、休養があっても良いんじゃないの。