東京ドームG戦勝ち越しはいつ以来?去年の5月か、長かったね。
◇7月19日(日)巨人?阪神12回戦(巨人7勝3敗2分、14時1分、東京ドーム、45947人)
阪 神 000 000 000 1?1
巨 人 000 000 000 0?0
【阪神】○能見(4勝7敗) S藤川(11セーブ)
【巨人】内海 ●クルーン(0勝2敗)
スミイチビハインドでずーっと行くのが私のゲームブランだったけど、それじゃ負けてた。内海対能見で、能見が勝ち投手になる勝ち方って、これしかなかったかもね(笑)。
負傷が心配された金本は元気に出場。初回、苦手内海の不安定な立ち上がりに一死満塁の好機を作るも、ブラゼル、新井が凡退で無得点。これで乗せちゃった。
そのウラ、能見も鈴木を四球で出すも、2?3から小笠原を鋭いフォークで空振り三振、狩野フットワーク良くスタートを切った鈴木を二塁で楽に刺して三振ゲッツー。これで能見も乗れた。
相変わらず内海から点を取れなかった。あと1本が出なかったのも相変わらず。ただしこの日の攻撃には多少「心」があったと思う。打席内の打者に粘っていこうという意識と、しっかりボールを見極めていこうという集中力があったから、余分に球数を放らせた。それと走者を(いつもよりは)進められたよね。ただアウトカウントが増やすのではなく、走者を進めて、相手投手、守備に余計な労力と、ストレスを与えたことがゲームの評点となって、最終的に神さんに選んでもらったのだと思う(笑)。打席での能見の姿も立派だったね。粘ったり、きちっと犠打を決めたり、真摯な態度は打者の気持ちを高めたと思う。
能見のほれぼれするような投球。今は自信満々投げている。今どんどん投げさせたいね。クロスファイア、チェンジアップ、スライダー、フォーク、シュート。直球の良さがあるからコースと球速で対局にあるチェンジアップが効く。それが効くから、同じ球速で逆曲がりのスライダーが効く。それらが効くから直球と同じ初速のフォークが余計に効く。球種同士が密接に絡み合って、打者に集中させなかった。何度も能見が謝辞を述べたように、狩野のリードも冴えていた。6回二死までノーヒット投球。早く1本打って欲しかったというのは実に能見らしい(笑)。1本打たれた後も揺るがなかったね。7回が良い打球が続く「ピンチ」だったけど、投ゴロ、一ゴロがうまいことグラブに入ってくれて助かった(笑)。
守備面でも破綻なく勤めてきたが、ついに9回ウラ二死、イヤな鈴木のヒット。絶対走る。でもスタートしたのにファールとか、早々に追い込む。いいぞ能見、あとはコンビネーションでボールを振らせろ。しかし2?3となる5球目で楽々二盗を決められ、さらには逸れた送球を鳥谷が中途半端に弾き、なんと二死三塁。打者小笠原。ちっきしょう、これでサヨナラ負けかよ。能見頑張れ能見頑張れ能見頑張れ能見頑張れ…狩野のサインに珍しく首を振って、思い切り腕を振って投げ込んだのはストレート、小笠原読みが外れたか、気迫に気圧されたか、バットを振れずアウトハイいっぱい…「入った!」と多くのタイガースファンが叫んだ瞬間、主審の手が上がる、見逃し三振!能見やったあああ!カッコイイ!しびれたー!
延長10回表、内海に代わってクルーン。平野がフォークの浮いたのを逃さず強打、大きいぞ、入っちゃえ!ああ、フェンス上端、惜しい!惜しすぎる!二塁打。久々にパンチの利いた打球を飛ばしたね。気持ちが入っていたよ。関本うまく送れなかったけれど、追い込まれてからきっちりボテゴロ進塁打。こうやって走者を動かしていれば何かある。桜井に代打桧山は納得していない。感じの出てきている林の方が良いし、桜井のままでも良いじゃないか。別に我々は水戸黄門を見ているわけじゃないのだから、岡田解説者の言うように、「いつ桧山が出てくるか」ばかりを楽しみにしているわけではない。そういう人もいるかも知れないけど。桧山三振で二死三塁金本。
第1打席では内海のチェンジアップを打ちにいって、珍しく右手甲に死球を受ける。前日の打球直撃もそうだが、超人的危機回避能力にかげりが見えたか。それでも痛み耐性の強さはやっぱり超人レベル。フルスイングしてくる。3球目外よりの直球をジャストミート、大きく開いた右中間を破る遅い遅い先制二塁打。やっぱり頼りになるね。でもこれはこの日2安打しているブラゼルが打たせてくれた決勝打でもある。
ブラゼル連打で、もう1点の好機を広げたが、新井凡退でさあ10回ウラ。満を持して登場の藤川球児、実に冷静に直球を見せ、変化球で打ち取り三者凡退、試合終了。能見は9回2安打無失点12奪三振のすばらしい投球。藤川と二人で10回、13奪三振の完封リレー。
今まではこれしか勝ち方なかったかも知れないけど、これで一皮も二皮もむけてくれないとね。勝っていても負けていても、こういう投球ができれば信頼されるんだから。
打つ方もね。得点という結果にはならなかったけど、やろうとしていることは多少見えた。あとは使い方の問題。
今日からはまたナイターに戻って、甲子園S戦。シモ&矢野バッテリーが濃厚とか。持ち味生かした投球ができると良いね。今日はグラウンド狭しと走りまくる野手たちの姿が見たいね。
コメント
能見に尽きる!
