耐えた先にある結果

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・移動ゲームで大山に積極的休養。前夜眠れなかったであろう豊田も休養。
・代わりに出たヘルナンデス、前川はケイ打ちならず。
・ケイ7回で降りてくれたのは打順の巡りもあるが、輝明や村上が打席で粘って球数を稼いだことも大きい。
・7回大ピンチを攻めて粘ってしのいだ村上。そこまでの投球に報いようと野手陣が奮い立った(ケイが降りてくれたからだけど)。
・8回先頭坂本のクリーンヒット、実はこれが一番大きかった。坂本凡退だったら何も起きていなかった。
・スパッと代走植田。村上に代打大山。前日に続き、決断に「冴え」。
・そのメッセージは、「村上の負けを消せ」ではなく、「村上に勝ちをつけろ」。
・だから代打梅野→バントではなかった。
・藤川球児監督の戦術選択は、それによって選手の心に何がもたらされるかで決めている。
・植田は「走る走る脅迫」で伊勢はカウントを悪くし、フルカウントでスタート。三遊間痛烈ヒットで植田は一気に三塁へ。代走熊谷。この流れはすごかった。
・近本ポテンは結果オーライ。一二塁間に引っぱってほしいところだった。
・無死一二塁で中野にはバント。前の失敗を取り戻す(走者が俊足なので気楽)。
・ボール2で森下申告敬遠。別に普通の判断。
・輝明の打席は褒めても褒めたりない素晴らしい内容。2球で簡単に追い込まれてから粘り、見極めてフルカウントまで持ち込み、最後は相手も悪くない決め球を放ったが、それを無理せず「65点スイング」で結果100点満点のレフト犠牲フライ。
・心の成長としか言いようがない。
・村上の勝利投手権利を守る1点差の8回ウラは石井。2003年の藤川球児。彼が出てくると球場の空気が変わって、均衡した試合が一気に傾いたものだ。牧を三振に斬ったことで雪崩が起きた。
・先頭小幡四球、梅野送りの一死二塁から、植田今季初ヒットがライトオーバータイムリー二塁打。続く熊谷もレフトオーバータイムリー二塁打。さらに近本も右線深くへのタイムリー二塁打。これはベンチ盛り上がる。
・中野、輝明にもタイムリーが出て、終わってみれば7回までの攻防がウソのような大差がついた。
・輝明のコメント「みんな耐えるところはしっかり耐えて、いい結果が出ているんじゃないか」が素晴らしい。
・目先のことにとらわれて、右往左往していると知らず知らず芽を摘んでいる。当然、花も咲かなきゃ実もつけない。辛抱することで根は強く拡がり幹は太くなる。筋繊維は壊れることで太くなる。
・選手たちが辛抱の大切さを学んできたということだろう。もちろん学ぶように仕向けたから学べたのだ。
あとよろ。

コメント

  1. 虎ジジィ より:

    失礼ながら「ビビり監督」と思っていた藤川監督の素晴らしい采配、おみそれしました Part.2。

    中心選手であり、前日猛打賞の大山を積極的休養をさせファーストにヘルナンデスを起用した上で、
    勝負処で「代打 大山」を使い流れをコチラに一気に引き寄せる采配に唸らされました。
    勝負処での代走のタイミングも素晴らしく「この回に必ず逆転するぞ」という強いメッセージを他の選手にも伝える起用でした。

    極めつけは9回表、普段なら守備固め(代走)の選手に打順が回ると また代打と代えてしまうのが常ですが、植田&熊谷をそのまま打席に立たせ、その二人が揃って最高のカタチの結果で応えた。

    継投もバッチリ。
    石井大智が ずっと塁上を賑わしていたベイスターズ打線をピタリと止め、更に流れを引き寄せた。
    チームは石井大智が戻ってから無敗!
    タラレバですが、やはりこの石井不在がなければ あの7連敗の内少なくとも半分以上は取れていたような感じすらします。

