攻守に光る木浪の対応力

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阪神・木浪聖也が「バッティングはタイミング」と好調の秘密を語る 恐怖の8番は直球に強い
恐怖の8番が秘密を語る! 阪神は7日の広島戦(マツダ)が今季4度目の雨天中止となり、室内練習場で汗を流した。9日からの甲子園6連戦(対ヤクルト、DeNA)を前に…

木浪は、速球に対して遅れない待ち方、振り出し、スイング軌道を徹底することで高打率を維持している。

就任以来岡田監督が主張している打撃論が、ポイントを前に置けだ。バットとボールが当たる場所を投手寄りにせよ。大山ともども、その教えがいい方向に働いているのが木浪だ。

「ポイントを前」は、「いちばん速い球に合わせろ」に近い。そこに合っていなければ、一番速い球を投げられた時に、ポイントを前にしようがない。

バッテリーは球速で押していると感じれば、タイミングが合うまで速球で押せばいい。合わせてくれば変化球で引けばいい。それが投手主導の攻防。
対して、打者が速球に合わせて待っていたら、バッテリーはまともに速球は投げにくい。かわしにかかってくるのなら、それを待って叩けばいい。これが打者主導の攻防。

打者主導にするためには、速い球に合わせつつ遅い球に対応する技術が求められる。技術以前に、下半身で動き出しをこらえる粘り強い筋力も必要になる。さまざまな「想定外」を想定しておく集中力も必要だ。

そうした筋力と集中力を必要とする総合的な対応力は、打席経験だけでなく、守備によっても鍛えられる。木浪が守備と打撃双方で調子がいいのは、好循環の流れに乗れているからだろう。

それにしても雨ばっかりなのは困ったものだ。

コメント

  1. サヨナラ3ラン より:

    木浪は元々、打撃に関しては
    このくらい出来ても不思議では
    ない選手。ここまでの活躍は木浪
    に対して失礼ながら個人的には
    予想外だった。走攻守の全て
    にプロ入り最高の状態にあると
    思う。開幕前、小幡との競争が
    もたらした効果と言えるのだが
    開幕ゲームの小幡の活躍に岡田が
    小幡活躍の裏に木浪の存在アリ
    とコメントしたことも今に繋がっ
    ているように感じる。
    木浪も一年フルに働いた印象は
    ない。逆に小幡らもチャンスを
    信じて準備しておいてほしい。
    今朝の記事は木浪に対するもの
    だったけど個人的には4月の佐藤
    に対して考えていたことと同じ。
    打者主導のボールの待ち方だけ
    でなく下半身の粘りに筋力。
    最悪の状態だった時は一度下に
    行って打撃ではなく内野ノック
    だけ徹底的に受ければ良いと
    思っていた。内野ノックは下半身
    の筋力アップや股関節を柔らかく
    する効果があると聞くし。
    まぁ、今は底を抜けた感はあるが
    長いシーズンを戦い抜くには必要
    なことだと思うけどね。
    いずれにせよ木浪、中野の二遊間
    はセ・リーグ最強だね。

  2. 虎ジジィ より:

    「嬉しい誤算」と言っては木浪に失礼ですが、
    打撃も守備も「伸びしろ」を期待していなかった木浪がここまで素晴らしい活躍をするとは思いませんでした。

    守備面では「ハマったセカンド中野」とのコンビで今やリーグ屈指の二遊間。

    打っては2003の8番藤本のような下位打線で 相手が嫌がる いやらしい働きをし、
    1番近本の「1番打者としては異常な高打点」に繋がっています。

    チームが今の位置に居られるのは、間違いなく木浪の働きが大きく影響している事は間違いありません。

    バテぬよう、この調子で完走して欲しい。

    もちろん、小幡も負けるな!

  3. こうさん より:

    アライバみたいな通り名を考えてみたがキナカノ…ナカキ…キナノ…キナナ…カノキナ…ミナカノ…ナカキナ…ノキナ…カノミナ…ノキナミ…軒並み‼️…あ~くだらない。

    結論…早く試合が見たい。

    • 岩修 より:

      お久しぶりです。やはりこうさん様の辛口コメ無いと寂しいです。
      木浪と中野の2遊間コンビですが、自分は単純にキナナカで良いような気がします。どうでしょう?

  4. 西田辺 より:

    何日か前に、今年のタイガース打線は真っ直ぐを打てるようになり、それが
    クローザー退治に繋がっていると書いたことがありました。
    去年まではあらゆるボールに対応しようとし過ぎて、結局どのボールも
    打てないという現象が起こっておりました。
    今年はまず真っ直ぐにポイントを置いて、その他の球種はスイングの中で対応
    させるというのが基本線。
    球の速い投手にしてみれば、真っ直ぐを待たれて打たれるのが最大の屈辱。
    いかに相手の嫌がることを実行できるかが、ゲームにおいて最大のポイント。
    相手の思う通りに事を運ばせておいては、こちらの勝ち目を失うだけ。
    どこか一つ、相手が嫌がるポイントを作っておいて、それをきっかけに相手を
    潰したり攻略する糸口にする。
    決して簡単な事ではないけれど、やられっ放しじゃつまらない。
    昨日も中止で、これで5試合延期。
    9月以降の日程が怖いですね。
    明日からは甲子園でヤクルト・横浜との6連戦。
    先週末に神宮でド派手な試合をした2チーム。
    甲子園でキンキンに冷やしてやりましょう。

  5. より:

    木浪は一年目課題だった守備を二年目で改善して素晴らしいと思ったら三年目に驚異のルーキーが現れて・・・という何とも不遇な状況でしたが、腐らず頑張ってきた甲斐がありました

    自分は最近のバッティングのトレンドはFBRやらバレルやら結果に対するものの話は良く聴いてましたが、バッティングそのものについては「現代野球は手元で動く変化球が多いので引き付けて打て」で止まっていることに気付きました
    でもFBRやらバレルやらを実現する強い打球を打つにはポイントは前に置かなければならないハズですよね
    この辺り、速球に負けない打線を目指していた金本政権はどう指導していたのか、今更ながら興味が湧いてきました

  6. 虎轍 より:

    もともと木浪は速球に強いイメージでした。
    一時はG菅野キラーと言われてた時期もありましたね(笑)
    打撃が好調やから守備も良くなってるのか?
    今のまま無失策で1年を戦える訳は無いと思いますが、そうなった時に全部の調子が狂わないようにして貰いたいですね。
    最下位決定戦を観てたら、逆転の竜ですね(笑)
    魔の8回とか(笑)
    タイガースは今のところ魔の8回は無いですが、他所の悪いとこを潰しにいって、自分たちの戒めにして貰いたいですね。
    今日は屋外で練習が出来るやろし、頑張って練習して明日からの試合に備えて貰いたいですね。
    G戦の雨天中止やった試合の追加は発表されてますが、9月末から10月にかけての日程が心配になりますね。
    その頃には高橋遥人も帰ってきてるやろし、アレも決まってるかな?(笑)
    頑張ろう日本!

  7. いわほー より:

    木浪も坂本も就任時の岡田監督の二番手扱いに発奮したのか、いずれも良い仕事ぶり見せてます。
    以前、木浪を使い続けていることを問われて「打ってるからはずせんやろ」と語ってましたが、守備面でも間違いなくレベルを上げているだけに、今しばらくは安泰でしょう。
    ミエセスがこのまま安定したバッティング見せてくれたら、ひとまず野手陣は安定飛行モードに入れる。
    上位相手の今週の甲子園6連戦は前半戦のヤマ場のひとつになるかもね。

  8. 岩修 より:

    攻守に大健闘中の木浪。4年前、現地甲子園で観た時はゴロにオロオロ、ポロリが数回あり駄目だコリャと思ったものだった。しかし、あの大逆転勝ちで観た木浪は全く別人だった。守備範囲も広く、動きもスムーズでいつゴロが来ても安心な気がした。打撃でも球を捉える時に一瞬の間があるのが現地でも感じとれた。小幡あっての彼だけど、ベンチの小幡も表情は明るいのでショートは安泰と思う。
    セカンドも第二の中野としては天理高校出身戸井が良いのではと。
    岡田監督の采配に多少の批判はあるかもだけど、ただ勝つだけでなく将来の虎をもイメージしてるのだと思う。優れたベテランが多く強かった第一期より有望な若手が多い今の方が楽しそうに見える。自分も年取ったせいかもだけど…。

  9. タクロー より:

    「この座は譲れません!」 いいね。

     ニコニコと愛くるしい笑顔。でも、アスリートになくちゃならない負けん気の強さは人一倍あるみたい。開幕時の二番手扱いに、負けるもんか、という強い気持ちで奮い立ち、見えないところで鍛え上げ、結果で示してレギュラーを掴み取っている。
     開幕前、監督はショートは守れてしっかり併殺を取れたら、打たんでええんや云々、肩が強い小幡が適任だと、中野はセカンドに配置転換。木浪の名前が出たのは、キャンプ終盤に意外と木浪も肩強いやん、くらいだったろうか。
     正直、阪神の下位打線は自動アウトかいな、と思ったものだ。開幕後しばらくは弱い下位打線でつながりもなく貧打、最小得点打線だった。それがいつからだったろう、木浪がスタメンに抜擢?されたのは。
    失礼ながら最初は、まぐれの猛打賞だと思いきや、もう5度もやっているらしい。失策もゼロ、中野とのコンビで併殺もキッチリと取れる。打率4割近く打ってるのに人材難の6番になぜ上げないのかなと思っていたけど、8番、ここが大事なんやね。木浪にとっても、ええんやね。調子の波であれこれスタメンをいじらない監督の慧眼には恐れ入る。

     さてさて、雨の影響で3日もゲームがなくなってしまった。明日からの6連戦、まずは無双村上を先陣として、腕をぶす先発陣をどんなローテで繰り出すのか、楽しみだ。

  10. Akira28 より:

    昨年、安芸のキャンプを見学した時、フリーバッティングで身体の回転軸を上手く使って金属音を放ちながら鋭いライナーを連発している選手がいました。
    それが木浪でした。
    平田ヘッドが驚きながら絶賛してました。
    私の隣で見ていた方も驚いていました。
    その時、私も密かに期待しました。
    何せその時の小幡のバッティングは非力でしたので、、、
    ホームランが期待できるスイングでは無いけれども打率はかなり期待出来ると木浪への密かな期待を抱きながら、守備練習に移ると、驚くほど素晴らしい守備でした。
    私の密かな期待は希望になりました。
    そしてそれ以上に驚いたのが、渡邊。
    フリーバッティングの飛距離が半端なかったです。
    その日は大山以上にスタンドインしてました。
    いつか渡邊も大活躍が出来るはずと応援しています。
    岡田監督の采配にエール!

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