「強行」と呼ぶ方が強行だ

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今日、大学生と社会人を対象とした「即戦力ドラフト」。しかし最近のドラフト、なんかヘンだぞ。
気になる文字が躍る。それは「強行指名」というヤツ。どうやら、スカウトによる地道な信頼作りによって本人の希望も勝ち取った、いわゆる「相思相愛」の関係に、割って入るような行為を言うらしい。今日のドラフトでは、YB入りを希望している投手をGが「強行指名」するかどうかが注目されているとか、もしそんなことしたらGと相思相愛の投手をYBが「強行指名」するとか、T入り希望の投手が「強行指名」されてしまうのではとか…。「強行」という表現には、「無理矢理」という意味が込められているが、「戦力均衡」がその第一の目的であるはずのドラフト会議で、指名順に従って実力上位の選手を淡々と指名していくことを「強行」と呼ぶことが、どんなにイカレタことなのかを言うメディアがないことに驚く。


そんなこと言うが、選手が少年の頃から足繁く通い、その誠意と努力が実っての「指名希望」を、ヨコからひょいと出てきたものがかっさらって良いというのか?という声が聞こえてきそうだが、それを言うならドラフト会議なんてやめちまえば良い。
世界のいろいろなスポーツを見てみると、ドラフト制度で戦力均衡を図ろうとするものと、自由競争にまかせようというものがある。知識不足のため、間違ったことも言うかも知れないがちょっとその特徴をあげてみる。
サッカーの場合は、どこの国のリーグを見ても後者になるのだろう。その背景は、チーム数の多さと入れ替え制にあると思う。リーグの構成員そのものが入れ替わることで戦力均衡が図れる。競技人口の裾野が広く、それをピラミッド型に構成できているからこそできる形態だ。トップリーグの頂点に長期的な強豪チームが生まれやすいという特徴があるが、古いお城とそこに住む貴族、城の周囲に栄える城下町という風景を思わせるような、ヨーロッパ的な伝統と格式を感じさせる仕組みだ。
一方、アメリカにおけるプロ・スポーツは、ほとんどドラフトを行い、制度的に戦力均衡を図る。徹底した戦力均衡政策を実施して成功しているNFL(アメフト)においては、短期間で強いチームと弱いチームの逆転現象が起きる。「アメリカン・ドリーム」を制度的に現出させている。入れ替え制がなく、ドラフトによる戦力均衡も得られるため、日本的感覚からすれば競争原理が働かなくなり、経営体質が緩くなりそうだが、そこは資本主義のメッカだ。投資家に期待通りのメリットをもたらせない経営者は容赦なく切り捨てられるし、また投資対象として旨味がなければ売り払うだけ。ルールによって「フェアな競争」を演出する過酷なショービジネスだ。
で、日本プロ野球はどうも力の強い経営者が都合のよいところだけをつまみ食いした結果、ヨーロッパ型、アメリカ型の悪いところばかり現れるような仕組みになっているような気がする。入れ替え制がないために既得権益は守られ、ルールによる戦力均衡は徹底せず、ショービジネスという感覚もない。権力者に甘く、不正に甘く、閉鎖的。
そういう中途半端さがにじみ出てしまうのが「強行指名」という言葉だと思う。
いっそのこと選手や関係者には、一切接触してはいけないというルールにしたらどうか。スカウトが黙って見に行くのは構わないが、名刺出すのもダメ、自己紹介もあいさつもダメ。で、各球団は指名の可能性がある選手リストをコミッショナー事務局に提出し、事務局はその選手たちに、(球団は特定せず)NPB所属球団がドラフト会議で指名する可能性があることを伝え、NPBでプレーする意志があるかどうかの回答を集める。で、プレーする意志のない選手を提出元球団に伝え、指名対象外とする。ドラフト当日は、希望枠などもちろん撤廃して、完全ウェーバーで淡々と指名して行く。もちろん規則違反には厳罰、入団拒否の選手は数年間NPB入り禁止。
こんな仕組みなら、スカウトの仕事は「誠意を見せること」ではなく、その選手の力量を見抜くことだけになるだろう。
もちろんそれを実現させるためには、前提条件として乗り越えなければいけないハードルも多いのだけれど…。

