http://www.sponichi.co.jp/osaka/base/200501/24/base175632.html
前日の続き(笑)。「藤本が遊撃にこだわる姿勢はいいこと?そらそうよ。まだ何にも決まってへんのやから。新聞がいろいろ書くからや」と岡田監督。珍しく記事に文句をつけた。そうそう、自分の意図と違う書き方をされた時は、反論しないといけない。そしてマスコミ取材の受け方、自分が関西スポーツ紙の中でどういう扱いを受けているのかをよく考えた方が良い。
憶測だが、星野監督時代、スポーツ紙は最高潮に売れただろう。ファン同様、いや経済的事情が絡むだけに、ファン以上に、マスコミの中には「星野復活」を望む声は大きいに違いない。阪神の監督を生かすも殺すも新聞次第という鉄則は今も厳然として生きているのだ。そして現在の関西スポーツ各紙は、岡田監督の味方と言い難いのは確かだ。
もちろん岡田監督にも問題がある。最大の欠点はその語り口ではないだろうか。「そらそうよ」「そんなん、○○よ」「わかっていること」…。何か、傲慢に決めつけているという印象が残る。でも本当にそうなのだろうか。去年、言動や行動がブレたことしばしば。口調とは裏腹に、自信もなく、悩みも多いに違いない。(余談)対極は長嶋氏だろうか。「どうでしょう…○○ではないでしょうか?」字にすれば自信なさそうだが、本人の中ではすべて揺るぎない結論として決まっているに違いない(笑)。伝えたいことをストレートに受け取ってもらうためには、どういう態度で、どういう語り口が効果的なのか。これを考えて徹底させることだって監督の重要な職務だと思う。
今年、戦力面、コーチングスタッフとも昨年より上積みが見込める中で、監督のマスコミ対策も重要課題であることをお忘れなく。
コメント
そらそうよ
先日、ていうか下の記事。
開幕は藤本-鳥谷の二遊間で、という岡田発言について書いた。
書いてから、いろんなサイトを見、TBもいただき、改めて自分のエントリを見ると・・・
批判のつもりで書いたのに、全然批判になってない。むしろ肯定?みたいな。
もっとしっ
そらそうよ。決まってたこと。当たり前。
決めつけ口調はウケが良くないです。
よっぽどのカリスマ性があれば違うと思うけど。
正しいことを言ってても、言い方ひとつで受け取り方も違ってくるし。
職場の、バカな上司を見るにつけそう思います。
岡田よ、お前もやな。
立派な反面教師に囲まれ、私は幸せものです(笑)
まぁ、星野さんは徹底的にマスコミサービスを行いましたからねぇ。
茶話会と称したネタ提供会や、新聞社の顔を立てた広告など。
その信頼関係が根底にあるから、変に湾曲したような記事が少なかったんだと思います。
今、各記者達は、その状態からのギャップで、かなり岡田監督に不満があるんだと思います。
うまい料理を食った後のように舌がこえてるんでしょうねぇ。
岡田監督も自分の発した言葉の影響力をちゃんと考え、言葉の波がどういう波紋を描くか思い描いて欲しいですねぇ・・
まぁ、今更ですが・・
星野監督の≪茶話会≫には憶測記事を封じるという意図があったと解釈しています。「公式見解」でネタを潤沢に提供しておいて、記者がネタに飢えないようにしておく、という取り計らいです。さらに虎番記者には「君たちもタイガースの一員である」とだめを押しておき、揺ぎない≪共犯関係≫を確立することに成功しました。スポーツ記者も≪記者クラブ取材≫は楽でしょうし、虎番になった以上はファンを鞍替えする記者もいるだろうし、職業倫理からしてもタイガースをよく知ろうとするのは当たり前で、そこにワクワクするようなネタがあれば仕事冥利にも尽きるというものでしょう。
そういった手法はベテラン監督の専売特許とばかりは言えず、タイガースというものを公器として扱えば、記者の向こうには自然とファンが見えてくるし、その責任がすべて自分の肩にかかっていることも、形式上の責任でなく、理解できます。星野さんは見かけによらず臆病ですからファンの怖さも、ありがたさと合わせて、よく分かっていたと思います。そして、すべての仕事をやり終えた星野監督は最後の仕上げとして、藤本のベンチを蹴とばしていたんでしょう。
