村上ファンドはじりじりと阪神電鉄株を買い増して現在のシェアは44.49%。3日午前に電鉄首脳と会談した内容は不明だが、その後で行われた講演で、電鉄についても語ったそうだ。
「経営陣が非常にまじめで、きちんとした資産があり借金が少ない」「とことん株を買ってもいいか、と考えた」と、あくまでも経営に乗り出す考えはなく、発展を見越した投資であると話したという。
その一方で、5.46%所有の筆頭株主である松坂屋との間では、「従業員を全員解雇しろ」「店舗を閉鎖しろ」と言ったとする「怪報道」騒ぎもあり、不穏な空気に包まれている。
阪神経営陣は、過半数目前まで買われた現在にいたっても、村上氏に対して落ち着いた対応を貫いている。情報のリークで世論を味方につけるような手段も使わないでいるのは極めて賢明だと思う。他のターゲットにされた企業はことごとく痛いところを衝かれたのだが、今のところ阪神電鉄についてはヨタ話的な「球団株上場」以外、目立った攻撃がない。
これを嵐の前の静けさと見るべきなのか、安定した良好な関係と見るべきなのか…私にはまったくわからない。
キャンプ3日目、井川のツメが割れた以外は何事もなく。
サブグラウンドの真ん中、マウンドの中央に、まるでアリジゴクのように福原守備走塁コーチが待ちかまえていて、赤松、藤本、鳥谷らを順々にとっつかまえるのが面白かった(もちろんカリキュラム通りなのだが)。テーマは守備の基本動作を支える、下半身の強化というところか。サイドステップ、サイドキックなどの基本的なフットワーク。マウンド周辺に大きく描いた円にそって、腰を落とし、捕球動作を繰り返しながら、頭の位置が上がらないように注意しながら横走りを繰り返す。また、まるでジャグリングのように複数のボールを使って、近距離からコーチが転がしたボールを低い姿勢を維持したまま捕っては返し捕っては返し、その間ずっと足はコサックダンスのように小さいジャンプを繰り返す…見ているだけでしんどくなるような反復練習。
ここでも赤松は徹底的に仕込まれていた。まだどうしても腰高、前傾の姿勢になってしまう。ステップにもぎこちなさがあるし、グラブ裁きも硬い。ただ、内野手の基礎がないというだけで、まったく見込みがないという程でもない。むしろ急成長しそうな雰囲気が漂っていた。
林の特打は見物だった。柔らかい構え、ボールの見方、呼び込み方に出来上がった型があるので、安定感がある。加えて地面を蹴る力と、軸を回転させる力が、無駄なくバットのヘッドの走りに転換されるようなスムーズなスイング。岡田監督がすぐ後ろで見ていようと、常に力みなくヘッドがよく走る。打席での林はその風貌の頼りなさとはまったく無縁の、鋭く、力強く、攻撃的な生き物になる。
初日以来、金本が声をかけてキャッチボールとペッパーのパートナーになった。たまたま近くにいたとか、そんな理由でそうなったとは思わない。金本自身が、林という男に強い興味や期待を持ったか、または林が熱い思いや視線を金本に送り続けていたかのどちらかだろう。そしてこの交流は必ず林の成長に大きく作用するはずである。
コメント
おはようございます
昨日の夜キャンプ見てたんですが、どうも2日の映像と同じで「???」でした
3日の練習が短くて放送に困り前日(2日)の練習をくっつけて放送したと思われます
がっくり
林の打撃は真剣味があっていいですね
ベテランになると力の入れどころにめりはりがあってそれはそれでいいですが、若手は一球一球真剣に狙ってますからがんばってるねえと応援したくなります
キャンプ3日目
いまsky・Aの「猛虎キャンプレポート2006」を見ています。バッティング練習、守備練習、投手陣のピッチング練習とクルクルと場面が変わるので、見てるだけで楽しくなります。
印象的だったのが特守での藤本選手、赤松選手。赤松選手は昨年の秋季キャンプからセカンドの
林、去年も一昨年も試合でちょっと見ただけなので何とも言えませんが、打撃に関しては天才肌的な雰囲気が漂ってうような気がします。
センスが良いっていうか・・・・。
僕は彼を見て良い時の坪井を思い出しました。
林もまた、絶対に埋もれてほしくない選手、今年のブレークに期待しましょう。
そして行く行くは兄貴を食っちゃえ!
