どうでも良い想像の話

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 クラシリセ1の2は、息の詰まるような1点差勝負をDが制してタイ。


なんでもSはインフルエンザ禍に見舞われてしまったようで、まあとにかくこれでもかこれでもかと、最後までメンバーを欠いてしまう。一つ取り返せた時点で、Dの優位と見るが、窮地になればなるほど強くなるSの意地も見もの。とにかくチャンスをもらった若手の成長には目を見張るものがある。
 どうでも良い想像の話。リンデン…タイガースに入ったらどうなるかな。
 イーグルスのリンデンという選手が、野村監督と衝突して抹消されたという話はご存知の通り。まあ一応、今季途中加入のリンデンがどんな「ワル」で、どんな働きをして、どんな経緯で「クビ」になっているかをウィキペディアから引用(抜粋)する。

(略)高校を卒業後、ワシントン大学で2年間野球をプレー。しかし、当時から問題児であり、チーム規則や学則を何度も破ったり、キューバとの親善試合の際にキューバ製葉巻を密輸したりしたこともあって、退部処分を受けた。その後ルイジアナ州立大学(LSU)へ転校し、サザンイースタン・カンファレンスの両打席本塁打試合のシーズン記録を作った。
その後サンフランシスコ・ジャイアンツと契約し、2003年にメジャーデビュー。初本塁打は2003年9月22日に石井一久から放った。
(その後のマイナー遍歴省略)
2009年6月16日に楽天が契約合意を発表した。同年7月2日の日本ハム戦にて初出場し、ダルビッシュ有から2安打を放つと、7月7日のロッテ戦では来日初本塁打、初打点を含む4打数4安打3打点の活躍をする。入団直後はライトで起用されていたが、6試合目からレフトに固定される。
(その後の活躍省略)
7月20日のソフトバンク戦では、見逃し三振の判定に対して福家英登球審に暴言を吐き、来日初の退場処分を受けた(リンデンは後日、このことに対し、判定に不服があったので抗議をしただけと語っている)。この件で、日本プロ野球組織の加藤コミッショナーは厳重注意と制裁金5万円を科した。
8月2日の千葉ロッテ戦で、内角攻めに激高し、次の打席の初球にセーフティバントの構えからバットを引く振りをして故意に捕手の里崎智也のマスクにぶつけ、乱闘寸前になった。また、10月6日の千葉ロッテ戦でも、三本間で挟まれた際に、肘でボールをとばして守備妨害を宣告されるなど、ラフプレーの話題も多かった。
(略)
途中加入ながら打率.292、12本塁打37打点、先頭打者本塁打を3本、サヨナラヒットを2度放つなど好成績を残したが一方で三振が非常に多く、73試合の出場でリーグ10位タイとなる105三振を記録した。
シーズンではある程度の成績を残したものの10月11日、野村克也監督に対する侮辱する発言・監督批判があったとして、野村監督自らの判断で解雇(今後使わないという意味)したと記者会見で発表し、現に同日登録抹消されている。原因として、10月10日にスタメンを外され6点差で9回2アウトから代打に出されたときに「6ランホームランを打てということか」と激高し(その際ゴロで全く走らなかった)、バスの車中で橋上ヘッドコーチへ侮辱の言葉を連呼した点や、その試合後ロッカーを蹴り飛ばすなど起用法への不満を爆発させた点、さらに翌11日にも仙台移動の最中にコーチに「クレイジー」と連発した点、そのことについて野村監督に挑発的な態度で”ありがとう”と言ったことが、監督批判と判断されたと報道されている。これによりCS第1ステージ出場が不可能になった。後日謝罪したが野村監督は挑発的態度だとして第2ステージ進出、日本シリーズ進出しても出場させず解雇する可能性が出てきた。

 まあハッキリ言って、困ったヤツだ。セーフティバントのバットを引いて…今まであんまり見たことのない非常に悪質なラフプレーだ。自己中心的の直情型、気に入らなければ上司もクソもない。こんなのがチームにいたら…恐ろしい話ではある。
 それでも私には魅力的に感じられて仕方ないのだ。成績うんぬんよりも、誰彼かまわず、自分の「敵」にとんがって暴走する、そんな特異なキャラクターが、魅力的に感じられてしまうのだ。恐らくタイガース全体から醸し出される、「ことなかれ」で「ぬるま湯」な雰囲気が、私を過激へと誘惑するのだと思う。

コメント

  1. ジジィ より:

    スワローズ、今日の先発候補が二人もインフルエンザとは…
    でも裏を返せば、もし今日勝てば、讀賣戦の頭に「(インフル回復した)好調高木!」で勝負でき、面白い戦いになるかも知れません。
    リンデン、『おとなしい監督』&『おとなしい選手』のタイガースには、ぴたりハマるかも(笑)。アニキもいるので、そんな無茶もしないでしょう!
    スペンサー→フォード→メンチは『おとなし過ぎた』(しかも自前は失敗続き)。リンデンは年齢もまだ若いし、個人的には『欲しい』です。

  2. メル より:

    非常に悪質なラフプレー、自己中心的はファンでもだめですね。
    昨日の石川遼くんの「カメラやめてくださいね」は、かっこよかったですね。選手がこうやって、自分の意見をすぐ言えるのはいいですね。WBCの予選でのイチローの打席や、身近では藤川球児が投げる時なんかフラッシュすごかったですもんね。投手はともかく、打席の選手がマイクで「フラッシュやめてください」と言えたらいいだろうなぁ。と思ってしまいました。これからのCS、日シリも「誰かの最終打席」や「誰かのあとひとり」状態になったらフラッシュが多くなるのでは、と他人ごとながら心配しています。ファンもマナー守らないとねぇ。

