なんだかんだ言ってもやっぱり藤浪には期待している。期待しているなんて言われることになるなんて、本当は思ってもいなかったんだけど、でも人生思うようにばかりはならないもんだね。
なんて、わかったようなことを書いたが、本人の気持ちはわからない。屈辱まみれだと感じているのか、それでもこんな収入があるのだから恵まれていると思っているのか、ネガティブな気持ちに押しつぶされそうなのか、そういった単純なものではないのか、とにかく他人の内面はわかりようがない。
「再現性」のヒントが欲しくて読売菅野の門を叩いたという。身体を司るのが精神で、精神は言葉によって影響を受ける。「再現性」という言葉に焦点を当てたのはいいと思う。そこで、いい投球の再現性だけに意識を向けずに、悪い投球の再現性をより深く探求してほしい。藤浪はだいたいのバランスが取れていればなんとかなってしまうというところが強みだった。だいたい合っていれば何球でもレベルの高い球が投げられる。それこそ再現性なんて意識しなくていいくらい。
しかし、手足が長いからかどうかは知らないが、バランスを崩してしまうとすぐに大きく増幅するようになった。体の使い方なのか技術なのか精神なのか、その崩れのきっかけを探り出し、増幅してしまう仕組みをあぶり出せば、「どうしたら崩れてしまうか」の再現性がわかる。いつでも意識的に悪くなれるようになれば、崩れることにおびえなくなる。そこに着目してほしい。であるからして、藁人形を……となるのだがまあいいね(笑)。
藤浪は今の阪神で一番水島マンガのキャラっぽい。楽しみにしてるよ。
コメント
ピッチングって、とどのつまり「どこでボールを離すか」に尽きるんです。
菅野は藤浪のピッチングフォームについて「右ひざの折れ方が深すぎる」と
評したとか。
体の使う部分が少なく小さければ、再現性は否応にも高まります。
タイガースの日本人オーバースロー投手は、全体的に前足の踏み込みが遠く
最終的に深く沈み込むタイプが多い傾向にあります。
ただでさえ長い手足を遠くまで伸ばしたり深く膝を折れば、動作が安定する
訳がない。
足を上げて、左足を前に出す時にガクッと右膝を折り、左膝が打者方向に
開いて進んでくるからトップも作れず、腕を振るタイミングもバラついて
しまう。
藤浪の場合、下半身が縦回転の動きで上半身が横回転の動きをします。
多分藤浪がボールをリリースする瞬間の画像を何枚も重ねたら、右手の位置が
バラバラに写ってるはず。
菅野との自主トレで何を掴んだのかは分かりませんが、来週からのキャンプで
どう進化したのかを見てみたいですね。
藤浪がもがき苦しんだ、この何年間は決して遠回りでは無かったと近い将来にそう回顧出来るとええですね。
その時はタイガースのエースとして、最多勝を獲得し、最多奪三振、最優秀防御率も獲得してる!
あの時に菅野さんと自主トレを一緒に出来て良かったと言ってやれ!
活躍出来なければプロ野球選手を辞めなくてはならん!
藤浪頑張れ!
疫病退散!
頑張ろう日本!
水島マンガのキャラは皆強烈な個性=パワーポイントもあるが、それぞれ弱点もあって、「大谷翔平」のような弱点のないキャラクターが居ないのが特徴的でした。
ハマれば無双、少し歯車が狂うと突然ノーコン投手になってしまう藤浪は、まさに水島マンガのキャラクターのようです。
高校野球で連覇を果たし「鳴り物入り」でタイガースへ入国、予想通り1年目から戦力になり4年目までは順風満帆、
あの頃は「あと2、3年でメジャーに行ってしまうのかなぁ?」などと余計な心配をしていましたが、右肩上がりだったグラフがあの若さで下っていくとは誰が予想したでしょう。
一つの死球から(殺人マシーン)などと言われた辺りから狂い始めたのか?!
