これ昨日のファイターズのスタメン(リンク)。
田中が二人、金子が二人、あとグリンとグリーン。実況アナが嘆いていた(笑)。
小嶋は良く投げた。コレ!というボールについては、前回の方が切れていたが、全体のまとまり、落ち着きは今回の方がちょっと良かったかな。ただ、全体に球が高く、打ち損じに助けられていた印象はある。逆に言えばまだまだ上がある内容だから、調整をしっかりして、援護を信じて、次も我慢。
江草も相変わらず無責任に(笑)良い感じで投げていたね。なんだかやっぱりJFKとSHEに帰結してしまうのか…。先発より中継ぎ以降に比重のある現タイガースの投手スタッフでは、名誉なことと思って頑張って欲しい。だから査定もそういう目で見てあげないといかんよ。
なすすべなく完敗。お手上げ。6安打1四球。7出塁のうち、足が本調子でない金本が3つ(3安打)。赤星盗塁機に走れず、金本今岡林得点機に打てず、他は他でさっぱり感じなし。高橋尚は直球、スライダーともキレ良し、精度良し。最後まで絞りきれなかった。それならそれでやるべきことは、脇役陣が厳しいコースをカットして球数を放らせるということなのだが、なかなかそれすらできない出来の悪さ。もう、次に備えて練習するしかないね。次、ドラゴンズか。まあしゃあないな、試練試練。また申し訳ないけど、スタンドの力で後押しが必要。まったく世話の焼ける…(笑)。
今後の相手ローテも左投手が続くのだそうだ(サンスポ)。広澤コーチのブログにもあるように、濱中、関本の不振脱出は、チームとしての方針らしい。それならそれで良いと思う。だけど、関本はちょっとヒドイね。振り出しのタイミングが遅くて、しかも開くのが早くて上から叩くものだから、何回打っても二ゴロにしかならない構造のスイングになっている。でもね、素人でも野球やらゴルフやらやっていると、その気持ちはホント良くわかるんだよなぁ。練習ではちゃんとできていたことが、ゲームになるとなぜかサッパリ。あれはいったいなんなんだろう。まだそれだけ技術的に備えが足りなくて、精神的な準備も不足しているということなんだろうけどね。濱中の方は、いつポコンと出てもおかしくないような気もするのだけど、関本はちょっと大きく変えてあげないといかんね。
と、こうも6番8番の打率が悪いと、どうしてもそこに目が行ってしまうけど、野球は6番と8番がやるもんじゃない。みんなでやるもん、中でも点は上位から中軸が取るもん。濱中、関本の不調が、その本丸に重大な影響を与えてしまっているというのが現在の危機的状況なのだ。簡単に言っちゃえば、関本と濱中が打たないと、ウチは左投手を打てるヤツが極端に少ないということ。
いつも参考にしている「TIGERS DATA LAB.」さんから、データを使わせていただき、下表に06季の対右、対左の打撃成績をまとめてみた。OPSというのは出塁率+長打率で求められる指標で、得点への貢献度と密接に関連するといわれているもの。
赤星、鳥谷、金本は左を苦にするタイプであるとは感じていたが、こうして目の当たりにすると、けっこうショッキングなものがある。
また濱中の対左は驚異的なものがあり、打率だけ見ると関本の対左は良くないようだが、得点への貢献度で見れば対左の方が遙かに上で、しかもハイレベルであることがわかる。逆に言えば、濱中と関本が打てないのなら、左投手にとってタイガース打線は非常に与しやすい相手と言える。
サンプルが少ない林は、おそらくそれほど左を苦にしないタイプではないかと類推できるが、対左での濱中のポテンシャルを捨ててしまうのは惜しいという首脳陣の方向性はわからんでもない。林のことは、心の底から左でも使ってみたいと思っているだろうが…。
というわけで、スタンドからの「林出せー」「藤本出せー」「岡田あほー」の声にもめげず、岡田監督はもうしばらく左には濱中、関本で行くだろう。甲子園で何かが変わってくれないと、ホントしんどい日々が続きそうだ。
コメント
お久しぶりです。
小嶋の球が浮いても抑えられていたのは
彼独特のフォームのせいか、相手の打ち損じか。
いずれにせよ、今後も好投期待してます。
濱中・関本と林・藤本。
まだしばらくは浜・関コンビを使い続けるでしょうね。
濱中と林はどっちを使っても大丈夫だと思いますが、
関本に関しては2番で使ってあげたらどうかなと思ったり。
打席数も少なく、投手の前という打順でいろいろ悩んでいるのかも。
それ以前に「何が悪いのかわからない」みたいな
悪循環でずーっときている感じもありますが。
林が結果を出したから、続けて使うというわけには
いかないのが、難しいところですねぇ・・・
監督もファンも我慢のしどころですな。
なんか打てそうな気がせえへんけど、
どないしょう?
ペナントレースは長い、
というところに、
救いを求めるしかないか?