コメント

  1. 森 無礼 より:

    DS紙の昨日の続きを読んで、思わずドンデンとズッコケた。
    岡田はん、あんたの舌足らずか編集者の書き損じか知らんけれど
    「あの試合は負けるつもりやった」は無いやろっ!
    殆どの虎キチが感激し永久に語り継がれる試合になんやねん!
    特にこのブログではtoraoさんの名文で、今はバイブルに近い
    「TheGame」なんやで!結構あんたのこと理解してたつもりやったけれど、もう判らんようになってもうた。
    だれか読んだ人、解説頼みます。
    こんな時、大阪には素晴らしい(?)慣用句がおます。
    「アホらし!はよ(早く)いんで(帰って)うどん喰うて、屁こいて寝よ」

  2. ばかぼん父 より:

    サッカーは、レギュラーで出なければアピールするチャンスが無いので、いつでも出られるチャンスの多いチームへ移る事が当たり前。
    だから、どのチームから始めてもあまり関係ない。
    プロ野球は、チームによって、ベンチに座っていても高い給料がもらえたり、引退後の就職先にも困らない、ってところがあるので微妙なんでしょうかね?
    確かに「強行」ってヘンですね。ほんまに、何の為のドラフト?何のためのウェーバー順?
    スカウトだって、自分が高い評価をして来た選手が、他の人間からも高い評価を受けることだって、「自分の目」の自負にもつながると思うし、
    その選手が他チームであっても活躍すれば、
    今度は自チームも、自分の推薦した選手をもっと上位で指名するようになるでしょう。
    命がけで、その選手を自球団へいれなきゃいけないもんでもないと思う。
    YBだって、それほど栂野が欲しいなら「希望枠」に入れれば良いのに、
    高宮の方が評価が上だったんでしょうが。
    選手の方も、「FA権があるのだから、最初の球団はどこでも良い。就職先はNPB」
    と思ってくれれば問題ないのだろうに。

  3. torao より:

    to 森 無礼さま
    森さんがそんなん言うから、コンビニ行ってデイリー買って読みましたよ(笑)。その部分はサイトにはのせないみたいですので。
    うーん、わからん(笑)。でも始めから最後まで通っているトーンは、「そんな細かいことはええやんか」って感じですね(笑)。一番簡単なのは三塁で、一塁は一番難しいっていう持論も面白いですね。まだまだ研究の余地がありますねぇ、うちの監督は(笑)。
    to ばかぼん父さま
    おっしゃるとおりだと思います。まずはNPBに就職するという前提を確保すること。その妨げになる障害を一つずつ取り除いていくこと。そのことの大半が既得権益の排除ということになると思います。

  4. toru より:

    お久しぶりです。毎日楽しく拝見させて頂いています。
    今回の記事、私もtoraoさまと同じようなことを感じました。平等にするためのウェーバー制で強行も何もないと思います。あのような記事を見ると、球界はともかくマスコミが野球に対して相変わらず時代遅れな感覚しか持ってない気がします。選手がもし「強奪」される形になったとしても、それは選手も覚悟の上だと思いたいですね。野球選手になれなかった者からしたら、指名を受けられるだけ素晴らしいことだと思うのですが・・・
    あと、森無礼さんに一言申し上げたいのですが、toraoさまのこの記事に対してなぜ岡田監督批判的なことを書かれるのですか?森さんの読まれた記事にしても、その試合はあまりに審判がひどいために「負けてもいいから、めちゃくちゃしたる」という意味が含まれていたのではないのでしょうか。それで勝ったのですから、選手もそして岡田監督も「あの時はようやった」で済ませたらいいのではないのですか。「TheGame」で、選手や監督に感動されたなら、その程度の記事一つで、岡田監督の一年を批判すべきではないと思います。
    toraoさま、場違いで感情的なコメントをして申し訳ございません。失礼しました。

