勝利スルリも幸運スッポリでドロー

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初回、近本が走ってマルテが先制打。投げては先発伊藤将司が7回1失点、被安打2の快投。輝明の豪快弾は惜しくもファウルとなり追加点は遠かったが、同点の8回には相手エラーを起点に代走小幡の盗塁もからめて二死二三塁としてから、大山のタイムリーで2点追加。8回ウラは岩崎が完璧な投球でホールドし、2点差をキープしたままスアレスへ。失敗しないスアレスだから、今日もベルトコンベアと思ったが、まさかの4安打集中で2失点し同点に。

相手の好守に阻まれたりしながらも、悪くない試合運びでクロージングまで持ってきた。だからこそ、スアレスの救援失敗はショックだった。福留のキツい一撃だったが、彼にしたって選手生命がかかっているし、阪神に対する意地もあろう。

それにしてもよくフェンスのつなぎ目にボールがはさまってくれた。あれが少しでもズレていたら不規則に転がるなり、真下に落ちるなりして一走が一気にサヨナラのホームへとなっていた可能性が高い。その後、満塁策から注文どおりの5-2-3ゲッツーで命からがら引き分けに持ち込み、痛恨の逆転サヨナラ負けを避けたのだから運があった。

今年と同じように若手の台頭で突如として優勝争いを演じ、ヤクルトとの大接戦となった1992年。あのときはフェンス際のややこしい打球がウチの不利となった。場所も相手も違うが、今回はややこしい打球もスッポリはまって、ウチの有利になったから、これからきっといいことが続くよ。
スアちゃんドンマイ!いつもありがとうな。今日からも自信を持って、この悔しさを晴らしていこう!
悪くない悪くない。今日も思いっきり走って、思いっきり振っていこう。

コメント

  1. 虎ジジィ より:

    ホント最後に幸運は残っていましたね。

    7回まで伊藤将が好投し、
    8回に大山2点タイムリーで勝ち越し、
    その裏は岩崎が簡単に抑え、あとはスアレス。
    正直8回終了時には
    「大山がヒーロー、先発伊藤将に勝ちが付き、岩崎・スアレスにそれぞれH・Sが付く完璧な勝ち方だ」!
    と思っていましたが鉄壁スアレスとてオートマチックとは行かず簡単ではなかったです。

    途中、佐藤輝の数cmに泣かされましたが、
    最後は福留の飛球1cm横にズレていたらスッポリ「ハ」にハマらずtoraoさんも仰るようにイレギュラーなクッションボールになり俊足大島なら余裕でホームイン「逆転サヨナラ打」になっていたでしょう。
    幸運にも末広がりの「ハ」の字にスッポリで救われる辺りまだタイガースにはツキが残っていると思いたい。

    苦手バンテリンドームでとりあえず五分。
    今日からの東京ドームを勝ち越し出来れば「正念場」は踏ん張れた事になる。

    あとはNo more1992!

  2. こうさん より:

    昔、小学生の頃、我が家に「連合艦隊」なるカードゲーム…将棋のようなチェスのようなゲームがあった。ヤマトの戦力が一番強いが相手の一番弱い船に当てると損な使い方になってしまう。ヤマトの出し時を間違えると一気に戦況が変わる。

    ウチのヤマトはスアレス。昨日の出し時、間違っている訳がない。勝ったという油断もない。あるとすれば「勝たなきゃ…!」というプレッシャーがスアレスの中に生まれていたとしか思えない。勝てない、チームの不調がスアレスに微妙な影響を与えたのかな。

    福留のボールが挟まったけど福留がタイガースにいた時、全く逆のシチュエーションがあったような気がする。球場はナゴドかは覚えていないが。

    あり得ないと思ってしまっていたスアレスの失点。もうタイガースの手札は全て潰された。さらけ出したからには上がるのみ。

    トラオさんの文章の最後の「悪くない悪くない」を選手たちに言っているコーチがタイガースにいると信じている。

  3. タクロー より:

    兆し。

    暗転、サヨナラを阻止できたラッキー。
    伊藤将司の素晴らしいピッチング。
    近本、小幡の盗塁が導いたタイムリー。
    大山の待ってた11試合ぶりの打点。
    輝明の力が抜けた豪快な大ファール。
    ゲームを終わらせた梅野バズーカ。

    さあ、上昇カーブの兆しが見えてきた。
    3番マルテ、4番大山に戻す時期がやってきた。
    ライバルをひとつにしてしまう時期がやってきた。
    奮闘せよ、西勇輝。
    鼓舞せよ、大山悠輔。

  4. 西田辺 より:

    まぁ、スアレスだってこんな日もある。
    丸々一年、失敗しないクローザーなんている訳がないし。
    よくぞ、引き分けでとどまった試合と切り替えましょう。
    しかし、福留の打球は上手い事スッポリ嵌りましたねぇ。
    あんなの、10mの距離から狙って投げてもなかなか入るもんじゃない。
    toraoさんの言う通り、あれがスッポリ嵌ってなかったら大島が還って
    サヨナラ負けでしたでしょうね。
    この引き分けが最後の最後で優勝の決め手になったら「シャチハタの奇跡」と
    と呼ばせてもらおう。
    ゲームとしては全然悪くなかったですよ。
    先発伊藤が7回1失点とシッカリ試合を作り、初回近本出塁からの盗塁を
    4番マルテが先制タイムリー。
    8回にも大山が久しぶりの2点タイムリーで追加点。
    最後は残念だったけど、「良い勝つ形」が作れた試合でした。
    こういう試合を増やしていければ、なにも焦る事はありません。
    自然と勝ちも増えてくるし、チームの状態も上がってくる。
    一軍昇格の佐藤輝は、ヒットこそ出ませんでしたがあのファールは凄かった。
    あとは、高目さえ我慢出来たら率も結果も残せるはず。
    元々ローボールヒッターなんだから、無理に高いのに手を出す必要はないんです
    けどねぇ。
    今日から東京Dで読売3連戦。
    相手に引導を渡す絶好のチャンス。
    シッカリ丁寧な野球で、ウサギ狩りと行きましょうや。