直球のスピード、変化球のキレのいずれをとっても、能見が勝っているにもかかわらず、小嶋のほうが打者にとって打ちづらそうにしているのは、ゆったりしたモーションと合わせてボール半個分くらい球持ちが良いことで、意外とピューッとくる印象を打者に与えてるんだと思います。まだ向こう2、3年で球速も増す余地もありそうだし、無理させずに大事に育てて欲しいです。一年目の酷使で「二年目は一回お休み」みたいなことの無いように。
セッキーは完全に自信喪失してますね。
目が点になってます(え、はじめっからですか?)
シーツをセカンドにまわして、リンをファーストで使うオプションが可能なら言うことないんですが‥‥。かなり緊急避難的采配ですか?
とにかく我慢の序盤戦ですね。ハマちゃんもセッキーもやってもらわな困る選手ですし。
打線なんてある日突然つながりだすもんですし、打てん打てんといいつつも周りを見渡せばもっと打ってないチームもありますから。
4月悪いなぁ?とか言いながら気がつけばトントン、みたいなことが最近は多いですから、
次の中日戦も1勝2敗で御の字という安全装置を今のうちに暖めておきます(笑)
これで甲子園で打線爆発!とかなったら、関東の
虎ファン怒るやろなぁ(笑)
ホンマに世話の焼けるお子達ですから。
もう、交流戦辺りに全体の調子が上がればエエんちゃう
と、開き直っておりますです。はいぃ。
例のランキング、強烈に追い上げられています。もうJFKを投入しないと逃げ切れないって感じですので、良かったらよろしくお願いします。
http://blog.with2.net/link.php?3861
to トロロさま
小嶋、打球方向がラッキーだったのもけっこうありましたね。逆に球がばらついていたのが良かったっていうこともあるので、投球は難しいものです。
to 酔虎伝さま
どうも心が安らぎませんね。ほんとそんな感じです。
to いわほーさま
シーツセカンドという手はあるんですけど、岡田監督の中では禁じ手なんでしょうね。「この苦しいところを乗り越えてみい」って感じなんでしょうか。
to 良虎さま
>…安全装置を今のうちに暖めておきます(笑)
急には作動しませんからね、暖機運転、暖機運転(笑)。
to 西田辺さま
>…関東の虎ファン怒るやろなぁ(笑)
ぜ?んぜん!少なくとも1つずつ勝ち試合見せてもらいましたからね。爆発を待っていますよ。悪いことばかりは続かない、良いことばかりも続かない、辛抱辛抱。
ファイターズってのは、なんだって「同じ名字」を揃えるのが好きなんですかね。高橋×3、田中幸雄×2…おかげでいまだに、田中幸雄を「コユキ」と呼ぶ癖が抜けません。
ところで。
体重以下コンビ。もう、ここまで調子落ちたら、逆にベンチに置いても逆効果、なんでしょうね。ますます落ち込んじゃって、深みにはまりそう。
かつての「吉野の悪夢」と一緒にしちゃあいけないけれど、落ちるとこまで落ちて、掴むもん掴んであがってくる、と。とりあえず甲子園の声援でぽんっと打っちゃえば、それが一番の薬だし、勢いにもなると思います。ついでに昌が寝ぼけているうちに、こつん、と苦手意識も一掃しちゃいましょうや、と、またもや悲観論者がつま先立ちして楽観論。なるようになります。だいじょーぶ。
はじめまして。
Tigers DATA Lab.のT.Aと申します。
データもこのように活用されて喜んでいると思います。
これからもよろしくお願いしたします。
関本は本当に重症ですね。フォームもおかしいですし、ファールで粘れない、さらには最大の長所でわる選球眼も悪くなっているように思います。
濱中は精神的なものが大きい気がします。良い当たりが正面を突くうちに徐々に調子を崩し、1試合だけスタメン出場した林が活躍して自分は代打で併殺であったことが彼を決定的に追い込んだのでしょう。
2人とも阪神の主力にならなければならない選手、何とか自分で復調してほしいです。
to はみさま
そういえばそうでしたね、ファイターズ。
うちの打線は打てない打線なんだと思ったら、少し気が楽になってきました。打ったらもうけもんみたいな…。気弱すぎか(笑)。
to T.Aさま
わざわざお越しいただいて、ご丁寧にありがとうございます。いつもデータの更新お疲れさまです。これからもっと活用させていただこうと思っています。
こちらこそどうぞよろしくお願いいたします。
to OHAGI28さま
1球で激変するのが打者なんで、甲子園で気分一新してくれたら良いですね。
ファイターズ……。
過去の南海ホークスを思い出しました!
でも、同名までは居ませんでしたが……
河埜が2人とか、山内が2人って感じで…。
タイガース打線!
アニキに伝承されたハズの『繋がり』が、現在、迷子ですね。
見付かるまで、もう暫くお待ち下され。
m(_ _)m
「いつ見つけるねん!」とか、言わんといて?っ!?? (゜o゜;)
to 観宙斎さま
こういう苦しい時こそ、チームワークですね。そろそろみっかるでしょう(笑)。