村上無四球完封でプロ初白星

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「またこれかよ」の試合展開だったから、6回表近本の一塁走者村上を返すタイムリー三塁打と、続く中野の浅い左飛での好走塁ホームイは値千金だった。ミスタースリーベースには、「フェンスを越さない2ラン」がある。

村上すごい。低目のまっすぐ&フォークで三振が取れるのを基軸にして、ツーシーム&カットで早打ち凡打させたり、スローカーブで幻惑させて高め直球を振らせたり。もちろんそうした配球で打者を翻弄した坂本のリードも素晴らしいが、その意図したところへ要求通りの球を投げられる制球力、いやボールの通り道だけでなく、強さや回転も間違うことのない「制体力」のすごさ。当たり前のように無四球でどんどんイニングを進めていく様をみて、なぜこの投手はここまで急激に成長したのかと不思議でしかたがない。速球のスピン量には卓越したものがあるそうだから、何か精神的な壁を乗り越えて、自分の投球を信用できるようになったのだろう。
たとえそれが突然の確率変動であろうとも、一生一度の大絶好調期であろうとも、2回続けてこんなピッチングができるというのは高い能力の証明であり、彼がスーパーエースになりうる「一級品」の証明である。ましてや相手もスーパーエースの素材で、しっかり投げ勝ったのだから大きい。無四球完投完封でのプロ初勝利(チーム査定は今季2勝目)、大偉業おめでとう!

コメント

  1. 虎ジジィ より:

    一言、村上凄い!
    まさに「シン村神様」降臨ですね。
    強いストレートと抜群の制球力、ランナーを出しても進める事さえさせない、
    そして無四球と文句の付けようがない村上頌樹のプロ初勝利&初完封劇でした。

    村上の長所を引き出す坂本のリードも素晴らしかったし、
    同期(20年組)の中野や
    木浪などのバックも良く守った。

    打撃でも村上が起点となり ミスタースリーベース近本との淡路島コンビで先制し、
    中野の犠牲フライの2点目は もはやダメ押しと思える程の投球内容でした。

    正直 村上頌樹には、「前回の完全試合のようなチャンスは二度とないだろう」ぐらいに思っていましたが、一転讀賣戦はフロックではなかった!
    彼なら いつか完全試合 達成してくれそうな感じさえ覚えます。
    ドラフト5位、同期が一軍で活躍する中、2年間しっかり二軍で鍛えた苦労が実り、本当に嬉しい勝利になりました。

    特に今季は絶対的エース青柳が、「悪い年」のようなので村上のブレークは本当に助かります。

    及川も先発でも行けそうだし、
    期待の桐敷もいて、
    6月頃には小川が、残暑の頃には遥人も戻る。
    成長中の森木も控え、このチームの投手陣には希望と光しかありません。

    あとは、村上頌樹と同期のドラ1が目覚めれば もっと楽なゲームが増える。
    貯金3はありますが、打線の5、6番問題は深刻です。
    一時的に前川や井坪のような劇薬なんてのはどうでしょう?
    まあ岡田監督は いきなりそういう起用はしないとは思いますが。

  2. 岩修 より:

    一昨日、エース青柳乱調降板後、後を継いだ5人の気迫溢れる投球はあったものの昨日の相手はWBC高橋宏人。いくら村上でもアカンやろと思っていた。しかし、勿論高橋も凄かったけどそれ以上だった。
    テンポもコントロールも完璧。時折投げるカーブも超効果的でその他の球も本当凄かった。ジャイロ系でストレートのホップ率はタイガース投手陣で1番だと何かに書かれていた。
    自らのヒットを起点に同じ淡路島出身近本の何時もの3ベースと中野で2点先制。効率良い得点で高橋ガックシ。
    ヒーインでの落ちついた受け答えに何故完封したのか分かる気がした。
    近本について聞かれると「あの人は勝手に打つので必死に帰って来ました」と満面の笑顔。まさに青さん不調でピンチの虎を救ったシン.村神さま。
    妻が何度も彼について聞いてきて、めんどくさいからサラッと選抜優勝投手で急遽矢野さんが指名したんだと答えておいた。すると今朝、ご意見番で全くふれないと怒っていた(笑)

  3. より:

    ごめんなさい、村上は正直「二軍の帝王」で終わっていくのだと思っていました
    2021年、2022年と二軍では抜群の成績ながら2021年の一軍での2度の登板内容は散々で2022年は一軍での登板無し
    「典型的な二軍の帝王やん」などと思っていました

    いやホンマ、阪神タイガースの投手育成力は凄いですよ
    MLBに投手を売り出す事業でも始めれば結構なお金を稼げるのではというくらい(笑

  4. 虎轍 より:

    「そら1点では心配やけど、そんなもん2点やったから最後まで投げさせたんよ。お~ん」
    って聞こえてきそうな2戦続けての村上の活躍でしたね。
    初完投、初完封、初勝利おめでとう!
    初安打もやったんかな?おめでとう!
    近本の活躍は今までの歴史の月間三塁打記録や年間三塁打記録を調べんとアカンほどの量産ですね。GJ
    中野は守備に犠打に犠飛に大活躍ですが、二塁手にコンバートされて良かったんかな?知らんけど(笑)
    今日も勝って、聖地甲子園に帰っておいでや~
    ガンバレ!タイガース!
    頑張ろう日本!

