前の試合で脇腹を痛めた梅野が抹消で、代わりに二軍で打撃好調だった原口を上げる。坂本が2試合文句のない仕事をしているが、やはり壊さないように分散して使いたいし、右の代打として原口を戻そうかという矢先だったろうから、ここは捕手をもうひとり上げるべき。梅野は焦るだろうが、軽症そうでも治りにくい脇腹だけに絶対に無理をしないように。
坂本の働きは本当に申し分ない。この日はコントロールの悪い投手ばかりだったのでリードはあまり参考にならなかったが、前日は西勇をしっかり制御した。評判の高いフレーミングはもとより、攻撃面でもしっかりとしたスイングと打席での対応力が光る。6回のビッグイニングに目が行く試合だが、大山の一発は中日先発柳が投じた98球目。阪神打線を抑えているようで、球数は投げさせており、疲労からくる制球力の乱れを一気についた攻撃だった。チームとして粘っていく地味な作業を重ねた結果の大量得点といえる。その象徴が坂本の第一打席で、追い込まれてもボールは見極めファウルで粘って10球投げさせた。こういうのが効く。
スタメン2番に入った陽川もいい仕事をした。初回の一発はカウント2-2から縦に割れるスライダーがやや高くなったところを右中間へ。
大量点の口火となる6回の第3打席も同じく2-2からカットボールをピッチャー足下に返しセンター前ヒットにした。いずれも追い込まれながら下半身を柔らかくつかって対応した価値ある一打。慣れないライトでも一所懸命にやっている。今このチャンスを絶対に手放すな!
打っても打っても「さっき打て!」と言われつづけた「ダメ押しキング」の大山が化けてきた。
2点ビハインドの6回、上位打線がつないで作った無死満塁。ここまで好投の柳であったが、じわじわと攻めてここで一気に捉えなきゃいけない。カウント2-1、カットが高く浮いたボールを豪快に振り抜いた。これが自分のスイングだと見せつける「4番」の一振り。タイミングもピッタリだったのだろう、打球はまったく切れることなくどこまでも飛んでいった。
これで柳はKO。急きょ登板の谷元からも1点を加えて3点差。
しかし終盤の7点リードを守り切れないチームにとって、これでは心許ない。そのウラすぐに1点を返され2点差とされる。
7回一死一塁で迎えた次の打席、3ボール1ストライクから外角低めへのフォークに反応、下半身の粘りで届かせると、前を大きく取るために右手を放して振り抜く。芯を食った打球は一直線にレフトスタンドに届いた。
2打席連続の21号ホームラン。これで本塁打王争いの先頭を走り続けている読売岡本に並んだ。
精神的に浮つかない地味なタイプだが、着実に前進を続ける。期待が常に実力よりも先行するのは阪神の常で、それにより選手は「おかしく」なっていくのだが、この真面目な選手はそれをきっちり受け止めながら、悩みながらも一歩一歩進んで行く。思えば金本もそういうタイプの選手だったし、大きく化けてからもその歩みを止めることのない選手だった。
まずは今年。そのままそのまま。
コメント
大山に感謝!
ありがとう!
2番陽川は私が先日書いていた事なんで、それが実現して活躍してくれたのは嬉しいですね。
打撃陣がみんなで粘って柳に球数を投げさせたのも良かったと思いますね。
簡単に初球を打って凡打を繰り返すよりええよ!
今日も勝とうぜタイガース!
頑張ろう日本!
梅野は心配ですが、今後を考えるとここで坂本など2番手3番手をしっかり育てておく事も重要なので、チャンスをもらった捕手は全力で頑張って欲しい。
さいわい、代役坂本は攻守によくやっています。
それにしても大山、凄いです。
6回1‐3「2点ビハインドで無死満塁で大山」、私は正直」最低限センターから右に外野フライを(そして1死1.3塁から同点へ )」と思っていましたが、彼の頭の中にはそんなセコい事は一切なく、いつものフルスイングで特大のグラスラでした。
2本目のツーランも、よく後半にゲームが荒れる今季においては、とても効果的なツーランだったと思います。
これで岡本とホームランダービーで並んだワケですが、狭い球場でちまちま本数を稼いでいる岡本とは飛距離が違う!
