http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200412/tig2004120605.html
サンスポに掲載の【未来図II】という特集は、プロ野球の構造改革について、様々な角度から分析、提言を行っている。かなり詳細にわたり検討がなされており、そのまま実現してもらいたいと思うほどだ。この日の記事はFAとドラフトの連動についてで、なかなか面白い。
来季から導入されることになった、セ・パ交流戦の日程が発表された。ゴールデンウィーク後半から梅雨時にかかる1ヶ月余りの集中開催だ。パの各チームも対阪神戦ということで観客動員も増え、目の色が変わって来るだろう。白熱した試合を期待する。
金本が自身のHPにて、先日の「秀太らへの激辛エール」報道に対して怒りのコメントを発している。マスコミへの不信感は相当なものがあるようで、「これからは記者の取材には答えるつもりはないので僕の記事やコメントが新聞に載ることは少なくなります」とまで言っている。金本選手よ、気持ちはわかるが許してあげて欲しい。阪神ファンというものは、新聞に例え十分な記述がなくても、「きっと金本はこういう気持ちで、こう言ったのだろうなぁ」と行間を読んでいるし、マスコミに対しても「まったくこの時期の新聞はしょーがねぇなぁ、でも売らなきゃいけないからなぁ」と話半分いや「話1/4」で読んでいるから。ねっ?(笑)
23試合、43 1/3回、1勝1敗、敗防御率3.53、奪った三振42、与えた四死球17。今季の金澤投手の成績である。前半戦一軍定着、敗戦処理、中継ぎ中心になかなか良い投球を続け、夏場の台所が苦しい時期には「谷間」で3試合に先発。特に初先発となった6/18巨人戦では6回被安打4無失点の好投。また8/1巨人戦でも先発し5回途中まで10奪三振、2失点と気迫のこもった好投を見せた。その後も、中継ぎで大車輪の登板だったが、8/29付けでオリンピック帰りの安藤に代わって抹消。以後は「優勝争い」の二軍にとどまった。
いわば「投の秀太」という存在。本人は、「オレをどうするつもりなのか?」という不信、不安で一杯だと思う。しかし金本の言(正確にはわからないが…)のとおり、100人が100人とも金澤の二軍行きをおかしいと思うか?と言われれば…。それが現実だろう。
直球は140km/h台後半、左右に曲がる球、空振りの取れるフォークと持ち球は豊富。課題はスタミナと制球。気持ちで投げる投手だけに、集中力の持続にブレークのカギがある。「目立ちぃ」のおもろいヤツ。なんとなく好きな投手だ。気合入れて精進すれば、自らぶち上げた「先発一本」も夢ではない。
コメント
おはようございます。
金本のHPを観て、「あぁやっぱりな・・」と言う感じでしたね。
こういう風に選手の声が直接届く世の中になってくると、嘘で売ろうとするレベルの低いスポーツ新聞は淘汰されていくんでしょうねぇ。
金澤は、うまいことノセてあげていれば、今年ステップアップできたでしょうねぇ。
巨人戦での先発好投の後、中三日とかで意味不明の中継ぎを強いられ、そして肘の故障と、散々な使われ方でしたから・・
ただ、良い投手なんだけど、頼りになる決め球がない所が痛いところ。(藪っぽい)
先発オンリーとなると、調子の悪い日も長いイニングなんとかしのがなければなりませんからねぇ。
と、反省をこめて、今日はまじめに書いてみました。
金本兄貴沈黙
金本兄貴のコメントが聞けなくなります 兄貴からのメッセージ これからは記者の取…
かつてSカールトンという投手は選手生活の残り8年間を沈黙したという。プライバシーに関する記事が許せなかったのだという。信義に則ったバランスの関係性が壊されると選手にできる抵抗は取材拒否しかないからだ。
昨年のオフ、ゴネる矢野を星野元監督が叱責した(と報道された)とき、あれだけマスコミ対策を万全にしてきた星野SDの叱責は球団サイドへのエールにしかならなかった。そして、今回。金本は「記者会見でバラすなよ」と言ったのではない。「プレーでモノを言え」という記事になった。どん底に突き落されたのは「後輩たち」だ。ここでもバランスが失われる。
