8回森下逆転打で王手

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甲子園初戦、負けたけれど終盤追い上げで勢いをつけた。それが次の試合につながり、序盤でリードを取った。もつれたけれど、サヨナラで競り勝った。天下分け目の第4戦を取って、勢いをつけて土俵中央にまで戻したが、その勢いをこの試合につなげられなかったことで劣勢に回った。

大竹が順調に立ち上がり、1回ウラ先頭近本ヒットで出塁、中野のバントがエラーを誘い無死一二塁。オリックス先発田嶋を攻める。このシリーズでキーになっている投手のエラーが出て、前夜の勢いのまま一気呵成に大量リードを奪いたい場面だったが、森下は初球の甘い球に手が出ず、3球目止めたバットに当たって中途半端な二ゴロ。併殺崩れで一三塁にはなったが、止めたバットと一緒に勢いを止める(原因その1)。

大山は4球目の低め直球をライトへ打ち上げたが浅いファウルフライ、ライト森がフェンスギリギリまで追ってスライディングキャッチ。近本はタッチアップしたが、森はグラブに入れたものの地面を叩いた時にボールがこぼれて捕球ならずファウル。捕っていれば1点もらえる「微妙なファインプレー」になっていたところ、ともかく先取点はならず(原因その2)。

そして追い込まれた大山はボール球を振って空振り三振、ちょろいスタートを切っていた森下は盗塁死で三振ゲッツー。それもタッチしたのかしないのかをめぐって長時間のリプレー検証を経て、判定覆ってのアウトだったため、前の2つの原因との合わせ技で前日の勢いは完全に止まった。

相手はディフェンディングチャンピオン、ひとつ落とせば土俵際に追い込まれることに変わりはないだけに、自分から急停止した1回ウラの攻撃が痛恨だった。

直後2回表、大竹は一死一二塁、二死一三塁のピンチを迎えたが、紅林、若月を打ち取る。

試合は4回表二死まで動きなく進んだが、ここでゴンザレスに低め直球をすくい上げられ先制ソロ本塁打を許す。一発パンチを食らって、ヨロッとしたところ紅林にもフェンス直撃の二塁打されたが、若月は甘めのまっすぐを打ち損じて三飛、延焼は免れた。

5回表、先頭投手田嶋に内野安打されるも塁に釘付けのままチェンジ。チャンス来そうな予感のまま、そのウラ先頭の坂本が左前打で出塁、木浪送って一死二塁として大竹に代打渡邉諒。しかし初球、力ない二ゴロで二死三塁。近本ここは速球で押されて空振り三振。

阪神二番手は西純。6回表最速154キロの速球と、147キロのフォークを武器に簡単に二死まできた。さすがここに来て上がってきた投手!……と思ったら、ゴンザレスのボテボテ投ゴロを一塁へあわてて低投、「低めに伸びるストレート」を大山が珍しく捕球ミスしてしまう。続く紅林は3球で追い込みながらフルカウントまで持って行かれて右前打、二死一三塁とピンチ拡大。しかし若月は134キロスライダーで空振り三振。切り抜けた。

西純は7回も続投。しかし先頭田嶋を四球で出す。ここは分岐点。スイスイと尻上がりに調子を上げている田嶋だったから、慣れない出塁から調子が崩れることも期待したいが、しかし失点してしまっては元も子もない。この日1番起用の廣岡が三邪飛で一死。2番宗を迎えるところで左の島本にスイッチ。宗の当たりはセンター前に落ちるライナー性のヒットだったが、近本が一瞬捕球姿勢のフェイクを入れたため一走田嶋がストップ、ワンバウンド捕球後落ち着いて二塁送球してセンターゴロにした。

これは考え得る限り最高のプレーだった。田嶋はスタート、ストップ、全力疾走をした上、宗のヒットを凡打にしてしまう。精神的にもショックを負う。動悸、足の筋肉の状態、マウンドとの往復を繰り返していたリズムにも変化が出る。早くチェンジにしたい。

二死一塁、続く森は2球目をセカンド右へゴロ、ところが回り込んだ中野が捕球ミスで後ろに弾く。コロコロ転がる打球、カバーすべき森下はライト深くから慌てて走ってくる、宗は三塁へ進む、森下これを素手で拾って……と思ったらつかめずスルー、それを見たサードコーチャーは腕ぐるぐる、戻ってボールを拾ったが時すでに遅し、宗は本塁を駆け抜けて痛恨の2点目が入る。二死一塁からの内野ゴロ、これがダブルエラーを呼んで失点する。最高の状況が来るはずが、たちまち最悪の結果へと転落する。野球の恐ろしさ。

岡田監督は二死一塁、頓宮を迎えるところで石井にスイッチ。わかっているのだ。この試合は「絶対に」取らねばならないことを。

「絶対に」と言った記者を叱りつけた話は前にも取り上げたが、前日の試合後のインタビューでは自ら「今日の勝ちをムダにしない。明日は全員で絶対に勝ちたい」と言った。つまり、これまでと明確に状況が違うのだ。