金本が言った「能見君じゃみたい。誰が投げてるのかな?って。」の言葉が全てを物語っていますね。これで一皮剥けて、『二桁&奪三振王』狙ってほしい!
そして、結果的に1‐0のナイスゲームで言いたくないけど、新井にチャンスで一本出てれば、もっと「楽に勝てた試合」!
まさに能見投手の執念が呼んだ勝利でしたね。援護なくてとにかく我慢しながら投球に脱帽ですね。正直、内海投手が先に降りたのが勝負の分かれ目だったと思います。山口投手ではなくクルーンだったのが原監督のミスだった気がします。
勝ったのは嬉しいのですが大先生の調子が芳しくないのが悩みの種ですね。そろそろ若手を入れて梃入れをした方が良いのでは。野原将を一軍のサードで見てみたいです。
金本の怪我に対する強さは、彼の過酷ともいえる、ウエイトトレーニングから生まれたものです。筋肉も鍛えられることは間違いないんですが、荷重をかけることによって、骨の量がまして、骨が強くなるんです。無重力空間で宇宙飛行士の骨密度が減少する事実が知られており、荷重をかける工夫がされているはずなのです。だから、ウエイトトレーニングを疑問視する人がいるけど、それは、間違いです。
昨日は手に汗握る投手戦でしたね。7回、小笠原のセンター大飛球でドキーッ!亀井の大ファールにドキーッ!10回、平野のあと15センチのライトフェン直になんで入らへんの?!絶叫の連続でした。なにしろノーアウト2塁で点を取るのがヘタクソなTチームですから。私も桜井の代打には疑問でした。強いストレートにフォークの有るクルーンに桧山では・・・案の定でした。その前に3番に代打て。そんな不安を金本選手が吹き飛ばしてくれましたね。確かに2安打していたブラゼルが後ろに居なければ歩かされていたでしょう。
それにしても能見投手変化球の時よく腕が降れてたのか低めの変化球を面白い様に空振りさせてましたね。審判との相性もバッチリでした!能見の投球を見ていてふと思い出したのですが、オープン戦の頃話題になった投球間隔の15秒ルールてどうなったんでしょうね?最近全く聞かないですが。野球は「間」のスポーツだと思ってますので個人的にはこのルールには反対なのでいいんですけどね。2003年頃もストライクゾーンボール1コ高めに取るとかいってシーズン途中で自然消滅していった覚えが有ります。こんな中途半端なきまりに踊らされる選手が気の毒ですね。
あと新井サーンもう限界だよ?。使い続けるベンチに腹が立ちます。控選手の精神衛星が気になります。本人がスタメン落ち直訴するまで使うのかな?。
サンスポによると、「新井は変えない」(by MAYUMI)らしいよ。やっぱり2割堅持しているから変えないのかな?(笑)
能見かっこよかったですね。味方打線が何度もチャンスを潰すのでいい加減落胆もしたでしょうが、それでも9回まで一度も相手に流れ渡さず投げ抜いた精神力には脱帽です。狩野とのコンビも息合ってました。
ちなみに9回2アウトから鈴木を出した時、解説者に「ここはしっかり警戒して走らせるな」と言われてましたが、正直能見と狩野のバッテリーの場合は走者への過度な警戒よりも、腹くくって自信もって目の前の打者で3アウト目を取る事に全力尽くした方が成功するのでは。
といっても、昨日は今までとは違って目の前の打者を早々に追い込みテンポ良くいい感じだったんですが、でも結局途中に狩野がウエスト要求して無駄球使い、それでもやっぱりその後走られて悪送球まで伴う最悪のパターン披露しちゃってましたよね・・・
ただ、そこで今までなら失点までがパターンに入ってましたが、全然動じる事なく小笠原を打ち取った能見はほんとに良く頑張ったと思います。
今の能見のフォームは、球の出方が本当に見づらい感じになっていて素晴らしいですね。投げ終わったあとのフォームもダイナミックでそこでも攪乱させているのかも。球種によるフォームの違いも無いようで、速球が来るか、変化球が来るかだけで、幻惑されてGのバッターは完全なワンバウンドを振っていました。本当にすごい!H杉内っぽいので、同じように球数が増えるのが難点ですかね。
>狩野のサインに珍しく首を振って