    1番嬉しかったのは、好投を続けているのになかなか勝ち星が付かなかった村上に勝利が付いた事。
    一回り目以降はピンチの連続でしたが、気迫の投球と、固い守備と、相手の下手な攻撃にも助けられ7回1失点は十分に勝利に価する内容でした。

    反省点はケイに手も足も出なかった事。これは しっかり研究して攻略しないと短期決戦になった時に厄介になりそう。

  2. より:

    箇条書きでも昨日の試合の感動が蘇る素晴らしい記事です。ありがとうございます。

    お得意のビハインド要員からの大量得点で得点力を偽装・・・などとは言わせますまい。
    今や球界を代表する先発左腕ケイを相手に0-1で粘り続けるエース村上。
    ケイが交代したところで襲い掛かる攻撃陣。
    お休みのためベンチスタートだった大山を代打で起用し逆転劇に繋げる(木曜の代走・海に続き、いよいよ球児采配に「神通力」が宿ってきた?)。
    1点差ではまだまだ不安なところから代走・守備固め要員の海と熊谷の二人でダメ押し。
    ナイスゲームでした。

    まぁそれでも言いますが六表と八表の中野に送りバントさせるのは反対です。

  3. とらかっぱ より:

    全てtoraoさんが書かれてる通りで何も申すことがございません。この試合を勝つと信じて辛抱した結果ですね。チーム全体が同じベクトルで動いている。

    今や圧倒的な存在の石井大智。仰るように球児の全盛期の雰囲気を纏いつつあります。まだ本調子ではないであろうが、これからもっと上げていって欲しい。使い減りには気を付けたいですね。

    海が久々の打席でいいバッティングしました。前の回に一仕事果たした上で、肩の力が抜けていたのか低めのストレートをキレイに振り抜けました。たまには先発で出してあげたい。熊谷もナイス。近本も当然ナイスですが、ケースバッティングも出来るように心掛けて欲しい。

  4. KAN より:

    トラオさんの素晴らしい箇条書きコメントにもありますが、8回のサトテルの打席が秀逸でした。特に1-2からの5球目、伊勢のストライクからボールに落ちる最高のフォークに、ピタッとバットが止まった時は、鳥肌が立ちました。打ちにいってあの球を見切れるのは凄すぎます。そして3-2から、これも難しいボールを測ったようにコントロールショット、トラオさん言うところの65点打法で、完璧な犠牲フライ。
    9回のタイムリーといい、一皮も二皮も剥けた気がします。どうかこのまま、進化し続けてください!

  5. 岩修 より:

    今日は朝からtoraoさん節全開。
    7回表迄ケイにサッパリでどんより。
    その空気変えた7回裏村上の熱投。
    無死から連打で1、3塁になるもそこからギアを上げ唸る速球。 京田はスクイズ出来ずセカンドゴロがやっと。更に山本の中途半端な飛び出しで直ぐに刺され、ランナー進めず1、2塁。筒香は速球で三振。脅威の粘り桑原もセンターライナーが近本のグラブに収まりチェンジ。
    そして8回へ。起点は坂本、大山の連打。
    輝明は緊張気味でも耐えレフトへ犠牲フライ。9回は8回裏完璧投球の石井大と小幡と梅ちゃん起点で海さんと熊谷タイムリー。近本、中野が岩田から、そしてテルで5点。もうたまるか~の世界。
    大差で投げにくかったか桐敷。
    何だか急に耐え忍ぶ藤川全員野球が板についてきた気がした。
    何て直ぐ有頂天になるのが少し不安···

  6. 掛布にインタビュー より:

    2日続けての感動箇条書きコラム、昨夜の興奮が蘇ります。ありがとうございます!

