「技術力というものには限界がある。だから、目に見えない力をどう養うかがカギになってくる」。ほうほう、「原始宗教」とか「自然崇拝」を連想させるような神秘的な雰囲気。東北の「杜の都」にマッチしていて良いんじゃないの?と思っていたら、「それが、相手のクセを見破ったりする力にもつながってくる」って最後は急に卑近な感じにまとまっちゃったけれど(笑)、弱いなら英知を注ぎ込もうという意気は十分伝わってきた。
メジャー行きでもめていたS石井弘も残留決着したようで、今年のSは強そうだ。W石井、ラミ&ラロ、青木に岩村、先発投手も良い。なにより古田PMを核に、「今季勝負」という意識がグループみんなで集中している。怖いな…これは。
清原。当たり前のように関西球団に収まって、当たり前のようにトレーニングを積んで体を絞り、当たり前のように監督と酒を酌み交わし、当たり前のように皆と同じ練習をするという。当たり前のように活躍できたら良いね…と素直に思う。
ブレーク含みの喜田。見た目もずいぶん変わったと思う。数年前から個人的に専属トレーナーを付けて、食事からトレーニングから徹底して体質改善し、減量&瞬発力アップに成功したとか。体つきだけでなく、顔つきというか、眼の力というか…雰囲気が出てきた。
秋季キャンプで岡田監督から「アッパー気味で振るように」とアドバイスされて、感じるものがあったという。バットスイングなんて、本気で考え始めたら何がなんだかわからなくなるような複雑な運動だが、確かにそんなバカバカしいほど単純な一言からコツをつかむということもあり、そういうシンプルな言葉を出せるかどうかが打撃コーチの技術とも言える。
普通バットのヘッドは構えた時は肩より上にあり、ボールに当たる瞬間は肩より下にあり、バットを振り切った時はまた肩より上にある。上→下→上。私は少年野球(軟式)の時に、この理屈がまるっきり理解できずに悩みこんだ(笑)。監督は水平に振れという。同じチームの強打者は明らかに一発打ってやろうとしゃくり上げるようなゴルフスイングをして、確かにかっ飛ばしている。だが監督は、そういうバッティングはダメだという。かくして私は水平に振っているつもりなのに、「大根切り」だと言われ、最終的には「しゃくりあげるつもりで振れ」と言われて、ようやくまともに当たるようになった(笑)。
子どもの軟式野球と、プロ野球を比較するのもどうかと思うが、打者がボールを視覚して、それをバットに当てるために、自分の振りをどうイメージして、その通りに体を動かすかが難問であるということに変わりはない。上から下、また上へとヘッドの位置を上下させながら行う複雑な回転運動において、どの行程のどの角度でインパクトするのが理想なのかがわかった瞬間に、「やっと掴んだ!もう打てる」と確信を得るのだろう。
これまで二軍で頭角を現しても一軍でガチガチになっていた喜田だったが、練習量や技術面での自信が出てくれば、もっと打席でリラックスして球を見られるようになるだろう。岡田監督の実になんでもないアドバイスが、喜田の大ブレークを呼んでくれると良いなぁ。
で、大人になった私は、つきあいのゴルフが一向に上手くならず、「上からボールを叩きつぶすような感覚」と言われれば、実際地面にめり込むほど叩きつけ、「ボールのちょっと向こうの芝を刈り取るような感じ」と言われれば、土ごとごそっと掘り上げてしまう。誰かもっと上手く教えてくれんかね(笑)。
コメント
こんちゃ?。
そろそろ、虎シーズンが近づいてきたので、
ここも復活しよっかな?と♪
1日、体調よければキャンプなんとか行ってこようと思います?。
と言ってもこっちは2軍ですが、
その分ルーキー達も拝見できますね。
私も、バッティングは随分苦しみます。(現在形)
ちょっとでもさぼると(っていうかだいぶんサボってますが)すぐに、ドアスイングになるわ、大振りになるわ、トップスピードが遅れるわ、なにもかもがわやになります。
キダゴ、ついに1軍スタート、去年まで、すぐそこで見ていたのに、なにか淋しさと、頑張れよって気持ちが。林君も1軍でしたかね?
私のナカバー(えっ?)は延々と2軍です・・・。
そして、首を寝違えて、痛いんです。
たすけてください?(泣)
ねぎ巻くといいですか?←それは風邪。
to ちょびうささま
最近、どうもこのブログに何かが足りないような気がして仕方なかったのですが、ああそうかそうか、「ちょびうさのおばかコメント」が足りないんだった(笑)。これで大丈夫かな、いやいや、まだだ、そうだ、野球が足りないんだった!ヤキュをくれ??!ヤキュが切れた??…。
安芸メンバーでは、萱島と庄田のレポート希望!(笑)。ああもちろん中林もね!
