将司飄々プロ初完封を読売戦で

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前日活躍のマルテが休養でスタメンを外れ、連投で球数も多かった岩崎は事実上の休養日、同じく連投の湯浅もできれば使いたくない「条件戦」。
1回ウラ、先頭近本がクリーンヒット、中野の投手前バントが悪送球を誘って、去年までの大苦手、今季不調の読売先発髙橋優を攻め込むも、大山、輝明、糸井のクリーンナップが返せずイヤな立ち上がり。しかし髙橋は2回に自壊、連続四球でまたも無死一二塁とし、連日のスタメンマスクとなった長坂がサードに捕らせるへ見事な送りバントを決めて一死二三塁。ここで9番投手の将司が素晴らしい見極めと粘りで四球をもぎ取り一死満塁。もらったチャンスを近本がまたもセンター前へのクリーンヒットで先制。ところが中野がボール球を振って二死。この満塁の走者を残しては、ますますイヤな予感が立ちこめるところだったが、ここは大山が三遊間を破る2点タイムリー。レフトのウォーカーがお手玉する間に一走近本が三塁に到達、これで3-0。ここで髙橋はKOで二番手戸田に交代。しかし輝明も一塁中田のミットを弾く強襲安打で近本生還、4-0とした。
序盤から大きなリードをもらった阪神先発の将司は、コロナ明けで久々登板となったがそんなことは微塵も感じさせない落ち着いた投球。必ずしも持ち前のビタビタ制球力というほどではなかったが、伸びのある真っ直ぐは高く、遅い変化球は低くという「間違わないほうへのブレ」を持続し、連打を許さない投球。得点圏に走者を背負っても動じない。バックも2つの併殺をしっかり完成させたり、近本のヒットもぎ取りダイビングキャッチがあったりで盛り立てた。最終回に一死一二塁、二死一三塁のピンチを背負ったが、ここも相手中軸を打ち取って9回111球被安打8でプロ初完封を成し遂げた。追加点がなく、1点でも失えば流れが変わりそうな試合だったが、相手との精神バランスを見抜く勝負勘と胆力を見せつけてくれた。
これでチームを変革させ化学反応を引き起こす三要素、輝明、中野、将司がようやく揃った。三者の結合と三者による周辺への影響が楽しみだ。
ざっくり駆け足。あとよろしく!

コメント

  1. 虎ジジィ より:

    伊藤将司、何が素晴らしいって「無四死球」での完封勝利が素晴らしい。
    バックの守りを信じて、少ない2奪三振ながら内野ゴロの山「将司ワールド」全開の投球でした。
    センターラインも良く守った!
    この伊藤将司の復帰で先発ローテはバリバリに揃った状態で交流戦へ挑めるのは非常に大きな収穫です。

    そしてtoraoさんご指摘の2年目トリオ輝明、中野、将司が2年目のジンクス関係無しの上がり調子なのも嬉しい。2年目秘密兵器の村上投手も2軍で好投しており、苦しい時に出て来るでしょう。

    さて交流戦、ちなみに昨年は11勝7敗で2位でしたが、もう一頑張りして13勝5敗ぐらいで乗り越えれば面白くなりますよ。投手力だけで考えれば無理な数字ではないはず。

    打線はコンディションの悪い選手には無理をさせない&コツコツ4点を奪う!をベンチが徹底させる事がカギになる。
    とにかくベンチが動かせてパ・リーグ好投手の攻略を。

  2. こうさん より:

    読売の岡本、3試合で14打数3安打。ほとんど仕事をさせなかったタイガース投手陣に感謝。岡本で切れる読売は原監督の采配を狂わせる。

    帰ってきた伊藤。休んでしまった分「絶対に完投する」という気持ちが伝わる投球だった。長坂の配球も見事。ほとんど首を振らない伊藤は長坂のサインを信じて投げ続けた。梅野と違うのは外にはずす球もギリギリ空振りを取れるコースに投げさせていた。ノーツーから当たり前にはずす梅野だが空振りが取れない場所にミットを構える。結果、投手の球数が増える。打者がファールで粘るように捕手も投手の体力を削ってしまう。

