15日の宜野座は雨まじりで、室内中心の練習だったのだけれど、「猛虎キャンプレポート」には掛布雅之氏が初出演で楽しかった。
掛布氏の解説そのもの、言ってること自体は、懐かしくはあるけれど珍しさはない。語り口は日テレの解説時代のまま、松村まっちゃんのモノマネどおり(笑)。しかしコアな阪神ファンしか見ていない特殊なメディアで、昔懐かしい上田次朗氏とともにしゃべるという状況が、掛布氏をかつての「全国・日本テレビの掛布」から、「関西ローカル・阪神タイガースの掛布」に戻してくれたようだった。
掛布氏の解説といえば、日テレのTG戦かGT戦。となると、試合展開以外の話も、「伝統の一戦」についての所感だとか、ミスタータイガース、阪神の4番という重責を担った者だから言いたくなるセリフというのが多かったように思う。「気持ちのこもった素晴らしい勝負を見せて欲しい」これが掛布氏の一番の主張だった。
それはこの日も随所に感じられたけれど、次朗さんとの昔語りは「ミスタータイガース」になることなんてまだ夢の世界だった頃、小さくて細い体の若虎掛布だった頃の話が中心だった。
どこへ移動するにもバット1本は布に巻いて手持ちで運んでいたという話(荷物がはぐれても素振りができるようにだって)、その素振り用のバットは、「憧れのホームラン打者」田淵幸一宅に招かれた時、「バット部屋」から好きなだけ持って行けと言われて3本持ってきた内の1本で、現役15年間素振り用として使い続けたという話、藤田平氏が左打者として打撃のお手本だった話など、今まで掛布氏の口からあまり聞いたことがなかったように思う。私と同じような気持ちで「若虎掛布」も田淵や藤田に憧れの気持ちを持っていたんだということを知って、嬉しい気持ちになった。
ホームラン王を取った時も興奮したけれど、やっぱり「若虎」として下位から3番、そして4番打者へと成長していく掛布を見ている時が一番楽しかった。一番夢中になって背番号31を応援していた。若い選手たちの姿を見ながら、掛布氏もその頃のことを思い出し、語ってくれたのが楽しくて、嬉しかった。
いろいろと苦労のある境遇だった(今も変わらないかも知れない)ようだが、「掛布さん、おかえりなさい」と言いたい気持ちになった。もっとも私は関西に住んだことないので「おかえり」はおかしいのだけれど(笑)。
コメント
嬉しいですね。
夢を咲かせよ 球場の空に~♪
この曲も球団初のヒッティングマーチになったとか何とか・・。
丁度私が野球に興味を持ち始めた頃と、掛布さんがタイガースの中心選手に上り詰める時期が重なってました。
阪神ファンへの導入は江夏投手でしたが、掛布さんと共に野球とタイガースに入り込んでいった感覚です。
まぁ、色々色々と紆余曲折ありまして(笑)今年からSky-Aの解説者となられたそうです。
今まで色んなコーチ等のお誘いもあったそうですが(臨時除く)、自ら断られているそうです。
実績や、解説の中で見せる卓越した打撃理論を見ると、あっても不思議ではないのですが、それでも他球団の
ユニフォームに袖を通さない所を見ると、やっぱり「タイガースで」という思いは強いのかも知れません。
日テレの解説をやられてた事で、「阪神への愛情」に疑問を持つ声もあるようですが「あえて客観視するため」に
ライバル讀賣関連に行ったと言う話も聞きます。
あの方も亡くなられたし、あれから年数も経ちましたからコーチで復帰の道も球団には探って欲しいんですけどねぇ。
お客さんも入りますよぉ。
40分ほどしか見れませんでしたが上田さん掛布さんの語りはホント楽しかったですね。
江夏さんの話や猛ノックの話などなど、ニンマリしながら聞いていました。
お二方はそれぞれ杉浦さんや平さんをお手本にされていたとはちょっぴり意外でした。
上田さんの優しさの中で掛布さんはすごく楽しそうに解説されていたのが印象的でした。
掛布構想「3番鳥谷、4番マートン、5番福留」には驚きましたが、掛布さんの理論を聞いていると不思議と「有り」かなあ!などと思いました。
治朗さんとの、ほのぼのとしたやりとりもなにか懐かしい暖かみのあるものでした。
商売がら、掛布さんの髪の毛が増えたり減ったりするのはちょっと気になりますが、あの理論的な解説が出来る掛布さんには、いずれコーチでも入閣して欲しいです。
「若虎掛布」と聞くだけでワクワクしていたあの頃が蘇ります。
引退騒動の時はミスターの称号ある選手の対し、ありえないような球団の非礼の数々。
にもかかわらず掛布さんの口からは、それ以降も恨み辛みの言葉を一言も耳にすることはなかったような。
私生活での脇の甘さがアダで、その後も球団からは敬遠されてたままの印象の掛布さんですが、打撃コーチとしての適性、力量は相当高い部類だと確信してます。
いつかは縦じま姿で、と願う私のようなオールド・タイガースファンも多いのではないでしょうか。
掛布さん、日テレ解説時代は裏切られたような思いがあって嫌いでしたが、いろいろ事情があったようですね。
田所氏の言葉などを聞いたりしているうちに、阪神への熱い情熱が伝わってきました。
上田さんと一緒の解説面白かったですね。
今日はもうすぐ1時から中日との練習試合、楽しみです!