金本が弁明することの半分には面映さがあったはず。自分だけイイ子になるつもりなんてなかったのだから。しかし、バランスは失われた。取材拒否には自己への罰則の意味も結果として含まれるのだろう。金本は今、恥ずかしいのだ。
われわれファンには直接、選手の言葉が届かない以上、スポーツ紙という装置を通じた活字に
すがるより他、選手の真意を知る術がない。伊良部がかつて沈黙してしまった時、憶測だけが
徘徊する状況下で彼の居場所はなくなってしまった。
にもかかわらず選手は沈黙してしまう。残念でほかならない。
金本選手にはこれからも誤解を恐れず発信してほしい。
発言の切り取り方で真意をどうとでも捻じ曲げられることを私たちは十分知っている。
マスコミは信じなくともファンは信じてほしい。
to ichikenさま
確かにコレという球はないのですが、どれもそこそこです。これってある意味先発向きだと思います。シモさんのようにのらりくらりと打たれながらも…というやつ。ただ、問題は金澤自身がそれで良いと思っていないこと。決め球でズバッと三振を取りたいと思っているから疲れちゃうんじゃないかな(笑)。
to BSミツルHさま
「自己への罰則」わかるような気もします。去年一年、広島からやって来て勝手の違う部分も多かったと思いますが、金本は実に上手にメディアとつきあっていたように思います。Sカールトンや伊良部、下柳のように「今後一切」とはしないで、十分な自戒がなされたら、また記者たちとの良好な関係を作り直してほしいと思います。こういう時、各紙ではどう対応するんでしょうね?しかるべき役職の人が謝りに行ったりするのでしょうかねぇ?
to いわほーさま
敬愛する清原選手も「記者たちとは絶交組」と聞きます。愉快でさっぱりとした人みたいなので、各方面片が付いたら、また自分の言葉で語ってほしいなぁ。
うーん、金本の気持ちも解るけど捏造ってほどでも無いし
ちょっとメディアも可哀想かも
ただ行間を読める濃い?ファンばかりでは無いので、
一般の人(ウチのオカンとか)だったら金本も怒ってるんだから
秀太が悪い!ってなっちゃいそうですね
でも取材拒否はメディア・選手そしてファンにとって何もいいことは無いので
金本にはメッセージを発信し続けて欲しいもんです
もしも高校生の金本・藤本・赤星・秀太が猛虎学園野球部の練習をサボって部室でマージャンをやってたら…。島野先生に踏み込まれたとき、真っ先に行方をくらますのは金本。次に逃げ足の速いのが藤本。秀太はオロオロするばかりで、問い詰められた赤星は目にいっぱい涙を溜めながらも白状しない…。ふと思い浮かんだ情景でした。何のたとえ? いずれすぐに良い方向へ展開していくような気がするたとえです(?)。(もちろんグランドでは新入生の鳥谷が熱血指導を受け、今岡主将はわれ関せずとケージを独占しています…。)
to shuさま
(笑)。たいがい「おかん」はそういうものなのですね。優等生の言うことは間違いないって(笑)。冬場のスポーツ紙は、ファンタジスタによる夢の世界だって教えてあげましょう。人のこと言えないけど(苦笑)。
記者と自分自身にお灸を据えたら、またいつもの兄貴に戻るかな。
to BSミツルHさま
面白いたとえですね。それぞれのキャラがうまいこと表されています。なんだか懐かしい光景だなぁ。私はサボリもせず、注目もされない普通の部員かな(笑)。
すぐに良い方向へいったらいいな。
こんばんは。
個人的には先発金澤推進派、そして先発牧野推進派なのですが、おっしゃるとおりあと1つの何かが足りない気がしています。それはコントロールかもしれませんし、抜く球かもしれません。
でも素材のよさは折り紙付きですよね?特に金澤選手は年数の割には若いので、1つのきっかけで変わるはず。
来季は右の先発が不確定な感じがするので、谷間でなく、ローテの一角を担えることを期待しています。
to たけさま
こう言ってはなんですが、もうちょっと落ち着いたら良くなるんじゃないかな(笑)。若さが良い方向に出ていないような気がします。金澤が出てくると面白いんだけどなぁ。