もし、本塁打王になればバース様以来34年ぶりとなるという事ですが、あの当時はラッキーゾーンがあり甲子園でのホームランといえば殆どがソコに入るモノであり、
ラッキーゾーン撤廃以降は移籍して来た長距離砲(片岡、金本、新井、福留、糸井)たちも、本拠地甲子園ではHRが激減しました。
そして、他球場はヤフオクドームやマリンスタジアムも東京ドーム並にグランドを狭くし本塁打が出やすくしてるのに甲子園は頑なに広さをキープした結果20本塁打打つのも大変な事。
そんな本拠地の日本人が簡単に20本を超え、本塁打王争いをしている事は本当に嬉しいです。
昨夜の6打点で打点王も射程圏内に入ったので、こちらも狙って欲しいところ。
ゲームの内容は忘れていましたが、ガルシアはローテ投手は無理ですね。あの内容で3失点に収まったのが不思議なぐらい内容が悪かったです。
二軍で好投しているエドワーズと入れ替え、ガンケルを先発に戻す事を推奨します。
ガルシアは生き残りの為には昨年終盤に見せたリリーフ適正を見せるなりしないと残留が難しいかも知れません。
昨夜は余裕をぶっこいている讀賣も連続完封負けし、雲行きがおかしいです。
2003年、早々にマジック点灯させた阪神タイガースも、その後苦しみました。
讀賣も菅野が調子を落とせば大型連敗も考えられ、阪神タイガースも真面目に戦って行けば可能性はゼロではないかと思います。
以前「サンズには波がない」と書いたが一番波がないのは大山だったかもしれない。4番から5番になった時も表面上は悔しさが伝わらなかったが内に秘める青年なのか。4番にしたくなる豪快な満塁ホームラン。返り咲いたら2度と手放すな。
昨日は書きたいコメントがあったから触れられなかったが、トラオさんの文章のタイトルが秀逸だった。ほぼ全国のタイガースファンが使いたくなる「溜飲」というワードを「正しく使えてますか?」「正しく理解していますか?」と語りかけてくれてるようだった(言い過ぎか)。
タイガースファンじゃなければ「なんでこんなタイトルなんだ?」と不思議に思うだろう昨日のタイトル。来季は溜飲を下げる必要がないほど東京ドームで勝たなければ。
そしてもう1つ。地上波の野球中継には興味がないが、あの面子に赤星が混ざってるのが悲しい。水面下でタイガースのコーチのオファーは赤星に届いてるはず。あんな企画よりもタイガースのコーチは魅力がないのか?いつか赤星が入閣するかもしれないが、赤星があの企画に参加したことを俺は忘れない。受けたくなかった仕事かもしれないが、俺は忘れないよ。
これ程地道に成績を上げ続けている主力も、阪神では珍しいケース。
ドラフトでは指名された瞬間、悲鳴のような声を出され、入団後も他球団の
主砲と比較されアレが足りないコレが物足らないと言われ続け、それでも
毎年キャリアハイを更新し続けるというのは、相当な精神力と努力を続ける
体力があるという証拠。
球団としての成績もありますが、大山個人の名誉のためにも打撃主要タイトル
は獲って欲しい。
本塁打王となるとバース以来、日本人となると掛布以来、さらに右打者となると
田淵以来って、どんだけ遡らなアカンねん(笑)
結局、梅野は抹消。
右脇腹の筋挫傷と言う診断だそうですが、野球やテニスなど体を「回す」「捻る」
競技にはついて回る故障。
急に無理な捻りが加わったか、筋疲労によって柔軟性が低下した腹斜筋に何らかの
負荷が加わったと想定できます。
余程動けないほどの傷め方でなければ、2週から4週で元の動きに戻れるのですが
この脇腹の挫傷は、癖になるという厄介なケガなんです。
