根来コミッショナーが発言。以下スポニチから引用
「1年以内での野球協約改正へ意欲を示し『現在は司法の立場のコミッショナーが行政をやらなければいけない』と強調。実効性を持たせるためコミッショナー事務局とセ、パ両連盟の3局統合と将来的な組織の株式会社化の必要性を訴えた」
これは良いことを言ったと思う。さらに「したがって司法出身の私には荷が重いので、早急に力のある後任に委ね、自分は後方支援に回り一緒に実現していきたい」と続けてくれれば言うことなしだったのに!
もうあとふた月とちょっとで始まるWBCだが、なんともスッキリしない。米政府がキューバチームの入国を拒否するとかなんとか。政治的かけひきとも言われている。はあ。
Aロッドはアメリカ?ドミニカ?と話題になっていたが、結論は「出ない」だって。はあ。
これはヤンキースからの<ウチがオマエにいくら払とる思とんねん。ケガでもしくさったらいわすぞ、ワレこのガキゃ>という圧力に屈したという説もあり、松井秀喜の動きにも影響を与えそうだ。はあ。
V旅行が終わって無事帰国。後はキャンプインまで各自休んだり鍛えたり。
一人だけ新人のまとめが遅くなってしまった。
若竹竜士投手(育英)。178cm 80kg 右投げ右打ち。
・大阪豊中市生まれ。小一で軟式を始め、中学から「大淀ボーイズ」で硬式
・3年春甲子園。0?0で延長に入る投げ合いも、サヨナラで1回戦敗退
・Max 148km/hの速球が武器。押し込むスタイル
・そっくりかえってから、首を振りながら投げる豪快なフォーム
・それでいてなぜか制球も良いらしい
・スカウトから「気持ちの強さがプロ向き」という声
「若虎」「竹虎」「竜虎」「虎士」。「虎」の縁語が並ぶ良い名前じゃない!(中国語には「虎士」は「勇猛な将」という意があるとか)。いろんな記事を読んでいると、どうやら名前のように武士っぽいところがあるようだ。
2年夏の兵庫県大会4回戦、救援登板でサヨナラHRを喫する。カーブを打たれたことを悔やみ、以来「悔やまない投球」を心がけて成長、3年春のセンバツ出場を掴む。
その甲子園では、一回戦で東邦・木下(Fが3巡目で指名)と延長10回まで0?0の投げ合い。直球でピンチを切り抜け、直球をサヨナラ三塁打される。それでも「自分としては悔いはありません」。
3年夏は県大会5回戦で神戸国際大付に敗退。被安打4失点3の好投だった。「速球で先制され、速球を生かすための変化球も狙われた。すべて出し切ったのだから、完敗です」
なんとも潔いコメントが目立つ。自分の力を出し切って、出た結果を悔やまない。こういう素直な性質なら、若い竹のようにぐんぐんと伸びるかも知れない。
SPORTS COMMUNICATIONSというサイトで上田哲之氏が、若竹に野茂の面影を見たと書いている。新しい虎のサムライ、これまた楽しみだ。
コメント
根来泰周コミッショナーの発言はごもっともなことばかり。しかし、いつも、「誰がどうやってそれを進めていくのか?」と言う点が欠落している。私が率先して、という気概も見当たらないし。やはりこの人がコミッショナーでいるというのは、「百害なくとも一利もなし」だ。
「キューバ危機?」
スポーツが政治に振り回される歴史は、二十世紀とともにピリオドを打つ、だなんて夢のまた夢。いや、むしろスポーツ自体が政治化している。こうなりゃ、偏狭なローカルスポーツのままでいてもらうに限るか?
根来コミッショナーの発言は妥当なものと思います。今までの
対応には不満も無いではないが、前進的な発言なら素直に認めて
先行きを見つめていようではありませんか。どうせあんたのする
ことなんかと切り捨てては何も進まないと思います。
それよりもWBCキューバ代表の入国拒否の方が大問題でしょう
戦後、アメリカ文化の侵攻に降参したままアメリカ大好き人間の
私だってこれは違うだろうと思うもの!
