余談、岡田監督があんなこと言うから、なんとなく18年前の松坂対杉山の試合はどんなだったかと、自分が18年前に書いたものを読んでみた。ジェフはまだ信頼感がなかったのか。それにしても、こっぱずかしかった(笑)。
ベンチの駆け引きが面白かった。ロッテは初回から、才木&梅野が直球で押してくるのを見越して狙い撃ちに出る。それを承知の上で伸びる直球でボールの下をこすらせ、アドバンテージを握る。まっすぐ&フォーク、カーブをプラス、スライダーをプラスと、打てるイメージを与えることなく8回までボテボテ内野安打1本、9奪三振という「準ノーヒットノーラン」に抑え込んだ。
阪神は「球数で代わる」佐々木朗に待球を選択。降りるであろう6回の朗希と、「朗希よりは簡単」であるはずの二番手以降から点を取る作戦に出た。
そのポイントが「低めは振らない」だった。見逃し三振はOK、これはつまり予算措置を講じたということだ。もちろん他の監督でもやっていることではあるが、査定ポイントを変更し、見逃し三振をチームプレーとしてカウントして、マイナス査定の対象にしないということ。前回の監督のときも含め、岡田監督が選手から「選手思い」と呼ばれるのは、選手の生活を考えてくれるという意味合いが濃い。
1点は朗希の最終イング6回に入る。四球で出た中野が盗塁(実際の投球はワンバウンド暴投でもあった)とフォークワンバウンド暴投で一死三塁となり、その直後に大山が右前打で先制した。捕手は「今度は絶対に止める」と決め球フォークのワンバウンドをもうひとつ要求したが、朗希が自分と捕手を信じ切れなかった。もちろんその甘い球を見逃さず、落ち着いて軽打した大山の勝利でもある。これがチーム初安打。この1点は岡田監督にとっては会心の1点だったろう。
うっかり書き忘れていたので追記(6/5 9:25)。
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6回、今岡コーチが今季初めて円陣を組んだという件。そもそも岡田監督は、「円陣なんか組んだら何を指示しているかバレる。指示を変えるにしても円陣なんてやらん」という人。逆に相手チームの円陣を推理のヒントにしている。
弟子の今岡コーチによる今回の円陣での指示は「ミーティングのままでOK」だったという。つまり、やってもやらなくてもいい、あえていえば相手に余計なことを考えさせるための、陽動作戦として今季初の円陣を使ったということ。どの程度、効果があったのかはわからないが、現実に得点できたのだから素晴らしいし、これがまた先々、相手への揺さぶりにもなる。策士(笑)。
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7回には才木を完璧にリードしていた梅野が打席でドンピシャ、待望の今季1号が出る。リードは2点となった。
しかし簡単にはいかない。プロ入り初の「9回完投完封」がかかった最終回。そこまでを考えれば2点のリードは十分と思っていた。現実、三振をふたつ加えて、「あとひとり」まで来たが、そこから苦しかった。友杉にこの試合初のクリーンヒットを許すと、続く岡には2ストライクと追い込んだ3球目、最高の外角低め直球を右中間二塁打され二死二三塁と、一打同点のピンチとなる。しかし最後は中村奨をワンバウンドのフォークで振らせた。命からがら逃げ切った形になったが、それでも最終回に三振3つで締めたのだからすごい。
これで連敗のあと連勝、最高到達点に復帰。試合前に岩貞が首のハリで抹消されたりして、心配事がないわけではないが、これまでどおり一丸で対処していけばなんとかなるだろう。
コメント
臨場感のある素晴らしいコラムに、このゲームの重要性が伝わります。
「投手戦」が予想されるゲームは意外と空中戦になったりしがちですが、
昨日のゲームは「The投手戦」と言って良い程の若い2人の投手のテンポの良い投手戦でした。
勝負を分けたのは「球数」。
才木は6回を63球のマダックスペースに対し、
佐々木朗希(令和の怪物)は6回の1安打失点までノーヒットも6回終了時で102球とリミットに達してしまった事が
才木に軍配が上がる大きな原因になってしまった。
吉井監督はおそらく難敵 才木に「早撃ち」を司令、
逆にタイガースはボールをしっかり見極め〜身を潜めチャンスを待ち〜(円陣から出塁→足絡め)少ないチャンスを仕留める、
岡田監督と今岡コーチの信頼関係が生んだ勝利とも取れると思います。
9連戦の頭であった前日に、あれだけ多くの投手を突っ込み、更に岩貞も故障。
苦しい台所事情の中、ほぼほぼ(最後軽く岩崎がやったぐらい)ブルペンで中継ぎ投手がキャッチボールもしなくて済んだのはタイガースにとって最高の勝ち方でした。
これでタイガースの3投手が防御率トップ3を独占。しかし投球回の関係ですぐ消えるので今日の新聞は永久保存版?(いや、また顔を出す!)