私も左の脇腹を年に1~2回、全く同じ個所を傷めてしまいます。
おそらく一度筋肉を傷めると、脆くなるのかも知れません。
本文中にtoraoさんも仰ってますが、原口だけでなくもう1人キャッチャーを上げて
おくべきです。
中谷が高校時代キャッチャーやってたとは言え、プロに入ってから一度もマスクを
被った事がありません。
そんな選手にキャッチャーをやらそうと監督が考えているなら、現役時代その
ポジションにいた人とは思えません。
キャッチャー舐めんな、と。
先発ガルシアは、ここの所いいピッチングもあったけど、得意なはずのナゴドで
あのザマでは・・・。
来季は厳しいかもね。
やっぱり、大山の打順関係なくチャンスが来る。そういう運を持った選手だと思います。昨日のグランドスラムの飛距離は凄かった!どうか、実直に真面目に歩みを進めて欲しいです。ガルシアは二軍らしいですが、改めて適正を見定めて欲しいです。長いイニングは無理ですから。
選手は奮起してます、首脳陣も表面は冷静に、心はマグマの様に燃えたぎらせながら、ファンも最高の応援しよう!さぁ、行こう!
昨日はガルシア。あまりピリッとしない相変わらずのピッチング。陽川の成長著しいスイングは驚きの先制ホームランとなり、一点先行となったが、やはりガルシア。
1-2となり、3点目を取られたら今日の柳のピッチングでは厳しいなと思いながら観ていたが、やっぱり高知に出張した日のタイガースは強い。もう私なりの勝ちパターン。
7回の陽川のバッティングは凄かった。
初回のホームランとなったカーブから、2打席目はカットに切り替えた中日バッテリー。
この打席もカット、スライダーを駆使し内角も鋭くつく配球。これはこの回も駄目かと思ったが、決め球のカットを見事にセンター前ヒット。
糸原もしぶとく前でさばいてセンター、レフトの間に落とす。最近こういう打球が打てるようになった糸原も素晴らしい。
サンズ死球で、柳も動揺。
ボール球先行で迎えたストライクを見事にスタンドインさせた大山。しかも2打席連続。
ホームラン王への夢が膨らむ。
これで高知出張の夜は、16連勝となりました。
優勝への妄想は膨らむ膨らむ⁈
Akira28様、高知出張虎勝利ジンクス続行おめでとうございます。そして、ありがとうございます!
少し暑さも和らいできたものの、ご体調には十分にお気を付けてお仕事に励んでくださいね。
つい先日、梅ちゃんバズーカが1試合で3発も不発だった時にイヤな予感はしていました。長引かないといいのですが、ここは坂本に頑張ってもらいましょう。
今日は秋山が先発好投、原口が代打決勝タイムリーで、同期お立ち台に期待します。
大山が神がかってきましたね。
最近はブンブン振り回すだけでなくボール球もきっちり見極められています。
思えばドラフトの日からなぜか叩かれ始め、新人王の得票でもそこそこ票を集めてしまい叩かれる。(どっちも大山の意思の及ぶ範囲ではないのですが)
右に打とうとするな、何も考えずに振るなと散々言われても己の意思は揺らがずにここまで来て感慨深いものがあります。
タイガースにはフィットする選手はこういう金本タイプの周りの意見に振り回されず己を信じるタイプの選手なのかもしれません。あとはチヤホヤされることをエネルギーに変えられる選手。
しかしこの大山の逆転満塁弾を呼んだのは6回で100球近く投げさせた打線の粘りです。特に坂本は頑張りました。(次の木浪が初球をポンと打ち上げたのにはガッカリしましたが)
糸原が帰ってきて陽川が使われ始めていつの間にかいい打線になってきましたね。あとは8番遊撃手のところだけ。木浪よ、せめて250は打ってくれ!