長距離を走りきった時に一着でいればいいペナントレース。道中に「絶対に」という気負いは邪魔なだけだ。

「自然にムチが入るやろ」とも言った。馬なりでやるからこそ自分たちで成長していくという考えがあったのだろう。

しかしこの試合は違う。この輝かしい2023年シーズン、大声援で一緒に戦ってきた甲子園球場のファンの前でできる最後の試合だ。だから絶対に勝ちたい。

翌日は休みだ。投手を出し惜しみする必要などない。状況がどう変わろうとも、やるべきことをやる。右が続くところには石井を当てる。石井は頓宮に四球を与えた(代走安達)が、中川を右飛に打ち取り3点目は許さなかった。

平田監督に指示し、円陣を組み、気合いを入れさせる。岡田監督はバレバレになるから円陣を組んで作戦の指示を出すことを嫌う。今季2度目だというが1度目はいつだったろう、記憶にない。

7回ウラ、代走安達が二塁、二塁ゴンザレスが一塁へ。一死後、輝明の一塁線の打球をゴンザレスがスライディングキャッチ。前の回、頓宮に打順が回り、代走が出てこうなった。坂本はサードライナー。いい当たりを阻まれる。気合いは入った。しかしツキはまだオリックスにある。

8回表、湯浅。絶対勝ちたい試合だから最善手を打ちつづける。岡田監督の覚悟。その気持ちを甲子園の大声援が後押しする。湯浅の登板から空気を変える。阪神ファンの覚悟。

湯浅がうるさいゴンザレスを二ゴロ、紅林と若月を空振り三振でピシャリ。もうあとは気合いを入れた打線が奮起するだけだ。

8回ウラ、被安打4、球数83の田嶋に代えて、山﨑颯を投入。逃げ切り態勢に入る。先頭木浪がボテボテ二ゴロを前進した安達が一塁へ悪送球、カメラマン席に入りテイク1ベースで打者走者は二塁へ(記録1ヒット1エラー)。どうやらツキは変わったらしい。

湯浅への代打糸原。追い込まれてもファウルで粘って7球目、高めの速球をこするようにレフト前へ落とす。糸原らしい、相手にイヤな予感を覚えさせる「汚いヒット」。これが効くのだ。同点の走者となる代走に植田。

無死一三塁で近本。初球フォークをファウル。同じ球を続けたところライト前へクリーンヒット。1点返して1-2、なお無死一二塁。中野は送りバント、まったくいいバントではなかったが、捕手若月が拾い上げた時には二走植田をアウトにできないタイミングだった。

ここで中嶋監督が登場、宇田川へのスイッチを告げ、ボールをもらってマウンドへ。山﨑にやわらかな笑顔で「OK、OK」と声をかける。まだ京セラドームでも試合は続く。

一死二三塁、宇田川対森下。

森下「エラーした後も(木浪)聖也さんとか熊谷さんとかいろんな人が声かけてくれて。『声出しとけば必ずチャンスで回ってくるからって』」

先輩たち、みんな「いい野球観」を持っているんだな。なにより森下が素直ないい心を持っているから、本当にそうなるんだな。

宇田川には三振を期待。内野は同点を阻止するために前進。外野は逆転を阻止するため前進。オリックスも必死の構えだ。しかし、ここで満塁策をとられなかったのは幸いだった。もちろん前日同じ形で負けているだけに消したのだろうが、俊足植田が三走でゴロゴーだから、森下にしてみれば「ミートして転がせばいい」という気持ちで振れる。守備も難しい。これが一死満塁で宇田川対大山・ノイジーだったら、また攻守双方の重圧のかかり方は全然違ってくる。

初球抜けたフォークがストライクコール。2球目、3球目は速球が低め、高めにハッキリ外れる。4球目低め速球を足下へファウル、これでカウント2-2。5球目、三振を取りに来たフォークが高めに抜ける、甘い球だったが想定外だったため慌てて当ててファウル。もはやペッパーのように当てることだけを考えているのが伝わる。6球目、フォークが甘く真ん中へ、いい感じに当てて転がしたがタイミングがわずかに早く左へのファウル。7球目、サインに何度もうなずく宇田川。バッテリーが選択したのは高めへの速球だった。フォークに目付している森下には決してついてこれないはずの球。しかし宇田川の指先を離れたボールは、意図しない低めへと向かった。この低めボールゾーンへの「失投」に対して、森下は素直にバットを合わせる。タイミングも完璧、ヘッドを返さずにジャストミートした打球は低いライナーとなって左中間に着地する。誰もいない芝生の上を、白いボールが勢いを保ったままコロコロと転がる。大歓声に押されるようにボールがフェンスまで転がっていく。

まっすぐな心の森下が、速いまっすぐをまっすぐに振って、ボールがまっすぐに転がっていく。まっすぐに走って頭から三塁に滑り込む。なんと美しく愛しい時間だったことか。

二者生還、3-2と逆転。三塁でベースを叩き、ダグアウトの先輩たちに何度もガッツポーズをしてみせた森下。ベンチで抱き合って喜ぶ阪神の選手たち。膝に手をあて、がっくりとうなだれる宇田川。空を割るようなファンの声。次のプレーに頭を切り替える岡田監督。動揺を隠せない中嶋監督。明暗をくっきりさせる力勝負の醍醐味。