前日の長いゲームから一転テンポ良く勝った事で岡田監督の試合後インタビューも いつもになくにこやかで、見ていて微笑ましかったです。
引き合いに出していた2005年の松坂(平成の怪物)vs杉山のゲームは西武ドームでワクワクしながら生観戦していましたが、
昨日現地観戦した虎バカファミリー達も きっとあんな感覚で観戦していたのか?と思うと感慨深いです。
今日は富田やビーズリーの二軍での活躍でウカウカ出来ない桐敷の先発。
前回のような強気の投球を期待します。
才木はチームの勝利よりも佐々木に投げ勝つという想いが伝わってきた。何度もイニングの度に側にくる安藤コーチ、気遣っているようでプレッシャーをかけに来てるようで微笑ましかった。完封させてやりたいけど試合に勝たなければならないという安藤コーチの不安を吹き飛ばした。やっぱり大谷のホームランが才木を成長させてくれたんだな。
梅野、まさかのホームラン。流し打ちでは、よほどのことがない限り梅野にホームランは生まれない。昨日は才木が打たせたとしか思えないわ。梅野担当の投手が完封したのは、梅野に追い風になる。
大観衆は佐々木に注目していたと思うが才木は「ここで佐々木に勝てば目立てる」と決めていたのかもしれない。昨日のコメントに西のことを書いたが、昨日の才木こそ「イニングを食う」投球だった。タイプが違うから、あれを西には望めないし望まない。だから自ずと勝ち星を重ねるなら…となるんだよな。
佐々木の攻略法としては完璧。日本シリーズで当たったとしても恐れはなくなった。
以前トラオさんが岡田監督の「いや~・いやいや」に触れていた。それで納得していたのだが昨日のインタビューを聞いていたら「もしかして岡田監督の『いや』は『Yeah』なんじゃないか?」と思えてきた。否定ではなく肯定なのではないか?
インタビューで力を抜く為にジョークを入れてくれる岡田監督。マスコミも手玉にとる。
杉山と松坂の痺れた投手戦の記憶が記憶力の乏しい初老の私にも蘇ってきました。当時NPB最高であっただろう松坂が投げる事で負けを覚悟していましたが、お杉がまさか(失礼)の生涯№1の快投で勝ち「ついにお杉も一皮むけたかなぁ」と思ったものでしたが・・・今はマネージャーなんですかね。懐かしい。
才木はベストピッチでした。あの角度あるストレートはスピンも多くてバットが下に入ってしまうのでしょうね。ワンバンフォークを止める梅野の三巡目までを見越したリードと相まっての初完封おめでとうございました。方やフォークを低投する度に佐藤登が弾き進塁を許した佐々木郎との好対照なコントラストにバッテリーで勝ち取った勝利だと感じました。逆に梅野が佐々木郎の球を受けるとどうなるんだろうと恐ろしくも感じましたが・・・
今日はナイトゲームですが9連戦頭に夜昼夜の変則的な日程はキツイかと思います。昨日の様子からも打撃に過度な期待は難しそうなので桐敷をはじめ全員勝ちパのブルペンの総力戦で3タテ狙いましょう!
昨日は現地観戦でしたが、佐々木が90球を越えないように労働基準局から言われてるとか。知らんけど(笑)
初回1.2番で球数を投げさせてるのにノイジーが簡単に初球を打った時にはサインが徹底してへんのか?と不安になりましたが、あとは打撃陣が任務遂行でしっかり球数を投げさせてチャンスをモノに出来ましたね。
大山GJ!