若竹君の上田さんの記事、春先のものだから特に感激した。
プロでの大成を保障するものではないが、素質が有ることは
保障されたようだ。上田さんの観察眼と我がコーチ陣の指導が
間違わないことを祈る!
ヤンキースのトーリ監督は投手と捕手には派遣拒否だが、内外野の野手は容認という立場のようです。(MAJOR.JP 12/15)
もちろん裏でゴニョゴニョが無いとは言えませんが、ゴニョゴニョいうメリットの方があまり見えない。
Aロッドは、ドミニカとアメリカの両方の国籍があるのであちらを立てればこちらが立たず。
松井は最初から出たくなかったけど、「良い人」なので、「嫌」と言えずにズルズルとここまで引っ張ったんじゃないかな?逆に、仰木さんの生き様に触発されれば、翻意もあるかって思ってます。
米政府のキューバ入国拒否…そういえば,94年ワールドカップ・アメリカ大会のとき,アジア最終予選で政治的緊張関係にあったイラクと北朝鮮がもし予選突破したら,米政府がビザ発給を拒否するのではないか?と話題になったことがありました。両国が勝たないように,CIAが予選の審判に工作している,なんてまことしやかな噂が出てました。結果的には友好国のサウジと韓国が本大会進出を決めたので問題にはならなかったんですが,そんな昔のことを思い出してしまった。今回はベースボールですね。報道にもあるように建前的な発言とも見えますが,これは,予選の顔ぶれからして,キューバの進出は間違いないと米政府がお墨付きを与えたとも解釈できるのかな?
若竹君,育英の先輩の藤本選手と今の虎では「士」は二人だけ,ぜひ甲子園のサムライになってくれ。
WBCのキューバに対するアメリカ政府の対応は、
モスクワ五輪やロス五輪で嫌な思いをさせられたのが思い出されます。
アメリカは自由の国だとか言っておきながら、
スポーツの祭典にまで政治を持ち込むのは、依然変わらない。
キューバが野球の強豪国であることは間違いないのに、
キューバが参加できない大会で、野球世界一など決めれないですよ。
五輪には、メジャーは参加しないし、
アメリカの傲慢さが気になります。
何のために野球を普及したいか、今一度考えてほしいです。
『スポーツ』と『政治』って、好むと好まざる
に拘わらず、その規模に比例して関係が深くなってしまう。
オリンピック然り、WC然り。
でもなぁ、今回のキューバは参加して欲しいなぁ。
アメリカ君の家に呼ばれて、そこの親父に「お前は
来なくていい」と、門前払い喰らった感じかな。
アメリカ君、何とか親父さんを説得してあげて。
若竹投手。
何だか台詞を聞くと、気持ちの切り替えが早い
印象。
明日無き高校野球と違い、いい傾向かも。
鶴・若竹と、何とも縁起の良さそうな両投手。
チームにとっても縁起の良い二人でありますように。
最初に若竹の名前を聞いたときに、寄席の『若竹』を想起して「縁起でもないなぁ」と
思ったりしましたが…(苦笑)。
性格がプロ向きというのは貴重です。しかもコメントも野茂に似ている(笑)。
プロ野球はスピードガンコンテストではない。1巡目の連中の寸評に『MAX 150+αkm/h』の
コメントを見る度に懐疑的になります。結局それでも打たれてるんだし。
若竹の場合、新聞によっては『MAX 140km/hそこそこ』と書かれていて、決してスピードガン
で目立つ数値を出す投手ではないようです。それでいて速球派のイメージを抱かせるのですから
逆に楽しみです。
和田コーチも『虎の意地』で「クルーンの161km/hより球児の153km/hの方がはるかに速く感じる」と
書いている。早く見てみたい投手です。
横浜・種田のきのうの更改後の会見で「上宮高3年のとき、元木と2人、電車で練習場に向かっていたら