コーチが行って間を取ったが、続く大山も4球続けたフォークをセンター前へ打ち返して4-2。宇田川はここで降板した。

しかし代わった阿部がノイジーに四球を出して一死一二塁、輝明初球捕邪飛で二死となったが、坂本が極端な前進態勢だったライト森の頭を越えるこの回2本目の2点タイムリー三塁打。フルカウントになったところで、外野を定位置に戻しておくのを怠ったベンチのミスでもあった。

4点リードとなった9回は岩崎が淡々と締めた。

2点ビハインドの8回に、オリックスが誇る勝ちパターン継投を打ち崩して一挙6点の逆転劇。インタビューで岡田監督は「最後の最後に」という言葉を繰り返した。今年最後の甲子園での試合、絶対に勝ちたかったんだな。それが選手たちにも伝わり、縛り付けることもあったけれど、最後の最後は体も動き暴れてくれたんだな。

土俵際まで追い詰めたが、相手の足は俵にかかり、まだ踏ん張れる状態だ。勢いをつけて戻されないよう、一気に寄り切りたい。どうあれやることはシンプルで、目の前の試合に死力をつくすのみだ。休みを挟んで、場所を変えて、戦いはまだ続く。

コメント

  1. 西田辺 より:

    甲子園の魔物が牙をむく。
    最初に魔物の餌食になったのがタイガース。
    7回表先頭の投手田嶋に西純が死球を与える。
    1死の後、宗の打球はセンターの前へ。
    捕球体勢のフェイクに騙された田嶋が、セカンド封殺で事なきを得たかに思えたが
    続く森のセカンドゴロが捕球寸前に不規則バウンドに。
    弱い打球がライトに転がり、ランナーを見ながらベアハンドで掴みに行った森下が
    ボールを掴み損ね、それを見た宗が一気に本塁を陥れる。
    田嶋の出来や後ろの投手陣を考えると、絶望的な1点に思えた。
    8回の表、昨日に続き湯浅が流れを引き戻すような投球で魔物の視線をオリックスに
    振り向かせる。
    8回裏、中嶋監督は好投の田嶋を降ろし、いつも通りの継投に入る。
    2番手山崎は前日までの2試合、ベンチ入りから外れていたので、何らかの事情を
    抱えていたのかも知れない。
    先頭木浪の打球は、力のないセカンドゴロ。
    これを安達がカメラマン席に入る悪送球。
    今度は甲子園の魔物がオリックスに襲いかかる。
    糸原のレフト前、近本のライト前で1点を返し、中野が送って7回に魔物の餌食に
    なった森下に打順が回る。
    シーズン中に禁じ手にしていた3連投だが、宇田川にそれを課したオリックス。
    2-2からの7球目、キャッチャー若月は高目のボール球を要求するも宇田川が投じた
    ボールは真ん中低め。
    パチンと併せた打球は左中間への逆転の三塁打。
    割れんばかりの歓声が甲子園を包む。
    大山・坂本のタイムリーで怒涛の6得点。
    最終回、ウィニングボールを掴んだ近本がライトスタンドに向かって「あと1つ」
    と指を1本掲げた仕草にしびれた。
    今年最後の甲子園で、魔物の大仕事が完結した。
    明日からは京セラに乗り込んでの最終決戦。
    結果はどうなろうとも、最後までタイガースの野球を貫いて欲しいですね。

  2. 虎ジジィ より:

    toraoさんの熱量が伝わる素晴らしい長文。このコラムで昨夜のゲームの全てが分かるし感動も伝わります。

    ゲームは絶好調の田嶋、
    超スローボールを狙われながらもゴンザレスへの失投だけに抑えた大竹、
    先発の2人の素晴らしい投手戦でしたが、継投が勝敗のカギになりました。

    0-1ビハインドから7回(中野→森下)あのダブルエラーでから0-2、田嶋の出来を考えると「もうこの試合は終わった」と思いました。
    しかし、そのまま終わらないのが今季のタイガース。

    8回に前日「魂の1球」で流れを変えた湯浅をここで投入。今季、ペナントレースで機能しなかった西純矢と湯浅をこんな大事なゲームで使って来る「岡田マジック」には本当に驚かされます。
    その湯浅が3人でピシャリと抑えた事で、ベンチも球場も「まだまだ行ける」という雰囲気になるのだから、本当にマジックだ。

    中嶋監督も8回裏に継投に出て、タイガースファンのこちら目線だと「完封ペースの田嶋を何故?」と思いましたが、コレがオリックスのカタチであり、中嶋監督は敢えてそのカタチを崩さなかったという事か?