福原コーチとの練習風景を見ていて、
思わず高校時代のハンドボール部の練習を思い出しました。
低い姿勢でのフットワークと、ボールの受け渡し。
合宿時の恒例メニューで。ホントにしんどいですよ(笑)
でも、この積み重ねが、体力的・技術的な事もさることながら
精神的な強さにも繋がっていくんですよね。
林選手、金本選手から多くの事を学んで欲しいです。
私もバスケの練習を思い出してしまいました。
腰を低く落とした姿勢のままサイドステップで体育館を1周、すこしでも姿勢が高くなったらやり直しで、今はとてもできません(笑)
今のところライト争いは、ニュースを見るかぎり浜中さんが1歩リードといった感じですね。
でも、林さんもスペさんもそして桧山さんも自主トレからかなりやってきたみたいですから、これからどんどん競争が激しくなりそうで、あ?生を見に行きたい!
まだ第一クールだというのに、皆、そんなに飛ばして大丈夫?はやる気持ちは良く分かるが。
監督の選手に対するリップサービスも、キャンプの重要な役割。監督が煽って、コーチが引き締める。いい連係プレイをして欲しい。
私はひそかに、この男の復活に執心しております。頑張れ!
http://www.sanspo.com/baseball/top/tig200602/tig2006020406.html
赤松の守備、プロのレベルは、ある程度のセンスのかけらでも見せてくれないとねぇ。
このキャンプで、どれだけ内野の守備に馴染めるかが、赤松の最大の課題でしょう。
まぁ、今のチーム状態からすると、
焦る必要はなく、じっくりと身につけてくれればと思います。
林と金本を見てると、金本の野球DNAのようなものを残して生きたいという本能的なもののような気がします。
後輩のかわいがり方は、素直に表現出来ない人ですから(笑)
いじめられるぐらいになると、林が大きく成長した証になるでしょうね。
昨日の熱血タイガース党で見る限り、
濱中選手はすごい形相で練習していました。
1軍は違いますね?。
2軍は今日は寒いからってお昼で練習打ち切りですよ。
ビックリ仰天です。
そして、熱くて寒いです。
日焼けで顔が熱いのに、風がつべたくて寒いんです。
見てる方だって寒さ我慢してるんだよ?、
あんたらがしっかりしてくれなきゃ、
往復4時間近くかけてる私はなんなのさ!!
ホンマやれやれでした。
2日続けてのロングドライブは腰に来ます・・・。
こっちの目玉は前田大和選手っぽい気がしてきました。
タイガースの運営はかつてのダイエーホークスが参考になるのでは。親会社にいろいろあっても球団の戦力を高いレベルで維持できていた。フロントの力、監督の力が問われるが、ファンの協力もいる。もっと積極的な球団運営でちょうど内外のバランスがとれるのでは。
赤松のストッキングを膝まで上げているのはスライディング時などの怪我につながらないかなまた決して小柄ではないのに体が小さく見えるし、打てない走るだけの選手に見えてしまって相手になめられる。文句なくいい選手。ひとつのフォアボール、ノーヒットで一点が取れる選手が球界に何人いるだろうか。彼はそれができる。甘い球はホームランにするだけのパワーもある。前の打席で凡退しても次には結果が出せるクレバーさがある。実戦で力を発揮するタイプ。ドラフトは下位指名だたが、プロ向きの選手。2塁はきついが、ベンチに入れてもらえる方便としてやるしかない。大学出の新人が2軍で3割7分、8ホーマー、しかも盗塁王の成績をのこして翌年また2軍なんてことがあっちゃいかん。
林は膝の状態がよくなって本領を発揮しだした。終わっている町田をベンチに入れるぐらいなら若手を入れるべき。
えーと、昨日から騒いでいる「博士…」のクチコミサポーターってのは、80人に宣伝ビデを見てもらうとDVDのクレジットに「torao」って名前を入れてもらえるんですよー(笑)。
昨日より、ちょっと軽いのにリンク張り替えましたので、よろしかったらご協力プリーズ!(笑)