    そんな長坂を試合後のインタビューで「大きな仕事ではないが」と言った矢野さん…大きな仕事だろうがよ。頭の中で「梅野、坂本の下の捕手」というランク付けが出来てしまっているから出てくる言葉。なぜ真っ直ぐに誉めてスタメン争いに加えない?「梅野の位置を奪ってほしい。まだまだ出来る。」と煽らない?梅野を休ませるだけの要員と思っているのが伝わる残念なインタビューだった。もちろん長坂にも伝わってしまう。活躍する長坂を見て梅野も坂本も熱くなるのに、また底上げのチャンスを失った。

    目の前で、あんなに熱いセンター前の初ヒットを見ていたのに矢野さんには伝わらない。交流戦も頼むぞ、長坂。

  3. yalkeys より:

    勝ち方が素晴らしい!伊藤の復帰は大きいです。近本のバッティングも上向きとお見受けしますが、走るポーズが目立つようになったことがチームに活性化をもたらせています。100盗塁はあくまで通過点、中野との盗塁王争いも楽しみです。明日からの交流戦、楽天から2つ勝つことが大切です。

  4. 西田辺 より:

    4月6日のDeNA戦の「あと1球」から46日。
    コロナ感染もあって、久々のマウンド。
    本人の気持ち的には我々の感覚よりも、ずっとずっと長かったでしょうね。
    お立ち台では、あの日披露するはずだった伊藤将のイケボも復活。
    対読売3カード連続の勝ち越し。
    気分よく、明日からの交流戦に臨んで欲しいですね。
    梅野が離脱して、どうなる事かと思いましたが長坂が望外の活躍。
    肩の強さは、やっぱり武器になりますね。
    以前見た時はキャッチングが危なっかしい印象でしたが、まずまず合格点。
    これから、色んな投手を受けて行けば慣れてもっといいプレーが出てくるかも。
    もう少し、バットの方で活躍出来れば出番は増えて行きますよ。
    もっともっと、シビレて下さいな。
    贅沢言いますけど、2回の4点以降に中押し・ダメ押しが欲しかった。
    ピッチャーの良さにいつまでも甘えていないで、貪欲にガンガン取りに行く
    野球をやってかないと、夏場投手がシンドくなった時に打線で勝てるパターンも
    必要になってきます。
    明日からは、パ・リーグ首位の楽天との3連戦。
    とにかくパの選手は、波に乗せない事。
    丁寧な野球で、シッカリ1つずつ取って行きましょう。

  5. なかっち より:

    長坂のリードも冴え渡りましたね。もちろんそのリードに答えた将司のピッチングも素晴らしかった。
    坂本先発で勝てない試合が続いてる現状を踏まえても、長坂を暫く使っていくのも有りなのかな?と思っています。(明日は西勇先発ですが、長坂を使って欲しい)

    明日からいよいよ交流戦。先ずは楽天から。春先の11連勝からチームの調子は少し下降気味のようですが、強敵なのは間違いない。しかも田中が先発してきます。
    恐らくロースコアの戦いになると予想されますが、機動力を駆使した攻撃で攻略して欲しい。
    昨年は11勝7敗の2位。しかも最後6連勝締めでした。甲子園で6勝。ビジターで5勝出来れば、去年と同じ成績で戦えます。
    何とか今迄の流れを変える18試合にしてもらいたいですよね。

  6. 岩修 より:

    後1球完封逃しから、2ヶ月近く戦列から離れてたのに完封。しかもプロ初で読売から。緩急自在に高低差も含めての伊藤将独特な投球に酔いしれた。
    打者の手元で微妙に動くよう操る投球フォームはマサにワン&オンリーの世界。
    しかしそれは2回裏、長坂が送りイトマサが粘って選び満塁のチャンスに出来たから。復調気味のチカに回ったのもラッキーだった。中野の不調は苦しいけど大山と佐藤輝での追加点はバッテリーがもたらしたものと思った。
    最後のポランコの打球はひやっとしたけどやはり4点差が大きかった。
    それにしても防御率2点台で最下位、借金12のチーム何て1960年代かと思ってしまう。交流戦での対策ちゃんとやってるかなぁ?

