体幹とは?

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安藤、久保田、橋本がアリゾナ自主トレに出発した。なんでもそのあたりはスポーツトレーニング施設がたくさんあって、設備、ノウハウとも最先端なのだとか。なかなか志が高い取り組みをしている。


バランス系、体幹系に重点を置くつもりです。トレーニング法とかいろいろ学習したい。楽しみ」と昨年も行った安藤。この中にある「体幹」という言葉が、昨今のちょっとしたキーワードだ。わかったようなわからないような言葉なので、ちょっと調べてみた。
けっこう曖昧な言葉のようだ。辞書では「人間の胴。人体の主要部分。」とそっけない。
続いて「体幹とは」で検索すると、意外なところに明確な定義があった。京都府のHP「障害程度等級表解説」に、「体幹とは、頚部、胸部、腹部及び腰部を含み、その機能にはそれら各部の運動以外に体位の保持も重要である。」おお、明確だ。しかし今度は範囲が広すぎて、「体幹を鍛える」などという言葉が何を指すのかがよくわからなくなってしまった(笑)。
次に「体幹って」で検索したら、かの有名な立花龍司氏の掲示板が出てきて、立花氏自身が「解剖学上は胴体となりますが、今は体幹いえば腹筋背筋のことを指すことが多いようです」と非常に明確な回答。しかし、体幹=腹筋背筋じゃ、なんだか面白くないなぁ(笑)。これが書かれたのが約3年前。どうやらその後この言葉はちょっと違うニュアンスを持っていったらしい。
タイガース選手によるアリゾナ自主トレの元祖は藪だったように記憶する。昨年は安藤と吉野。とにかくアリゾナといえば「体幹」という言葉が出てくる(笑)。そして行くのは投手ばかり。そこで「体幹 投手」で検索してみたら、「報知高校野球」に掲載されたらしい「体幹ベースボール」という記事が出てきた。長い文章だが乱暴に要約すると「手足の動きより、体のバランスに注意せよ。そうすれば故障は防げる」というところか。なるほど、確かに「体幹」という言葉と「バランス」という言葉はだいたいセットだ。
そこで「体幹 バランス トレーニング」で検索したら、そうそう!出てきた出てきた、バランスボール、バランスディスクなど、最近の流行器具たち。テレビショッピングでは、運動選手たちもこういう器具を活用していると言っていた。「体幹」という言葉の流行は、これらのグッズと無縁ではない。
ここらへんの運動のサンプルを見ていると、腹筋背筋に加え、腰から太ももにかけての筋力や関節の柔軟性、そして大きな筋肉を活用して重心を保つ感覚が重要視されているのがよくわかる。
で、結局、安藤らはアリゾナで何をしてくるのかは、さっぱりわからないままだが(笑)、どうやら首から太ももにかけての胴体部の筋力を鍛え、バランス(姿勢を保持する)感覚を磨いて、怪我のない、理に適った投球ができるようになりたいのだろう、きっと。
そんなことは初めからわかってたって?はっはっは…申し訳ない。
(1/13追記 「体幹」検索で来た方へ コメント欄に素晴らしい回答がありますので、ぜひ読んでいって下さいね)

コメント

  1. BSミツルH より:

    スポーツマンにはリズム感も必要ですね。そういった類の要素も体幹の一部分でしょうか? これは広すぎますね^^。どちらかというとこれは体感ですか(笑)。フルスイングして背筋を痛めたりするのが一時、流行り(?)ましたが、そういった部分・部分の強化が全体のトータルバランスに対してマイナスの場合もあるという反省から始まったものでしょうか。投手の場合にはインナーマッスルを鍛えるという視点も体幹トレーニングというカテゴリーに含まれているのかも知れません。少なくとも古畑任三郎に出演していたイチローは身体的には「体幹の人(?)」のようでした^^。ムキムキマンじゃないという意味で…。

  2. 西田辺 より:

    「体幹・トレーニング・バランス」で思い出すのが
    個人名を挙げて申し訳ないが、オリックスの清原選手。
    巨人入団時より、名うてのトレーナーに付いて
    筋力アップを目指したが、結局いかつく、故障
    がちな体を手に入れた。
    確かに各パーツは鍛えられたが、全体としての
    バランスに欠け、土台となる下半身が悲鳴を上げた。
    競技者としてパフォーマンスを上げる為に鍛える事は
    間違いでは無いが、彼の場合方法論を誤ったと
    しか言いようが無い。
    某金融業者のTVCMではないが、トレーニング設備の
    利用も、鍛え方も計画的に(笑)