http://ip01.crossmarc.jp/xm42/View.aspx?v=QIVDoLMkyXE6dl93zlH.1.2nSwjfsWUWDy7Kes.S6pXcRs3RaX7Td76Iw5-vuXTK
(ひょっとしたら、WIN&IEじゃないと見られないかも…)
to ぽんさま
若手にとっては徐々に上げていくなんてヒマはありませんからね。昨日は土日を控えて、長い第1クールの中休みの半ドンでしたね。
to ひろひろさま
天才肌という表現でも良いのかも知れませんね。タイミングの取り方が良いんでしょう。常に自分の間合いで立てる。ちょっと武道の達人的な雰囲気がありますね。
to マルさんはハンドの選手だったんだー。あれもなかなかしんどいスポーツですよね。そうそう、あの合宿の練習に耐えたのだから…そういう自信が大きいんですよね。ああ懐かしいな、高校の部活の合宿…。
to イエローさま
イエローさんはバスケ経験者か、私と一緒だ。バスケのフットワークもしんどいよね。基本姿勢もあくまで低く低くだし。
岡田監督はライト濱中に収まって欲しいと思っているでしょう。でも同時に全試合とか、フルイニングという考えはないでしょうが。ただ、今年のライトの場合は、監督の判断で決めるというより、実戦の中で自然に決まっていくという形になりそうな気がします。
to いわほーさま
吉野ガンバレ!はみんなの気持ちでしょう。03の優勝時には、ジェフや安藤に負けない存在感でしたからね。世が世なら岩瀬のようになっていてもおかしくなかった。発想の転換をしているようですので、大きな変化があるといいですね。
to grayghostさま
内野守備練習は赤松の身体能力を伸ばす、生かすという意味でとても良いですね。これは起用法に関わらず、この先に繋がってくるでしょう。
DNAの保存、生物としての本能、いいですね。そういうの好きです(笑)。
to ちょびうささま
おつかれさーん!寒いから半ドンってのはせっかく観に行った人にしたら「え?っ」だわなぁ(笑)。まぁ人数も少ないし、5勤になるので故障を避けようという島野二軍監督の判断なんでしょうね。そうか、ヤマトの守備はそんなに良いんだね。インプットしておきましょう。
to redtigerさま
積極的な球団運営というイメージがわかりませんが、私はなかなかバランスのとれた運営をしていると思います。やや動きが鈍いと感じることはありますが。現状、飛び抜けた動員力があるため、結果的にビッグクラブ的になってしまう部分がありますが、今後とも自分のチームだけではなく、戦力均衡という事に気を配りながらの球団運営を行っていって欲しいと願います。
赤松のスタイル、個性の主張でしょうから良いと思います。2軍のタイトル云々については、時の二軍のレベルの違いもありますから、何ともいえないのではないでしょうか。今勝つこと、来年も勝つこと、再来年も勝つこと…ここらへんのバランスを考えるのが首脳陣の仕事。長いシーズン、町田が必要な時もあるかもしれません。そういう味のある選手起用を望みたいと思います(言わんとしていることはわかりますが、「終わってる」なんていうみもふたもない表現はよしましょうよ。どうかご一考下さい)。
村上ファンド。
持株比率50%に迫ろうかと言うのに、何やら
他とは要求の緊迫度が違うと言うか、何と言うか・・・。
そこが逆に不気味なんですが。
お互いにビジネスパートナーとして認知しあっている
のか、とも思えてしまうほど。
ただ、ファンド側も電鉄側も一筋縄では行かなさ
そうな者同士なので、全くこの先の展開が読めない
のが正直な所です。
打席に立っていない林の風貌が「頼りなさそう」に見える,というのはなるほど! と思っちゃいました。でも,「男の顔は履歴書」,今年1軍で実績を積めば雰囲気もきっと変わってくるでしょうね。
GAORAで10分しか見られないキャンプ情報ですが,放送された分では昨日の田村投手の力感あふれる投球フォーム,今日の渡辺投手のシャープさが印象的でした。
一方で村上ファンドの動向も気になります。
たとえ話とはいえ,こんなこと言っていると聞くとなおさらです。↓