梅野GJ!
打撃陣GJ!
才木は前回のピッチングも良かったですが、昨日のピッチングは前回を上回るピッチングでしたね。GJ!
8回を投げ終えたとこで球数は84球やったんでマダックスも狙えると思えましたが、それは次回以降になってしまいましたね。
初の9回完封勝利おめでとう!
才木は今年二桁勝利は出来ると思います。信じてるから頼むよ(笑)
今日も聖地甲子園で最高なタイガースをよろしくお願いします。
用事、仕事を早く済ませて向かいます。
ガンバレ!タイガース!
頑張ろう日本!
虎轍様
毎度の現地応援ご苦労さまです。
「マダックス」という歴史的記録は逃しましたが、私の「松坂vs杉山」のように生涯記憶に残るゲームになったのではないでしょうか。
今夜は(なんとなく)長いゲームになりそうですが、現地応援よろしくお願いします。
私も初回のノイジーには不安になりました
その後の打席はちゃんと球数稼いでいたので余計にアレはなんやったんやろうと気になってます
虎ジジィ様ありがとうございます。
2005年の杉山vs松坂の試合も聖地甲子園で現地観戦してました(笑)
ひ~やんのホームランが出た時は嬉しかったです。
因みにその時は年席を買える余裕も無かったので、当日券があるかと調べて聖地甲子園に向かう日々でしたね(笑)
試合時間が長いのは、慣れました(笑)
せめて電車に乗って京都まで帰れれば良しと思っております(笑)
哲様ありがとうございます。
ノイジーもでしたが、木浪も早打ちでしたね。
ポランコのボテボテのピーゴロ内野安打はライトスタンドから観ててアウトやと思ったんですが、岡田監督はリクエストに出なかったのは才木の間が空いて調子を崩さんようにした結果なら凄いと思ったんですけどね(笑)
それも気になってます(笑)
虎轍様 こんにちは。
今夜も勝って良い実況コメになること祈ってます。
月曜日だからロッテファンは昨日より少ない筈ですが多かったら嫌っすね(笑)
岩修様ありがとうございます。
ロッテファンの方がどこから現れるのか?って思うくらいに多いです。
思い出せば2005年の日本シリーズも聖地甲子園で現地観戦でしたが、ロッテファンの迫力に圧倒されました(笑)
あの日本シリーズは思い出したくない歴史でもありますね(笑)
幸いな事にタイガースは交流戦を苦にしてないと思うんで、最高な3タテを観れるように聖地甲子園に祈りを捧げにさぁいこう!です(笑)
たいしたことではないですが、書こうとしたことをうっかり忘れていたので、本文追記しました。
才木クンナイピー、来週以降も日曜でキッチリ回ってブルペンを助けてね!
大山悠輔、アナタの心の成長が嬉しい限りです、きっと良いご両親に育てて頂いたのですね、いつもコメントが素晴らしいです、くれぐれも怪我のないように!
梅ちゃん、ナイスリードとナイバッチ、タイガースはアナタが引っ張るチームです、ようやく身体の調子が整ってきたようです、後輩の中川クンにアナタの背中をじっくりと見せてあげてね!
そして、テル!昨日の惜しいレフトポール際ファール、あの打ち方身体に染み込ませて!甲子園の左バッターの流し打ちホームランはカッコいいよ!
今日はブルペンもしっかりね!湯浅、やり返せよ!