ガルシアはもう厳しいですね。ガンケルを先発に戻してエドワーズ昇格で対応してもらいたい。
元気のない中日を3つ叩いてわずかな望みに託したい!
よーやった大山!
で、野球からはなれて一言。
やっぱりあの電気屋のCMの呪いは怖い。
岩貞、糸原に続いて梅野までもとは…
桑原桑原…
流れ的には、近本、木浪、大山、陽川あたりが次に呼ばれそう。気を付けなはれや!
強打者への序章
まさかの一発だった。単に梅野がいなくなったからあてがわれただけなのか、他に適当なのがいないから仕方なくなのか、バントもできそうやひょっとしたらバスターも、、ではないと思うが、まあ何でもいいけど、2番陽川がいきなり放り込んだ。6回リードされた場面で先頭打者安打も良かった。慣れぬライトの守備も一生懸命だ。ひたむきさが伝わる。より大きくなれよ。
驚きの一発だった。打った瞬間入った!と分かったけど、どこまで飛んだのかが分からない。バットを放り投げることなく、フォロースルーまで綺麗なスイングだった。逆転満塁ホームラン、響きがいい。
貫禄の一発だった。バッティングフォームに雰囲気が出てきた。狙っていた球だったのかは知らないが、バシッととらえた。いつものダブルプレーちゃうか、という雑音を吹き飛ばす強打者のスイング。さっき打ってよ大山、から、ここで打つ大山に劇的に変わる。その序章、幕開けだ。こりゃ二冠王奪取が現実になるぞ、楽しみで仕方ない。
スアレスも四球からの劇場がなくなり、安定感抜群のクローザーになった。岩崎、岩貞、ガンケルにあと1人勝ちパターンにつなげる投手がほしい。小林に期待している。経験を積んで欲しい。坂本、でたらめな投手をゲームを壊さず何とか踏ん張らせてくれた。安打はなかったがよく粘ったバッティングも頑張っている。チャンスだぞ。
使いきれない代走要員、守備固め要員をベンチに置いておくなら、ファームから長坂を上げて、福留や糸井、俊介よりも、原口を代打の切り札として出すべきだと思うけどなあ。勝つためにも、今後のためのも。
さて、ガルシア。もうええわ。ボールと判定されてふてくされた顔。ピッチャーに四球を出す情けなさ。守りや攻めのやる気を崩すリズムの悪さ。置きにいった頼んないボールは、もう、いりません。抹消するとのこと。当然だ。昨夜がタイガース最後の登板だったことになると思う。この2年間期待ハズレだった。印象に残っているのは、マウンドを降りた後ベンチを盛り上げる喜びのパフォーマンスだけ。ご苦労様でした。中日にお返しします。代わりに大野が来てくれることになっています。たぶん。
大山の6打点の活躍で何事もなくなったが、木浪よ、来たから打つ初球打ちに、守りのポジショニングなんとかならんか。あと一歩で取れなかった仕方ないじゃなく、軽くアウト、いいところに守っていたよ、というのがほしい。相手が何度も好捕でアウトにしただけに。エラーをしないことが守備のうまさではないぞ。
サンズ、2回のバックホームはアウトにして欲しかったけれど、4回は好返球で大島の本塁突入を諦めさせた。ビシエドの大飛球を好捕したし、最後まで守ったし、お疲れ様。今日は打棒でよろしく。
さあ、引き締めて今日も勝ちきろう!
大山の満塁とツーランは、先日ハマスタでもあり、嫌な予感がしましたが、ナゴドでは簡単にはやられませんね。てゆーか、ナゴドでこんなに点が取れるなんて。
大卒選手も、本格化まで4年はかかると思います。たしか、ギータや山川もそんな感じ。なので、高山だって、我慢して使って欲しいんだけど。
ガルシアは抹消で長坂が上がってきました。原口に期待できるし、齋藤や横山の山形中央コンビも上がってきて欲しい。
ガルシアは、昨年終盤の活躍はありがとう。