  3. 熊虎 より:

    詳しく分からない・知らないので決め付けはよくないでしょうが、野球で結果を出さなければ決して許されないようなキャラクターの人物が野球で結果を出しても社会的に許されざることが判明したので社会から退場いただいたということでしょう。
    つまり、目に余る社会性の低さと粗暴さであると・・・。ホントに目に余ったんだろうなぁ。
    ムーアの打率.295が阪神外国人在籍時通算打率歴代四位だそうで、採れども採れども外国人バッターが働いてくれないフラストレーションはあるし、中でもこの2?3年は無残でしたが、メイやグリーンウェルというおぞましい記憶もあるわけで、私はこの手の「野球ができれば許されると思っているタイプ」は絶対反対。
    地雷踏まなくても、(もしくは犬の糞を踏まなくても)、安くて上手い野手を探し出す良き道は存在するはずなんですけどねぇ。

  4. いわほー より:

    「リンデン」という劇薬、取り扱いにかなり注意が要りそうですね。「良い人」真弓監督に上手く使いこなせるでしょうか?
    かつてタイガースにもメイという、これも取り扱いの難しい投手に手を焼いた事がありましたね。確かあの時の監督も野村さんだったような。この手の選手を乗りこなすには、ある程度のワルで人間味の備わった親分監督でないと無理なんじゃないでしょうか。大沢ボスや仰木さんのような。

  5. スーパーエリーバ より:

     おとなし過ぎるタイガースの選手には、やんちゃな選手が必要だとは思いますが、リンデンのは度が過ぎてますな?。確かに、野球の実力は有りそうですけどね。かつてのクロマティの『いちびり』位のレベルだったら良いんですけど(笑)

  6. Yalkeys より:

    『いちびり』・・・なんと懐かしい言葉でしょうか。このニュアンスはリンデンでは無理でしょう。ブラゼルの人間性辺りが最高だと思います。私見ですが、リンデンはタイガースには不向きでしょう。今日はヤクルトの応援でもしようと思います。

  7. アルスタ より:

    ムーアも虎→オリでしたね。
    打席数の縛りとかがないならば
    在籍時の打率は
    1 バース    .337
    2 オマリー   .318
    3 オルト    .307
    4 フィルダー  .302
    5 パチョレック .301
    6 ラインバック .296
    7 ムーア    .295 となります。
    いずれにしても最近ははずれが続いていることがよくわかります。

  8. アルスタ より:

    続き
    今年のメンチの.148は
    当たれば飛んだディアーの.151を下回りました。でもディアーはホームラン8本打っている。
    (そのうち1本は見ました)
    あと2割未満は
    ウィッグス.191
    ウィルソン.167
    フランクリン.172
    くらいでしょうか。

  9. 熊虎 より:

    アルスタさん、詳しいデータ有難うございます。参考にしたHPにも「バース以降(’83年?)、直輸入」とありました。間違った書き込みごめんなさい。パチョレックはwikiのデータでは2年間で.288ですね。
    蛇足ですが、例の神のお告げの後お得意の緊急補強でやってきたシークリストが.192です。今も昔も外野の一角が打てない助っ人の定位置(?)ですが、以前はため息混じりに「秋頃には桧山がライト守っとる」なんて言ってましたが、今はライトの定位置には期待の若手桜井がいます。古くは桧山・坪井・亀山、最近では林なんかも不毛なライトのポジション争いのワリをくったとも言えるかもしれません。メンチが悪すぎて今年は本試13試合・追試2試合でメンチは去りましたが、混沌の中から頭一つ抜け出した桜井に関しては今後は妙な茶々を入れずにジックリ育てて欲しいですね。

  10. 西田辺 より:

    礼儀や行儀に厳しいノムさんならではの判断でしたね。
    チーム、ましてや短期決戦に臨まんとする時に、
    和を乱す者への不快感・不信感は尋常ならざる
    ものがあったのでしょう。
    何時だったかは失念しましたが、金本選手が
    やんちゃな外国人が中軸にいると良いね、的な事を
    言ってましたね。
    全体的に丸いチームカラーに、感情を表に出す
    尖ったタイプは確かに魅力的。
    でもこの辺の判断が難しく、チームに不協和音を
    奏でるような選手なら願い下げ。
    奇声を発しようが、変人だろうが、沈んだ空気を
    プレーで一変できるならウエルカム。
    そんな選手、どっかにいてまへんか?

  11. ダンディ19 より:

    本当に欲しいのは、ユニホームを着ると見境なく粗暴な振る舞いをするけれど、普段はナインから好かれる”なかなかイイ奴”なんですけどね。
    阪神で言えば、かつて王や長嶋をビーンボールで威嚇したり、プレートを砂で隠して少し前から投げてノーヒットノーランを達成したり、最後は乱闘で選手生命を絶たれたジーンバッキーが好例でしょう!
    強い「大人の」チームにワイルドな助っ人が加わると良い影響を生むように思います。
    弱い「大人しい」チームに加わると、ダリルメイのときのように更にチームがめちゃくちゃになるだけのような気がします。
    強くも弱くも無い今の阪神には、さて…?