今日の解説は 松村のものマネが上手いなァと思っていたら 掛布さんご本人でした。
我々の世代にとって 「田淵」と「江夏」というスーパースターが君臨してて 二人が縦縞を脱いだあとに「掛布」が現れて…
昨日 印象に残った解説は「グランドの呼吸」の話。土のグランドにとって雨水を吸い込むことも必要だとか。
鳥谷や新井は どれくらい阪神園芸の方と はなしこんでるのでしょうかね。
若虎掛布の頃が個人的にも純粋にタイガースを応援できてたかな。子供だったし夢があって、藤田平も憧れだった。
やはり4番打つ人はエネルギッシュな人ですね。
先発全員安打て笑いが止まらない(^_^)
これが続いたら…((o(^-^)o))
安芸はどーなんやろ(?_?)
贅沢やけど両方見たいです(^^ゞ
な今日の練習試合をすっかり忘れてました。このコメント欄で教えていただき、3回・4回の猛攻に間に合いました。こんな気持ちのいい攻撃は年に一回あるかないか。(ということは今年はもうこれで終わりなんてことは・・・)
「3番鳥谷、4番マートン、5番福留」は私とぴったり一致しました。4番はマートンしかないと思ってます。
あれがプロ初打席だったかは定かでないけれど、残業帰りの車の中で雑音混じりの朝日放送にかじりついていた。もう試合も終盤で敗色濃厚だったろう。聞き覚えのない代打が告げられた。ほ~高卒ルーキーかいな。ま、ボール球振って三振だろうが。
その若者は悠然と打席に立ち、静かにバットを置いて一塁へ歩いて行った。背中の名前が見えないな~(いや、見ていたわけではないけどね。)
翌朝の新聞で初めて「掛布」という名前を知った。
練習試合があったのか…。 sky・Aスポ+HDの再放送をチェックしよう。
ここまでのキャンプは希望と明るい話題にあふれているようです。
本当にこんな楽しさ・ワクワク感は久しぶりです!
思えば昨秋の藤浪-北條ドラフトから運気が来たような気がします。
掛布氏の台頭してきた時期から阪神を熱心に応援してきた僕としては、
氏が最も輝いていたのは、本塁打王のシーズンでも日本一の年でも
なく、ライバルと目された佐野を完全に押しのけてレギュラーに定着
した昭和51年~53年ころだと思っています。
チーム成績はともかく(53年など球団史上初の最下位!)攻守に溌溂
のプレーぶりは今でもしっかり記憶に刻まれています。
指定強化選手といわれる、北條・西田・中谷・一二三選手らも、年齢だけ
でいえば今年レギュラーポジションを獲得しても何の不思議もない。
選手層はかなり厚くなった我がタイガースにおいて、どん欲に目立って
ほしい…。そんなことを考えています。
こんばんは。
阪神タイガースの選手は全員大好きです。誰をと聞かれると、掛布選手と答えます。
年末のOB戦録画で、その一挙手一投足を特にわくわくして見ていました。数年前のバース氏とのバックスクリーン連続ホームランの挑戦番組を変わらぬバッティングフォームに、食い入る様に見入っていました。
公正なコメント、野球に対する真摯な姿勢、崇高なプロ意識、大好きです。
今、必死にトレーニングに励まれている阪神タイガースの選手の皆様、応援しています!!