  5. いわほー より:

    DS紙の岡田監督の対談、面白い。岡田監督らしいっちゃ、らしいコメントぶりだ。私もtoraoさんと同じとこ、三塁より一塁のほうが難しいんや、のほうに反応してしまいました。このつづきは見のがせん。9.7の試合にしても、なかば投げやりになっていたのは事実だし。だから結果的によい目がでたんでしょう。携帯より。(汗)

  6. >1塁手が難しい
    野手のリズムを作る仕事もあるからですかね?
    「焦って投げるな」と言うゼスチャーでフジモンみたいなセカセカ球を放る子を落ち着かせたり、あと、1塁手の余裕のリアクションで「セーフ」が「アウト」になったり。
    内野のフォーメーションの要になったり。
    近代野球では結構頭使うポジションだと思います。
    マリーンズの福浦なんかその辺うまかったですね。
    清原もうまかったんですけどねえ・・・西武時代は・・・
    >「あの試合は負けるつもりやった」
    あはは!
    しょうがないなあ・・あのおっちゃんは・・
    「負けるつもりでやった」じゃないんですか?
    インタビューとか聞いてても何言ってるんだかわからないですから、あれでよく記事が書けるなと思いますよ。
    ほとんど想像で書いてるんじゃないですかね?
    私は慣れましたけど。
    ええ、心で聞けるようになりましたよ(嘘)。

  7. イエロー より:

    toraoさんに言われるまで、横やりを入れる巨人が悪いと思っていましたが、確かにドラフトの主旨に反してるし、そんなにその選手がほしいなら希望枠使えばいいんですよね。改革元年といいながら、表面しか変わっていないし、ポスティングの問題とかも根っこは繋がってて、皆さんがおっしゃる案のように根底から変えなきゃだめなのに、変わりそうにないのが悲しいですね。岡田監督の話題に便乗して、「そらそうよ」が商標登録されたそうです! 「そらそうよ」Tシャツ・・・なんだかなぁ(笑)

  8. ヤマカズファン より:

    to 森 無礼さま
    あの日、岡田監督が初めてマウンドに行った時点では負けるつもりだったみたいですね。
    マウンドで何を言ったかについては、ここの「ラクガキ帳」にありましたよ。
    (優勝直後ぐらい)
    ふと、「ラクガキ帳」を眺めてみると、とても興味深いシリーズが、、、(笑)
    ichikenさん、ありがとうございました。

  9. 森 無礼 より:

    お叱りを受けてしもた!なるだけは批判記事を書かずにいたいと思いながらやって来たんやけど、少しオーバーに表現してしもた。
    「あの時、ほんまは負けるつもりやったんや」は取りようによっては故意の敗退行為に通じる誤解が生まれないか?「一時は負けも十分に覚悟した」なら噛みつきはしなかった。一軍の将なら公式な場での発言にあいまいな表現を避けて欲しいと私の安全装置が過敏に反応してしまったのです。
    たしかに、皆様に出会い心情を伝えることが出来る喜びに有頂天になっていて、思わず書いてしまった一文は或る意味では公式の場の発言です。
    目くそ、鼻くそを笑うのコメントで周辺に不愉快な思いをさせたと反省をいたします。皆様お許し下さい。

  10. torao より:

