選手たちの進路これから

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日本シリーズ、ドラフト指名あいさつ、秋季練習と話題はいろいろあるがおいといて……。
今回のドラフトでは独立リーグからの指名増の傾向が顕著だった。育成多めなのは今年のレベルということになるのかもしれないが、「今じゃなくてもいい」「他と比べて指名する根拠に乏しい」と判断された選手の受け皿として、独立リーグがNPB球団側からも選手側からも選ばれているということ。
なんといっても、試合数の多さ。それぞれがみんなNPBに行きたいという明確な目的を持ち切磋琢磨する環境。運営にとってもそれが収入源だから必死だ。

一方、社会人のほうは「プロ待ち」より、むしろここをゴールとする選手が、傾向として増えていくのかもしれない。ロッテから下位指名されながら進路に迷いを見せているニッセイの選手のコメントを見ていてそう思った。
もちろん社会人のチームもいろいろで、選手を一般採用と考えていないところも「まだ」あるかもしれないが、未だに野球部を持っている企業は、売名よりも社内結束や社会貢献を目的としているのだろうから、選手を大事にする。
野球を終えたあとも、定年まで大企業で安定した職が得られるというのも、「野球で食っていく」の完成形として十分なものだから、「下位指名で迷う」選手は増えていきそうだ。
あとよろ。

コメント

  1. アルスタ より:

    社会人野球チームのある会社に勤めていました。過去にNPB入りした選手もいました。
    引退後退職する選手もいましたが多くは会社に残りました。中には役員までなった選手もいました。
    契約社員としての採用で引退後は継続雇用されないチームもありますが、日生であれば杉浦や江上らは会社に残り支社の管理職になっています。
    今回の立松のケースでは年齢的なことから躊躇するのも仕方ないでしょう。
    阪神ではその昔村山が阪神電鉄に入社タイガースへ出向していたそうです。(自著「背番号11との訣別」より)

    • 星の輝き より:

      江上も日生だったのですか。
      知らんかった・・・。
      教えて頂きありがとうございます。

      • アルスタ より:

        池田から早稲田で日生での現役は短かったですが引退後マネージャー、コーチもしていました。
        池田高校入学時には蔦監督が選手としてよりもキャプテンとしての能力を買っていたそうですので仕事でもリーダーの能力は高いのだろうと思います。

  2. 虎轍 より:

    野球をしている以上はプロ野球選手になるのが夢であり、憧れですね。
    でも、プロ野球選手の夢を捨て、社会人として野球をしながら会社員として安定した収入があり、生活も安定してれば、社会人継続の道もある訳で…
    悩ましいですね。
    私ならプロ野球選手を選択します(笑)
    短命なプロ野球選手です。
    社会人として生きる方が人生は長いですが、やっぱりプロ野球選手になるのは憧れですね。
    野球が大好きやから、プロ野球選手になりたかったです。
    プロ野球選手が羨ましいです。
    頑張ろう日本!

    • 虎ジジィ より:

      虎轍さんこんにちは。
      私も10年前なら 間違いなく「プロを選ぶ派」でしたが、今年60歳を迎え友人達がボーナスや退職金の話しをしているのを聞いて自営業を選んだ自分が結果的に1番貧しい事を痛感しています。プロ野球選手も短い現役を終えたら自営業(個人事業主)みたいなもの。

      幼なじみのA君は小学生時代から桁外れの打球を飛ばすヒーローで高校も当時1番強かった鹿児島実に進学、レギュラーでクリーンアップ、甲子園でHRも打ちプロから誘いがあったらしいですが東京ガスに就職しそこそこ活躍→コーチを経て普通の社員として働いています。
      個人的には彼がプロに入団しなかった事がものすごく残念でしたが、もし彼が下位指名で入団しチャンスなく4.5年で退団していたら幼い頃から野球ばかりやっていた彼に安定した再就職はあったのかは?です。

      プロの世界は一攫千金のロマンはありますが、仕事を卒業した今思うのは安定した生活が1番と言うことです。

      ほぼ同世代の源五郎丸さんなどは、その後どんな人生を送ったかな?

  3. 西田辺 より:

    近年、学生はプロ野球志望届が義務付けられているし、社会人や
    独立Lの選手にしても指名=入団と言う流れになっているので、
    今回の日本生命の選手のようなケースは久しぶりで、ハッとさせられ
    ました。
    彼にも当然、プロ野球に対する憧れもあるだろうし、それを夢見た
    時もあったでしょう。
    プロ野球側としては、指名さえすれば全ての選手が入るという考えは
    慎むべきだろうし、プロ入りを拒否したとしても批難されるべき行動
    ではないと言う事。
    特に社会人の中には家庭を持つ選手もいるでしょう。
    そういった選手が、会社勤務の継続を選択してもおかしくはない。
    日本生命の彼が最終的にどういう将来を選択するかは分かりませんが、
    彼の人生にとって最良の選択になるよう祈るしかありませんね。

  4. いわほー より:

    かつては希望しない球団(多くはパリーグ球団)を理由に、指名されても拒否する選手がちょくちょく見られましたが、最近は球団の好みを理由に拒否するケースはめっきり見かけなくなりましたね。それもこれもパリーグ球団の努力の甲斐もあってセパの格差が縮まったことも要因でしょうけど。
    そもそもプロ野球に挑戦させてもらえる能力を持った選手自体、限られているわけですから、その選手にとって重い選択に違いない。
    チャレンジ精神vs安定志向というのとはちょっと違うと思う。
    自身の人生観に基づく選択を他者が口をはさむ余地などありませんし。
    今後、そんな選択をする選手が増えてくるんじゃないでしょうか。