http://www.daily.co.jp/newsflash/2006/02/04/203867.shtml
ダメなら、九番清原
プロ野球の、キャンプも始まり,,,
もうすぐ、トリノオリンピックも開幕します、個人的には、スキージャンプとショートトラックが楽しみですが(もちろんフィギュアも、)しかし、それ
to 西田辺さま
そうなんです。不気味なんです。
そして、「認知しあっている」とは信じられないんです。少なくとも「存亡の危機」とまで言っていた阪神側が心を開いているはずもなく。村上氏が、何をどうしたいのかが見えてこないので、さっぱりなんです。
to おかぼんさま
キャンプの様子は、ここ数年でぐんと良くなりましたね。今年は本当にみんな良く見えますよ。
村上氏がタフなネゴシエーターであることは間違いありませんからね。そろそろ、動く時期が近づいてきたのでしょうか。あの手この手の情報戦が始まるのかなぁ。
縦縞がゴールドに…なんて冗談じゃない。あ、他の色ならいいとかそういう問題でもないが。やっぱり村上氏はファンじゃないね。
最悪(あってはならんが)売却するなら、せめて野球、タイガースのことが好きで見守ってもらえる方に。…とにかく阪神電鉄の方が頑張って頂ける事を祈ってます。
林は将来何代めかの鉄人に、または背番号通りミスター・タイガースになってほしいですねえ。これも何かの縁だと思うんですけどね。
クチコミサポーター。これは是非っと思ってクリックしたら、見れなかった…(ToT)…うちMacでした…。
阪神ファンです。いつも楽しく読ませてもらってます。TBさせていただきました。私は高校野球ブログやってます。共に聖地甲子園を盛り上げていきましょう。
敢えて空気を読まない発言で失礼します。
以前にちょろっと自分のブログにも書きましたが、村上氏は阪神球団・ファンだけでなく、もっと広く「野球」文化そのものを知って欲しいと思うことしきりです。
甲子園って本当は阪神だけのものじゃないし、全国の高校球児(の親御さんや親戚・支援者の方々)の中には、顧客や見込み客も居る可能性もあるんですし……。
目先の利益に囚われて、顧客予備軍の不興を買うようでは、真の商売人とは言えない気がするんですが。
万が一球場ごと売却という憂き目に遭っても、せめて高野連と連携の取れる相手にして欲しいと思うことしきりです。
プロ選手は、ある日突然地面から生えて来るものじゃないんですから。
蛇足。
金色は「特殊色」なので、通常のカラー印刷だと、十中八九色がくすむんですよね……。洗濯での色落ちも激しそうですし。
まあ、普通は知らなくて当然の話なので、村上氏がそういう発言しても、まあ不思議ではないのですが。
(そんな事を何故私が知ってるかは秘密♥)
to ともやんさま
金さえあれば「恐喝」しても合法ということなんでしょうかね。最後の最後は、体育館のウラに呼び出して拳で会話するしかないかな。
to babakさま
高校野球ですか、季節モノですね(笑)。えーと、「会社で賭け」とかって書いちゃマズくない?(笑)。私も昔よくやりましたけど…(笑)。
to 藤村珂南さま
結局、顧客は出資者のみなんでしょうね。そしてそいつらは、血も涙もない拝金主義者と決めつけているのでしょう。どっちにしたってこんな「商売」が長く続くはずもないでしょうし、いざとなれば彼が脅えているように、体育館の裏に呼び出して…(笑)。
球団経営というのも商売ですから仕方ないのかもしれないのかもしれないですが、なるべくなら選手に余計な気をつかわせることのないようにしてほしいものです。
それはそうと、林や喜田などのように積極的に金本から学びとろうとする選手が出てきたのはうれしい限りです。打撃フォーム、体づくり、そして試合での心構えなど得られるものはたくさんあると思います。個人的には、林が成長してライトの争奪戦に参加できるようになれば文句なしなのですが。
to てぃーげるさま
林は打撃の良さをかなり高く買われているようですから、じゅうぶんポジション争いできる位置にいると思います。桧山、スペンサー、濱中、林は、僅差にひしめき合っているみたいですよ。