藤井寺に電車通勤している仰木監督と出くわし『近鉄に来いよ』と声をかけてもらった」と言って
ました。そういえば今年、仰木監督は元木戦力外の報を受けて「ウチに来てくれないかな?」と
コメントしてましたよね。
本当にこの人は懐が広くて、底の知れない人だった…。
WBCってどこが主催するの?当然放映権などの収益が発生するはず。日テレなどは10億円以上の内外に渡る放映権を支払うらしい。過日、中日の井出さんからリーク云々の話が出たが、彼はコミッショナー、リーグ事務局の実働部隊が読売の人間に占拠されている現実を踏まえて皮肉を言っているのであろう。
しかし、まあ、いろいろとやってくれます。今頃になってこんなことするより先に、オリンピック種目取り消しが迫っているときにきちんとロビー活動ができなかった。勘ぐれば、ベースボールをアメリカ主導で持っていくための高度な政治的判断がなされているとしか言いようがない。プロスポーツはアメリカ政治にとって人民統合の重要な一環。ぼーとしていると日本もその渦に巻き込まれてしまう。
後藤正治さんの「牙」を読んでいます。なぜ今まで読んでなかったのか不思議です(笑)。面白い!
to いわほーさま
>しかし、いつも、「誰がどうやってそれを進めていくのか?」と言う点が欠落している。
そうなんですよね。私は決して「改革はスピード」という主義でもないのですが、一歩を踏み出すのが遅すぎるのは困ります。その後、時間をかけて議論していくのは良いのですけど、早くグランドデザインを構築してほしいと思います。
to 森 無礼さま
アメリカが「自分だけ良けりゃ良い国」であることはわかりきったことではありますが、あんまり無粋なことばかりしてると嫌われちゃうよ!と言いたいです。
to ばかぼん父さま
NYYは、監督よりオーナーが嫌がっているんだとか。渡辺氏よりタチの悪いワンマンのようですから、禄を食む身として気を使ってるんだと思ってましたが。
to おかぼんさま
米球界とし企画しておいて米政府でストップというのもおかしな話なので、ちょっとしたイジメだという見方が強いようですね。何に、どう効くのか、私には良くわかりません。
いろんな記事をあさって、見てもいない選手について、わざと「先入観」をつくって見ました。実際とのギャップを楽しもうと思います(笑)。
to 西田辺さま
キューバ対メジャーって、何らかの形で実現したことあったんでしょうか?ゴジラ対キングコングみたいなもんですから、ぜひ見てみたいものです(笑)。
to 移民の歌さま
「若竹」って円楽一門のやつでしたっけ?そういや、「笑点」ていまだに視聴率20%とか取ってるんですよね、びっくりしちゃう。予想に反して、やっぱりGが強くなったら、高齢視聴者の力で視聴率上がっちゃったりして(笑)。ま、そんなわけで視聴率は無視しよう!(笑)。
若竹は、勝負所以外「手を抜く」投球をしていたようですね。常に直球は130km/h台でコントロール重視で投げていたみたい。で、ここというところでは145km/h前後を繰り出すと。なかなか面白そうな投手です。
to redtigerさま
主催はMLB機構とMLB選手会が共同出資したWorld Baseball Classic, Inc. という会社みたいですね。で、そこが「適正な利益配分」をするということのようです。
アメリカ球界には中南米、アジアの選手頼みであるという弱みがあるので、そこを攻め込まれないよう、実は必死なんだと思います。
繰り返し書いているのですが、MLB抜きでは野球の国際化はあり得ないという盲信を捨てて、アジアと中南米で勝手に「世界」を作ってしまえば良い、そうすればアメリカ商業主義が尻尾振って近づいてくる…私はそう思うんですけどねぇ。