    Gが「強行指名」したのに、YBは報復の「強行指名返し」をしませんでした。YBは早稲田とは仲良くしたいからだそうです。意味がわかりませんよ、本当に…。
    to toruさま
    そうそう、マスコミがおかしいんです。今のままで良いと思ってるんでしょうかねぇ…嘆かわしい。おそらくNPBとは仲良くしたいんでしょう、きっと。
    ん?森さんの書き込みそんなに気になりました?私はそうでもなかったんですけど。ちなみにこちらのコメント欄は、基本的に思ったことをぶつけていただいてOKですが、怒りや不快を表明する時こそ、ユーモアのセンスをフル回転させていただくようお願いしたいと思います。しょーもない、誹謗中傷などは何も断らずに消しますけどね。
    そんな感じの批判記事は大歓迎です。だって「100%岡田監督マンセー」ってのもどうかと思いますもん。1年前のことを考えたら…ね(笑)。楽しく議論しましょう!
    私の記事やコメントへの批判も、そんな感じなら喜んで頂戴します。それこそ貴重なご意見ですからね。
    to いわほーさま
    よく携帯からそんなにたくさん打てるなぁ(笑)。
    いや、私もらしいと思いましたよ。だいたい言葉の使い方が変わってる(笑)し、基本的に言わなくて良い場面で言わなくて良いことを言っちゃう人です(笑)。そう、そのキャラがすべて良い方に転がったのが今年だったんだと思います。
    to りさ・ふぇるなんですさま
    ファーストが一番難しいとまで言っちゃウソですよねー(笑)。二遊間より難しいだなんて信じませんよ。三塁より一塁の方が難しいんだよって言われれば、へー、そんなもんなのか…で終わるのにさ(笑)。岡田さんも落合さんもあちこち守って最後に一塁を守った人。だから、信憑性は高いのだけれど、どっちも「一塁は難しいんだよ」で終わっちゃう。もっと突っ込んで教えて欲しいなぁ。マスコミもがんがれ!(笑)。
    to イエローさま
    自由競争っぽくやりたいのなら、思うように補強できないで弱くなるチームに代わり、「実力で」強くできるチームと入れ替えになるような仕組みにしないと、結局リーグ全体が魅力のないものになってしまいます。そうではなく、戦力を均衡させたいのなら、待遇面の格差を改善する政策を取り入れつつ、制度としてルールを厳格化しないといけません。どっちかなのに、ドラフトやりながら自由競争やってる…。まったくもう。
    球団として「そらそうよ」グッズ出すの?ホンマ?(笑)。私なら「岡田」って大きく書いた下に「今、呼び捨てしたろ?」って小さく書いたTシャツが欲しいな(笑)。
    to ヤマカズファンさま
    あれ、ラクガキ帳って過去ログ振り返るの大変でしょ?(笑)。止めた方がいいですよ(笑)。あと、例のシリーズも…。何お礼言ってるんですか!(笑)。
    to 森 無礼さま
    慣れとは恐ろしいもので、アレを読んでも森さんのように、「何をを??」ってならなかったです(笑)。また、へんなこと言ってるわって(笑)。
    そんなにお気にならさないように。これからもガンガン言ってくださいね!

  11. N-Hawk より:

    朝お題を読んで、今日一日いろいろ考えてみましたが、
    ばかぼん父さまの
    >「FA権があるのだから、最初の球団はどこでも良い。就職先はNPB」
    これに尽きると思いました。
    ドラフト制度の改革は、やっぱり入団後の移籍の敷居の高さを何とかするのとセットで考えて欲しいです。
    例えば5年後に移籍の自由があれば、とりあえず好きじゃない球団でも入団してみてプロの環境で体を鍛えて、自分がプロで通用すると分かってから、好きな球団に入ろうと思う選手も出てくるのでは?と思います。
    越えなきゃならないハードルはいっぱいですが、いつまでも逃げてばかりもいられません。
    でも制度を変えようとすればするほど、ヘンな方向に進んでしまうのがNPBクオリティーというかなんというか(笑)

  12. toru より:

    先ほどのコメント、私も かなり感情的になっていました。森さまは何も悪くありません。自分の意見を述べられただけで、それを受け止める私の心が小さかっただけでした。
    ただ最近あまりに岡田監督を非難する記事をよく見かけ、その中に阪神ファンの方も多くいて、何ともいえない気持ちになっていました。だから、少々批判的なコメントに過敏になっていました。私は別に岡田監督が何もかも正しい監督だとは思いませんが、過去の出来事を持ち出して今どうこう言うよりも、もう少し監督が評価されてもいいのに、と思ったのです。仮にもリーグ優勝したチームの監督ですから。
    しかし、本来楽しくやり取りする場で私の先のコメントは場違いにも程がありました。
    自分の意見を押し付けていたに過ぎません。
    森さまもまたすばらしいコメンテーターです。
    toraoさま、森さま、本当に申し訳ございませんでした。