日本人投手最高給取りのライバル球団読売 菅野への弟子入りは、彼のプライドをかなぐり捨てたこの最終手段が何とかグラフを戻してくれる事に期待したいと思います。
個人的に気がかりなのは彼が「イップス」で苦しんでるのではないか?という事。
彼とは次元の違う話しですが、私もイップス持ちです。
個人的な話で恐縮ですが高校時代、一つ上の先輩は県大会制覇し自分達の世代も当然期待をかけられましたが、私は大事な試合になると右腕が何故か制御不能になってしまう事かあり、それを意識すれば余計に症状は悪くなりました。
当時はイップスという言葉を知る由もなく監督に相談しましたが全く受け入れて貰えなくて一人で(自分の不甲斐なさに)悩んだ経験があります。
大人になり、また趣味でラケットスポーツを始めてからは影を潜めていましたが、2年前全日本年別大会に出場した時37年ぶりにまたイップスが顔を出してしまいました(根本的に治ってなかった)。
藤浪も極度な(打者に当ててはいけない)緊張状態になると右腕が抜けたような状態(イップス)になるのであればなかなか完治は難しいです。メンタルの方のエキスパートに相談してみるのが復活への一番の近道かも知れません。
虎ジジィ様
藤浪に関しては一般的な話ですとイップスには該当しないそうですね
一般的にイップスとして扱われるのはもっと酷いレベルになるみたいです(自分の足元に叩きつけてしまうとか三本間や一本間くらいにボールが行ってしまうとか・・・)
そこまでに至らないとメンタルの問題ではない、というのは本当なのか、という疑問もありますが・・・
個人的には筋肉増強した後の制御に困っている、ダルビッシュパターンだと思っているのですが(ダルビッシュも制御できるようになるのに数年かかっていたので藤浪もそろそろ・・・と期待しています)
藤浪が再現性に着目したのはいい事だとは思いますが、個人的には「今更?」って思います。もう散々いろんなメソッドを試しまくっただろうからそう簡単には行かないかもしれませんが何がキッカケで生まれ変われるかは分かりません。過度な期待なく見守りたいと思います。
本題とは違いますがウル虎ユニが発表されました。
一言「誰が選んだねん!」
菅野に限らず、いろんなコーチからも同じ指摘を受けてたんでしょうけど、誰からのアドバイスなのかで受け止め方も違ってくるはず。
たしか何年か前のオフにダルビッシュとアメリカで自主トレした時から「脱力投球」を口にしだしてくらいから、成績がダウンしたように記憶してます。
別にダルが悪いと言いたい訳ではありません。
自分自身の取り組み方、受け止め方に不備があったのかもしれません。
ただ、悪くなるきっかけもささいなら、良くなるきっかけもささいなところにあったりして。
何度も聞かされた同じアドバイスを「菅野の言葉」で受け止めることで復活のきっかけになるかもしれない。
今年もあきらめずに藤浪に期待したい。
トラオさんが藤浪のことを文章にすると最後は「伝統芸能」…いや「古典落語」…藁人形に落ち着く。これってかなり藤浪や球団主導で試してほしいんだろうなぁ、と毎回、伝わってくる。
ここで「たぶん菅野と自主トレしたけど今年も駄目だろうなぁ」とは書きたくないし書かない。それよりも球団、監督、コーチは本気で「藤浪の居場所、最適な位置」を真剣に熟考して行動に移してほしい。
今でも藤浪を変えられるのは大谷翔平だけだと思っている。
何故か今年、ビッグボス新庄さんが自分なら変えられると言われ、原監督もそれらしい事を口にされた。そして菅野と自主トレを行った藤浪。
誰もが羨む体格と才能を持ち併せた彼が開花する為には何でもすべきと思う、カッコ悪くても。
以前、藤浪の投球フォームが昔の江本さんに似てきたとどなたかが書かれてたのを思い出した。
ノムさんともバッテリーを組んでた江本さんも良い意見が訊けそう。
そう言えば江本さんも良く水島先生が描いていた記憶がある。
そうなんです。絵になる投手なんです藤浪晋太郎は。
虎ジジィ様へのレスでもコメントしましたが、個人的には筋肉増強した後の身体の制御に困っている、ダルビッシュパターンだと思っています。
ダルビッシュも制御できるようになるのに数年かかっていたので藤浪もそろそろ・・・と期待してはいるのですが、器用な人程アレコレ試してしまって正解が分からなくなるパターンというのがあるらしいですね。
再現性は本人が掴むしかないので周りはどうしようもないんですよね。
今や動作解析で「何が悪いか」は誰でも知ることができる時代になり、解析結果に対して自分がどうすると次の解析ではこうなる、という微調整をできるかどうかが勝負の分かれ目になっているので、この辺りのツールを巧く使って自分なりの正解を見付けて欲しいです
余談ですがサンズは一年目も二年目も後半失速した時に動作解析の面でも攻められ方の面でも何が悪いのか(何が変わったのか)分からなかったそうで・・・MLBでもたまにそういう選手がいて、そういう選手は「前半だけ使って後半使わない」みたいな運用をされるらしいですね。