    まるで合ってなかった田嶋交代を号令に8回に怒涛の攻撃が始まった。
    粘りの糸原から作ったチャンスから、
    ミスを取り返し難しいバントを決めた中野と、
    やはりミスを取り返し低めのボール球をしっかり捉え殊勲打の森下には痺れました。
    みんなが集中して打者一巡の猛攻でお祭り騒ぎの6得点。
    一気に相手の心をへし折り、岩崎が平常運転でサラッと仕上げた。

    相手の「勝ちパ」を攻略しての王手は とてつもなく大きな一勝になりました。

    「ゆっくり休んで」と岡田監督は仰るけれど、落ち着けるはずもなくソワソワゾクゾクの文化の日です、楽しい。

    • より:

      > コレがオリックスのカタチであり、中嶋監督は敢えてそのカタチを崩さなかったという事か?

      CSFinal第二戦で田嶋を引っ張って逆転負けを喫してから、先発がどれだけ良くても終盤には代えるようにしているとのことで(しかも昨日はその張本人の田嶋でしたし)
      もし本当にそれを頑なに守っているなら、マリーンズ打線に感謝ですね…

  3. Akira28 より:

    torao 様の熱いコラムに感動。

    以下、私なりの視点で。

    相手のミスで作った初回の好機は、森のライトファウルフライ落球が裏目に出て無得点。
    相手のエラーを得点に結びつけられなかったタイガース。
    序盤は大竹と多重のがっぷり四つ。むしろ大竹の方が、坂本の好リードもあり安定していました。対するオリックス打線は大竹のテンポよく投げ込んでくるリズムを崩す為、やたらタイムを取る。
    その遅延行為を抗議する岡田監督。無視する中嶋オリックス。
    試合が動いたのは4回。ゴンザレスは、しきりにタイムをとる。自分のまわいにもっていく。
    本来、外でカウントをとりに行くはずのストレートが真ん中低めになったところをこのスラッガーは渾身の一振り。
    しかし大竹も要所を締め、5回を1失点で役目を果たした。対する田嶋はゴンザレスの一発からギアを上げ、手が出ないタイガース打線。
    極め付けは森のセカンドゴロへのタイムリーダブルエラー。
    これで、完成に意気消沈した私。
    6回のシリーズ初登板の西純は見応えあった。そして吠えた。完全燃焼した西純。
    それを7回の回跨ぎ。田嶋に四球。そりゃあかん。それはないわ。
    島本の力投に、近本のフェイクで好調・宗をセンターゴロに仕留めたところまでは良かった。
    しかし、中野のファンブルは仕方ないけど、森下が森の走塁に焦って後逸。
    点差は2点に広がった。
    今日の田嶋の出来とオリックスの強力リリーフ陣を考えたら、諦めました。
    昨日の緊迫した試合から今日は冷めてしまった私。
    そこに湯浅投入で球場の雰囲気がガラリと変わった。これも岡田采配。岡田は甲子園の魔物を味方につけている。魔物を守り神にしている。
    その守り神はまさしくタイガースファンの熱気と声援、そして念力。
    湯浅がピシッと3人で抑えたことで、負けじと中嶋監督が采配をふるった。
    なんと山崎ソウ。中嶋監督渾身の策。
    あかん、山崎ソウを打てるわけないやん。
    しかし木浪の意地。そしてエラー。無死二塁。
    糸原しぶとくレフト前にポテンヒット。
    ランナー木浪、あの打球でホームに帰って来いよ〜と嘆く私。帰れたよね。
    お前までフェイクに引っかかってなにしてるの。田嶋やないんやから!
    嫌な予感が私を覆う。
    しかし頼れる選手会長・近本が見事に流れを引き込んだ!鮮やかなタイムリーヒット。
    もうこうなると甲子園の魔物は化け物・宇田川さえも呑み込む。
    宇田川自慢の高めのストレートが決まらない。抜ける。こうなりゃフォークに照準を合わせろ森下!私は叫ぶ。
    フォークをファウルでかわした勝負球。
    若月は高めに構える。宇田川自慢のストレートは低めに。フォークで目線が低めに慣れていた森下が振り抜く。引っ張り込まずにセンター方向へ。見事に左中間を破った。
    後はいつもの強いタイガース。繋がる打線。
    大山、坂本が見事に逆方向に放つ。
    素晴らしい勝ち方だった。

    さて、王手はかけたがあくまでもチャレンジャーとして、臆さず、硬くならずに戦って欲しい。

  4. サヨナラ3ラン より:

    もはやプロの評論家ですら予測不能な今シリーズ。何勝何敗でどっちとか、ミスした方が負けるとか、ファンの声援の大きさだとか、アレコレ個人的にも予想はしたけどプロセスと結果が簡単に結びつかない最高のシリーズ。まさに筋書きのないドラマだと思う。先に王手をかけた阪神有利なのは間違いない。とは言え昨夜の宇田川の涙を見ていたオリックスの選手たちが簡単に引き下がるとも思えない。最後は監督の采配でも選手の技術でもなく勝つんだという気力に勝った方が日本一になるのではないかと思った。

  5. こうさん より:

    今シーズン何度もあった「トラオさんの文章が待ち遠しい朝」…昔は「お忙しいのだからアップの時間は気にせず、謝らないでください」と書いていた記憶がある。…けど今日ほど待ち遠しかった日はない。「急病か?」と思ってしまうほど。だがそんな不安を吹き飛ばしてくれる素晴らしい文章に昨夜の記憶が甦る。昨日の試合を繰り返し観ればいい訳ではない。トラオ解説委員の激情を味わいたいのだ。

    8裏、森下の逆転タイムリー。カメラに抜かれた岡田監督が涙目になっていたように見えた。自軍の監督を泣かせる森下、やっぱり持っている。

    そして宇田川がマウンド上で泣いた。そのコントラストは非情だが、真剣勝負の証だ。

    9回、岩崎が投げたボールは外角高めに抜けた。それはアチラの中嶋監督が現役時に素手でキャッチした場面を思い出した。もしかしたら岩崎は坂本に素手でキャッチしてもらい中嶋監督を揺さぶりたかったか?(ないわ)。

    ライトと捕手を兼業する森…FA選手だし体力面も考慮されているのかな。だが、だからこそ穴になっているように思う。一番、怖いバッターだが「大活躍」はしていない。自分の頭上を越える球は捕手ではファール以外で大暴投しかない。明日は、どこを守る?

    もしかしたらサトテルは、なんだかんだ気にかけてもらえている森下が羨ましいのかも…なんて思ってしまった。だが「お前は、そのレベルの選手じゃないし、その必要もない」と岡田監督は言うのかも。最後に持っていくのはサトテルだと信じている。

    今シーズンの絶頂のような試合だった。選手の一体感、明るさ、前向きさを見ていると、これこそが「矢野監督がやりたかった野球」なのかもと感じた。普通を刷り込まれて「俺たちは強い」と気付いた。それが矢野監督の作った下地と重なりあった。中野のバントはシーズン中の「普通」ではない。だが、それは「絶対に勝つ」という岡田監督の意思表示。

    5戦目が終わった。オリックスに憎しみは1ミリも生まれない清々しい日本シリーズ。どんな結果になるか分からないが両監督が笑顔で握手するシーンが見たいな。

    結果は分からないがハッキリ書く。大山、中野、木浪、近本、坂本…守備のスペシャリストがこんなにいるチームが日本一にならなきゃダメだ。

  6. 虎轍 より:

    昨日も現地観戦でした。
    勝ってくれて良かったです。
    torao様の素晴らしい長文でまた、昨日の感動が甦ってきました。
    初回からジェットコースターのような試合でしたね。
    上がったり、下がったり、突き落とされたと思いきや、最高潮に6点奪取。
    市川審判員は目の前のタッチプレーすら見えてへんのか?
    球審しても酷いジャッジやし、もう引退ちゃうか?(笑)
    山﨑颯は下半身が悪いんか?
    いつもより1足分は足を出せてへん感じでしたね。そのおかげでタイガースにチャンスが来たのは良かったですし、それを仕留めたタイガースの選手も天晴れです!
    ゴンザレスの守備はええね。
    タイガースのヒットを何本も阻止されとるね。
    それでも繋いで、繋いで、粘って勝ち越したタイガースの選手は素晴らしい!
    ありがとうタイガース!
    頑張ろう日本!

    • より:

      > 市川審判員は目の前のタッチプレーすら見えてへんのか?
      >球審しても酷いジャッジやし、もう引退ちゃうか?(笑)

      市川さんはまだ日本シリーズ出場2年目のペーペーなので、他の審判に言われたことを覆すだけの力が無いんかなぁと思ったりしてますw

    • 虎轍 より:

      哲様ありがとうございます。
      選手も生活、命をかけて戦ってますからね。
      それを考えてジャッジをして貰いたいですね。
      自分のジャッジ一つで選手生命を終わらせてしまうんではないか?と考えてジャッジをして欲しいですね。

  7. より:

    二日続けてのお金が取れる名文、ありがとうございます

    昨日は仕事しながらの観戦となりSNSでわーわー言いながら観られなかったのが悔やまれる八裏の大逆転でした
    試合後あの時間帯のポストを眺めていましたが、あれらを集めるだけでひとつの作品になるのでは、というくらい伝説に残る攻撃だったのではと

    戦前は動の中嶋と静の岡田というイメージでしたが、野手運用に関しては中嶋が動で投手運用に関しては岡田が動という感じですね
    正直、西純投入は「何やっとんねん」と思い、仕事に集中することができました(笑
    田嶋への四球に「ほれ見たことか」と思ってる内にダブルエラーで失点した時は仕事中でなかったらSNSに怨嗟の言葉を垂れ流していたに違いありません。今となってはむしろその投稿を歴史の一部として残しておくべきだったと後悔しています

    • 星の輝き より:

      哲さん、面白いですねぇw

      • より:

        この三連戦のトラキチの感情の起伏は後世に残すべき貴重な歴史資料なのではと思ったりしますw

        今改めてあの時間帯のTLを見ても泣けるレベルで感動が蘇りますね…

  8. とらかっぱ より:

    感動の勝利から一夜明けて更なる感動が生まれております。連日の渾身作ありがとうございます。

    4戦目のサヨナラの勢いを初回にスパーっと消してしまい押されながらの展開でしたが、大竹はレギュラーシーズンと変わらぬ超速テンポ投球でよく投げたと思います。球数が嵩んで5回での降板となりましたがベンチで必死に味方を鼓舞する姿に力を貰った選手は多かったと思います。

    連日の登板で昨日も雰囲気をガラリと変えてしまった湯浅。そういう星の下に生まれた選手なのでしょう。今日も行けそうって球場全体がバファローズを呑み込んでしまった。8回裏に打った選手はみんな素晴らしいが特に糸原の一打が効いたように思います。4戦目の守備も難しくはないがきちっとこなしたし後から行く選手としての心構えが抜かりなく出来てる証なのかなと。

    明日の京セラでは大山、輝明の活躍でフィニッシュをお願いします。

  9. 星の輝き より:

    個人的にオカルトや怪談は好みだ。
    好みだけど、嘘なのは分かっているつもり。
    恐れは心の中に宿る。
    面倒なのは恐れが恐れを呼び増幅され始めると手が付けられなくなること。
    浮き足立ち、自分を見失い、有り得ないことが起こる。

    西田辺さん仰る甲子園の魔物はちょっとした心の隙に入り込む。敵味方関係なく、そのどちらにも襲いかかる。

    もし自分が甲子園のあの場で選手としてグランドに立っていたら?
    西純、安達、中野、山崎、森下、宇田川。
    外野から責めるのは簡単だけど、彼等に次々と襲いかかる魔物の姿を想像すると、もう何も言えなくなる。
    あの場でプレーしているだけで凄いと思う。
    やれエラーが幾つだとか言う前に、あの場に立ってみて欲しい。

    あの異常空間を作り上げているのは間違いなく岡田監督であり、そのタクトに知らぬ内に巻き込まれている4万を超える観衆だ。
    他の競技や他の国のスタジアムがどれ程であるかは知らないが、この日本シリーズの甲子園の熱狂ぶりは世界一と言っても過言ではないだろう。

    なんて、凄い試合なんだ。

    テレビ観戦しているだけなのに、苛立ちは大きくなり、悲観的になり、ジワジワと真綿で首を絞めるかのようなオリックスの攻撃に、遂には阪神の攻撃回だけ安心して見ていられるような心境にさえなる。
    何故ならあのオリックスの嫌らしい攻撃を観ないで済むから。
    オリックスファンはどんな心境なんだろう?

    田嶋は最初から嫌だった。
    ポーカーフェイスで阪神がやられていた印象しかない。
    今期は不調だったようだが、付け入る隙は1回裏しかなかった。
    試合が進むにつれ、この試合はこのまま行くか?どっかでワンチャンスないか?ワンチャンス来てくれないか?
    半ば諦めかけ、2点目をミスの連続で献上した後は負けを覚悟した。

    湯浅はイレイザーだった。
    悪い事を全部消してくれた。
    彼は他のベンチ入りの選手とは大きく異なるシーズンを過ごして来た。
    飛躍を期して望んだシーズンは思うように行かなかった。
    エモやんが語っていた通り、過信や勘違いもあったと思う。
    それでも一軍のあの舞台にもう一度立ちたいという純粋な気持ちで戻って来てくれた。
    彼の渇望に魔物が付け入る隙は無かった。
    投げたい、投げたい、投げたい!
    溜めに溜めた、ただそれだけの思いがチームを助けてくれたのではないか?
    私にはそう思えた。

  10. torarest より:

     正直この試合敗れたなと、これで日本一も逃したなと、思っていました。
     7回に中野、森下のダブルエラーで致命的な失点、いや先頭打者投手に四球を出した西Jr.のエラーと合わせて1イニングに3つのエラーを晴れの舞台でやらかしてしまうチームには、日本一は相応しくないと、自問自答して納得しようとしていました。
     大竹が食らったたったの一発も二死から長打のある外国人に投じた不用意な一球の失点で、相手投手田島が想定外にギアを増して、阪神打線は完璧に封じられていたので、そうみていてもおかしくはありません。
     その状況で、後で冷静になってみてみると、まず7回島本の後の石井が嫌なムードの中、よく断ち切りました。
     その裏阪神は珍しく円陣を組んで佐藤、坂本が、田島のキレのある低め投球をいい当たりでしたが、アウト三者凡退です。ただし、これでオリックス側は田島を限界とみたようです。田島が二桁勝っている投手なら、球数からいってブルペンも万全ではなく当然続投でしょう。完投完封もありえたかもしれません。
     そして8回に連日の湯浅が登場でオリックスを三者凡退に仕留めて狼煙を上げて、その裏今シーズン数々のチャンスを生んだ八番打者木浪の登場です。前日までベンチ外だった山崎が登板し、先頭木浪がエラー絡みで無死二塁となってしまい、山崎の不安を一層煽ります。オリックスは信頼できる左ブルペンがいない、宇田川が三連投になると思案のしどころだったでしょう。山本がベンチ入りをしていたので投入あるかとみていましたが、オリックスは今後も考えて山崎続投となりました。
     阪神は、この回1点とれば、9回にクローザー平野とまだ勝負ができます。当然代打糸原はカウント若いうちは引っ張り、追い込まれてからはレフトに落とす得意の打撃で繋げました。ここでもオリックスは糸原の特長を明確に掴んでいなく、セリーグチームならレフト前進ライン締めのシフトを取ります。レフトは経験の浅い廣岡で守備位置もこの日センターからレフト移動と固定されていない選手です。先程のセカンドエラーも守備固め安達を起用してのもの、セカンド守備が優れたゴンザレスであれば処理していたかと、オリックスは、まさに守備固めが守備固めになっていない去年の矢野野球のようで、明らかに弱点になっています。
     この無死一三塁から、近本は難なくタイムリー、無死一二塁から中野は送りバントを成功し、一点差一死二三塁でしょうもないエラーをやらかした森下を迎えました。
     ここでオリックスは山崎に替えて小田川を投入の明らかな後手采配、オリックスの左ブルペン不在とポジション入れ替えの守備固めの弱点が招いた結果でした。
     森下、宇田川の勝負は、甲子園観客が一体となって宇田川を攻め、宇田川には気の毒な程で、三連投もあり制球が全くできていなく、高めに投げるはずのストレートが低めにしかもボール気味の球を森下がヒット、左中間を破って逆転三塁打です。
     森下という選手は独特の感性を持った天才肌の選手なのでしょう。この試合の不甲斐ない打撃内容と自らのエラーによる失点をものともせず、大舞台の土壇場のチャンスにやってくれる選手です。ミスタージャイアンツ長嶋のようで、将来長らく空席だったミスタータイガースを背負ってくれる選手になるかもしれません。
     続く一死三塁で大山がタイムリーしたのも大きい仕事です。初回にはチャンスを潰し、この打席も初回と同様ボールのフォークを振って追い込まれた中、良く軽打しました。
     なおかつ坂本が続いてダメ押し三塁打、この試合坂本が近本と同様に打撃内容がピカイチで、シリーズでの打撃は本当に貢献大です。この日の相手若月の打撃不振には助けられたので、この差は非常に大きい。こういう所が勝負を決します。
     さて阪神は京セラに戻って後1勝です。近本、森下、大山の主役は働き、残るは佐藤でしょう。佐藤が主役となって日本一を勝ち取ることを楽しみにしています。

  11. 掛布にインタビュー より:

    昨夜の感動が蘇る渾身のコラム。ありがとうございます。
    本文にあった、森下の打球が甲子園の左中間を転々とフェンスまで到達する僅かな時間が、昇天の時でした!
    テレビ画面に、転がる白球と甲子園の鮮やかな緑芝しか映っていない映像は、このシリーズの代表的な忘れられないモノになりそうです。

    私は岡田彰布監督は世界中で最も甲子園を愛し、甲子園に愛されている人間だと思っています。今年最後の甲子園というシチュエーションは、勝利以外に考えられなかった。絶対に野球の神様が勝たせてくれると、あのダブルエラーが出た後も信じて観てました。

    京セラで始まった2023シーズンを京セラで仕上げる。38年振り日本一胴上げを皆さまと喜び合えると信じています。
    どんな試合展開になっても、、、

    岡田阪神に、風は吹いています!

  12. ガク より:

    素晴らしい解説文、いやもはや珠玉の短編小説のような名文ありがとうございました。
    まっすぐな心を忘れている私は中野森下のwエラーで2点目を献上した時点で負けを覚悟してしまいました。
    森下は本当に素直ないい子なんだなぁ。
    それに比べて長年阪神ファンをやってるせいで心が濁ってしまってダメですね笑
    いや、自分も心をまっすぐに生きなければと思わされました。
    今度こそ最後までこのチームを信じて応援します。

  13. 岩修 より:

    2日連続torao様の大作に感謝。
    初回無得点でどんよりとした雰囲気。相手じらし戦法でも粘投の大竹で5回1失点は立派。久々登板の西純もパワフル投球で大山とのコンビエラーがあるも熱投甲子園で安心した。ただ、次の回投手に先頭四球はガックリ。でも一流投手でもたまにあるらしい。石井、島本も快投。なのにダブルエラーで失点。
    この時森下は草野球のおっさんに見えた。何か現地も打てないからか静かだった。しかし、空気を変える熱い男、湯浅がマウンドに立ち三凡に抑えると相手投手も変わり今迄と全く違う雰囲気に成った。存在感半端ない糸原。いつものキナチカナカで一点差になり森下へ。低めの球をまるでテニス選手の様にフラットに合わせた打撃と打球は何度でも観たい。大山もタイムリー後ガッツポーズ、さらに坂本も吠えた。
    さっと終わらせた岩﨑は貫禄十分。湯浅復活で余裕が出来たのかな?
    森下の逆転打の時、岡田監督絶対涙ぐんでたと思う。
    しかし本当に、京セラで始まり京セラで終わるのですね。出来すぎや~

  14. with虎 より:

    こんにちは

    素晴らしいコラムをありがとうございます。本当に。

    あぁ、あと1勝まで来ましたね。
    魂揺さぶられる試合展開に心焦がします。

    岡田監督は、みんなで、という言葉を使われます。また、湯浅登板での球場のボルテージから試合展開に展開の流れを引き寄せることも計算に入れていたのなら、本当にすごい、球史に残る最高レベルの指揮官ですね。そんな試合が見られる幸せを噛み締めています。

    あと2試合に向けて、本当にみんなでやってきた、最後のピース、あるとしたら、明日のベンチ入り「梅野」があるのかな?とちょっとよぎりました。

    楽しみにしています!