首が痛い時は、痛くない方向にいっぱい倒すといいよ。確か(むっちゃええ加減w)。
喜田、そろそろ黄ゴジラとしての片鱗を一軍で見せてほしいですよね。
2003年、世界大会か何かでホームラン打ちまくって、この選手はすぐ出てくるって思ってたのに今だに出て来ない。
年齢もそろそろ若手から中堅に入りそうな年、そろそろ見せつけないとまずいでしょう・・。
上の層は厚いですが何とか隙を見つけてニュルっと出てきてほしいですよね。
スポニチ大阪の今日の記事で、喜田が(というかスポニチ編集部が)自分の打法に愛称つけて、と募集していますね。
かつて「しこ踏んじゃった打法」と呼んだことがあるとか。そう言えば確かお父さんが元力士でしたよね。大相撲って番付によって待遇がまるで違うという見本みたいなものだけど、今年の喜田はようやく幕内にあがったところくらいかな? 「一軍レベル」であることと「一軍で結果を残す」ことの差を、ぜひ越えていってほしいものです。きりりとした風貌、活躍すればきっと全国区で人気が出ると思う。
以下は全く個人的なことですが、改めて喜田選手のプロフィールを読んで「79年生まれ、福岡大出身」にどうも見覚えがある。しばらく考えて、ああ、サッカー日本代表の坪井慶介選手(浦和レッズ)と思い当たった。同級生なんだ。よけいキダゴに親しみがわいてきた。今年はもっと応援しよう。
こんにちは?◎日曜日ですね◎
toraoさんは休日は何されてるんですか?(プライベートな質問:笑)
ぼくも野球がキレてます。野球、ほしいです。
配球とか考えたいです。
スペンサーが甘い球を見送るのを見たいです。
ところで、
>子どもの軟式野球と、プロ野球を比較するのもどうかと思うが、打者がボールを視覚して、それをバットに当てるために、自分の振りをどうイメージして、その通りに体を動かすかが難問であるということに変わりはない。
ぼくは高校野球までですが(硬式、でも公立のふつうの野球部)このことに関しては全く同じだったので、たぶんプロ野球も同じでしょう(笑)
で、トラックバックさせてもらいましたので連絡しにきたのです。
サンスポの喜田選手の記事を読んだときには思いつかなかったことを、toraoさんが書いてらっしゃる記事を読んで思いついたので、
正式なトラックバックってものじゃないと思うのですが、気持ち的に「参考にしたよ」と言いたかったので、トラックバックという形で気持ちを処理させてもらいました。
そういうわけで宜しくお願いします。
よい休日を!!
今年は喜田にも結構チャンスが回ってきそうです。が、控えの層の厚さを考えるとこれが最後のチャンスにもなりかねません。初めのほうはおそらく代打での起用でしょうから、犠牲フライでも何でもいいのでとにかく結果を残せるように頑張ってもらいたいです。
ホントウにダウンのスイングをしたら地面をドツキますからね(笑)。スイングをアッパーやダウンで表現したのは失敗だったようにも思います。ボールに衝突するときの入り方と力の開放具合をどう準備して実現するか…バットの軌道は上から見ても横から見ても複雑ですね。でも美しい。
ダウンスイング症候群には「アッパー気味に入れ」というのは(私が言うのも何ですが)適切だと思います。フォロースルーを大きく取れ、というのも場合によってはアリだと思います。たいていは軌道半径が小さくなっていると思われるので…。
アジアの片隅にも“メジャー球団”があった!!
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「選手がどんどん抜けていく中で、僕は最後までいるということ。それが一番。」
「メジャーでなくても、プロ野球でこれだけ頑張ったら、こんな契約ができるというのを示せたと思う。」
福岡ソフトバンクホークス松中信彦、
『日本人史
バッティングって結局、いかにトップから球に
当たるまでの軌道を最短距離にするか、に尽きる
と思うんです。
後はどんなフォームにするかは、各自の骨格・
肉付き・筋力・タイミングの取り方で千差万別
で良いと思うんですよ。
人によってはアッパー気味のスイングを意識させる
のも本人が勘違いしなければアリでしょう。
野球での常識とされているモノが必ずしも真理では
無い所に面白さが潜んでいますからね。
ゴルフ・・・・。
私も同じく人に言われた事に忠実なゴルフ(笑)
を実行してます。
「右OBやで」と言われれば、右に打ち。
「左に池あるで」と言われれば、左に打つ。
スコアも・・・虚しいからやめとこ(泣
「自タ評杯ゴルフコンペ」の開催も近い???