    7ウラから8表の攻防が、選手の集中力がすごかった
    まずは村上vs桑原
    キレキレのストレート連発で痺れました
    そして坂本のヒット出塁
    村上に勝たせたい一心で叩き出した千金のヒット。すぐさま海を代走に代打に大山!
    球児監督冴え冴え、名将の予感(笑)
    大山の集中した表情がたまらんかったです
    このタイミングでスタメン外しは、ナイス判断だと思う。理由はG戦での汗がすごかったからって、汗かきの大山、これから休み休みになるやん

    海に熊谷、昨日の豊田
    チームの結束が強まる脇役の活躍に、期待は高まるばかりです
    また今日、気持ち新たに応援します

    • 星の輝き より:

      大変失礼なんですけど、なんか熊谷と植田ってカプセル怪獣っぽく思えてしまうんですよね。
      あの二人のヒットは新たな武器を身に付けたみたいで、とても嬉しくなりますね。

  7. 西田辺 より:

    きのうは大山がスタメンから外れた。
    そこには、ケイとの相性(今シーズン7打数ノーヒット)やら、気候やら
    色んな理由が付けられるが、この試合で勝ったことによって、他の出場数の
    多い主力にも休養日を設定できる大義名分が出来たのが大きい。
    「毎日出るのがレギュラー」と言う意見もございましょうが、この猛暑の中
    屋外球場が連続したりすると、体力的な疲労も心配だし、そこからのケガも
    防止したい。
    一年を見据えて、チームで戦う方針と言う発言が目立つ球児監督。
    ここから秋のスパート時期までに、こんな試合が出てくるかも知れませんね。
    村上は1点を先制されながらも、7回まで粘りのピッチング。
    特に7回裏は無死一三塁の絶体絶命のピンチを無失点に。
    あれを見て何も感じない野手はいないでしょ。
    先頭坂本がセンター前に弾き返すと、ここが勝負とばかりに植田海を代走に。
    村上にはスタメンを外れた大山を代打と言う一手を指す。
    大山近本の連打で同点に追いつき、佐藤輝の犠牲フライで逆転。
    村上に勝ち投手の権利を渡す。
    9回はもう一方的な展開。
    植田海・熊谷と言った守備・走塁での出場が多い選手にもタイムリーが。
    その後も近本・中野・佐藤輝にもタイムリーで計5点。
    これで6連勝。
    いくら勝っても勝ち過ぎという事はないし、ゲーム差を広げても広げ過ぎという
    事はない。
    遠慮はいらないから、これからドンドン引き離して行きましょう。

    • より:

      > 他の出場数の多い主力にも休養日を設定できる

      これは是非やってほしいですね
      連続試合出場とかフルイニングとか足枷になる前に止めておくのが吉です

  8. 星の輝き より:

    トラオさんの樹の例え。
    >根は強く広がる
    この部分が一番重要だと思う。
    根と言うのは時間の経過によって深く広く伸びていく。
    それも相互に複雑に絡み合いながら。
    知識とか交友関係とかもそうだが、チーム力と言うのは正に根の絡み合いが重要になってくると思う。

    まだまだこれからだと思うけど、段々自分のやりたい野球が出来てきたんでしょう。
    今までは勝ちを意識しすぎて、全然余裕が無かった。
    菩薩顔の監督は今に後光差すかもしれませんね。

    • 星の輝き より:

      試合後の監督インタビューでは、既に宗教家のような物言いと面持ちを有していらっしゃると感じます。

      • 虎ジジィ より:

        星の輝きさんこんにちは、
        「宗教家のような物言いと面持ち」には吹きました。
        藤川監督の監督インタビューにはものすごく説得力があり、私も思わず引き込まれてしまいそうになります。
        かつて、あんなにコメント上手で表情も柔らかい監督が居たでしょうか?

        逆に三浦監督のインタビューは全く 素っ気なく面白みもないのが対象的です。
        藤川監督、意外と(失礼ながら)名将なのかも知れません。

        • 星の輝き より:

          虎ジジィさんありがとうございますw
          だって藤川監督はいつも座ってインタビューに答えてるじゃありませんかぁw
          あの舞台装置も何気に効いてますよね?w

        • 星の輝き より:

          さぁ信ずるのです、されば救われるでしょう。

  9. 虎轍 より:

    9回の植田海、熊谷のヒットが良かったです。
    村上に久し振りに勝ちが付いたのも良かったです。
    佐藤輝明の集中力も良かったです。
    今日も勝とう!
    ガンバレ!タイガース!
    頑張ろう日本!

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