    • いわほー より:

      さっきからずっと考えていた。
      「シャチホコの奇跡」ならぬ「シャチハタの奇跡」について。
      単なる「言いま(つ)がい」なのか。
      いや、そこには深い隠語が含まれているのか。
      たしかに印の枠にピタッとハマった時のスタンプの見事さに似た快感を覚えたもの。
      うむ、言い得て妙かもしれない。

      • 西田辺 より:

        いわほーさん毎度です。
        まぁ、単純にスッポリ嵌ったのが「シヤチハタ(正式社名はシャじゃなくシヤだそうです)」の広告の所ってだけなんですけどね(笑)
        深い意味も隠語もありません。

        • いわほー より:

          シヤチハタの広告でしたか。それにしても漫画みたいなシーンでしたね。
          もしも0.5差で優勝することになったら、あのシヤチハタの奇跡が、ってことになりますね。

  5. 虎轍 より:

    負けなかった。
    それだけでええと思います。
    勝ちたかったですが、スアレスを出しての勝負事なんで、いつもお世話になってるから、しゃあないですね。
    今日からは佐藤輝明が得意にしてる東京ドームなんで、打ってくれると信じます!
    疫病退散!
    頑張ろう日本!

  6. 岩修 より:

    バンテリン1勝1負1分の五分は微妙。
    佐藤輝の見事な美しい大飛球に酔いしれていたら嘘の様にポールの僅か右にきれていった。
    歓喜と失望の中、伊藤将の力投は頼もしかった。
    堂上のエラーから大山意地の2点タイムリー。しかも又吉からだから勝ったと思ったけど甘かった。スアレスは先頭京田の時のボールにいつもの勢いが無かった。徐々に良くなっていけると思ったが4安打を集中されてしまった。
    ファースト大山はレギュラーポジションではないので厳しい打球の処理は難しいのではと。留さんの打席は球審のジャッジ厳しかったが最後の球は内角高めにズバっと投げて欲しかった。
    にしてもフェンスに挟まれたボールを直ぐにとらなかった植田海は良い判断だったし負けなかったのは奇跡なので
    今夜からも期待しようと思った1戦だった。自分もあの1992は忘れられない。そして自分も3番マルテ、4番大山、6番佐藤輝(もしくは5番)に戻して欲しいかな。

  7. 虎世界一 より:

    7番佐藤輝、8番梅野の並びなら相手投手はスタミナ使うだろう。もともと失投許されへん相手の次の打者には甘い球が行きやすい。そのバッターが梅野で得点圏打率が良かった前半戦。中軸が調子出ない分上位と下位で何とか点を取れる打線が出来たような気がする。後は相手左右投手で変に打順を弄らないことを願うだけ。

  8. hi64 より:

    中日戦の初戦からやや采配に変化が見られました。
    初戦の初回一死一二塁で打者マルテの場面,ランナーを走らせて三振ゲッツー。
    これは,ランナーを動かしたとはいえ,併殺をおそれた消極的な作戦で,がっかりさせられるものでした。
    5回は一死一塁で,打者中野にバント。近本,中野,糸原しか打てていないのに,何がしたいのか分からない采配でした。
    しかし,9回になって,急に開き直ったように強気の作戦に変わります。
    大山も糸井も陽川も原口も残っていましたから,先頭島田に代打も考えられましたがそのまま打たせてヒット。
    2球目に島田が盗塁。これは久しぶりにしびれる場面の意味のある盗塁でした。
    サンズ進塁打の後,木浪もそのまま打たせて犠牲フライで1点。
    手堅くいくのであれば,他の選択肢はいろいろあったわけですが,全て強気で押した結果,勝ち越しの1点を奪った。
    昨日の三戦目,初回近本がヒットで出たが,中野,糸原は強攻。
    二死後に近本が盗塁で,マルテヒットで先制。
    初回からまたバントを見せられるのかと思いましたが,強攻でした。
    二死後になったものの近本が走って先制をした場面は,久しぶりに相手にダメージある点の取り方でした。
    そして,8回表の場面,同点の8回ですから,リリーフを考えれば1点でいい場面。
    近本出塁で中野がバントをしました。
    これは理解できるバントでした。

    こう考えていくと,やっと矢野監督にも開き直りが出てきたのかなと思います。
    あとは,全く感じのないサンズに代えて島田(陽川,糸井)を使い,
    6番輝,7番島田,8番梅野,でいいんじゃないかと思います。
    いずれにせよ,今日からの3連戦は守りに入らず,攻めに攻めまくって欲しいと思います。

  9. Akira28 より:

    スアレスで駄目なら仕方ありません。
    いつも有難うございます。
    逆にあの展開からよく引き分け出来たものです。
    しかし、スアレスのボールが少し甘いだけであそこまで飛ばせる福留は凄いですね。
    優勝経験の無い選手ばかりのタイガースに、今、福留がいてくれたらと思ったと同時に、スッポリハマった打球に、福留からの愛を感じました。

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