岡田監督はタイガースを私物化しているように見える…。1期目のコーチングスタッフの印象が強いとは思う。藤本・鳥谷問題も引きずっている。選手起用にはあまり実績が反映されない。すべてが「エコヒイキ」に収斂していく…。決めつけ・ひとりよがり・倣岸・不遜に見える…。実力もないのに何をエエカッコしとるんや、という反感…。(何点差か?)ビハインドの最終回。岡田監督が先頭打者を出すにはメディアの向こうにファンがいるということ、そのことを心底、理解するしかないのではないか。彼は見かけによらず楽観的なので(メディア対策も含めて)準備段階が甘い。無い? 消費者には産地直送の新鮮野菜を届けて欲しい。消費者不在で生産者と卸業者がケンカしても仲良しでも、消費者のお腹はいっぱいになりませぬ。
星野監督時代の茶話会は実に上手い手法でしたね。記事のネタ提供とバーターで報道を統制できる。毎日、茶話会で星野さんのにらみが利いている限り、記者もそうそう好き勝手な記事はかけませんわね。書く根性がある記者がいれば見てみたい。(笑)
岡田監督には星野監督時代にこのあたりの術を学んでほしかったのに。残念です。
わたしは岡田監督擁護派を自認しています。少数派でしょうけれど。ゆえにその言動や采配が歯がゆい限りです。とにかく今年一年、岡田監督がどう変貌するのかを興味深く見守って行きたいのです。
to zero-52さま
>そらそうよ。決まってたこと。当たり前。
季節を詠み込んだ見事な一句です。いとおかし(笑)。
「まあそうだな。それは想定していた。それが原因なのだから、結果としてそうなる」と、言い換えるだけでずいぶん違いましょう(笑)
to ichikenさま
「まぁ、今更ですが・・」それをいっちゃあ…(苦笑)。いや、今からでも何か変化があればそれはそれで…ごにょごにょ…。
to BSミツルHさま
いやはや…。もう何と申しましょうか、とにかく「ごもっとも!」。さらに「おなかいっぱい」だけでもダメで、味も良くなければなりませんもの。ichikenさんも言っていたとおり、私たちもう「甘美なあの味」を知ってしまったので…。
あんなに打たれ強かった私ですが、耐久性がずいぶんと低下してしまいましたものね(笑)。
to いわほーさま
茶話会にしても、毎日更新のHPにしても、確かにあの方だからできたこと。それでも単に「二番煎じはイヤだ」とか「オレにはオレのやり方が」という前に、成功者の手法を分析するくらいの謙虚さは欲しかったですよね。
擁護派として、ともに耐えていきましょう(笑)。まぁ私は「なんちゃって擁護派」ですけど(笑)。
関本君逆襲!だから言わんこっちゃない!
関本「オレが二塁」岡田構想逆転に意欲
岡田構想に対して藤本君に続き、当然ながら関本君も2塁スタメン奪取を誓いました。
単純に考えれば、2塁だけならうまい具合に競争意識が芽生えて活性化につながることなのですが・・・
いかんせんこの問題は昨日も書いたよう
あ、補足です。
>「まぁ、今更ですが・・」
と言うのは、「今更言っても無駄」って意味じゃなくて、
「もう一年もやっておられる岡田大先生に、今更こんな基本的なことを言うのも気が引けますが・・」
と言う意味です。
どっちにしろ、「毒」ですが・・ ^^;グフっ
二遊間どうなるんでしょう?関本、藤本、鳥谷にみんな期待しているみたいだけど他に選手に必礼だと思う。僕は沖原、秀太などに期待してますけどね?
to ichikenさま
ああ、なるほど。確かに言葉は違うし、意味も違うのだけど、なんていうか最終的な結論は同じだなぁ(笑)。
to 阪神命さま
お久しぶりです。たぶん明日の記事で書きますが、秀太も沖原もめでたく沖縄行きが決定です。言うとおり、いわゆる「ガチンコトリオ」との差なんて、そんなにないですよね。思うんですけど、コレという個性というか得意技というか、インパクトが欲しいな。