  5. こうさん より:

    今日でカード一巡。開幕3連勝は予想外だった。選手は緊張して「かかっていた」が岡田監督が一番、かかっていた。

    岡田監督が決めた「梅野、小幡が主戦力」だが二人とも苦しんでいる。けど当たり前に結果を出していたら坂本と木浪のスタメンはない。当たり前じゃないからこその化学反応。サトテルは誰の影響で化学反応するのかな。

    梅野とサトテル、二人とも「気持ちよくスイングがしたいだけ」に見えてしまう。ランナーがいないと外野フライ、サードにランナーがいると外野フライさえ打てなくなる。他球団の監督は「サトテルにホームランが出ても簡単には復調しない」と解っている。なぜヤクルトの村上がホームランを量産できるのか、なぜ気持ちよくスイングできるのか…ただ余計なボールを振らないから。振らなかったら投手はストライクゾーンで勝負するしかない。

    梅野こそ捕手として甘い球を投げさせる粘りを見せなければならない。けど相変わらずのマン振り。今日もチャンスの場面が回ってきたが…である。

    サトテルは誰と戦っているのだろう。去年の成績?歯痒い自分?打てない自分?監督?コーチ?ファン?…去年のコメントに「ヒーインが優等生すぎる」と書いた。本当のサトテルを見たことがない。ツーベースを打ってセカンドにヘッスラするサトテル。けど笑顔なし。「これで、あんたらは喜ぶんだろ?」と言っているように見えた。

    去年のコメントに「サトテルを藤浪にしてはダメだ」と書いた。イチローさんも大谷も「去年の自分、昨日の自分を越える」と言っていた。もちろん藤浪の活躍を願ったが日本で結果を出せない選手が通用する場所じゃない。大谷は藤浪と簡単な握手をしただけだった。「ここまで登ってこい」なのか「視界にさえ入っていない」のか。孤独と向き合ってきた大谷という人間の強さを感じた瞬間だった。サトテルには強くなる為の孤独が必要。「結果を出せずファンに申し訳ない」というのは孤独とは違う。

    日本一の5番バッター・岡田が選んだ優勝する為のタイガースの5番バッターがサトテル。スタメンから外すことはあってもファームに行かせることはしないはず。去年の成績を考えると「期待されるのはホームラン」となっているはず。けど一番、見たくないのは三振でありフライアウトなのだ。今のサトテルにフォアボールが、シングルヒットがどれだけ価値があるか…気付けないなら監督が、コーチが気付かせないと。

    カード一巡して、まだ「同一カード3連敗」がないタイガース。それが勢いを失うことだと岡田監督は解っているように見える。引き分けの力を借りて、雨の力を借りて避けている。

    岡田監督と矢野さんの違いは「勝っても負けても、同じような勝ち方・負け方が少ない」ということ。負けても意地でも変えない矢野さんに対して岡田監督は「早めの対応・早めの処置」をしてくれる。弱点を炙り出す。ファン・素人が解ること、解らないことへの早めの対処。「同じようなコラムになるが」という書き出しだったトラオさんの去年の文章は遠い昔。

    年齢も影響しているのだろう、岡田監督の試合後のインタビューは「アナウンサーが望む返答」が少ない。けど早く言いたいことはアナウンサーの質問の途中で話し始める。年上だが可愛くて仕方がない。話し方も骨格も亡くなった猪木さんを思い出す。巻き戻しても理解できないことがある岡田監督のインタビュー…名前を出して申し訳ないが西田辺様の翌日の翻訳が一番、解りやすい。

    岡田監督を嫌いな人もいるだろう。矢野さんの3年目(4年目は更に)、辛辣なコメントを書いた俺に言う資格はないけど…タイガースというチームが好きなのに、タイガースの優勝を望んでいるのに、岡田監督が嫌いだからって粗探しをするの、しんどくないですか?「全員野球」という謎の呪文で岡田監督は誤魔化さない。「4月は5月の為に。5月は6月の為に。」という強い想いが伝わる。何年もテレビの前で、解説席で「俺ならこうする」を繰り返していたはず。優勝することしか考えていないはず。「岡田監督は嫌いだけど優勝は嬉しい」って切ない。

    広島の新井の兄ちゃんの隣にいる黒淵メガネの男前に好き勝手させてはいけない。その不気味ささえも乗り越えてこその優勝。

    ヤクルトの中村捕手、WBCもあって更に憎らしくなった。梅野にはない憎らしさ。中村捕手を見ているとミットを構えるのが早い。打者のチラ見なんか、どこ吹く風。自分を信じ、投手を信じている。サイン通りに来ないボールの返球も早い。投手に「切り換えろ」と言っているかのようだ。梅野はミットを構えるのが遅い。坂本は以前よりは早くなった。

    そういえば岡田監督、相手の投手を誉めるなぁ。試合後に「大した球じゃない」と言って強がっていた矢野さんとの違い。

    5月は6月の為に…そして秋の為に。岡田監督は丸裸になりながらも周りを煙に巻く。

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