ロッテの最初のミッションは「佐々木朗希に勝ちの権利を与えて、予定通りに
降板させる」だったと思います。
才木の防御率を見れば、そうそう何点も取れる投手ではないのはロッテベンチも
分かっていたので、とにかく立ち上がりを叩いて主導権を握りたい、の思いが
あったのでしょう。
お互いに「なかなか点が取れない投手をどう捌く」という考えは同じでも、
どう点を取るかのアプローチが全く違っていた。
ロッテのミスは、「90球で佐々木を降板させる」ことを表に出してしまった事。
阪神打線にしてみれば、とにかく90球投げさせて才木をその間ゼロで我慢
させることに腐心すればいいという作戦が立てられる。
例え90球で降ろす腹づもりでも、上手くボカシていれば阪神側の対応もまた
違っていたかも知れない。
長いシーズンで何度も当たる相手ならそうもいかないけれど、年に一度しか
対戦しない投手に嵌った作戦でした。
それにしても、両投手とも持ち味を存分に出した素晴らしい投手戦でした。
昨日は体調すぐれず、ゴロゴロしながら最上級の投手戦を見せてもらいましたが、
そのおかげで、少し体調も戻った気がしました。
金曜日の雨天中止で、甲子園-仙台-エスコンのとんでもない9連戦になって
しまいましたが、前半戦の大きな山と思って全員気持ちの張りを以て臨んで
欲しい。
佐々木朗希に勝てたんだから、もう何も怖いものはないでしょう。
佐々木朗希はもう誰もが球数制限されていることを知っているとも言えますね
マダックスみたいに将来、球数制限そのものを佐々木朗希と呼んだりするかもしれませんねw
まあ大卒の年齢になる来年からは制限解除されるんでしょうが…
途中からのテレビ観戦となりましたが、大山の先制タイムリーと梅野の1号をしっかり見ることが出来ました。佐々木朗希に投げ勝った才木はあっぱれ!初安打が先制点となった大山もアッパレ!1号ソロで勝ちを引き寄せた梅野も天晴!円陣を組んで敵を惑わせた今岡コーチもAPPARE!
蛇足ながら佐々木朗希に初黒星をつけた昨日は、小生の84回目のバースデーでした。
チームオーダーがあるって素晴らしいですね…こんな野球を観たかった
投高打低の現代野球では見逃し三振上等は必須の作戦だと思います
無安打でもあれだけ走者を出してれば全く気持ちに焦りは生まれずに観ていられました
そして普段待球作戦を取るチーム(マリーンズの四球数はパ2位、近年は各所記事でもイーグルスと共に待球作戦をとっていることが紹介されています)に早打ちを選択させた時点で才木の勝ちだったのかもと思ったりもしました
杉山-松坂のマッチアップ、懐かしいですね
あの年が交流戦初年でしたか
トラオさんの当時の記事を拝読しましたが、文章がなんというかギラギラしていて今とは違う印象で面白かったです
まだ暗黒時代が明けて3年という時期もあったのでしょうかw
因みに自分の日記からはひーやんが岩隈、松坂とパのエース級を次々粉砕していく様を喜ぶ姿が見てとれました
才木と佐々朗の行き詰まる投手戦。
自分は2005年、現地甲子園で観た安藤(現コーチ)とレイボーンによる投手戦を思い出した。レイボーンの好投はその時だけで、しかも延長東出の本塁打で0対1で負けてモヤモヤマックス。
それに比べて昨日は比べものに成らないレベルの極上の投手戦だった。
現地で観られた虎轍様やファミリーの皆様方が羨ましいと思った。
梅ちゃんの好リードに1号弾に大山先制打。そして惜しかった佐々朗もビックリな佐藤輝大ファール。
「傲らず、感謝を忘れない」
大切な言葉ですね。今夜の桐敷は友杉、岡の1.2番を先ずは警戒して欲しい。
手に汗握る投手戦にドキドキしながらテレビを見ていました。
才木投手も佐々木投手も野球の面白さを伝えてくれる投球、ありがとう。
そして、梅ちゃんのHR!
心から嬉しかったです。あなたがいなければ、アレは無い、と信じています。
余談ですが、大阪に住む友人の小学三年生の男の子。
WBCで中野選手にはまり、阪神タイガースの帽子を被り、RADIO/TVの前で
中野選手の応援歌を歌うまでに成長しました!
心から嬉しいです。これから、トラの英才教育が始まります!
まずは、中野選手のユニフォームを送ろうと思います!