  13. 阪神は3投手(岩田・金村・渡辺)を指名 岡田監督満足

    ?・虎3投手指名、岡田監督満足

    ?阪神は3投手を指名した。希望枠の関大・岩田稔に続き、3巡目で大商大・金村大祐、4巡目で日本生命・渡辺亮を獲得。岡田監督は「みんな即戦力で思っていた通りにドラフトできた」と満足そうに話した。岩田と金村については先発とし「

  14. おかぼん より:

    >いっそのこと選手や関係者には、一切接触してはいけないというルールにしたらどうか。
    刺激的な意見! でも実際,これくらい徹底しないと,なかなか変えられないかもしれない。
    問題は,ルールを決めてもチェックが緩く,すぐ有名無実化,形骸化してしまうことでしょう。やるとすれば,NPBの機構とは独立したセクションなり機関がチェックするようにしないとだめだと思う。
    結局ドラフトという「入口」の部分をどうするかについて手続き的・技術的な議論だけでは当然成り立たないわけで,FAや移籍条項などまで含めての改革が必要だということですよね。
    >スカウトの仕事は「誠意を見せること」ではなく,その選手の力量を見抜くことだけになるだろう。
    スカウトの見る「力量」の中には,潜在している身体能力や技術はもちろん,その選手の性格や考え方なんか(人間力って力量?)も含まれると思うので,全く接触なしではその判断は難しいだろうな。
    いやいや,toraoさんの発言の真意はそういう細かいところにないことは分かるんですが,つい…。
    ちなみに,昨年,今年と地元有望選手を中心に獲得していこうとしている姿勢はとてもいいと思います。それにしても,関西は野球小僧の宝庫ですね!

  15. torao より:

    to N-Hawkさま
    そうですね。加えて、なぜ「プロ野球に就職する」と思えないかだと思います。それは各球団の格差であり、昔からお世話になっているという義理であったり、周囲もお世話になっているという作戦であったり…。
    to toruさま
    toruさんもあんまり気にしないで下さいね。お気持ちもとっても良くわかりました。私もそうですが、特に中年以上の虎ファンは、どこかひねくれながら、どんなに強くなろうとも、どこかで信じられずに、ナナメから見たり、おちょくって見たりする人が多いように思います。安全装置という名の習性ですね(笑)。
    to おかぼんさま
    あ、そうか。性格などを知るためには、お話をしないわけにはいきませんね(笑)。接触うんぬんは、良しとしましょうか。要は、プロ入り希望者は12球団OKの条件を飲むこと。球団側は、12球団OKは当たり前だと思われるような姿に近づくこと。そういうことですね。
    口の悪い人は関西(特に大阪)にしか野球少年はいない、などと言っていいるようですね。全国への越境留学の多くは大阪のシニアリーグからだそうです。

  16. のののー より:

    プロ志望を出した選手の中から指名する、という制度がなかった時代には、「強行指名」にふさわしいものは結構ありました。阪神のドラフト史を見ても、指名した選手の半分以上が入団しなかった年なんてザラにありますからね。
    「強行指名」という死語が復活したのは、急に自由枠が一人減った今年だけだと思います。横浜が3人しか指名しなかったのは、彼が巨人を蹴って来年入るという確信があるから?

  17. よそゆき より:

    こんばんは。
    > Gが「強行指名」したのに、YBは報復の「強行指名返し」をしませんでした。YBは早稲田とは仲良くしたいからだそうです。
    プロ側だけじゃなくて、アマチュア側も含めて体質改善しないといけなそうですねー。むしろ、既得権益を守りたいヒトタチは、アマ側に多いのかも…。ものすごく日本的な談合・癒着の匂いがプンプンしますもんね。
    ただ、プロ側は既得権益を守りたいヒトタチばっかりに見えるので、批判しやすいんですが、アマ側はそういうヒトタチっていうのはほんの一部で、残りの多くは純粋に自分が育てた選手を信頼できるチームに入れたい指導者、大好きなチームに入りたい選手だと思うので、アマ側のことをあまり悪く言えない、っていう空気があるんですかね…?