あの場面、これが非常に気になりました。
狩野は一体何を要求したのか、或いは「首を振れ」のサインだったのか。
あれで小笠原の意識の9割は変化球に傾いたと思う。
そこにあの渾身のクロスファイヤー。
思わず見てるこちらもガッツポーズが出た。
ヒーローインタビューで「誰が投げてるのかと思った」と金本に茶化されて
いたが、彼も能見の才能を惜しんでのイジリだと思う。
次からは「お!今日は能見か。じゃあ早めに点取って楽な展開に持ち込もうぜ」
となるように。
接戦で勝ち、負ける時は大差(決していい負け方ではないけど)という流れは
悪くない。
いい形で前半戦を終えたいですね。
能見の野球人生を変える試合だったと大袈裟でなく思います。
仮に甲子園での普通の完封では能見は、たいして変わりません。
東京ドームでの巨人戦でも普通に阪神が先取点を取っての完封でも変わりません。
今までの能見なら最後は
結局は負けてしまいそうな展開。
その展開、しかもサヨナラの危機を脱しての勝利は
今までの能見の負の野球人生を変えるかもしれない勝利だったと思います。
昨日の投球で能見は、今年は、最後までローテ確定ですね。
更に自信のつく、奪三振王を獲得して
来年は、真のエースになってほしいです。
勝てたから、何でもいいよ。というわけにはいかない!
ブラゼルが打つ。ランナーで出る。新井が?打席にはいることがおかしい。最近の展開パターン。これで熱が冷える。能見は素晴らしかっただけに、新井が打っていれば、と小骨が喉にツッカエタままヤクルトを飲み干せるのか、真弓さん!
あの三振の場面、もしチームが負けてもこの試合は能見の勝ち、だと思って見てましたが…
G小笠原を抑え試合に勝った、チームは勿論能見にとってこれは大きいと思いますね。
狩野・能見・新井・鳥谷って巨人ファンの私的には評価の高い選手なんですよ。新井・鳥谷なんて、やっぱりピンチも時に打席が回ると怖い打者。なのに、阪神公式hpではえらい叩かれてる。
能見投手なんて、「トレードで出せ」とまで言われてた。
狩野・能見なんて、阪神でいらんのだったら、巨人に欲しいくらいの選手なんですけどねぇ……。
ホンマ。なんであそこまで叩かれるんやろう。
因みに、昨日のイースタンの試合で、我らがアジアの空砲、イ・スンヨプは4タコで、心無いファンから「韓国へ帰れ!」ってやじられてました。
>因みに、昨日のイースタンの試合で、我らがアジアの空砲、イ・スンヨプは4タコで、心無いファンから「韓国へ帰れ!」ってやじられてました。
浪速の兎さん、
新井はそのスンヨプよりも打率・出塁率・長打率全て下なんですよ・・・
にも関わらず、ファームどころかスタメン落ちもなくこの4ヶ月ずっとフルイニング出場をしてます。
でも一向に調子が上がった事はなく、ほぼ毎試合チャンスがくるも凡退(昨日も得点圏に4打席も立って4打席とも打てず)というパターンを繰り返すのみ。
さすがにこれだけ酷い成績で何も言われない方が逆に不自然かと。7月も3番6番の中軸でフル出場してながら未だに打点ゼロですし。
それに新井の打率が2割1分4厘しかなくとも相手が怖さを感じてくれてるのなら、出塁率はもっと上のはず。でも実際は2割5分6厘・・・怖がられてない証拠の一つでは。
ワタシ東京生まれの東京育ちであるために、否応なしに東京ガスに世話になってきた訳で・・・。出来でば大阪ガスや関西電力と契約したいのですが、どうもそういう訳にはいかないようで・・・。
能見さんと内海さんのガス対決。打つ方はどちらも最後まで弱火のままでしたが、投げてる二人は最後まで炎を赤々と燃やし続けておりました。能見さんに勝ちがついて本当に良かったでガス。今度は能見さんの後輩の小嶋、内海対決が見たいですね。当然返り討ちでガス。
でも昔広島から来た片瀬さんは、東京ガスだったなー。そういえばロッテから来た成本は大阪ガスだったような気がします。
あ????!!やっちゃった。
ごめんなさい!
上の名無しは私です。
どうにかしてよまゆみさん。わかておそだててのばしてね・えふわんせぶんののむらいさんわ。ないのだ。おねがい。。わかてお;そだてて;かちぬこう