トラの英才教育いいですね。
野球好きの少年がどんどん減っている時代ですが、野球界のみならず野球ファンも次世代の野球好き少年を増やしていく取り組みもあってもいいですね。
投手戦≠貧打戦
ヒットの少ないロースコアゲームを投手戦と呼ぶか貧打戦と呼ぶかは人それぞれでしょうが、昨日の試合についていえは誰もが投手戦、しかも素晴らしい投手戦と答えるんじゃないですか。
「ささきろうき」と打って変換したら最初に「佐々木労基」と出てきて、思わず虎徹さんのコメント二度見してしまったわ。
佐々木朗希がもはや異次元ピッチャーなら、才木投手はリアルな三次元世界のプロ野球界で、いずれはタイガースの不動のエースとして長きにわたって活躍するピッチャーでいてほしいと思った夜でした。
追記
昨日の試合で思ったのが9回ツーアウトでファンが声を合わる「あとひとり」コール。
あれってクローザー投手ならある程度冷静でいられる耐性ができているんでしょうけど、先発型の投手、ましてはプロ初完封の才木投手の場合、9回の洗礼は結構なプレッシャーだったんじゃないでしょうか。
そこはプロなんだからとも思いますが。
いわほー様こんにちは。
佐々木労働基準局(笑)は球数制限がありながらの負けなし4勝は凄いと思いますが、我がタイガースはその凄い投手を上回るピッチングの才木はもっと凄いと思います(笑)
労働基準局のガサが入らないように101球で終えた才木は最高です(笑)
今日は桐敷にも球数少なく、試合時間も短めでロッテに3タテを決めて貰いたいですね。
雨天振替日(雨天で急遽振替試合でチケット販売も急遽ですが)なので観客も少ないと思いますが、桐敷が桐敷の良さで勝ってくれると信じて、最高なタイガースを観にさぁいこうですね(笑)
円陣の件、私も気になってました。
“円陣なんて作戦変えるのが丸わかりだから止めとけ”
↓
“実はミーティング通りでいいからねという円陣”
ということのようですが、
実際にあの回、点を取ったのですから、今岡コーチは、
“内容は言えないが少しアプローチを変えるように指示した、それがうまくいった”
とか言っておけば、“ミーティング通りでいいからね”作戦はまた使えたのにと思ったり、
それでも、次回は、作戦変更のための円陣をするかもしれないし、
言うことにも、言わないことにも意味があるなぁと一人感心していました。
それはそれとして、ロッテファンの牽制球へのブーイング、あれどうなんですかね。
先日、ベルーナドームでも、西武ファンが同じようにブーイングをしていました。
必要以上にしつこい牽制に対してブーイングが起こることはありますが、
牽制球を1球投げるたびにブーイングですからね。
ただ、それに対して拍手で対抗していたタイガースファンは素晴らしかった。
その後、ロッテ投手の牽制球にブーイングしていたファンもいましたが、
そんなところをマネてどうするよ。
こちらは牽制球を受けても無事帰塁する味方ランナーに対して拍手で応戦すればいいのにと思いました。
今日は桐敷ですね。
相手は同郷で、シニアチームの先輩らしいですが、
先輩に成長した姿を見せられるように頑張ってほしいと思います。
必然の投手戦
強い日差しが降り注ぐ中、見事な投手戦をレフスタ下段で観戦。初回、中野が見逃した、いや、見送るしかなかったストレートは遠くからでも凄まじさが伝わってきた。163㎞の表示とともに球場内のどよめき。投手戦の幕開け。
熱い投げ合い、白熱した投手戦というよりも、ズバッと、クルリッと、三振を取り、さもなければ力のない凡飛、凡ゴロに打ち取る、を繰り返して回が進んでゆく、当たり前のような投手戦。緊迫した場面も、息をのむシーンもなく、ライトスタンドからのヒッティングマーチとレフスタ上段から黒の応援団が発する地鳴りのような声援が相まみえる。
得点が入る場面が想定できぬまま前半が終わる。15時15分。ノーヒットだったけれど、四死球が4個ありそれなりに攻めている気配が伝わってきた。森下、痛かったやろな、162㎞のストレート。
期待に応えてくれる大山いいね。輝明のホームラン性のファール、惜しかった。リプレイ検証で何度がスクリーンに出されたけれど、ボールと周りの白いシャツとの判別がつかなかった。輝明、あの感じで、今日こそ文句なしのスタンドインしよう。
才木はもはや虎の本格派エースだね。楽しみしかない。最後は前日の悪夢があったからひやりとしたけれど、立派なものだ。
さあ今日も難敵のサウスポーらしいけどチーム力で勝ち切ろう。