  18. 移民の歌 より:

    こんばんは
    確かにウェーバーである以上、誰を指名しようがいい訳です。
    後味が悪いのは、栂野にせよ越智にせよ、本人はおろか周囲の関係者まで口を揃えて
    『○○以外なら入団しない!』と公言していると報じられたこと。
    アマの指導者として非常に問題のある態度だと思います。
    『とにかくプロに行きたい、どこでもいい』そんな思いでいながら実際に指名を
    受けられない選手は何人もいるというのに。

  19. 森 無礼 より:

    馬鹿な私の分を除いてこのお題は盛り上がっていますねぇ!
    今のドラフト制度、FA制度の不合理を納得出来ぬ人がいかに多いかを物語っているのでしょう。諸兄がいろいろのアイデアをひねり出すがごとく球界の専門部会でも百家争鳴なのでしょうがこれぞ名案なんて無いのでは!既得権益の壁をうち破るのは百年河清を待つしかないのかな?表のまつりごとの世界でも同様のようで収奪の案の成立に比べて浄化の案の歩みがいかに遅いかイライラします。
    こんなことなら独裁者の鶴の一声でなんでも決めてくれとおかしな方向に進みそうですし、民主主義の難しさを痛感する今日この頃でした。
    ちょつと小難しく書いてみたものの、やはり背伸びも難しいなぁ!

  20. torao より:

    to のののーさま
    「強行指名」という言葉が使われようが、使われまいが、ダメなものはダメなんですけどね(笑)。アマ関係者と球団のコネで「無風決着」しちゃうのも問題ありですし、それをかっさらって「強行」と言われるのも問題ありだと思います。
    to よそゆきさま
    プロ野球のルールでアマを規制することはできませんから、やはりプロが襟を正して自分たちの業界を正しく発展させていくという志を持たないといけませんね。どんな現状があるのか知りませんが、例えば噂されていたように多額の厳禁が選手周辺に転がり込むとして、もちろんそれをもらった人にはメリットがあるわけですが、本来球団側にはデメリットもあるはず。例えば赤字が大きくなるとか、不正を糾弾されるリスクとか。それをも越えるメリットの存在がなんなのかをひとつひとう積み上げて、それこそみんなで談合して、バカなことはやめましょうとならなきゃいけないと思います。
    to 移民の歌さま
    正論!でもその背景になるほどと思わせることがあるのが問題なのに、それを問題としないメディアにいらつきます。例えば、Gに入れば他球団よりTVの露出が多くなるので、将来解説者など他の職業に就く時に有利だとか、例えばCに比べれば年俸も高めだとか…。
    もっともNPBとは新聞社でありTV局であるので、そんなことしやしないのは明白なのですが。だからネットで騒ぎましょう(笑)。
    to 森 無礼さま
    さて、そこであえて暴論を吐くわけなのですが、既得権を持つ者が、既得権を放出することができずに、大好きなプロ野球が衰退していくのを黙って見てなきゃならぬのなら、別な毒は持っていようとも、既得権益を放出させるプロフェッショナルに場を荒らしてもらいたいと思ったりしてしまうわけです。ただ金を渡してお引き取り願うくらいなら、ちょっと多めに渡して、プロ野球の遺産をのうのうと食いつぶそうとしている人々を懲らしめてくれまいかと…。できれば正義の味方なら良いのだけど、どうしても毒をもって毒を制すになってしまうのがイヤなんですけど。あと、その後、居座られて既得権益を主張されると叶わないんですけどね(笑)。

  21. ドラフト会議の結果に思うこと。

    4日間更新しないだけで、すっかりご無沙汰といった感じがする。コメントやトラバをいただいたみなさん、なんのリアクションもできず「すいませんでした」。新聞さえ読む時間がなかっ