to ひろひろさま
一塁手っぽい若手もうまくすれば外国人の交代要員というパターンがあるのですが、うちの場合、そういうタイプの一塁手ではないし、喜田に替えたら守備力が落ちちゃう…(笑)。それでも純国産一塁レギュラーの候補であることに変わりなし。しつこいようですが、ブレーク含みですよ、今年の喜田は。
to おかぼんさま
喜田、急にカッコ良くなったような気がするのですが気のせい?(笑)プチ整形とかしてないでしょうし(笑)。
今年27歳、若くもなく古くもなく。チームの同学年は、能見、太陽、井川、浅井、藤原、喜田、萱島、庄田。ずらっと「正念場」が並んでますね。
to コーチさま
>toraoさんは休日は何されてるんですか?(プライベートな質問:笑)
それでは、せっかくですので今日何していたかを公開しちゃいましょう!内緒ですよ(笑)。
http://blog.goo.ne.jp/torao_tigers/
コーチさんの記事へは後ほどコメントしに行きますね!
to てぃーげるさま
喜田はあくまで「ブレーク含み」。このキャンプでの大ブレークがなければ、来年が本当のチャンスじゃないかなぁ…って思います。
to BSミツルHさま
そうなんですよ。ダウン、アッパーって初めに言い出したヤツが悪い!(笑)。
>ボールに衝突するときの入り方
そうそう、こう言ってくれればもう少し早くなんとかなったのに(笑)。
>力の開放具合をどう準備して実現するか
でも私は、これを理解するまでには至っていませんね。と約30年前のことに今頃文句言っても仕方ないんですけど(笑)。
そうですね、結局良い軌道が描けてない場合は、どこの円弧を伸ばしたり、短くしたりすれば良いかということでしょうから、それを導く言葉を選ぶということなのでしょうね。
to 西田辺さま
「トップからインパクトを最短距離に」これも良く聞く言葉ですね。「グリップエンドをボールにぶつけるように」とか、「手首を立てろ」とか…なかなか打撃は難しいものです。
そうそう、前にも書いたような気がしますが、「右ダメですよ」ってやつ、言わないで欲しい(笑)。「左が良いですよ」って言ってくれた方が絶対良いと思うんですよ。
>「自タ評杯ゴルフコンペ」の開催も近い???
これはね、絶対あり得ません(笑)。
喜田選手にとって今年は正念場でしょうね。ヨソの球団からのラブコールが多い選手ですから、ここらでベテラン勢の壁を破って、常時一軍を実現してほしいものです。
to 妃垣俊吾さま
正直、壁をぶち破るまではちょっと早いかも知れませんが(なんせ一軍実績ほとんどなしですもんね)、小穴を開けておきたいですね。
長打力を期待される1軍の濱中、関本よりも、
まだ1軍半の林、喜田のほうが柵越えが多いですね。
まぁ、まだこれからでしょうけど。
しかし、みんな打撃でアピールしてるけど、
守備はどうなんでしょうねぇ。
実戦じゃないと、なかなか守備がクローズアップされないからなぁ。
合唱的発想で感覚をつかめ!
お約束どおり、「合唱と野球」カテゴリ強化期間(笑)第2回目の更新です★前回が割と固めの文章で「なんのレポート課題やねん!」という感じだったので、今回はちょっと軽い感じでお届けしたいと思います!出だしは、この前の歌の練習のネタから↓私は1年前に合唱サー
夜深い時間にこんばんはですtoraoさん!
私も?toraoさんの記事を一部引用させていただいたのでTBの報告に来ました?。(題を見ると到底野球ブログとは思えない題になってますが・笑)
バッティングにしろゴルフにしろ、教科書どおりに行かないところが難しいところですよね。
でもアドバイスする人もアドバイスする人で、その人が何につまずいているのか、何の感覚がつかめてないのかを見極めないといけないですよね。
うまく教える人は、うまく見てる人。
だからコーチはすごいんだし、岡田監督も…!!
to grayghostさま
林、喜田は、初日から勝負ですからね。もう今絶好調近くまできてないとダメだということが良くわかっているのでしょう(上下動が多かったからw)。
守備はあんまり良くないですね。本人たちもあまり自信なさそうなコメントが多かったです。
to ぱぴさま
岡田監督はブルーウェイブと、タイガースの二軍指導者時代、育生の力を非常に高く評価されていました。ひょっとすると、アドバイスが上手なのかな?
体をコントロールするという意味では、打撃も歌唱も似ている部分はけっこうありそうですね。