  7. 英くん より:

    toraoさんに4点で大きなリードと言わせてしまう、今のタイガース打線に寂しさと哀しさが(泣)

  8. いわほー より:

    昨日は現地応援、暑かったし熱かったな。
    満員の甲子園が戻ってきたのはうれしいかぎり。
    炎天下、阪神園芸の水撒き見てるだけで「日本の夏、緊張の夏」で、ちむどんどんする。
    これは私だけなのかもしれませんが、テレビ観戦だと負けると悔しさが増幅されるけど、広い甲子園で4万人の観衆と試合を共有すると、勝てば喜びが増幅されて、負けても悔しさは半減されるんだよな。
    とにかく昨日はナイスゲーム。
    将司も帰ってきて、西純もローテでバリバリ働けそうなだけに、現時点でリーグ最強、いやセ・パ最強の投手陣なんじゃない。
    浮き沈みが大きく出やすい交流戦、打撃陣次第で『吹けよ風、呼べよ嵐』の旋風もありえる。
    この機に借金半減目指してほしい。

    • 西田辺 より:

      >『吹けよ風、呼べよ嵐』
      吹けよ 嵐、呼べよ 嵐~♪ の「変身忍者 嵐」の主題歌の一節と空目しました(笑)
      50代以上しか分からないネタでスンマセン。

      • 岩修 より:

        えーと、自分はブッチャーの登場曲(ピンクフロイド)かどっちだろうと思ったりしました。スイマセン。

  9. 虎轍 より:

    昨日は現地観戦でした。
    陽射しも良く、2回に4点を取り、伊藤将司の投球も良く、ビールが気持ち良く喉を通りました(笑)
    3回以降に得点出来てれば、もっとビールが進み、売り子ちゃん達は稼げたやろうね(笑)
    久しぶりに気分爽快な試合を見せてくれましたね。
    長坂がバントも上手く、流れを引き寄せてくれましたし、伊藤将司のリードも良かったですね。
    伊藤将司初完封勝利おめでとう!
    交流戦も長坂がスタメンでええと思いますが、矢野監督がどう動くのかが心配ですね。
    疫病退散!
    頑張ろう日本!

  10. Akira28 より:

    以前から長坂を高く評価してましたが、それはバッティングフォームのことでした。
    リード、キャッチングと肩があれほどよかったとは。
    一昨日のヒーインのボケも良かったです。
    もしかして読売を封じ込めれたのも、ウィルカーソン、伊藤の好投の裏に、長坂の配球を読売が読めてなかったことがあるかもしれませんね。
    皆様、見てて下さい。
    長坂はバッティングで皆様を唸らせるはずです。乞うご期待!

  11. タクロー より:

    チャンス!チャンス!チャンス!

     実力どおりチャンスをものにした将司。完封のおまけをつけて。読売に攻撃させなかった。痛快この上なし。
     突然巡ってきたチャンスをつかんだ長坂。最終打席の安打でまた一つ希望が広がった。このまま駆け上がれ。
     何番であろうとやっぱりチャンスで回ってくる大山。よしっ。2回に1回は信じていいか?キッチリ併殺もあったけどね。
     ガクンと打てなくなった中野。関本氏曰く、ヨコハマでの2本塁打という毒を飲んだからじゃないか?だって。解毒剤を飲んで我にかえれ。
     またまたチャンスを逃してしまった陽川。なんも変わっとらん、クソボール振って三振。これじゃそろそろ首を洗って待たなきゃならんぞ。
     ファームじゃロハスも、井上も村上も高寺も、そして藤浪も虎視眈々とチャンスを狙っているようだ。
     運がいいとか悪いとか、ベンチがどうとか、あるやろけど、チャンスを掴むか逃すかは、結局努力と実力なんだろう。