  3. ちえ虎 より:

    こんにちは。新入団の若虎たちのトレーニングにヨガを取り入れるそうですね。
    とにかく、みんなケガをしにくい体を作ってほしいです。シーズン通して練習の成果を出せる身体を作ってほしいですね。
     
    昨日の「博士の愛した数式」ですが、やはり原作を読みたくなって文庫本を買いました。
    昨夜、走り読みで最後まで目を通したのですが原作もよかったです。
    特に映画のラストシーンが過去の思い出なのか、幻想なのかわからなかったのですが、納得しました。
    一昨日のお題にもどりますが、完全数の背番号28を背負う福原にもこの映画を見て欲しいと思いました。
    素晴らしい背番号なんですから、やっぱりもっと活躍して欲しいです。

  4. tacoco より:

    体幹トレーニングとは、コア(核)トレーニングのことですね。ランニングにも不可欠な要素だと言われ、私も毎日やっています。各部品のマッスルを鍛えるだけではなく、正しい姿勢の維持やバランスに必要な体の核を鍛え上げるエクササイズです。腹式呼吸が基本なのでどのポーズもフ?フ?、ハ???ッで決めます。お産の時の要領でね。(と、言った所でごく一部の人にしか解らんがな。)
    辛くもなく、かといって面白くもなくやたら時間のかかる退屈なトレーニングです。逆に忍耐力や集中力が養われるかもしれませんね。先日、渦中の人だった福原クンなんか、こういうの取り入れてウギャ?って言うのを抑えて(だから、ほんとには言ってないって!)今季こそ大活躍して欲しいな?。

  5. torao より:

    to BSミツルHさま
    インナーマッスルというような言い方も体幹と同義なのでしょうか。人体は難しいですね(笑)。そうですよね、外から筋肉が見えないのに、あれだけの身体能力があるんですから、イチローは骨のまわりにぐわっとついてるってことでしょう(笑)。
    to 西田辺さま
    清原、絞っていますねー。金本を手本にがんばっています。再生すると良いですね。あのまま格闘家になるっていう道もあったとは思うのですが(笑)。
    「どうする?マッスル」ね(笑)。
    to ちえ虎さま
    ヨガなんてのも体幹トレーニングの代表格なのかもしれませんね。
    走り読みですか?(笑)映画と本、どっちが先か難しいですよね。どっちもこれからなら、やっぱり映画→本の順かな。
    to tacocoさま
    体幹娘キター!(笑)。ああ、なんかよくわかりましたよ。お産ですね(笑)。
    そうそう、福原もうぎゃああとか言ってるヒマがあれば体幹を鍛えないとね(だから言ってないってw)。

  6. いわほー より:

    「体幹」。
    日本列島で言うと、本州ってとこですか(笑)。^^;
    体幹を鍛えるんだったら、アリゾナでなくても、鳴尾浜でもできるんじゃない?ということは言わないでおきましょう。護摩行同様、行くことこそに意味があるんでしょう。
    選手それぞれ、独自の信念でトレーニングするというのは、良いと思います。
    また、トレーニングしないで休養に当てるというのも信念だし。

  7. はみ より:

    たいかん…って打ったら変換しないぞIME。
    失礼いたしました。体幹、ですね。なんとなーくわかったつもりでいたのですが、実は判っていなかったことがわかりました。おお、無知の知だ。
    どういうふうにわかっていたつもりだったかというと、えーと、平衡感覚と体のバランス、じっとしてるときのバランスと動いている際のバランスを保持するインナーマッスルが筋トレでそらそうよ、みたいな感じでした。判ってないじゃん(笑。
    ま、きっとこの時期のネタ提供からの脱出ってやつなんでしょうね。アリゾナ行くのは。
    そういえば、タイガースがキャンプはったことなかったでしたっけ、アリゾナ。違ったかな。

  8. torao より:

