「日本一」の人事を見て

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「天下人」ソフトバンクは、小久保氏をヘッドコーチに迎えるという。会見の中で印象的だったのが次のコメント。

『これからベテランになっていく選手たち、主力の選手たちが腫れ物に触るような存在になっては絶対にダメ。侍の時にも求めていたポリシーなので。そういう選手を絶対に作らないというのがぼくの役割。細かい技術的なことよりも、普段の生活から含めて、家族といるよりも長い時間を過ごすことになるわけですから。そういう部分でダメなものはダメと言える人間でありたいと思います。成績を残しているから、主力だからいいだろうでは許されない部分は当然あると思うので。』(ニッカン)

先日の岡田氏のイニング間の練習にも通じる話だが、端的に言って、こういう考え方が伝統になっているのが強さの秘訣だろう。

ひるがえると、何かと好んで「腫れ物」を作るのがタイガースであって、その根本に球団の「金儲け主義」「カネ本位主義」がある。

小久保ヘッドは、恐らく次期監督の準備なのだろう。そういう意味でも経営がチームをコントロールできているのがわかる。阪神の場合は必ず「解任→次は誰だ?→すったもんだ&ゴタゴタ→焼け野原からのスタート」のパターンだから。そうでなかったのはそれこそ星野→岡田のときくらい。星野さんがずっと阪神にいて長生きしていたら、王さんみたいになってくれたのかなと、思わず「そうならなかったもうひとつの今」を考えてしまう。

コメント

  1. 西田辺 より:

    ホークスを褒めてばかりもアレですが、「熱男」松田なんて率先して声を出して
    チームを盛り上げるし、決して「腫れ物」にはなるまいと自らを律している。
    タイガースは昔から、スター選手になるとマスコミ発信で「○○派」「△△派」
    などと勝手に派閥を形成させて、チーム内を分裂させようとする。
    本人たちはそんな気がないけれど、自然と周りの人間が「両雄並び立たず」を
    演出する。
    村山-吉田、村山-江夏、掛布-岡田。
    本人たちは自覚のないまま「腫れ物」にされていく。
    大の大人が集団形成すれば、そりゃ気が合わない奴なんて出てくるでしょうし、
    みんな仲良くなんて幼児教育みたいな事は言わない。
    でも、チームとして勝つという目標においては、そんな事は小さい事でしか
    ありません。
    かなり数が減りましたが、まずベテランが率先して「チームの空気づくり」を
    するチームにならないと。
    性格的に不向きな人もいますけど、ベテランがやらないんなら主力の誰かでも
    いいんですよ。
    タイガースの選手は総じて表にガーっと出るタイプが少ない。
    ミスが出たり打てないと、チーム全体が凹んだままになって、立ち直るのに時間が
    かかってしまう。
    そんな時に、チームの気持ちを軽くできる選手がいれば救われる場面も多い。
    小久保氏が言うように、主力やベテランが率先して「腫れ物」回避の行動を
    採ってくれるのが一番有難いんですけどね。

  2. 虎番地 より:

    各球団、全部とは言いませんが、次期監督にする為にはファーム、一軍でのコーチやヘッドを経験/教育させてから監督になってもらってますよね。
    仙さんから岡田監督へ引き継いだ様に、コーチを育てられる人を先ずは監督やヘッドにするべきだと思いますし、是非そういう組織になって欲しいと切に願います。

  3. ジュビロタイガース より:

    ヘッドコーチはチームによって役割が違う気がしますね。監督を補完する年齢が少し上の人や、次期監督候補など。

    その時のチームの状況によって、次期監督のタイプも変わると思うので、引継ぎも簡単では無いのかなと思います。

  4. 虎轍 より:

    私は小久保氏が侍の監督をしてた時に「小久保では勝てん」って言うてたのですが、監督ではなく、コーチなら優秀なのではと思いますね。
    なんぼ頑張っても監督にはむいてないコーチ止まりな指導者は居ますからね。
    星野さんは担当コーチを叱りつけて選手に見せ付けて発奮を促したとか。
    矢野監督も担当コーチを叱りつけて選手に発奮して貰える監督になってや!
    選手やコーチと仲良しなのもええけど、たまにカミナリを落として引き締めんとね。
    ロペスが来年から日本人選手扱いになるのなら獲っといてええと思うんやけどね(笑)
    ほな、サンズと、あとは投手を使えるのにね。
    球団フロントはどう考えてるのか?
    勝つ野球。優勝を出来る球団にせんとね。
    疫病退散!
    頑張ろう日本!