  15. ヒデボー より:

    昨夜は三塁側アルプスで現地観戦でした。8回裏から9回表始まるまでの大歓声は凄かったです。寒いなと思いながら半袖で応援していた私も一気に熱くなりました。
    9回守備付く時、坂本(さかもと)コールの時に近本(ちかもと)が帽子取って頭下げてたのは少し笑ってしまいましたが、1字違いなので仕方ない。
    昨日、オリックスは山本がベンチ入りしてたので、明日のオリックスの先発は宮城と勝手に予想して書いときます。

    明日も甲子園行ってきます!甲子園で日本一の胴上げが見たい!(パブリックビューイング)

  16. yalkeys より:

    toraoさんを始め本日は殊の外名文コメントが目白押しだと思います。それだけ今年の日本シリーズは見どころが多いということだと言えます。
    さて、昨夜の森の落球ですが、私には彼の先取点阻止への強い思い込みから生まれた確信犯的落球だと信じています。スロービデオを見ても、グラブをしっかりとホールドしているとは見えません。グラブからボールがコロコロと飛び出しているように見えました。真相は森ならぬ藪の中ではありますが、野球脳が発達した彼ならやりかねないプレーだと思います。

  17. タクロー より:

    集大成 リーーーーーチ‼

    「もうアカン エラーでトドメを 刺されたか」と頭を垂れてたら…
    「アツアツの 快刀乱麻で 空気変え」甲子園の大歓声と復活星・湯浅の快投にナインが奮い立つ
    「泥臭く ここ一番の 大仕事」隙を見せた相手に粘った糸原がつなぐ
    「切り拓け 勝利への道 打て燃えろ」近本が期待通りに打ち返す
    「バント決め しっかり渡す 夢バトン」ゴロでもフライでも安心安全だった中野がしくじりをキチンと取り返す。
    「くらいつき 執念宿った 逆転打」粘って粘って鮮やかに打ち返した森下。見事にエラーを取り返した。3塁ベースを拳で2度たたく姿が印象的だった。

    明日も難しいゲームになりそうだけど、よしっ、リー即ツモ、一発で上がってしまおう! 

  18. 背番号10 より:

    トラオさまはじめみなさんのコラムに感動しました。昨日の劇的な勝利と重なって二重の喜びに浸っています。

    1回裏点を入れられず、今日はだめだと思いました。おまけに田嶋はその後しり上がりに好投、隙を当たえず。4回表、ゴンザレスのホームラン、さらに7回のダブルエラーで、完全に負けだと確信。

    相手の投手交代がこちらに運気を持ってきたか。ラッキーな木浪の安打と相手のエラーでの2塁進塁。糸原の得意のレフト前ヒット。一気にタイガースに勝ちが傾いてきた。さすが近ちゃんというべきライト前ヒット。中野送りバントの後、前の回痛恨のエラーをした森下。「ようやく三番らしい働き」(岡田監督)の粘ったセンター越えのスリーベース。それまで何やっているのと悪態をついていたが、さすが後輩と歓喜の万歳。これで勝利確信。その後の大山、坂本のヒットは付録みたいなものと感じた。鉄板の岩崎がいるのだから。

    それにしても、今日の大山は打つのが遅い、もっと早く打てや。佐藤輝明はあの9月の調子をどこへ置いてきたのだ。来年は、もっと打てる選手を作らねば。井上、前川はどうしているんだ。今年のドラフトに強打者になる予感の選手を指名しなくてもよかったのかなー。

  19. komapotter より:

    初めて投稿します。いつも毎日見ております。昨日一昨日のあまりの感激に、torao様の名文に、皆様の熱い熱い投稿に本当に楽しませてもらっております。ありがとうございます。必ず日本一になって皆様の歓喜が見れることを楽しみにしております。

  20. なかっち より:

    一昨日、昨日とライト外野指定席で声を張り上げておりました。
    シーズン中も凄い声援ですが、日本シリーズは更に凄い声援、雰囲気でした。
    毎年日本シリーズは見ていますが、今年ほど素晴らしい日本シリーズはここ数年では記憶にございません。(贔屓目に見すぎでしょうか?)

    これで王手をかけましたが、まだまだ安心は出来ません。オリックスもやっぱり強い。タイガース的には明日決めたいですよね。7戦迄縺れると身体が持ちません(笑)

    明日島根に帰ってゆっくりテレビ観戦したいと思います。
    明日現地に行かれる皆様。楽しんで下さい。

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