    「大寒」はもうすぐ。これは「だいかん」て読むのね。
    to いわほーさま
    死ぬまでに一度やってみたいことはいろいろありますが、アリゾナ自主トレもやってみたいな。いったいぜんたい何やってるんだろう(笑)。メシとかどうしてるんでしょう。夜遊びは?(笑)わざわざ大枚はたいて出かけていって、そんな無自覚なことはしないか(笑)。
    to はみさま
    >どういうふうにわかっていたつもりだったかというと…
    「そらそうよ」が入った瞬間に、情報の価値が半減するような気がするけど、気のせい?(笑)
    タイガースのアリゾナキャンプは、1980年(岡田彰布ルーキー年)だそうですよ。どこだったですかね、テンピだったかな。
    http://www.daily.co.jp/baseball/2005/02/26/162907.shtml
    アリゾナは、テンピ、ユマ、ツーソン、フェニックス、メサなどキャンプできるところがいっぱいありますね。たぶん1980年代はバブル景気もあって、アリゾナでキャンプやるチームが多かったような記憶があります。

  9. よそゆき より:

    > インナーマッスルというような言い方も体幹と同義なのでしょうか。
    「インナーマッスル」=「体幹」と同義としてしまうと、またちょっと問題があるような気もしますが、結局、インナーマッスルとアウターマッスルのバランスを取るのが「体幹を鍛える」ということなんでしょうかね?。
    ただ、アウターマッスルは従来のウェイトトレーニングで鍛えられるのに対して、インナーマッスルは軽負荷トレーニングなど、意識して鍛える必要があるため、「体幹を鍛える」≒「インナーマッスルを鍛える」という近似が成り立っているんだと思います。
    まぁ、なんやかんや言って、「体幹を鍛える」=「人体の主要部分を鍛える」という辞書的な説明が、シロウトのボクには一番分かりやすいですが(笑)
    今日のお題と離れますが、WBCの井口選手の代わりに宮本選手が選ばれましたね。今まで見逃していたんですが、宮本選手がこれまで選ばれていなかったことにビックリしました。(松井やイチローがもし選ばれるならば、すんなりチームに溶けこめるかどうかは、宮本選手にかかっていると思ってましたので…。)結局、メジャーの選手はほとんど参加しないので、そういう意味でのまとめ役は必要ないかもしれませんが、うまく王監督にかかる負担を分散してくれればいいな、と思います。

  10. ともやん より:

    私も詳しい事は知らないままで漠然と思ってるだけですが…。
    必要な箇所を部分的に鍛えるのではなく、腹筋・背筋等中心部分を主に上下半身のバランスを保つようにトレーニングするのかなあ、って。
    ちょっとズレますが、ぼんやりと以前テレビ番組で言ってた事が思いだされた。
    「手足の冷えを直すには手足だけよりまず体の芯を暖めること。」
    中心がやっぱり大事ってことなんでしょうか。
    更に余談。「体幹 バランス トレーニング」での検索で、『リゾ鳴尾浜』の方に先に興味をひかれた私…。

  11. grayghost より:

    体幹を鍛えるとバランスがよくなるということかな。
    バランスって、意外と大事。
    筋肉番付系の番組や、サスケ系の番組を見ていて、
    野球選手の身体能力の高さには驚きますが、
    それよりも、体操系のアスリートはさらに凄いですよね。
    バランス感覚なんて、人間技とは思えぬほど。
    バランス感覚を鍛えるだけなら、
    アリゾナまで行かなくても…あっ、それは言っちゃいけない(笑)

  12. メル より:

    体幹って単語はたしか「ピラテス」を習った時に聞きました。
    あの赤星選手がハワイで初体験して話題になっていたやつです。そう、フッ、フッ、ハァ?ですね。
    数年前から話題で、スポーツクラブでも人気なのに「初体験」だったとは・・・とびっくりしました。これからも続けたい、と言ってたのでみんなもその影響かな。
    ちゃんと先生に付かないと難しいみたいだし。
    ちなみに、バランスボールは、カープは赤、タイガースは黄色、とグランドで見るのを楽しみにしています。(今日の片付け係は誰だ?とか)

  13. ヤマカズファン より:

    体幹トレーニングについて、以前ラジオで工藤公康投手が話していました。
    うろ覚えだけど、たしかアリゾナでのトレーニングについての説明だったと思います。
    そこにはランディ・ジョンソンなどメジャーの一流選手も来ているんだそうです。
    片方の手のひらをこめかみあたりに当てて、そのままのポーズで横になり、足と肘で体重を支えて背骨をまっすぐに伸ばす。
    この姿勢を1分以上保つのは、最初はとてもきついことだと言っていました。
    体幹が強くなると、5分以上できるようになるそうです。
    おそらく、腹筋、背筋といっても上下方向の筋力だけではなくて、脇腹など斜めに走っている筋肉も強化して、体をひねる運動の能力を高めているんだろうと思いました。
    工藤、ジョンソンという40代で一流を続けている選手のトレーニング法と言えば、多くの選手がやってみたくなるのもわかる気がしますね。

  14. HiRO@zetton05 より:

    体幹…深い話題ですね(笑)
    野球で一番重要なのは足腰の強さ、とよくいわれますが、そのためには股関節の動きを支えているインナーマッスル(深層筋)を強化することが大切だと言われてます。
    そのインナーマッスルは、「腸腰筋(ちょうようきん)」と言って、背骨の左右から骨盤内を通って大腿骨内側に繋がっている、人間の身体の中で一番大きなインナーマッスルです。
    これを鍛えて股関節を上手く安定して使える=足腰が強い、と言うことのようです。
    これは工藤投手あたりがよくいっていますね。
    線が細くても優れた野球選手は、CTスキャンなどで見ると、やはりこの「腸腰筋」が並外れて太いようです。
    ケースバイケースだと思いますが、野球選手が「体幹」と使った場合、この「腸腰筋」のトレーニングを指すケースが多いのではないかと思います。
    ※分かってない選手も多そうですが(苦笑)

  15. torao より:

    わからないことをわからないと表明した上で、ちょっと調べた振りをすると、親切な人が教えてくれる好例だなぁ(笑)。
    to よそゆきさま
    私も宮本は当然選ばれる選手なので、何か理由があって断ったのだろうと思っていました。やはり人間関係のリーダー役は必要だと思うので、加わってくれたのはとてもありがたいことです。
    to ともやんさま
    そう、中心、背骨と骨盤が大切だということでしょうね。
    >『リゾ鳴尾浜』の方に先に興味をひかれた私…。
    あ、そんなのあった?(笑)行ってみたら感想を書いて下さい(笑)。
    grayghostさま
    なんの競技が最強なのかと考えてしまいますが、結局「何をやる場合」という条件がなければまったく無意味なんですよね(笑)。ああいう番組はやってるとついつい見ちゃうんですが(笑)、最後の方になるとCMばっかりになるのと、最後のショットガンダッシュの比重が高すぎるなぁといつも思っています。あと、パワー系は、無関係にやってるし(笑)。
    to メルさま
    ピラテスね、あの満里奈で有名な(笑)。一番中の筋肉を鍛えることで、効率よくダイエットできるとかって話ですね。雑誌かなんか見ながら、ちょっとやろうとしてみたけど、うぎゃあってなって止めました(笑)。
    へー、グラウンドでもバランスボール使うんだ、知らなかった。
    to ヤマカズファンさま
    エクササイズの具体例キター!(笑)その姿勢はつらいでしょう!今度テレビを見る時はいつものだら?っとした姿勢じゃなく、それでやってみっか(絶対無理)。
    いろいろとエクササイズはあるのでしょうが、効率よくピンポイントで鍛えるノウハウがどんどん進歩しているのでしょうね。tacocoさんも時間がかかる退屈な練習だって言っていたし。
    工藤、ジョンソンと言われれば、行きたくなるなる。うん、間違いない(笑)。
    to HiRO@zetton05さま
    野球における体幹、ものすごく具体的な話キター!(笑)
    かなり、理解が深まりました。ほんと、疑問は投げかけてみるもんだなぁ…(笑)。
    最近運動不足なので、来季に向けて、体幹でも鍛えようかな(笑)。
    本当、みなさん、丁寧に教えていただいてありがとうございました!

  16. zero-52 より:

    渡辺俊介がTVで
    「ピッチャーは片足の状態ってほとんどないんですよね。
    だからオフは徹底的に片足でバランス取るトレーニングをしました」
    って言ってたのを聞いて"なるほど"
    軸足のバランス感覚はもちろんですけど、体重移動を支える前足、
    こっちも重要ですね。力を外に逃がしてはいけない。
    なのでバランスディスクを買ってみました。
    なかなか片足で立つのは難しいです。現在の目標は5秒。
    副産物として、表面のデコボコが気持ちいいです(笑)
    エレベーター待ちの間には、怪しまれない程度に片足スクワット。
    今年は頑張ります。
    って俺が頑張っても阪神に何の影響もないけど^^;

  17. torao より:

    to zero-52さま
    現役投手キター!って圧倒的に遅いがな(笑)。
    なんかそう言われてみれば、いろんな人から、このトレーニングは良いよって言われるやつは、みんな腸腰筋に良さそうなものが多いです。バランスディスク良いんだ…デコボコが(笑)。頑張ってね!

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